シェレグの変な日記

シェレグの変な日記

私がシェレグと名乗る訳




何を隠そう、トップ写真のこのウサギは当時私が付き合っていたイスラエル人の彼氏のプレゼントだ。


ウサギとの出会いはこうだ。



私と彼(ここでは彼の名前を『レヴィ』という仮名にしておこう)は旅行に行った。

道を歩いていると、道端でウサギを売っている人がいた。

子ウサギが寒そうに3、4匹寄り添っていた。

どれも小さくてフワフワで、丸くて、それはそれはかわいかった。


『欲しいなら買ってあげるよ?レヴィチャン、カノジョ、プレゼントォ~、ドデスカ?』


と、レヴィが言った。たいていの会話は英語でやり取りするが、たまにカタコトの日本語が混じる。


少し長めの一週間の旅行の2日目だった。


レヴィと相談したが、やはり持って帰るのが大変だということで諦めた。


・・・つもりだった。

ホテルに戻ってからも、ご飯を食べていようがお風呂に入っていようが、テレビを見ていようが、頭からウサギが離れない。


ウサギファンの方には申し訳ないが、私は生まれてこの方ウサギに興味を持ったことなどない。

犬は飼ったことがあるし、好きだが。


一部始終知っているレヴィに、いかにウサギがかわいかったかを熱弁する。

選挙か、というくらい熱弁する。


『知ってるよ!だから!そんなに欲しいなら買ってあげるっていってんじゃん!!プレゼントォ~。』


ウザがられながら、私は考える。


ちゃんとウサギの一生を見届ける世話ができるのか。

飼い方もよくわからないのに大丈夫なのか。

動物というのはかわいいだけじゃないのだ。


でも、なんとなくあまり大切にされていないような感じで売られていたのを思い出すと心配になる。


“売れなかったら、どうなっちゃうんだろう・・・。”



考えるとゾッとする。


・・・。


これは、もう買うしかない!!!


私は決心した。

一生面倒みてやるぞ。


レヴィに宣言する。


『やっぱりウサギ欲しい!!』


次の日、私たちは昨日ウサギを売っていた場所に向かった。



・・・が。


そこにはもう、小さい小さいウサギたちも、ウサギを売っているオサーンもいなかった。




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