シェレグの変な日記

シェレグの変な日記

出会い




決心して向かったのに、空振りだった。

レヴィが、


『ウサジ、アリマセーン。』


『うん、いないね・・・。っていうかウサジじゃなくてウサギね。』



いないもんは仕方ない。

私はレヴィに、


『もし、ここにいる間に次見つけたらそのときは買う。』


と宣言し、その後旅行を楽しんだ。



6日目。

ブラブラと歩いていると、見覚えのあるオサーンが。

そして子ウサギたちが!!!


私は走って駆け寄り、レヴィに、やったぜ!という顔をする。

なぜかウサギは増えていた。

どれも、今考えると生後2週間といったところだと思う。

普通のペットショップでは売られていないサイズだった。

タバコの箱より小さい。


私は中でも、痩せていて、元気のない、真っ白なウサギを買ってもらった。


“こいつを丈夫に育ててやる・・・!!!”


ウサギをコートのポケットに入れ、ペットショップに向かう。


そこは犬しかいないペットショップだった。

とりあえずこれなんじゃない?と言った感じに、動物用のミルクを勧められる。

それを何個かとスポイトを買う。

ない知恵を絞って考える。


わかんないけど、赤ちゃんだから2時間置きにミルクを飲むだけやる。

ベッドに置いてやるとソローリソローリ歩いて、元気そうだ。


白くて雪ウサギみたいだった。

雪を見たことないレヴィに話して聞かせる。


すると、レヴィが彼の母国語のヘブライ語で


『シェレーグ、シェレグ、ボイ、ボイ。』


となにやら言っている、


『雪ちゃーん、雪ちゃん、おいで、おいで。』


ということだ。


その日、ウサギはシェレグと名づけられ私に飼われることになった。

あれから3年。

シェレグは元気に過ごしている。


愛情こめて、私はここでシェレグと名乗ることにした。


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