その３

３日目　ビーチ三昧！

♪どこにしようかなぁ・・・

実は昨日の夜から少し頭痛がしている。
今日になってもまだ直らない。こんなことめずらしい。
いままで旅行中にしんどくなったことなんか・・・
あ、あったあった！
イタリアに行ったときプラダでレジに１時間並んで熱出したことあったわ。情けない・・・
部屋でゆっくり休もうかなとちらっと思ったけれど、せっかくやしそれはすごくもったいないよなぁ・・・

とりあえずご飯。
ここのホテルは朝食をテラスでとるのです。
レストランのような施設はなく、フロントの奥にちょっとしたカウンターがあって
そこにパンやらシリアル、ヨーグルト、ジュースなどが並べられている。

一番のお気に入りはマーブルチョコのパウンドケーキみたいなのとヨーグルト！
こっちのヨーグルトって結構硬い感じ。スプーンですくってもなかなかお皿に落ちないような。
それにハチミツをどっぷりかけて食べるのがむちゃくちゃおいしかった！

鎮痛剤を飲んで、それから海に行くことに。

昨日も寝る前にどこにいくかいろいろと悩みましたが
ミコノスならやっぱりここに行っとかなくちゃ、という
『パラダイスビーチ』へひとまずは行くことにしました。

タクシーを降りた道まで坂をあがって、ほとんど車道という道を南のバス停まで１０分弱。
道沿いにはバイクのレンタルのお店が立ち並ぶ。
声をかけてはくれたんだけどねぇ・・・国際免許なんて持ってきてないしな。
たとえ持ってきてたとしても、日本と逆だから運転するの怖い！

バス停といっても駐車場みたいなところにバスが何台か駐車されているようなところ。
時刻表も見逃してしまいそうな小さな黒板にチョークで書かれている（＾＾；
見ると『パラダイスビーチ』行きのバスはさっき出たばっかり！
次は１２時までない。３０分も待たなきゃ・・・
とりあえずお水を買って考える。
お店から出てくるとまた別のバスがとまっていた。
『プラティ・ギャロス』行き。これにしようか、とプラティ・ギャロスに変更！
運賃は１人０．８ユーロ（約９６円。激安！）。
ここから６キロほどということで、１０分もかからず到着しました。

♪まずはプラティ・ギャロス　　　　　

プラティ・ギャロスはミコノス島の南（やや西より）に位置したビーチ。

バスを降りるとすぐ目の前にビーチが広がる。
実はこのプラティ・ギャロス、ガイドブックによるとビーチとしてよりも
ここから出向するパラダイスビーチ、スーパーパラダイスビーチ行きの
船乗り場としての方が有名だそう。
海に向かって右手にボート乗り場、左手にビーチが広がる。

これがエーゲ海なのねん！と思えるエメラルドグリーンの海。
ほとんど雲のない青い空。海を囲むようにぽつぽつとたつ白い家。
そしてビーチにはパラソルとサンベッドがきれいに並べられている。
もうサイコーですっ！！！

早速ビーチ入口にある海の家のお兄ちゃんが声をかけてくる。
あ、海の家といっても日本のそれよりはずっと立派で
オープンカフェのような、テラスで食事できるお店がずらっと並んでいる。
お兄ちゃんいわく「手前はパラソル＆サンベッドは無料。奥は４ユーロだよ、なんたらかんたら・・・」
（私にはもう理解不能・・・）
まあ、とりあえず奥まで行ってみませう。
何人にも「Ｈｅｌｌｏ！」と声をかけられ客引きに会う。
なかには「イカ、タコ、タラ・・・」と声をかけてくるところも（＾＾；

奥のほうで空いているところを見つけ、そこにバスタオルをひいて場所を取る。
（おけちな私たち（＾＾；でも、ほかにも何人かいてたよ。けどだいたいはベッドで横になっていた）

友達は早速海へ。
私はしばらく寝転がってガイドブックを読みふけっていた。

海に入っている人は数人でほとんどがビーチでゆっくりとペーパーバッグを読んだり日光浴をしたり・・・

なかにはトップレスの人も数名（（（（*ノノ）ｷｬｯ

頭痛も少しましになり、あがってきていた友達と共に海へ。
友達は「水の中はあったかいよ」といってたけどそれでもやっぱりちょっとちめたい。
恥ずかしながらカナヅチなので足のつくところでしか泳げなかったけど
すっごくすっごく気持ちよかった！
水中用のカメラを持ってきてくれてたので写真を撮ったり、ぷかぷか浮いたり・・・

私が出た後も友達はしばらく泳いでいたけど喉が渇いたなあということで
真ん中辺りにあるレストランへ。（これも迷ってなかなか決められず）
少しおなかがすいていたけど、今食べると夜食べれそうにないので、
ハニーナッツクレープと、ミルクシェイク、ミックスジュース？を頼む。
１５ユーロぐらいだったかな？

