高齢者デイサービス


「池袋・デイサービスのこと」


もう6年くらい前になるけど、当時わたくしは夜間の大学で半ば無目的な
学生生活を送ってました。まあ夜学部の学生っていうのは、昼間はたいてい
働いているものなのです。9時5時の会社のバイトとかね。
わたくしもそういったバイトをしてましたけど、週5日も働く根性もなく、
週に何日かは「昼間なにもない日」が設けられていました。

そこで週1で通っていたボランティア先が「デイサービスセンター」。
高齢者の皆様方が通ってらして1日過ごして帰るっていうやつです。
まだ介護保険がなかったけど、ある程度支援の必要な方のくるところだった。
それで、わたくしが何をするかってえと、なんか、「行ってウロウロしてました」
まあ「話相手」か・・・。内容は日によって色々あるんだけど、
民謡、皮細工、踊り、歌、カラオケとか一緒にやります。

ボランティアのいいところは、利用者さん一人ひとりとゆっくり喋っている
時間があることかな。職員だと全体をみなければなりませんからねい。
あまりお話しない人の側でぼうっとしたりしてました。
Aさん「(自分の指輪を見せて)オニキス・・」私「へー」以下沈黙。
私「これ、オニキスなんですか」Aさん「ウン・・」私「へー」以下沈黙。
みたいな感じ。なんのこっちゃ。

1年くらい通ってたけど、就職活動を期にやめました。
やめるとき、「星影のワルツ」を歌った。
歌が好きな人がいて、よく一緒に歌ってた歌だったの。
それで、お別れに何かしたほーがいいかと思って歌った。
よく考えたら恋人と別れる歌なのにねい。










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