やさしい世の中にするために

やさしい世の中にするために

「誰?」という手話


お互いを思う温かい優しい触れ合いの中から生まれた手話だからです。

明治時代、京都で、古河太四郎さんという学校の先生が「京都盲唖院」を作りました。目の見えない子供たちや耳の聞こえない子供たちのための学校でした。
目の見えない子供は、耳の聞こえない(聞き取れる発声ができない)友達をどうしたら誰なのかわかるのでしょう?
背の高さとか顔の感じとかを触って判断したのかな?

目の見えない子供たちは、いろいろなところを確認するために触っているから、手の平が汚れていることが多いです。その汚れた手の平の方で友達の顔を触ると、友達の顔が汚れてしまう。だから、手の甲の方を使って、友達の顔をさすって、だれか判断するようにしていたそうです。優しいよね。

そうして、こんな優しいあったかい行為から生まれたのが、「だれ?」という手話です。 
だから、私は「だれ?」という手話が好きです。

手話のことや、ろう者の歴史、生活を知りたいなって思っている人には、漫画ですが、山本おさむさんの「我が指のオーケストラ」「遥かなる甲子園」「どんぐりの家」、そして描かれている視線がいつも優しい軽部潤子さんの「君の手がささやいている」すっごくお薦めです。菅野美穂ちゃんと武田真治さんでドラマ化されてたね。
漫画の方、ぜひぜひ見てみてくださいね。ティッシュ横に置いておいてください。感動するよ~~。


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