ビーチの奥のほうは小高い丘というか崖みたいになっており、どうやら東へ道が続いているよう。
地図を見るとこの道を海沿いに行けば他のビーチに行けそうなので
２人とも歩くの好きだし歩いていってみることにしました。

この崖の上から撮った写真があるのだけどビーチが一望できてすっごくきれいでした。
（ＵＰしたいのは山々なのですが醜いものが写っているので、できません・・・）

♪ビーチをぶらぶら・・・

坂道を登ると矢印でパラガ・ビーチは右、とある。
それもスプレーペンキみたいなので書いてあるし（＾＾；

崖のように切り立った海岸づたいの道を歩いているといつのまにか舗装された道路に出る。
海もこの道からは見えなくて、畑の真ん中を通るような感じ。
歩いている人は誰もいない。
しばらくすると、小さなビーチが。ガイドブックに名前は載っていなかったけど、
「Ｗｅｌｃｏｍｅ　ｔｏ　～」と大きい看板があったのを覚えている。

そのビーチを右手にまたしばらく歩く。
と、駐車場みたいなだだっ広い空き地に出た。けれど道はここを突っ切っていくしかない。
すると駐車場を抜けた左手にビーチが広がっている。木がたくさん植わっていて見えなかったのだ（＾＾；
むこうからもおじいちゃんが歩いてくる。水着かな？
「ああ、おじいちゃんも泳がはるのね・・・」
なあんてほほえましく思って、近づくおじいちゃんをみると・・・
ぎぇっ、すっぽんぽんやん！
おじいちゃんの股のあたりでナニかがぷらぷら～～～～

「ここでは普通やもんね。気にしない気にしない・・・」
と落ち着こうと、ビーチの方へ行くことにする。
ビーチにあるサンベッドには「パラガ」と書かれている。
よかったよかった、パラガ・ビーチ到着や！と喜ぶのもつかのまだった。

ガイドブックには「泳ぐ以外なにひとつないところ。静かなのが好きな人向き」
といかにも普通のビーチであるかのような記述だったのに、プラティ・ギャロスにくらべ
ヌーディストが多い！おっちゃんのはだかだらけ！

まあ、プラティ・ギャロスはヌーディストビーチではなかったのかもしれないけど、
確かにこのビーチは静かだけど、
せめてヌーディストビーチだということを書いといてよ！地球の○き方！

ビーチはこじんまりとしていたけれど海はこっちの方がきれいかも。
早くこのビーチから抜け出したいと思うのだけど、友達はゆうゆうと泳いでいた。
ふぇ～～ん、早く帰ってきて～～～～o(＞＜)o

まあ、みんなフツーにのんびりされているのでどうこういうことはないのだけれど
やっぱりいち日本人としてはドキドキのビーチでした。

おっちゃんにびっくりした～としゃべりながら、海岸を右手にまたずうっと歩く。

すると目の前に野原がひろがり、左手には歩いてきた道と同じくアスファルトが続く。
右手に海岸が見えていることだしこのまま突っ切ろうということで
野原の方に入っていくと、眼下にはパラダイスビーチが広がっていた。
音楽もガンガンにかかっていたし、ビーチお決まりのサンベッド＆パラソルも並べられている。
これはぜったいパラダイスビーチ。

この野原は本当に崖の上にあり、ビーチまで中腰になりながら慎重に降りていかないといけなかった。
ビーチの奥にあたるところに無事到着。

音楽はどうやら野外ディスコのようなところでかかっており、
ノリノリ（死語）の外国人の若者がいっぱい踊っていた。
ご飯を食べるところも今までのビーチと比べてやっぱり違う。
このビーチがミコノスのメインなんだろうな、とおもえるような・・・

ここは私的にはあわなかったです。
人は一杯やし、音楽ガンガンやし、なにより若者だらけ。

他のビーチは仲のよい老夫婦などもいてましたがここは・・・
わたしだけかもしれないけど外国人のノリみたいなのが必要なところだと思った。

まあ、時間があったらちょっときてみるのもいいかもってかんじかな？
ここではさすがに友達も泳がず、雰囲気を堪能するだけでビーチを出ました。

ちょっと歩くとバス乗り場があり、無事朝の南のバス停へ戻ることができました。
バスはほんと、若者だらけでした。
私の横に立っていたのはおじいだったけど（＾＾；

♪ロブスターを求めて・・・

ホテルに戻ってお風呂に入り、ベランダに水着をほして（＾＾；
ちょっと遅くなったけれど晩ご飯を食べにタウンのほうへ。
ミコノス最後だし、何か海の幸が食べたいということで、普段なら食べられない
ロブスターを食べようか、という話になった。

８時を回っているけど、タウンはまだまだこれからというかんじ。
昨日も書いたけれど、昼よりも夜のほうが絶対人口が増えている。

ご飯を食べに行く前に私のリクエストでタクシー・スクエアのすぐ近くにある
『アレクシス』というギロのお店でギロ・ピタを食べた。

ギロ・ピタとは・・・
逆三角形のギロ（お肉）の塊をぐるぐるまわしながら店頭で焼いていて、
これを包丁などでそぎ落とし、やや厚めのクレープ状のピタ（パンみたいなもの）
にはさんで食べるもの。
タマネギ、レタス、トマト、ヨーグルト・ソースなどとともにはさむ。

ちょっとしたおやつって感じでむちゃおいしかった。
１つ１．５ユーロ（１８０円ぐらい）。日本じゃこの値段では食べられないと思う。
プレートとかもあってそれにはポテトフライなどもついていた。
ギロのお店は他にもいくつかあるんだけど、ここのお店が一番古いんだって。

そのあとロブスター探しにタウン内をうろうろ。

たいていのお店は外にメニューが置かれていて、
それをみて食べたいものがあるかとか、お値段はどうかとか自由に見ることができる。
でもやっぱりロブスターは高い！
１キロいくらで表示されているところが多いのだけど、１人当たり４，５０００円が相場のよう。

むむむ・・・
旅行は始まったばかりだし、こんな早くから暴走してもいいのだろうか・・・
でも、やっぱり普段食べられないし、との思いが強く、他のお店もいろいろと見て回る。
タウン内はほんと、迷路みたいなので地図を片手に一軒一軒見て回った。

左・・・タウン内のネコ。『ま、まぶしい・・・』
右・・・しっぽの先がふさふさです。

レストラン『エデン』の近くの路地。人ひとりがやっと通れそうなところ。
この路地を通り反対側まで行ってお互いを撮りあいました。途中で支えず通れてよかった・・・
ちなみに『エデン』のロブスターも高い・・・

３，４０分ほどお店を見てまわり結局『エヴァズ・ガーデン』にした。

ここのお店は外にメニューがなくて、ないねえ、ときょろきょろしてたら、店番みたいなおじいちゃんが
おいでおいでってする。どうやらこの店にすると勘違いしたみたいでお店の中に連れて行かれた。
そこでメニューを見せてくれと頼み、確認。
まず、ロブスター。
んんん・・・たしか１キロ６５か７０ユーロぐらいしたと思う。（８０００円前後）
それでもさっき見たところよりは安かったので、もう中に入っちゃったしここにすることに。
時間も１０時回ってるし（＾＾；

お店は中と外に席があり、外のテーブルがあいていたのでそちらに通された。
スキンへッドのお兄ちゃんがオーダーをききに来る。
グラスワインの白とおすすめと言われたベイクド・マッシュルームとロブスターにした。

ベイクド・マッシュルームは・・・（＾＾；
お皿に焼かれたでかいマッシュルームが２つボンッボンッとのっていて
それにバターを溶かしたようなソースがかけてあるだけ・・・

私でも作れそうな・・・
これ、たしか１０００円ぐらいしたような気がするんですけど・・・

そして！待ちに待ったロブスター！！
大きいのが２匹、お皿にでーんとのっかっていました。
ぷりぷりしてておいしかった！
が、付け合せのスパゲティがちょっと柔らかすぎかも。しかも山盛りやし。

ロブスター、あんまり食べるところがないなあと思ってたら、お姉ちゃんが
ロブスターのはさみの部分などあちこち指さして「Ｉｎｓｉｄｅ、Ｉｎｓｉｄｅ」と教えてくれる。
パンでおなかがいっぱいだったんだけど、教えてくれているのに食べないわけにはいかない。
専用のはさみを使って「み」をほじくって食べる。
はさみを使っても手はべたべた。トマトソースのにおいが・・・
なかなか「み」も取れないしもういいや～と思って一休みしてたら
また「Ｉｎｓｉｄｅ、Ｉｎｓｉｄｅ」ってゆーてくるし。何回いわれたことか。
そのたびに食べてたから、もうかなりおなかがいっぱいになっていた。
友達ははやばやと食べるのをやめてたし（＾＾；

ここってどちらかというと高級レストランなのにフィンガーボールがない。
なんでないんやろ？と不思議に思ってたら「Ｆｉｎｉｓｈ？」
とかゆーてロブスターを下げた後に持ってきた。
遅いっちゅーねん！普通は一緒に持ってくるんじゃないのか？

怪しげな音楽に聞き入っているとスキンヘッドのお兄ちゃんが「写真撮ろうか？」といってくるので
ロブスターあるときに撮ってよ、とか思いつつ友達がカメラ渡そうとしたら
友達と私を撮ってくれるのではなく、なぜか私とそのにーちゃんの写真を
友達に撮ってもらおうとしていた（￣□￣；）

結局２人で１００ユーロ強でした。むむむ・・・

眠いなぁと思って時計を見ると、日付が変わっていてびっくり！
でも、まだ何組かお客さんがいるのよね、みんな男だったけど＾＾

タウン内も１２時をすぎているとは思えないぐらい人がいてて、ここは夜に来なくちゃと思った。
昼間はビーチに行ってのんびりして、夜は遅くまでご飯食べたりお酒を飲んだり・・・
時間は関係ないなあ、ここでは。

エヴァ