大学2年生編



中学1年の時、理科を教えてくれたのは大学卒業したての
講師でした。授業のことは全て忘れたけれど、いつまでも覚えている
話に、北海道は「桃岩荘」の話があります。

「桃岩荘」というのは稚内よりさらに北、礼文島という
たびみたいな形の島の、ユースホステルです。
北海道をユースホステルで旅する「ホステラー」なら
知らない人はいないという有名YH。
先生の学生時代のそこでの思い出話は子供心を打ち、
私はいつかは自分も。。。という気持ちを性懲りも無く
持ちつづけていて、大学2年の夏に初めて訪れたのです。

桃岩荘が有名な理由は色々あるのですが
第一には「北海道三大バ○YH」(○はカタカナ一字)
ということかな。
あとは、昔の鰊漁が盛んだった時代の
漁師(ヤン衆)の番屋?をそのままYHとして使っている
というところ。檜でできていて、2階は建物をぐるっと
一周する形でベッドが並んでいるんです。

稚内からのフェリーを降りるとYHの青いトラックがお出迎え。
荷台に載せられてYHまで。途中のトンネルでここからは「桃岩時間」
とか言って、時計を一時間遅らせろ、と言われます。
その頃はケータイとかなかったから。今は無理だよねえ。
古い話ですネ。
こうすることにより6時起床とかいって5時に叩き起こされる、
という現象が起こります。
夕食後は「桃岩荘」の真骨頂「ミーティング」。
島案内のあとは、歌う、踊る、また歌う、また踊るという
いわゆる乱痴気騒ぎみたいな
楽しい?時間をヘルパー様(YHのアルバイトみたいなもの)たち
と過ごすのです。

翌朝は6時(実は5時)に「石狩挽歌」がYH中おかまいなしに
大音量で流されて、むりやり起床。
その後は礼文島名物「愛とロマンの7時間コース」(ちょっと
ハードなハイキング)のはじまり。

長くなってきたから、後編へ。

誰のために書いてるんだろうね。自分のためかー。

つづく




© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: