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本能寺の変431年目の真実発句 時は今あめが下なる五月かな挙句 国々は猶のどかなるとき名門・土岐明智氏の行く末に危機感を抱いていた光秀。信長の四国征伐がさらに彼を追いこんでゆく。ところが、絶望する光秀の前に、天才・信長自身が張りめぐらした策謀が、千載一遇のチャンスを与えた!なぜ光秀は信長を討ったのか。背後に隠された驚くべき状況と、すべてを操る男の存在とは!?新事実をもとに日本史最大のクーデターの真実に迫る、壮大な歴史捜査ドキュメント!僕は学生時代のときに読んだ記事に感銘を受け、以来吉田松陰先生のことを尊敬しているのですが、僕なんかよりよっぽど歴史小説やらを読んでいた父親にそのことを話すと、何で吉田松陰やねんと言われたことがあります。たまたま今年の大河ドラマでは松陰先生の妹である文が主人公でもあるため、かなりフィクションが多い作品ながらも吉田松陰という人物がどうあったのかというのをこれで知った方も多いと思いますが、えてして通り一遍の教育では書き様によってはその人物や出来事の評価は白黒はっきりわかれると常々思っていました。歴史は勝者によって作られるとはよく言われる話ですが、それは戦いのあった時代だけでなく、現代でも教育によって左右されるもので、時代によって作られるものであり、その偏った見方を植え付けられたものを元に戻すのは簡単なことではないと思います。そんな誰もが抱く明智光秀のイメージというものを、地道な捜査と考証によって本来の姿として解き明かしたものが本書であり、かなり回りくどく書かれているのでもう少し簡略化すればもっと読みやすいかと思うのですが、これまで歴史学者が唱えてきた仮説の数々の謎も一気に霧が晴れるように明確に語り明かされていたのには、これまでにない新たな光秀像へと塗り替えられるものでした。本書によって語られた本能寺の変の真相が正しいのかどうかは今後の研究によるものだと思いますが、1つの可能性として歴史好きな方はぜひとも読むべき一冊だと思います。
2015.08.14
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アイアンマン3 MovieNEX今僕の隣で眠るのは…、心を持った人だ“アベンジャーズ”の一員としてヒーローたちと手を組み、人類滅亡の危機を回避したトニー・スターク。だが、この戦いは彼の心に大きな影を落とし、何かに取り憑かれたように新型アイアンマン・スーツの開発に没頭する。そして最新の“マーク42”を完成させるものの、心身共に疲弊していくトニー。一方、巷では凶悪テロリスト“マンダリン”による爆破テロが連続発生していた。また、かつてトニーと対面した科学者キリアンが驚異的発明を手に再び姿を現わす。そんな中、トニーの自宅がマンダリンによって襲撃される事態に。窮地に立たされながらもアイアンマン・スーツを駆使し、冷徹な一味の陰謀を食い止めるべく立ち向かうトニーだが…。正直な感想を言わせていただきますと、非常にやられた感満載だった作品でした…、ってこういうと語弊があるかもしれませんが、やられたっていうのは僕の後輩くんにです。というのもその後輩くん、家ではWOWOWを見てたり映画館に通ったりとかなりの映画通でして、この前一緒に店回りをしたときたまたま公開したばかりの「アベンジャーズ」続編の話になったんです。まだ「アベンジャーズ」すら見たことがなかった僕は後輩くんにどうなん?とアイアンマン2からの流れを解説してもらいますと「アベンジャーズ」からは他のマーベル作品を踏まえた上で見たほうが楽しめると言ってたのに対して、アイアンマン3は「アベンジャーズ」とは関係のない作品だから見てなくても大丈夫と言われたので前に地上波で放送されていた「アベンジャーズ」は録画したまま本作を見ますと…。いきなりオープニングからスーツ依存症にパニック障害、さらには街に出るとエイリアンだの何だのと、自信満々だった前作のラストから続きとして僕の中では繋がらず、さっぱり話が見えずに戸惑ってしまいました。人が変わったくらいに擦り切れたトニーを見て、後輩くんにやられたと思いつつも、見始めた以上は続きが気になってしまうのが人の性、というわけでそのまま見終えた感想としましては、僕の中でのアイアンマンシリーズといえば爽快感溢れる映画ってイメージだったのですが、本作は負のオーラ漂う等身大の映画でした。僕的にはこういう生身を感じるダメダメな主人公というのは結構好きなので、思いのほか楽しむことが出来たのですが、ちょっと敵役の組織がもう何でもありになりすぎていたのがやりすぎかなと。ですが見ているうちに、あえてこれまでのように敵をロボットにしなかったことでの対比を狙ったのか、僕の中ではトニーがオズの魔法使いに出てくるブリキ男のように見えてきたのがとても印象的でした。
2015.08.07
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4月にあった法人さんの担当替により僕は兵庫西エリアを担当しているのですが、この法人さんは今までの法人さんよりも担当エリアが広く、東は静岡までの東海エリアに北は北陸、西は岡山から徳島までとかなりの広範囲に及んでいます。うちの会社が担当する他の法人さんのエリアは、基本的に和歌山を除く近畿地方がメインですから、その広大さはこれまでの僕からすれば未知の世界のものであったりするのですが、当然ながら近畿以外を担当している地方の同僚から助っ人としてヘルプを言われるわけで。今回は近畿地方は近畿地方ですが、兵庫北エリアを担当している方のお手伝いをしに行ってきまして、たまたま福知山のほうに行くということだったので、せっかく行くのですから福知山城を見たいとわがままを言うと、休憩がてら寄ろうということで、さくっと福知山城を見に行ってきました。いやはや、以前も福知山城には行ったことがありましたが、何度来てもこの福知山城公園から見上げるお城の姿は感慨深いものがあります。前に来たときもここからの写真を撮ったのですが、夕暮れだったために逆光で撮り損ねてしまい、何が何だかさっぱりわからない写真しか残っていなかったのですから、この達成感と言ったら。さすがに仕事中だったので、中まで見学せず橋の上から福知山城を見るだけにしましたが、それでもお城を見れたというのは僕にとってこの上ないエナジーチャージであり、この後の仕事が捗ったのは言うまでもありません…、って本当かな?
2014.10.27
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みなさん、味噌は好きですか?みなさん、カレーは好きですか?みなさん、牛乳は好きですか?みなさん、大好物な食べ物がいくつかあると思いますが、それらをひとつにまとめて食べるとどんな味がするか、想像出来るでしょうか?たとえば僕は、唐揚げと明太子と焼酎がこの上なく好きなのですが、これらをひとつの料理にして食べるとなると、微塵も美味しそうに思えないどころか、むしろノーサンキューな感じです。それらを別々に食べて胃の中で一緒になるのは大歓迎なのに、一緒くたの料理ではダメダメというのも考えてみれば不思議な話ですが、それが人の味覚といいますか、食の好みの奥深いところです。しかし僕は今日、そんな食の常識を覆す幻の新しい三位一体を具現化した、ラーメンに出会ったのです!その名も、味噌カレー牛乳ラーメン!!ラーメンに味噌とカレーと牛乳のコラボって、一体全体どんな味なのか、まったくもって想像つかないこの一品。むしろラーメンのジャンル的にはそもそものベースが味噌ラーメンなのか、カレーラーメンなのか、それとも牛乳ラーメンなのか、北国である青森名物なだけにそのどれでもありそうな強烈なインパクトのあるラーメンを一口すすりますと。僕的には前衛的な現代音楽である不協和音の味を想像していたのですが、カレーの辛さに牛乳のまろやかさ、そして味噌によりコクが際立つという、そのどれもが口の中で邪魔をしない絶妙なハーモニーの味に、思わず感動してしまいました。この感動はまさに、牛骨ラーメンを食べたとき以来のもので、どうしても僕はこってり好きなので味的にはそこまでとは言いませんが、これまで味わったことのないとても美味しい新感覚のラーメンでした。今日は昨日に引き続き東北旅行の2日目、朝イチ久保田城へ行き、せっかくだから秋田城へと行こうと思ったのですが、帰りのフライトは青森発で戻らないと時間的に微妙ということで久保田城だけで空港へと帰ることに。そんな不完全燃焼なモヤッと感満載で食べたラーメンだっただけにその味は格別で、終わりよければ全て良しではないですが、大満足で大満喫出来た2日間の東北旅行でした。
2014.09.18
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このゲートを通ると、その先にはまだ見ぬ世界が広がっているんだ。さぁ、勇気を出して明日へと飛び出そう!と足を踏み出した途端、ピンポーンと嫌な音がなり、目前にいた係員の人にこっちへ来てくださいと脇へ連れて行かれたここは保安検査場。飛行機に乗るなんて滅多になく、これまでも何度か検査場ではブザーを鳴らしてきた僕は今度こそとの思いも届かず鳴らしてしまったのですが、よくよく聞くと僕が探知機に引っかかったのではなく、僕の手荷物が引っかかったそうで。そんな大層なものを持ってきたかなとショルダーバックを改めてみると、僕も失念していたのですが薬を入れているポーチから出るわ出るわ、ライターが6本ほど。出先でライターを落とすことがあるので、いつも持ち歩いているポーチに予備で入れていたのですが、まさかそんなに入ってるとは思わず、機内にライター持ち込み禁止なんてすっかり忘れていた僕は、交渉してみたのですが当然ながら通るわけもなく1本を残して全部没収されてしましました。先に無事通過した今回飛行機初搭乗の名乗らんさんがそのやり取りを大笑いしながら見てまして、まさか出発前の朝イチからトラブルが起こるとは予想の斜め上を行く幕開けとなったのでした。今回のお城ツアーは初の泊まりでの遠征、東北へ1泊2日の旅。前々からお城のニュースに、弘前城の本丸石垣修理の記事がありまして来年の夏から天守を移動して石垣解体修理の工事に10年もかかるというのを見ますと、これは今のうちに見とかなければと行くことに。いきなり出足から躓いてしまいましたが、それからはこれというトラブルもなく大阪から飛行機に乗ること1時間半、無事青森空港へと到着しました。空港でレンタカーをチャーターし、まずは今回のツアーのメインである弘前城へと出発しました。東門から入り、本丸を目指しますと内濠沿いに天守が見えてきたのですが、弘前城といえば下乗橋越しに見る天守が有名なアングル。いやはや、桜の季節ではないにせよ、これほど天守が映える構図というのもなかなか素晴らしいものです。この本丸は石垣で作られていましたが、基本的に全体の縄張が土塁で囲まれているせいか、それともシーズン的に鬱蒼と草木が生い茂っているせいか、どうにも暗く感じてしまいがちな中、アクセントとして目を引く赤い欄干の橋はとても印象的でした。天守を見た後は、北の郭を通り二の丸で丑寅櫓、辰巳櫓、未申櫓を順に見て回り、それから三の丸を抜け追手門から外に出たところの広場でマグカツドッグを発見、ちょうど小腹が空いたところだったので堪能したところ、時刻を見ると気が付けば12時半。ツアーの醍醐味として今回もグルメをいろいろ調べていたのですが、今日はあとお城を2つ行く予定だったので時間的な制限から弘前で食べていこうと泣く泣く断念、とりあえず感満載な津軽らぁめんを食して次の目的地である根城へと向かいました。予定より少し遅れて15時前に根城へ到着、ぶっちゃけ根城は南北朝時代のお城なので戦国期のお城ほど見て回るところはないため、このペースなら最後の盛岡城もゆっくり見れるなぁと思っていたところにまさかの刺客が。僕らのお城ツアーは基本的に日本100名城をベースにしていまして、各城にあるそのスタンプを集めているので今回ももらおうとボランティアガイドハウス受付に行ったところ、応対してくれたおじさんがどこから来なすったという質問に大阪からと答えると、なんとそのおじさんの娘さんは大阪へ嫁いでいるのとか。これも何かの縁だと、おじさんが張り切って根城の説明をしようとしてくれたのですが、次のお城への時間も押してることなのでさわりだけでとお願いしたところ、がっつり語ること30分強…。本家筋と分家筋の家督争いや、城跡内にあるお墓の話など面白かったのは面白く、その基礎知識があって城内を散策するとかなり楽しめたのですが、それから車をブッ飛ばして盛岡に着いたのは18時。この季節の大阪ならまだ18時でも十分に明るいのですが、まさか緯度が変わればこんなに変わるものなのか、着いたときにはすでに辺りは真っ暗でした…、がくっ。ちなみに僕の携帯カメラは夜間は全然ダメダメなので、ここからの写真提供は名乗らんさんとなりますのであしからず。これだけ暗くなってしまっては後先はあまり関係ないだろうと、盛岡で行ってみたいところのひとつである石割桜を見に行きました。台詞では聞いていたのですが、いざ実物を見ますとその迫力といいますか、力強い存在感は半端なく、ぜひとも次は桜の季節にもう一度見に来たいと思えるものでした。それから盛岡城へと引き返し、下曲輪から三の丸へと登ろうとしたときに石垣を発見。先ほど根城でおじさんにがっつり語られた中にはとても興味深い話があり、盛岡城の石垣のことも教えてくれていたのでじっくり見ますと、確かにおじさんの言うとおりでした。曰く、弘前城の本丸石垣修理が新聞では話題になっていますが、盛岡城の石垣のほうがかなり膨らんでいていまにも崩れそうで危ないと。この写真からは伝わるかどうかはわかりませんが、実際目の当たりにしますとその膨らみ具合はすごかったです。盛岡城跡は現在、岩手公園となっているのですが、辺りには街灯もなく真っ暗闇の中を携帯のライトを頼りに進んでいきますと、ちょうど二の丸から本丸へと渡る橋を見つけたとき、この見事な縄張の美しさに感動してしまいました。上の写真は二の丸から、下の写真は本丸を下りてからの写真になるのですが、いかに街灯がないかがおわかりいただけるかと…、もとい真っ暗な中で見るのがあまりにもったいなさすぎるお城で、ぜひとも次こそは明るいうちにじっくりと園内を散策しようと思える城跡でした。盛岡に来たならやはり外せないのはわんこそば、というわけで名乗らんさんとわんこそばを食べに行き、そこからホテルのある秋田へと向かい、長いようで短く充実した1日目が終了いたしました。
2014.09.17
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前々から気になっていたのですが、僕が仕事で担当しています兵庫西エリアで最遠方の、兵庫県宍粟市は山崎町にあるお店の駐車場から出るとき、いつもひとつの石碑が目に入っていました。城好きの僕としては、そこに城がある限り見に行かなくてはという気持ちでこの石碑に気付いて以来うずうずとしてはいたのですが、最遠方なため時間的な問題からさすがに仕事ついでに近辺を散策する訳にもいかず。どうしたものかと思っていましたら、たまたまこのお店でイベントをする企画が通りましたので、9時朝礼に間に合うよう早めに到着して、念願の鹿沢城を見に行ってきました。搦手の石碑があるなら大手の石碑もあるだろうと、その辺りを車で走らせますと、案の定あっさりといつもそこまで行かない通り沿いに見つかったのですぐさま突撃。勢いで突っ込んだものの、少し入り組んだところに城跡はあり駐車場は見つからなかったのですが、見た感じ城跡にある資料館の併設施設である図書館の青空駐車場がありましたので、そこへお邪魔して散策することにしました。全く前知識がないままに城跡に来たのでてっきり鹿沢城とばかり思っていましたが、どうやらこの城跡は正式な名称を山崎城というようで、案内板には山崎陣屋とも書かれていましたがひょっとして今話題の軍師官兵衛に登場する山崎城!?と思うと自然とテンションが上がりながら城跡に入ることに。いやはや、これまでも何度も書いてきましたが、基本的にお城巡りといいますと日本城郭協会が選定した日本100名城をベースに見てまして、そこに選ばれてないお城となるとどうしてもついでに行くとなってしまうので見落としがちですが、その価値観を一転させるような素晴らしい城跡でした。天守跡があるわけでも、際立った遺構があるというわけでもないのですが、ただそこにあるという存在感が半端なく、早朝だったということもあり静謐さに包まれた中で見れたのがとても良かったです。全国各地にあるお城の数からいいますと、まだまだ見たとはいえない数しか行けてない僕なので、どうしてもその筋の機関が推薦しているお城へ行きがちになってしまいますが、自分の好みはまた別物で鹿沢城のような隠れた名城というのはまだまだあると思いますので、これからもどんどん有名どころに絡めてマイナーのお城も行って、新しい発見をしてきたいです。
2014.09.07
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やるほうもやられるほうも、所詮そういう類だということ今回のスペシャルドラマを見て、僕の正直な感想を言わせていただくとすれば、傑作に成り損なった佳作という印象でした。今までも必殺シリーズは見てきましたが、僕が見てきた中で一番練り上げられた状況ではないかと思える仇討ち屋、それも幕府公認となり裏稼業が表稼業となった世界での連綿と続く恨みの晴らし合い。これほどカオスな状況はなく、それを画策した老中の思惑どおり臭いものには臭いもので蓋をするその手腕はこれまでの発想にはなく、仕事人たちもその仇討ち屋たちとの戦いに巻き込まれれば、どうクライマックスを迎えるのかとドキドキしたのですが…。収束は突然で、老中の暴走による仕事人による始末となり、ここまで大きく風呂敷を広げたのに最後は巾着で収めたエンディングにはどうにも納得いかず。一度ネタとして取り上げてしまった以上、この切り口からのアプローチでは新作を作れなくなったと思うと、もったいなくて仕方のない作品でした。
2014.08.09
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月イチ恒例でお城ツアーをしている僕ですが、行くお城の候補としてベースにしている日本100名城というものがあります。日本城郭協会が公募によって制定した、いわば厳選されたお城ということでその中から行きたいお城を選んで起点とし、付近にあるお城を見て回るという感じで予定を立てて行っているのですが、基本的に日帰りでツアーを組んでますと行ける範囲も限られてくるもので。いくつか漏れはありますが、関西から日帰りで行けそうなお城はかなり行き尽くした感がありましたので、今回は100名城にこだわらず織田信長にゆかりのお城へ行こうと名乗らんさんと愛知県のお城へ行ってきました。…はずだったのですが、待ち合わせの7時に名乗らんさんに会うなり墨俣城へ行くと言われてしまいました。どうやら信長ゆかりのお城だけでは時間を持て余すらしく、急遽予定を変更して墨俣城と大垣城へも行くことになったのですが、タイムスケジュールは名乗らんさんに任せていましたし、僕的には見たことのないお城へ行くのは全然ウェルカムだったので岐阜県へと向かうことにしました。車で走ること2時間半、墨俣一夜城ってどんなところかとひそかにワクワクしていた僕の目の前にでーん!と大きな天守が現れたのですが、それを見てガッカリ。いや、お城の楽しみ方は人それぞれいろいろあるとは思うのですが、僕的には自然の形そのままで残していてほしいところなので、むしろゴテゴテと盛って作ってみましたというのは興ざめしてしまうのです。まさしくこの墨俣一夜城もそんな盛って作ってみました的なもので、そもそも一夜城が築かれたときには柵がメインでまだ天守は存在していなかったのにこんなもの作ってとゲンナリしながら、城内に残っている馬柵を見て一夜城を後にしました。次に大垣城へと向かったのですが、入ってすぐあった案内の看板に、空襲による焼失前の大垣城天守の写真が載ってまして、その姿がまさしく墨俣城と同じで余計にゲンナリ。大垣城は妄想の墨俣城と違い、外観復元された天守だけでなく大垣公園として縄張も残されているので城内を散策してからお昼御飯へと向かいました。今回お昼御飯として選んだお店はこれまたラーメン屋さん。もっと観光地してるところならご当地グルメがあったかもしれませんが付近にはなく、むしろこのお店がラーメンの東海部門でも上位入賞しているということで目指しますと、オープン直前の11時半前に着いたにも関わらず、すでにお店は長蛇の列でした。1時間ほど待たされて食べたラーメンのお味は、美味しいのは美味しかったのですがベースが鶏白湯ならこれが限界なんだろうなぁというものでした。少し時間をロスしてしまいましたが、次に向かったのは本日メインの信長ゆかりのお城であります小牧山城。身も蓋もないことを言ってしまえば、ここに信長がいたというプレミアだけで何の見所もない城跡で、名乗らんさん的にはさっさと次に行こうとしていたのですが、僕も同じ気分ながらも城跡を散策したのは、以前見たテレビで大手から天守まで一本道を作った最初のお城というのを聞いたことがあるから。せっかく来たからにはその眺めを見てみたいと、大手を探して歩いたのですが、地図には載っているのにその場所がわかりにくくて見つからず、最後ダメ元で行ったところになかったら諦めて帰ろうというところでようやくそこで発見。この壮観と言いますか、美しい眺めはそれまでの疲れが吹っ飛ぶほどの衝撃で、一見の価値ありです。次に僕らが向かったのは勝幡城、ここは信長生誕のお城として最近話題になっているところで、ネタとして行ってみたのですが、ぶっちゃけた話ここが一番面白かったです。この勝幡城跡には城址の石碑と織田弾正忠平朝臣信定古城蹟の石碑、そして文化財史跡勝幡城址の木碑に勝幡城復元図が橋の欄干にあるとの説明がありまして、どうせなら全部見ようと行きますと、手書き看板を辿って着いた城址の石碑からいきなりお宝探しが始まったのです。というのも、城址の石碑のところにある説明書きに他の石碑と木碑がある場所が書かれていたのですが、驚くことにここから川沿いに南へ280メートルのところという案内のみ。まぁ、ここまで手書きの看板があったくらいなので、現地まで車で向かうと見つかるだろうと行ったところ、どこにも案内看板は出ておらず。むしろここまで来たからには見ないと帰れないと、車を路駐してあちこち彷徨うこと40分、途中で復元図も発見しながらようやく目的の石碑と木碑を発見したときのあの感動というか達成感は伊賀上野城で筒井天守を発見したときに匹敵するほどハンパないものでした。そしてラストは清州城、先に述べましたように妄想のものには全く興味がない僕としては、清州城天守は模擬天守なのであまり期待していませんでしたが、それでもここで会議が行われたのかと思わせる重厚な天守はニセモノであれ好感が持てました。と、こうして思い返して書いていますと余裕でコーヒーの湯気を燻らせてるような優雅な感じがしますが、実は清州城へ到着したのが16時半前、全然下調べしてなくて知らなかったのですが清州城の駐車場は17時までとさぁ大変。清州城だけなら見て回るのに30分もいらないのですが、お城から橋を渡ったところに清州古城があるとのことで、ダッシュでそっちへ行って写真を撮ってから清州城へ戻り、庭園を少し眺めてからお城を後にしたのですが、なんだか忙しなかったです。冒頭にも書きましたように、これまでは100名城を中心にその付近のお城を見て回っていたので、ぶっちゃけた話ハズレのお城はほとんどなく、むしろ付近にある微妙なお城は何だかなぁという感じで見てきましたので、今回のお城ツアーは一抹どころかジュウシマツくらいの不安があったのですが、やはり信長ゆかりのお城はどこかしら見所があり、期待を裏切らないというのはすごいなぁとつくづく思いました。楽しみ方はちょっと違うかもしれませんが、特に勝幡城は苦労して見つけた分感慨もヒトシオだったので、また他のお城でもそうしたただ単にお城を見て楽しむ以外の楽しみ方が出来るお城も見つけれればと思います。あっ、ちなみに今回岐阜県と愛知県のお城へ行ったのは7月27日のことで、あえて今日の更新にしたのは、某大河ドラマが清州会議だったので便乗してみたかったからだったり…。管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」もぜひご覧ください!
2014.08.03
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平成の大修理が行なわれている姫路城大天守を覆っていた工事用建屋の解体が進み、姿を見せた真っ白な大天守に観光客が驚いているという新聞記事を見て、ぜひとも見に行きたいとうずうずしていた僕。これまで姫路城には2回行ったことがありまして、直近に行ったときはもう大修理中でしたのでキレイに塗り替えられているなぁとしか思いませんでしたが、初めて行ったときにはその別名である「白鷺城」の所以は白漆喰の塀が連なっているからとばかり思っていました。4月より担当法人が替わり、奇しくも城好きな僕にとってどストライクな兵庫西エリアの担当となり、担当している近隣のお城は見に行ったりもしましたが、まだ姫路城だけは改修中なので未知の領域だったのです。僕の担当している中に姫路の東側にあるお店があるのですが、今月の12日にたまたま大人買い先輩(異動した担当法人は大人買い先輩がずっといらっしゃるところです)と同行したときそのお店に行く用事がありまして、姫路城の覆いが取れたという新聞記事の話を道中していますと。僕もこれまで全く気付かなかったのですが、お店へ行く道すがら開けた道の先にドドーン!と姫路城大天守の姿を拝むことが出来たのです。これまでお店へ行く途中に案内で姫路城まで何キロというのはいくつも見てましたが、まさかこんな近くにあるとは。しかも遠目から見て以前見たときと別物のように様変わりしたその白すぎる姿に、僕以上にテンションが上がってしまった大人買い先輩は、お店に着いた駐車場からお城が見えないかと探してたりしましたが。そんなこんなの姫路城、ちょうどこの土日にそのお店へとお手伝いに行く機会がありまして、あわよくばと行ければと考えていたのですが、昨日はあいにくの曇り空。天気予報を見てますと、今日は昨日よりは天気が良いということだったので、9時にお店集合のところを8時過ぎに着く段取りで姫路へと向かい、途中事故渋滞のトラブルがあったりしましたが無事に8時20分くらいにインターを脱出出来たので、さくっと姫路城を見に行ってきました。時刻は8時半、まだ早朝と言っても差支えのない時間にも関わらず、さすがの世界遺産アンド話題のスポットである姫路城には人が途切れなく通行人がいまして、なかなか満足いくショットは撮れませんでしたが、この驚くばかりの白さには、遠目から見たとき以上に衝撃を受けてしまいました。今まで白いお城というイメージがあったのは、「巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城」と謳われた高取城だったのですが、モノの本で読んだ白漆喰総塗籠造がこれほどのものとは想像していなかっただけにこの白さは驚愕ものでした。別名である「白鷺城」をパロって、「白すぎ城」と言った人がいるのも納得もののこの白さ。仕事前でしたのでゆっくり見ることが叶わず、10分ほどで退散したのですがお昼御飯のときにたまたまガソリンを入れに行く途上にまたもや姫路城の前を通ったので今度はじっくりと違う角度から堪能したのですが、その白さは美しいとしか言いようのないものでした。最近は仕事がばたばたしているせいかお城へは行けてないため、月1回はお城へ行かないとうずうずしてしまう僕としましては、中にまでは入らなかったですが思いがけずも姫路城を見ることが出来たのはとても良かったです。そんなストレスを発散すべく直帰するときにあえて大阪城の横を通ったりもしてましたが、さすがは世界遺産、なんちゃってな大阪城とは雰囲気だけでなく風格も桁違いのものがあり、眺めるだけで充分満足することが出来ました。ぜひとも改めて、仕事ではなくプライベートでじっくりと平成の大修理で生まれ変わった姫路城を攻めてみたいです。
2014.06.29
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俺は…、人の憎み方を知っている人間です僕の楽しみのひとつに、毎週テレビ番組のチェックをするというものがありまして、ざっと1週間の番組表を何気に眺めていますと、ごくたまにこれは!という番組を見つけたりします。本作もそうして見つけた番組で、番組表では横山秀夫企画となっていただけなので普段ならスルーをしていたところですが、僕が横山秀夫サスペンスシリーズが好きということもありひょっとしてと詳しく番組のあらすじを調べてみますと普通のサスペンスっぽかったのでやっぱり続編は出ないのかとがっかりしていたところ、ふと登場人物を見てみますと、がっつり聞き覚えのある名前が。朽木に楠見に、田畑と尾関って、まさしくF県警捜査一課強行犯捜査係に登場する人物たちの名前で、僕の好きなこのシリーズの続編は雑誌では発表されていても幻として文庫化されていないので半ば諦めていたのですが、もしやと思い見ますとまさしくビンゴで、待ちに待ったシリーズ最新作でした。これまでの横山秀夫サスペンスシリーズはTBS系列の月曜ミステリー劇場で放送されていたのですが、本作はテレビ東京系列の水曜ミステリー9ということで局が変わってしまったためキャストは全然違っていたので多少の違和感があったのですが、このサスペンスはそもそも事件というよりも一人の刑事にスポットライトを当てて物語が進むためそれほど抵抗なく見ることが出来ました。ネタバレになるので物語については大きくは語りませんが、キャストがほぼ入れ替えになってもこのシリーズの根底に漂う息苦しいまでの重圧と駆け引きは健在だったのには大満足で、若干楠見班長のキャラがあまりにゲスすぎて壊れ気味だったのはショックでしたがストーリーとしては大満足いくものでした。犯人だけでなく、犯人を追いつめる刑事とは何と業の深い職業なんだろうと、改めて思い知らされる物語でした。
2014.06.25
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これまでお城巡りをしながら、いろいろと地元の美味しいグルメを食べてきましたが、今回のグルメは大げさかもしれませんが生まれて初めて感動するほどの味でした!そのグルメとは鳥取牛骨ラーメンでして、名乗らんさんと鳥取城へお城ツアーに行った先で食べたのですが、その味というかスープは醤油味に関わらず牛そのもの。鳥取のグルメを調べているときにたまたま見つけたのですが、牛骨ラーメンの本場は米子市なので、鳥取市では無理かなと思って調べてみますと、鳥取市内でもやっているお店を1件だけ発見。あくまでメインは鳥取城なのでラーメンのために米子へ行くわけにはいかず、かと言って見つけてしまったからにはどうしても牛骨ラーメンが食べてみたくて、市内のお店へ行くことにしました。こう言ってはなんですが、本場の米子市ではなく鳥取市で営業されてるのであまり期待しないで行ったところ、出てきたのは見た目普通のラーメン。あまりの普通さにがっかりしながらスープを一口すするや、口の中に一瞬で広がる牛のエキスというかむしろ肉汁。何この味!これまで食べたことのない牛の旨みをスープにぎゅぎゅっと凝縮した、ある意味芸術ともいえるその味は感動もので、ぜひとも鳥取へ旅行されるときには食べていただきたい逸品でした。って、あまりの感動にただのグルメレポートで終わりそうになってしまいましたが、気を取り直して本題のお城の話を。鳥取城を目指して、いつものように大阪を7時に出発したのですが、驚いたのは思った以上に鳥取県が近かったこと。鳥取自動車道を北上し、途中河原インターで休憩したにも関わらず、鳥取市内へ到着したのは10時過ぎ、さすがにこの近さにはビックリしてしまいました。ちょっと寄り道してから鳥取牛骨ラーメンを満喫、ようやく到着した鳥取城は、色とりどりの石垣と緑の芝生が美しい城跡でした。そして鳥取城で忘れてはいけないのが全国でも珍しい巻石垣の天球丸。今回は以前来たことがある名乗らんさんの案内で大手登城路から三の丸、二の丸と回っていまして、天球丸はまだかー!とうずうずしてますと遠くのほうにそれらしきものが見えたので、ぐいぐい近づいていきますと…。これまでいろいろな石垣を見てきましたが、このような丸みを帯びた石垣は初めてで、実際目の当たりにしますとどことなく女性的な印象を思わせる美しさがありました。鳥取城は久松山を中心に戦国期に築かれた山城部分と江戸期に改修整備された平山城部分がありまして、ここまで来たからには山城も見ないともったいないということで、本丸のある山上の丸を目指そうと登頂口を見ますと、くま注意との看板が…。ちなみに前に来た名乗らんさん、時間の都合とほぼ真上に登るかなり険しい山道との情報とこの看板で挫折したそうです。リアルにくま注意の看板と見上げんばかりの山を見て、心が折れそうになりましたが迷ったときはそのままゴー!が僕のモットーなので突撃することにしました。すると前評判と違い意外と整備された道を登ること30分、途中で休憩しながらもあっさりと山頂へ到着。くまさんどころか、ほぼ真上に登る山道なんてどこにもなく、ひそかにわくわくしていた僕としては肩透かしを食らった気分で下山して中仕切門のほうへ歩いて行くと、途中に登り石垣と西坂入口を発見。西坂入口の看板を読んでいますと、この鬱蒼とした先が本来の大手道だったそうで、目印のロープを伝っていけば山頂へ行けるそうなのですが、整備されていないので事故には注意してくださいとしれっと書いてました。ウワサの真上に登る山道はこの西坂入口からの道かとようやく理解したのですが、さすがに先の登山でくたくたということもあり今回は迷わずパスして、仁風閣を見学してから鳥取城を後にしました。気付けば時刻は14時過ぎ、当初津山城へ行く予定だったのですが、復元された備中櫓への入城時間が16時半までとなってまして鳥取から向かうにはビミョーなタイミング。どうしようかとナビさんで調べますと到着予定時刻は16時半前だったので、こういうときこそ迷ったときはそのままゴー!と津山城を目指しますと何とか16時過ぎに到着しました。時間が迫っているのでのんびり写真を撮っている場合ではないのですが、聳え立つ石垣に囲まれた要塞とでもいうべき迫力はそれでも撮りたくなるほどで、備中櫓だけと思っていた僕は正直なところ津山城をナメてました。ちょうど逢魔が時だったせいなのか、見れば見るほど荘厳さすら感じる威圧感に本能を揺さぶられたのは初めての経験で、僕にとっては天空の城と思える素晴らしさでぜひともまた来たいと思えるお城でした。津山と言えばB級グルメ津山ホルモンうどん、これはこれで美味しかったのですが、鳥取牛骨ラーメンの感動の後では霞んでしまったのが残念なところでした。今日はグルメにお城にと感動しっぱなしの充実した一日で、特に鳥取牛骨ラーメンの美味しさと言ったら…(以下省略、冒頭に戻ります)管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」もぜひご覧ください!
2014.05.10
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いつもお城ツアーへ行く日の朝はワクワクして目覚まし前に起きるのですが、今回も例に漏れず目が覚めたのは自分でもびっくりの明け方3時。起床予定は6時のところ、さすがに3時は早過ぎるだろうと思ったのも束の間、頭がはっきりするなり何やら催してきましてトイレへダッシュ!どうも今朝はワクワクではなくグルグルと腹痛で目覚めたみたいで。今回のお城ツアーはいつもの名乗らんさんと後輩くんこと通称ベッキーくん(名乗らんさん命名)、無事に予定時刻の7時過ぎに揃ったのでいざ岡崎へ出発!ここ最近は西にあるお城ばかり攻めていましたので、久しぶりに東へと向かったのですが、心配していた渋滞に巻き込まれることなく車は快調に進み、10時過ぎには岡崎市へと到着。僕の中では11時過ぎに到着してまずはお昼御飯を食べてからと段取りしていただけに、11時半オープンのお店へ行くには時間が中途半端ということで、先に大樹寺へ行くことにしました。三門の威圧感にいきなり度胆を抜かれてしまったのですが、微塵もお寺に興味のない僕があえてこの大樹寺に行ったにはワケがありまして、岡崎へ行ったらぜひともチェックすべきポイントがあるからです。それはビスタラインというものでして、ビスタとは眺望・展望を意味する言葉で、徳川家…、というか松平家菩提寺であるこのお寺は岡崎城から3キロほど離れているのですが、徳川三代家光公が家康公の十七回忌を機に祖父生誕の地を臨めるようにと本堂から三門、総門を通して真ん中に岡崎城が見えるように伽藍を配置したとか。以来、約370年ほど経た現代でもその眺望は往時のまま残されているということで、三門から岡崎城のほうを眺めますとその美しさというか感動は鳥肌ものでした。スマホカメラなので写メで伝わりにくいところが残念ですが紙一重で天守が写っているのを感じてもらいながら、墓マイラーの名乗らんさんを先頭に同境内にある松平家歴代当主の墓をお参りしたところで気付けば時刻は11時を過ぎてましたので、お昼御飯を食べに行くことにしました。ちなみに、今回のお城ツアーの本命は岩村城でして、正直ついでに行くならどこにする?と岡崎城に決めたのですが、にも関わらずまず初めに岡崎へ向かったのはそこにグルメがあるから!下調べしたときにあまりにもインパクトがあったラーメン、せっかく岡崎へ行くならこれを食べずしては帰れないほどの意気込みで若干焦りながら向かったのには、そのお店の座席が10席しかないとのこと。満席になって待たされる時間のロスほどもったいないものはなく、しかも今日は土曜だから混んでるかなとドキドキしながら開店10分前に到着したにも関わらず僕らの前はまだ3人ほどしか並んでおらず、無事にオープンと同時にウワサのラーメンを食することが出来ました。先に写真を見て心の準備は出来ていましたが、いざ実物を目の前にしてもかなりボリュームがありインパクト満載で、しかも美味しいとくればもはや言うことはなしでした。腹ごしらえが終わり、さっそく岡崎城へ。復元された大手門を抜けるとなかなかシュールな形をした電話ボックス…、って今どき電話ボックスを見るのも考えようによってはシュールな気もしますが、横目に見ながら入ったのは三河武士のやかた家康館。この施設の地階に展示されてます、決戦!関ヶ原はかなりの力作で戦況の流れがすごくわかりやすく、ぜひとも一見の価値はありです。道中、ふと路傍を見ると深く切り込まれた堀切に残された往時の岡崎城の守りの堅固さを感じながら復興されました天守を見学して岩村城へと向かいました。ナビさんの言うとおりに高速を爆走することおよそ2時間、15時半前に岩村城に到着したのですが、僕たちを迎えてくれたのは見事なばかりに満開のしだれ桜でした。もう4月も半ばを過ぎていましたので、桜なんてとっくに諦めていたところのこの満開っぷりはまさにうれしい誤算、みんなして辺り一面に咲き誇る梅や桜や椿に響き渡る鶯の鳴き声など、これぞまさにニッポンの春とも言える原風景を心ゆくまで堪能しました。日本三大山城(他は備中松山城、高取城)のひとつとして本丸が海抜717メートルに位置するにも関わらず、ここ太鼓櫓がある登城口から本丸まで徒歩約20分、距離にしておよそ800メートルの道のりをいざ出発。小谷城をはじめ、これまで数々の山城を踏破してきた僕と名乗らんさんにとって徒歩約20分の山道なんて楽勝と、今年成人したばかりのピチピチなベッキーくんに着いて参れ!と息巻いていた僕たちでしたが、300メートルも進まないうちに息も絶え絶え。気付けば会話も途切れがちとなり、名乗らんさんに至ってはいつの間にか無言で行軍する始末、にも関わらず僕が休憩するといえば仕方なしに付き合うとか言うので、僕は限界だったのですぐさま休憩をすることに。ちょうど残り400メートルと半分の地点で小休止してから再び山登りを再開、一之門、土岐門を越えて畳橋からようやく城跡らしく石垣が見え始めるとこれまでの疲れもどこへやら、テンションMAXになって先へとずんずん進みました。追手門を越えるとようやく城郭部の曲輪に到着したみたいで、あたりを散策しながら登城路を進んで本丸を目指すと途中に霧ヶ井を発見。ちなみにこの岩村城、別名を霧ヶ城と呼ばれているのですが、敵が攻めてきたときに城内秘蔵の蛇骨をこの井戸へと投じると霧が発生して城を守ったという伝説から言われるようになったそうです。そして最後にどーん!と聳え立つのは本丸虎口の石垣である六段壁。山城にも関わらず、他と遜色がないくらい石垣に囲まれた城だなぁと思っていたところに、極め付けのこの高石垣には感動と言いますか畏怖と言いますか、何とも言えない威圧感に度胆を抜かれました。石碑好きな僕としましては、山頂にあった岩村城跡のこの安っぽい…、もとい味のある標識にがっかりしたのですが、下山時に登りでは通らなかった八幡曲輪のほうに行ってみますと…。なぜか岩村城跡の標識よりはるかに立派な石碑を発見してしまい、思わず脱力してしまいました。今回のお城ツアーはお城だけでなくビスタラインや今年は異動のドタバタで個人的にゆっくり見れなかった桜も堪能出来たので、僕としてはすごく満足いくものでした。ついでに帰りはサービスエリアで味噌カツ丼を食しまして、目と耳と舌で楽しむことの出来た一日でした♪管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」もぜひご覧ください!
2014.04.19
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4月は出会いと別れの季節ということで、うちの会社でも人事異動があったのですが、とうとう今年は僕にも辞令が出まして10年ぶりに担当している法人さんが替わることになりました。担当法人さんが替わるということは当然ながら担当エリアも替わりまして、姫路から加古川、西脇に篠山までの兵庫西エリアを新しく担当することになったのですが、これまで遠くて三宮までしか担当したことがない僕にとっては土地勘が全くない未知の世界。担当を引き継いで2週間、地図を片手に店回りをしつつも頭の中でなかなか道が繋がらないので、休日を利用して道を覚えがてらドライブついでにどうせならお城を回ってみようと、大河ドラマ「軍師官兵衛」の舞台として旬な御着城、三木城、英賀城の播磨三大城に行ってきました。今回はいつものように急ぐ旅でもないのでのんびり10時に自宅を出発、近畿道から山陽道へと走り三木のサービスエリアでいきなりのお昼休憩。まだ仕事中は余裕がないのでサービスエリアで休憩なんてしたこともないのですが、レストランには兵庫県の特産品を使ったグルメがいくつもあり、一番そそられたさよう姫ポークのトンテキ定食をいただきました。他にもいろいろとB級グルメといいますか、美味しそうな地産地消グルメがありましたので、ぜひとも時間に余裕があるときはひとつずつ制覇していこうと心に決めました。腹ごしらえも終わったところで、まずは三木城へ。今回この播磨三大城へ行くに際していろいろリサーチしたところ、情報量の多さではまずは三木城、それから御着城、ほとんどわからないのが英賀城という流れ。あちこち城跡を含むお城へ行ってますと、一番テンションが上がるのが天守のあるお城、次に縄張が残っているお城でして城跡やら遺構がほとんど残っていないお城はいくら想像力逞しく妄想したところで限界がありまして。地理的なところもありますが、なるべくお城へ行くときは最初にテンションが上がるところをチョイスするようにしてまして、今回3つが3つとも城跡なので情報量の多さから三木城に期待したのですが…。カーナビを頼りに向かいますと、ちょうど裏手の図書館側に到着しまして、稲荷神社から城跡に入りますと出迎えてくれたのが別所長治公の像。何ともコメントしずらいシュールな石像から横に目を転じますとこんもりと高台がありまして、その登り口には天守跡という石碑があったので登ることに。十数段くらいの階段を登るとそこには別所長治辞世の歌碑がありこの歌には感銘を受けたものの、その高台から麓を見下ろしますとこの本丸はかなりの山の手にあり、三木城が平山城であった模様が伝わってきたのですが、その後あちこちと探索してもかんかん井戸くらいしか見るところがなく、城跡としては微妙すぎるところでした。初っ端からのいきなりな出足に、今回のツアーは失敗したかもと一抹の不安を覚えながら、気を取り直して英賀城跡がある英賀神社へ向かいました。数少ない情報によると、この英賀城跡には土塁と案内板に石碑、模擬石垣があるらしく、本丸にあたる神社の境内に入ってみますと裏手に立派な土塁が残されていました。神社の裏から抜けますと、英賀城跡公園と道を挟んで矢倉公園がありまして、名前だけで想像力を膨らましてくれるところだなぁと探索してみますと、城跡公園の中央には…。別所長治公の像以上にシュールな石垣にこれはないなぁと思いながらも、ふと園内の隅に石碑があるのを発見。石碑とはこれのことか!と思い至り、門の石碑があるなら他にもあるかもと付近の探検に入りますと、神社の外周の道にもうひとつ石碑を発見。門にこれだけの石碑があるなら、メインの石碑もあるはずと石碑好きな僕の血が騒いでぐるぐると周囲の捜索をしたのですがこれ以上は見つからず、付近は住宅街であまりにうろうろしていると不審人物に間違われる危険性があったので適当に切り上げて御着城へと向かいました。さすが大河ドラマで舞台の一つともなっている城跡、先の二つに比べて遺構の残り具合もさることながら、城跡内にはボランティアの説明員の方もいたりして、力の入り方が違っていました。本丸跡に建つ姫路市役所東出張所に思わず脱力してしまいましたが、黒田官兵衛の祖父重隆と実母の廟所をお参りし、天川橋を渡って小寺大明神を拝んでから帰路へ着きました。いつものようにカーナビ頼りに走っていたのですが、道中引き継ぎのときに通った記憶のある道などがいくつもあり、かなり頭の中では道を繋げることが出来まして、何となくではありますが自信を持つことが出来たように思います。それよりもショックだったのは、御着城には城跡内に観光案内所までありまして、付近案内のパンフレットがあったのでもらって読んだところ、英賀城には英賀城本丸之跡の石碑写真が載っていたのです。あまりに情報が少なかったとはいえ、そんなメインとなる石碑を見落としたあまりの衝撃に、ガビガーンと倒れそうになってしまいましたが、英賀城は今日のお城の中で一番満喫出来たところなので、次は本丸之跡石碑メインに折角行くなら他に石碑はないものか、もう少し下調べをして行くことにします。
2014.04.12
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4月からETC割引が廃止・縮小されるというニュースを耳にしまして、どうせなら最後に遠出をしようと僕が選んだ日帰りお城ツアーの行き先は高知県。僕も名乗らんさんもそうなのですが、あちこちお城ツアーへ行くにもただやみくもに行っているわけではなく、日本城郭協会が選定した日本100名城をベースにその付近にあるお城も見て回るという旅が基本となっています。各都道府県に最低1つは名城が選ばれているので、100名城を制覇しようとなると自然と日本全国を旅することになるのですが、そのお城の位置関係から微妙に1つだけポツンと離れたお城が選ばれてたりもします。まさに高知城がそのポツンと離れたぼっちのお城になっていまして、他のお城とセットにして行くよりも単発で行くほうがゆっくり見ることが出来るということで、高知城に行ってきました。本来なら今回はいつもの名乗らんさんと、備中国のお城へ行ってきたときに初コラボした後輩くんと行く予定だったのですが、朝7時の集合だったにも関わらず後輩くんは現れず。僕だけならまだしも、名乗らんさんも待たせているのでメールにLINEプラス鬼電をすると、ようやく今起きたと連絡があったのですが、さすがにこれから準備してゴーはムリと言われたので、今回は2人で行くことに。まさかのいきなりなトラブル発生でしたが、15分過ぎに大阪を出発、カーナビさんによると11時半には高知県に到着となっていたので、現地までドライブを楽しむつもりだったのですが…。いつも渋滞している京橋も難なくクリアして、快調に阪神高速神戸線を走っていたところ、おかしいな?と思ったのは淡路島まであと1歩というところの若宮付近。それまで交通渋滞情報も真っ白だったというのにどういうわけか前が詰まり出しまして、気付けばブレーキに片足をかけてのろのろとしか進まない状態。まぁ、高速なのに阪神高速ってカーブが多いから、みんな安全運転しているのかなと思ってるうち全く進まなくなり、とうとうブレーキべた踏みの大渋滞となったので、これはおかしいなと名乗らんさんに調べてもらったら…。何を考えてるのか、8時から月見山出口付近で緊急工事が始まったそうで、3車線ある料金所出口前の道を2車線も封鎖しているとか、ってどうして3月になると意味もなく工事をするのか不思議で仕方ないです。おかげで月見山までかなりの時間をロスしてしまい、そこからは渋滞なく走れて無事に高知に着いたのは12時半、さすがにこの時間ともなるとまずはお昼御飯というわけでひろめ市場へ。高知の名物といえばカツオなのですが、せっかく行くなら塩カツオを食べてくるようにと乙女先輩に言われ、他に美味しいものはないかと色々とリサーチしてますと、担当しているお店の部長さんからウツボが美味しいという情報をゲットしましたので、どちらも食べれるお店を調べたところ屋台村であるひろめ市場へ行くことに。名乗らんさんと市場内をうろうろしてますと、お目当ての塩カツオやウツボはすぐに見つけることが出来たのですが、どうやって注文したらいいのかシステムがわからず、右往左往しながらも無事ゲットしてお昼御飯をいただきました。おなかも満腹になり、いよいよメインイベントである高知城へと攻めることにしたのですが、まさかひろめ市場を出てすぐのところに高知城があるとは思わなかったので、あっさりの到着には心の準備が出来ておらず少し戸惑ってしまいました。高知城といえば、追手門と天守を一望に出来る唯一の城郭とも言われてまして、このアングルはぜひともチェックしたいところだっただけに、いきなりの大満足!さっそく追手門をくぐり、杉の段を登り鉄門跡を抜けますと、もう1つの要チェックポイントである詰門がドーン!さらにこの詰門から白壁沿いに天守がありまして、その天守には唯一現存する忍び返しも見えるという贅沢すぎるこの景色におもわずうっとりしてしまいました。ちなみにこの詰門、ドーン!と天守へ続くようにあるため、この門を通らないと天守へ行けないように思えますが、実はここを通ると逆に遠回りになるという仕掛け。正解は門の横手にある石段を登りこの門の2階部分の廊下を通るのが最短ルートという縄張りの面白さにこそ、戦で生き残るための知恵を感じれるところにお城の魅力があると思います。横手にある石段を登り三ノ丸で長宗我部時代の石垣を見てから二ノ丸に到着すると、詰門の櫓部分が廊下橋となっていまして、廊下を抜けますとそこには天守と本丸御殿が広がっていました。さっそく本丸御殿から見て回りますと、やはり僕が気になったのは龍馬伝で容堂公が酒をかっくらってばかりでお馴染みな上段ノ間。放送のセットではあまりそうは思いませんでしたが、他のお城の本丸御殿と比べても高知城の本丸御殿の上段ノ間は狭苦しく窮屈な感じがしたのは僕だけでしょうか。それから天守に登り、廻縁から城下を眺め高知城を満喫した僕たちは、まだ時間があるということで桂浜のほうにある浦戸城へ。だいたいこの辺りと名乗らんさんのスマホで場所を確認しながら行きますと、何とびっくり浦戸城は坂本龍馬記念館の駐車場から高台に上がったところにあったのです。駐車場の端にさりげなくある石垣はまさしく浦戸城の石垣でして、その階段横にはここを上がると天守跡という貧相なプレートがありましたので当然上がってみますとそこにあったのは…。天守跡とは程遠い神社でして、このパターンは明石で見た船上城を思い出してしまったのですが、ちょっと肩透かしをくらってしまいました。もう少し行けば桂浜、せっかくここまで来たからちょっと寄っていこうと名乗らんさんに提案して進んでいきますと、駐車場にはデカデカと駐車代400円と書かれていました。別にケチるつもりは毛頭ないですが、時刻はすでに16時前、日帰り旅行のためこんな時間からがっつり桂浜を散策できるわけもないのに400円はさすがにもったいないということであっさり却下し、幕末好きな僕が高知へ行ったというのに幕末関係にはまったく触れることなくお城だけ見て帰りました。途中休憩がてらサービスエリアで晩御飯を食べたのですが、渋滞に巻き込まれることなくすいすいと進み、21時半前に無事帰宅したのですが…。ふと今回はこれまでにない弾丸ツアーっぷりを発揮したと思ったのは、よくよく考えると現地にいたのは3時間半ほどで後は車をひたすら運転していたこと。指折り数えますと自分でもびっくりな11時間ほど運転していまして、お城へ行ったのかドライブへ行ったのか、なかなか紙一重なお城ツアーでした。
2014.03.12
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目覚ましのアラームを聞くや、すでに起きて微睡んでいた僕がまず調べたのは渋滞情報。時刻は朝6時、普段ならこれだけ朝が早いと渋滞なんて気にもしないのですが、あいにく昨日が関西でも記録的な大雪だったので高速の通行状況をチェック。すると神戸淡路鳴門道の一部区間は雪のためまだ通行止めになっているみたいでしたが、そこまでの道は渋滞もないみたいなのでさくっと準備して7時過ぎには出発しました。御多分に洩れずうちの会社でも増税前の駆け込み需要対策のため3月末まで土日はずっと仕事となってしまいまして、今日を逃すとお城へ行くのはしばらく厳しいと思ったのが一昨日の晩。お城へ行くとなるとこのシーズン、北と東を目指すにはノーマルタイヤな僕の車では難しいので、自然と選択肢は西になってしまうのですが、つい先日広島へ行ったばかりなのでどうせなら四国を攻めようということで、徳島へ決めたというのにあいにくの昨日の大雪。大阪も昼過ぎまではどんどん雪が降り積もっていましたが、夕方以降になるとそんな雪もどこへやら状態だったので何とかなるだろうと決行することにしました。最悪、行きは通行止めが残っていても帰る頃に解除されていれば問題ないかと、微妙に渋滞している阪神高速神戸線を走っていたのですが、いざ明石海峡大橋を渡ろうというときでもいまだ通行止めは解除されておらず。僕の祈りも空しく、神戸鳴門淡路道の東浦から津名一宮間が雪のため通行止めになっていましたので仕方なしに東浦で高速を下りることとなったのですが、そこで待っていたのはまさかの出口渋滞。しかもこのインター、料金所出口から一般道へ出るまでにかなりの距離があったりしまして、これこそまさに大雪が降ったせいで車は長い列さ~♪と虎舞竜的なトラブル状態。カーナビさんによりますと、出発したときには徳島へ到着予定時刻は10時過ぎだったというのに、東浦インターを出る頃には気付けば時刻は10時前と大幅な遅れに涙目。一般道を走りながら、このまま津名一宮まで走って高速を乗り継ぐよりも、そのまま帰りに寄る予定だった洲本城へ行ったほうが効率がいいかと思い、行き先を変更して先に洲本城へ。地図の上では小さな島とばかり思っていた淡路島でしたが、車で走っていますと海あり山ありと意外な広さにびっくりしながらも、10時半過ぎには無事到着。駐車場から二段積みの石垣を横目に大手門跡を経て、南の丸から本丸大石段を登ったところで虎口から大天守台へと進んだのですが、想像以上に石垣がしっかりとした状態で残っている姿は見ているうちに圧倒されてしまい、とても見応えがありました。また天守台から見る眺めはといえばそれはもう素晴らしいもので、このお城が海軍の城として大阪湾を通行する船をしっかり監視していたであろうことは想像に難くなかったです。洲本城といえば登り石垣が有名で、ぜひとも見なければと意気込んで探したのですが、地図上ではこの辺りというポイントにいくとただの道なき道な急斜面で、たいていは突っ込んでいく僕でもここはさすがに危険と断念、見ることが出来なかったのが心残りでした。気付けば時刻は12時前、時間的に中途半端なのでお昼は後でいいかと徳島城がある徳島中央公園へと向かいました。車を停めたのが公園東側にある駐車場でして、そこにある案内板によりますと城山という山城を中心にして南側に御殿などが並んでいまして、お城を見るなら正面からと堀沿いを歩いていますと、数寄屋橋を発見。そのまま歩きますと徳島城のシンボルともいえる鷲の門が見えたのですが…。地域に密着しているといえば聞こえはいいですが、観光客はそれを目当てに見に来てるというのにどうしてこう観光施設の前に駐輪出来るのか、その神経が僕は理解出来ないです。阿波の青石を使った石垣を堪能して下乗橋を渡り、徳島城博物館を見てから旧徳島城表御殿庭園へと行ったのですが、枯山水と池泉回遊式が見事に合わさった庭園ながらも意外と小さく、見応えはあったのですが拍子抜けな印象でした。それから公園内を散策し、いよいよ城山に登り頂上の本丸を目指したのですが各曲輪の跡地だけで阿波の青石の石垣を見たときほどのトキメキはなく、一通り回って徳島城を後にしました。やはり僕のお城ツアーでなくてはならないのが現地グルメ、城山に登って良い具合にお腹も空いてきたというわけで、今回は徳島ラーメンを食べに行きました。こってりした味の中にもすき焼き風な甘みがあり、これまで食べたことのない絶品なラーメンでした。時刻は15時過ぎと微妙な時間帯、帰るには少し早かったので近くにある勝瑞城跡に寄ってから帰路に着きました。当然ながら帰りには通行止めはとっくに解除されてまして、当初の予定どおり3時間少しで帰れたのは言うまでもなく、最近トラブルに見舞われることが多くなった僕としては名乗らんさんのトラブル体質がうつったのかと微妙に心配になってきました。管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」もぜひご覧ください!
2014.02.15
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いきなりですが、今日は出張2日目イン広島。昨日広島入りをし、本日は岡山を巡回してから大阪へ帰るという予定の中、せっかく広島まで来たというのにこの僕がお城を見ないで帰れるわけがない!ということで早起きして広島城へと行ってきました。ちなみに今回の広島出張は、うちの会社が担当していない地区の各お得意先様の視察研修で、半期に一度東京と広島へ何人かで行っている出張に僕が当たったというもの。いくら朝も早くからお城へ行くとはいえ、会社にはどこのお店へ行くか事前に行程表を提出しているため、帰りが遅くなってしまうと他の人たちに迷惑をかけてしまうので、テンポよく見て回ることにしていざ出発。宿泊先がJR広島駅から南へ徒歩5分という駅近なホテルでして西へ行けば広島城、ホテルから1時間あれば大丈夫だろうと思っていたのですが、予想に反してお城まで意外と遠く、到着まで20分ほどかかってしまいました。雪がちらつく中、息も絶え絶えな僕の眼前には堀に浮かぶ二の丸の圧倒的な姿がどどーんと広がりまして、予想以上な威圧感に期待が否応なく高まり、さっきまでの疲れもどこへやらさっそく天守へ行くべく大手を目指したはずがなぜだか搦手の裏御門跡に到着。城を攻めるなら正面から!と、お城ツアーのときは必ず大手を目指す僕としては痛恨のミスでしたが、ケガの功名とでも言いますか、石碑好きな僕にとっては広島城跡の石碑を発見出来たのはラッキーだったかなと。気を取り直して裏御門跡そばにあった城内マップを確認して天守を目指した僕を待っていたのは、先ほどの二の丸を遥かに上回るプレッシャーでした。時刻はまだ天守の開館前でしたので、復元とはいえこの圧倒的な姿をぱしゃぱしゃ撮影していますと、先に来ていた方が写真を撮り終えて満足したのか、僕のほうにつかつか寄ってきて声をかけてきたのです。いや、僕はその方の存在にはとっくの前から気付いてはいたのですが知らないフリをしていたのは…。「ぷりーず、ていくあぴくちゃー!」そうです、その先客とは外国の方でして、英検2級なくせに英語が苦手なペーパースピーカーな僕としては他の人に助けを求めようと見回しても、さすがに開館前の時間なので誰もいなかったので、どぎまぎしながらオッケーと写真を撮ることに。カメラを渡されてふと我に返ったのですが、写真を撮るとき「はい、チーズ」というのは全国共通なのでこれまで写真を頼まれて困ったことはなかったのですが、まさか全世界共通なんて思えず、どう声掛けしようと悩んだのですが、やぶれかぶれになって出た掛け声は「スリー、ツー、ワン!」。どうやらそれが通じたらしく無事撮影が終わり、アリガトウゴザイマシタと言われたところでようやく開館となり、その方が颯爽と入って行かれたのですが、あまりのプレッシャーに一息ついてから天守へ入場。入場料は360円と微妙な金額だったのでどんなものかと思いきや、想像以上に興味深い博物館でして、基本的にお城ツアーのときはお城関係のことにしか興味のない僕ですらもっと見たいと思える展示物の数々。本来ならじっくり見るところ時間の制限から泣く泣く素通りしまくり、天守最上階まで登って城下を見下ろし、わずか15分ばかしで外に出ました。広島城といえば福島正則が幕府に無断で石垣の修復をしたことで改易になったという曰くつきのお城なので、その箇所を見に行くところで先輩から電話がかかってきました。城のそばまで来て待機してるから、気が済んだら来いというまさにタイムアップな感じに、あっぷあっぷしながら残りは走ってみることに。そういえばまだ入り口である大手から二の丸を見てなかったと、帰りがてらそちらを通って待ち合わせの場所に向かいました。出来る限りの様々な角度からお城を嘗め回す、これ基本です。最後にあらゆる角度から天守を見て満足した僕は、これまた息も絶え絶えになりながら無事に先輩方と合流。どたばたな感じでさーっと見た広島城でしたが、これまで僕が見てきたお城の中では、堀の中に城郭がありまさに要塞というべき威圧感のあるお城でして、ぜひとももう一度来て今度はじっくりと見て見たいです。
2014.02.05
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以前も書きましたが、どうもお城へ行く日の朝はワクテカが止まらないのか、アラームが鳴る前に何度も目が覚めてしまうのは自分のことながら面白かったりします。ちなみに今回、備中国は岡山県のお城へ行くということで、起床が6時のため昨晩は12時前に寝たのですが、3時に起きたのを皮切りに4時に起き、さらに5時台に3度ほど目が覚めたりして、せっかく早く寝たというのに逆に熟睡出来なかったような。今回のお城ツアーでは備中松山城から岡山城、そして備中高松城に行こうという話になったのですが、備中松山城と岡山城へは僕だけでなく、いつも一緒に行く名乗らんさんも行ったことがあるにも関わらず行くことにしたのは。何と今回は僕らの他に第三の刺客…、じゃなかった、もう一人の参加者がいたからなのです!その参加者とは僕の会社の後輩くんで、たまたま飲みに行ったときに趣味の話となり、僕がお城の話をしますと黒いお城を見てみたいと言っていたので、今回誘ってみた次第。まぁ、後輩くんの希望は雪が積もった熊本城を見てみたいということだった気がするのですがそれはそれとして、現実問題日帰りで行ける黒いお城といえばと名乗らんさんと検討したところ岡山城がいいとなったのです。ついでにせっかくお城へ行くなら本物のお城も見てもらいたいと、現存天守である備中松山城を絡め、せっかく岡山まで行くなら僕らがまだ行ったことのないところも入れようと備中高松城をラストに予定を立て、あまり熟睡することが出来ませんでしたが何とか6時に起きて7時過ぎの集合には無事に3人揃って、僕の車でいざ出発!平日なので高速渋滞が心配でしたが、道中休憩しながらも結果的には渋滞に巻き込まれることなく、予定通り3時間半ほどで備中松山城のある臥牛山の8合目にあるふいご峠に到着、そこから徒歩で山上の天守目指して歩きました。これまでいろいろと山城を攻めてきたので、前に来たときはバテバテになりましたが一回り成長して再びやってきた僕にとって、わずか2合ばかし700メートルほどの距離なんてヨユーシャクシャクと思ってたのですが…。想像してたよりキツい急勾配に息も絶え絶えになりながら何とか大手門跡を通過すると、前には気付きませんでしたがそこから山上へと連なる見上げんばかりの石垣の美しさは感嘆モノでした。やっとの思いで何とか二の丸広場へと到着すると、眼前に広がる威風堂々たる本丸の眺めに疲れも吹っ飛び、いざ天守へとレッツラゴー!さすが江戸時代から残る現存天守、本物はやっぱイイネ!と堪能した後、天守裏にある二重櫓を見ていますと、その脇にある門から道が続いているみたいで、以前に来たときはそこはスルーしてて気付かなかったので、そちらも見てみようということに。せっかくだからとノリと勢いで行ってみただけなのですが、うれしい誤算と言いますか、いわゆる搦手側に広がる無骨な石垣跡は何とも味がありまして、またそこから見える二重櫓に天守との対比が往年のお城の姿を想像させるものがあり、さすが日本三大山城のひとつととても良かったです!グルメ情報を見てますと、岡山新名物として烏城黄金ずしがイチオシされていたのでこれは食さねばと、リサーチしたお店へ行きますと、残念ながらそのお店では要予約ということでありつけませんでしたが、せっかくなので名物である岡山ばら寿司を食べてから岡山城へ。烏城公園なのに、内堀から迎えてくれたのはなぜか白鳥、しかもその白鳥がエサ箱に首を突っ込んでひたすらがつがつしていたのにはがっかりしながらも、石垣上にある月見櫓を横目に通りながら岡山城天守を遠望。廊下門を通って中段を散策、それから本段へと上がり天守に登った後、日本三名園のひとつである後楽園へと行ったのですが…、冬に庭園へは行くものでないとしみじみ痛感してしまいました。時刻は16時を過ぎておりまして、ちょっと腹ごしらえをしようとおやつにデミカツ丼を食べてから、最終目的地である備中高松城へと向かったのですが。18時前に到着したというのに、あたりはすでに真っ暗、街灯はまったくと言っていいほどなく、冬って意外に日が沈むのって早いのねと改めて実感しながらも、暗闇の中備中高松城を散策したのですが、どこに何があるかさっぱわからない上に写真を撮ってもイマイチで、満足に見ることが出来なかったのが残念でした。ビジュアル的には良かった清水宗治公自刃の地イン満月も、スマホカメラでは微塵も伝わらないのが夜景写真の悲しいところですが、歩きながら空を見上げますとそこには満天の星空がありまして、オリオン座だけでなくカシオペア座も見つけられたりして、ある意味普段見ることの出来ないものを見れたのは良かったです。本来なら備中高松城跡の近くに蛙ヶ鼻という水攻め堰堤址まで行くつもりだったのですが、さすがにこれ以上はムリと帰路に着きました。というわけで、3人で日本三大山城、日本三名園、日本三大水攻めの城と3つのお城を巡る新年初のお城ツアーは終了したのですが、自分で書いててこれだけ「3」が続くと今年の僕のラッキーナンバーは「3」な気がするのは気のせいじゃないですよね。管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」もぜひご覧ください!
2014.01.15
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さすがは大殿の影武者おぬし意地が悪いお城好きなのに戦国時代に弱い僕としては、テレビで戦国時代の特集がされているのをチェックしますとかたっぱしから録画しては勉強しているのですが、やはりその中でも一番勉強になるのは時代劇です。テレビとラジオとではラジオのほうが想像力がつくとよく言われていますが、それは現実として身の回りにあることをテーマにしているときのことであって、過去のことなど知らないがために想像もつかないものなどは耳だけでなく目からも情報を集めることでより理解することが出来るので、僕にとっては重宝しております。今年のワイド時代劇は「影武者徳川家康」ということで、名乗らんさんからの勧めもあり、5時間という長丁場の作品をじっくり鑑賞しました。最後まで見終えしみじみ思ったのは、いい物語だったなぁということ。家康が討たれたことによりやむを得ずといいますか、なし崩し的に影武者が家康のフリをすることになったのですが、これほど壮大で暖かな気持ちになれるホームドラマはなかなかないと思います。いやはや、物語は史実にのっとって秀忠との対決を描いていたのですが、僕の興味はそんな重責なんかよりも安らぎの場所である側室たち、特にお梶の方とのやり取りばかりが気になって見てました。なのであのラストは影武者にとってこの上ない、ハッピーエンドな終わり方だったと思うのですが、余韻から醒めたとき、ふと時代劇を見ていたはずなのに何この充実感?と思ってしまう、歴史というより人間ドラマとして大満足な作品でした。
2014.01.02
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とある飛空士への追憶お花はね、お空に向かって咲くの土から出られないお花たちはあの広くて自由なお空に憧れてるんだって中央海を挟んで12,000km隔たった2つの大陸。それぞれを支配する2つの国は対立し、戦争状態が続いていた。そんな中、神聖レヴァーム皇国の皇子カルロの婚約者ファナ・デル・モラルの命が敵国に狙われる事態に。そこで、敵国領内に残された次期皇妃ファナを救出すべく、彼女を水上偵察機に乗せ、護衛なしで敵中を突破し、12,000km隔てた神聖レヴァーム皇国に送り届けるという無謀とも思える極秘作戦が計画される。最下層の民で、身分の関係ない自由な空への憧れから飛空士となった青年、狩乃シャルル。その卓越した操縦技術を買われ、この失敗の許されない極秘作戦のパイロットに起用されるのだったが…。冬の新番組をチェックしていますと「とある飛空士への恋歌」というアニメがスタートするとのことで、その前編ともいえる映画化された本作を予習として見ることにしました。見終えた感想は、良く言えば王道もしくはオマージュ、身も蓋もないことを言えばどこかで見たことのあるベタな展開の切り貼りと言ったところでしょうか。原点回帰という意味では、これはこれでありなのかもしれませんが、初めて見た気がしない先が読めたせいか僕的には盛り上がりの欠けるものでした。
2013.12.31
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お出掛けするときは晴れていてほしいと誰もが思うところですが、先に予定を立てての旅行や観光など、こればかりは土壇場にならないとわからないわけで。特に僕が趣味としているお城ツアーに関しましては、雨は一番の天敵で、というのも基本的にお城は昔ながらの整備されていない砂利道なので水はけが悪いだけでなく滑りやすかったり、展望台に上がったとしても景色がさっぱりなだけでなく高台にあるお城だったりすると霧が発生してしまい何も見えない状態になってしまうのです。なのでお城ツアーへ行くときは、極力お天気であることを祈るばかりなのですが、人事を尽くしても天気ばかりはどうにでもなるものでもなく、朝から雨、しかも予報では今日だけ雨というピンポイントな感じに頭を抱えながら、名乗らんさんと安土城へ行ってきました。車に乗り込み、いざ出発とスタートしていきなりトラブル発生!これまでトラブルといえば名乗らんさんが数々の災難に見舞われてきましたが、スタートの時点から車のカーナビの現在地がズレまくるトラブルが。以前もズレまくることがあったので、修理に出して直してもらい調子良く動いていたにも関わらず、このタイミングで再発とは間が悪いと思いながらも、考えたら助手席に名乗らんさんがいるのでズレたらその都度調整してもらうことで気にせず出発することにしました。大阪市内から運転すること1時間半強、これまでのツアーがあまりにも遠出だったのか、思った以上にあっさり早く安土城へと無事到着しました。名乗らんさんは安土城に行くのは今回が初めてでしたが、僕はこれまで何度か行ったことがあるお城で、先週にも歴史秘話ヒストリアで安土城が取り上げられてたりしたためただでさえ人が多いお城なので、間違いなく観光客が増えてるんだろうなぁと思っていたところ、どういうわけか駐車場には車が1台だけとすっからかんな状態。この寒さのせいもあるかもしれませんが、まさかまさかの雨が降っているから全然人が集まってないのではと、これこそ恵みの雨だと思わず天に感謝を捧げながら現金な性格だなと思いつつ、ずっと夢だった誰もいない安土城大手道を写真に撮ることが出来ました。大手道をずんずん天主目指して登り続ける途上、名だたる武将の邸跡を見て回り、ようやく黒金門跡に到着。これはまた見事な虎口だなぁと思いながら、もっとベストポジションはないか探したところ、上から見れるスポットを発見。いやはや、華麗にして壮麗な安土城の一の門にふさわしい美しいその縄張に感嘆しながら、二の丸を経て本丸へ至り、いよいよ天主へ。やはり雨のせいで天主台から見る景色は靄がかかって何もわかりませんでしたが、ここに来るまでにすれ違ったのは2人、結局この後も含めて安土城内では2時間あまり散策していたにも関わらずすれ違ったのは合計で4人だけと、これでもかと心ゆくまであちこち満喫することが出来たのはとても良かったです。とまぁ、天主跡まで見たら普通は終わりだろうと思いますが、先にも書きましたように先週に歴史秘話ヒストリアで安土城が紹介され、その中で高石垣とバルコニーがあったと案内されていましたので、せっかくなのでそれを見つけようとしたのですが、詳しい場所までは紹介されてなかったので感覚で探すことに。いくつかここじゃないかなという候補を写真に収めて家に帰った後にもう一度見直してみますと、そのうちの1つは正解だったのですが、まさか高石垣とバルコニーの場所が同じところだったとは盲点でした。それから三重塔を見てから安土城を後にし、天主閣5階・6階を実物大で再現した信長の館を見て、ようやくお昼御飯。やはり近江八幡市まで来たら近江牛でしょう!と、安土駅前にあるおそば屋さんで近江牛肉そばを堪能しました。ここで時間は14時前、今回は安土城に行く以外全くノープランだったのでこの後どこに行こうと相談したところ、ちょっと走ったところに水口城跡があるというのでそこへ行くことに。相変わらずカーナビの現在地は修正したところでズレまくり、自分の居場所を見つけられないゆとり世代の子だなぁと呆れながらも何とか無事に水口城跡に到着。復元された出丸部分の櫓だけということでしたが、思ったより立派な感じで残っていたので、なかなか良かったですが、やっぱり残されているのは出丸部分だけだったのであっさり見終わり中途半端に時間が残ったので、このそばにある水口岡山城へ行くことにしたのですが…。名乗らんさんのスマホナビと住所を頼りに向かったのですが、おそらくここだという場所はわかったにも関わらず、駐車場スペースが見つからず、山中に入ろうとする車道はなぜかバリケードが置かれ通行止めになっていまして、あちこち探しているうちにだんだん日が暮れてきてしまい。ネットで検索する限り今は古城山として公園化されているため高さは知れてるといえども、一応は山城ですから暗くなってからの登城はさすがに危険かなと諦めて帰ることにしました。最後の最後で登城出来ず不完全燃焼な感はありましたが、それでもメインの安土城を楽しむことが出来たので良しとすることにしました。お城ツアーに行くときにはなるたけ晴れてほしいものですが、安土城のようなメジャーなお城をほぼ貸切状態で見ることが出来るのなら、たまには雨でもいいかなと思ったり。あっ、でも以前台風の日に見に行った二条城は、それでも多かった気もするので微塵も関係ないかもしれませんが、雨の日にもし行かれるのでしたら滑りやすくなっていますので足元にはご注意くださいませ。管理人主催の参加型サークル「お城を知ろう倶楽部」もぜひご覧ください!
2013.12.18
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情報は質量ゼロ、すなわち…人の思いは時空を超えるこれまでドラマの感想を書くたびに、医療モノと刑事モノのドラマが好きと公言してきた僕ですが、実のところSFモノも大好きだったりします。というのもドラマや映画といった物語は、どうしてもその展開の構成上起承転結を描くことになるのですが、お約束というかお決まりのパターンで先が読めてしまうジャンルがほとんどに対して、SFだけは何でもアリな先の展開がまったく予想がつかないところに面白みがあると思います。現実世界の出来事ならある程度予測も出来たりしますが、それが自分の想像もつかない世界ならなおのこと、どうなっていくのか未知の世界にワクワクしてしまうのです。毎週そんなドキドキ・ワクワクの連続で楽しませてくれたのが、「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」です。第1話から主人公が殺されるという予想のはるか斜め上を行く展開に僕はぐいぐいと惹き込まれてしまい、ヒロイン守るロイドの登場によりアンドロイドたちとのバトルだけで終わるのかと思いきや、さらには脇を固めるキャラたちにもさりげなくスポットを当てつつ収束に向かうという、これまでにないまさかの神展開。何よりアンドロイドの目を通して語られる、人間の醜悪さだけでなく、これほどまでに人間讃歌を恥ずかしげもなく高らかに歌い上げた物語は他に類を見ず、最終回では不覚にもロイドの一途さに思わず涙してしまうくらい大満足な素晴らしい作品でした。全知全能など存在しないなぜなら人は…、一人一人その存在が奇跡だからだところでSFの世界にはロボット工学三原則というルールがありまして、ほとんどの作品はこれに則っているのですが、本作はこの常識に捉われない自由な物語でした。いろいろ解釈がありますが、この三原則はそもそもにして人間とロボットを分ける基準の境界線的な定義として認識されていまして、SF作品がこの三原則をモチーフにして展開されているのに対して、本作はこのいずれもぶっちぎりで無視してます。それをどうこう言うつもりは毛頭なく、それどころかその枠に捉われなかったからこそ、逆に意志を持って行動することが出来るようになったのではないかと思うと、これからのSF世界において新たな共通認識になるのではないかと想像すると楽しくなってしまいます。
2013.12.15
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式の前日さあて歩いてやりますかーヴァージンロード仕事中にラジオを聴いていますと、パーソナリティの方が気になるものを紹介するというコーナーがあり、そこに登場したのが本書。何でも紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする「キノベス」なるものがあり、その中で唯一マンガとしてランクインしたので興味を持ったとか。本書は全1巻の短編集で、6篇の作品が収録されているのですが、その中でも表題でもある「式の前日」が、わずか 16ページの作品ながら読んでいて号泣し、読み返してまた号泣したらしく、メインパーソナリティの方もさすがに呆れ気味で話を聞いていたのです。それじゃあということで、今から1曲かけている間にその短編をメインパーソナリティの方に読んでもらおうということになり、どうなるのかと歌を聴きながらわくわくして待っていますと、歌が終わってからメインパーソナリティの方はホントに涙声で感想を述べられていまして、これはひょっとして凄い作品なのではと興味を持った次第で。そうなると一刻も早く読みたくなるのは心情で、仕事途中に本屋さんがあったので立ち寄って探してみたのですがどこにも見つからず、人気作品だから売ってないのかなぁと思ってネットで検索しますと、何と驚きの少女コミック。いやはや、マンガのストライクゾーンは広いつもりでも、さすがに少女マンガまではフォローしてないよと、仕事着ということもあってコーナーに入るのは止めましたが、考えれば考えるほどやっぱり欲しくなるわけで。それを帰り道に柏原くんに言うと、探しに行けなかったのはメンタルの問題だと言われてしまいましたが、僕としては良識の問題かなと。残念なことにうちの近所には歩いて15分ほどのところにあるスーパーの中にこじんまりとした本屋しかなく、途中バスに乗ってしまったので家そばまで帰ってきてしまったのですが、やっぱり探しに行こうと家とは逆走して本屋へ行くことに。少女マンガがどういう基準で並べられているかなんて全くわからない僕としては、棚を端から端まで見ていくしかなかったので、かなり長い時間立ち尽くしていた僕は周りから見れば怪しい人物に見えたのでしょうが、そこはそれ頼まれたのよ~オーラ全開で突き刺さる視線を華麗に躱し続けると、何とか無事に発見したので即レジへ。ふっ、やっぱりメンタルの問題じゃなかったと思いながら足取り軽く自宅へと帰り、晩御飯もそこそこにすぐさま読みはじめました。と、前置きはさておきここからが感想。よく物語などを読んでいますと、行間を読む作品というものがあるかと思いますが、本書はまさにその行間と言いますか空気を読ませる作品。普通の作品だと1から10まで物語は描かれていますが、本書は読み切りの短編集という利点を最大限に活かして、いわゆる起承転結の承か転からはじまり結に収束するという斬新な構成。表題作を読んだ先のメインパーソナリティの方の感想が言い得て妙でして、はじめの13ページはどうということのない展開がラストの3ページでいきなりぐっと来る物語です。残念ながら僕は泣くまでもいきませんでしたが、それでも心に感じ入るものがあり、これまであまりこういう構成の作品は読んだことがないので貴重な一冊です。
2013.12.03
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来年の大河ドラマは「軍師官兵衛」、ただでさえ姫路城は世界遺産のため観光客が多いというのに、現存の姫路城に全く関係ないとはいえ元城主を取り上げるとなると、来年を通して今以上に観光客が増えるのは火を見るより明らかなわけで。それなら今のうちに行っておこうと今回のお城ツアーは姫路城、厳密に言いますと姫路城は現在大天守を修理していますので、修理見学施設である天空の白鷺に名乗らんさんと行ってきました。ここ数回は車でお城へ行ってましたが、大阪から姫路へと行くには電車のほうが便利なため、運転しないのでやっと解禁になった恒例のワンカップ焼酎を片手に梅田から阪神電車で姫路へと出発!時間的にはJRのほうが早いそうなのですが、姫路までの割引チケットは阪神電車のほうが大幅にお得だったので、のんびり電車に揺られながら11時過ぎに姫路へ到着。姫路城には以前にも来たことがあるので、現地に着くまではそれほどでもなかったのですが、いざ姫路へ着きますとご当地の風といいますか雰囲気に煽られて、何やら一刻も早くお城へ行きたいと逸る気持ちになりながらも、まずは腹ごしらえということでお昼御飯を食べることに。お城ツアーの楽しみのひとつであるグルメをどこにするか綿密に調べたのですが、いろいろ調べた結果間違いがないのは以前にもお邪魔したお店ということで、今回もそこへ行くことにしました。お店のメニューを見るといろいろなセットがありまして、その中から選んでみたのですが、いったん注文を受けて厨房に入って行かれた店員さんがおもてなし御膳というのがありますよと戻ってきて教えてくれたので、せっかくだからとそれにするとまさかのゴージャスな御膳。しらす御飯に桃色吐息(姫路豚)の天ぷら、姫路おでんに播州そうめん、さらに姫路の地酒2種類飲み比べと、これで1500円というのですから大満足なお値打ち価格。かなりいい気分になりおなかも満たされたところで、いよいよ姫路城へと登城!4年ぶりの姫路城がどう変わったのかとわくわくしながら菱の門をくぐりますと、目の前には順路という大きな看板が。どうやらこの順路は天空の白鷺への案内みたいで、それより姫路城の縄張を隅々まで堪能したい僕らからすれば、まずは順路とは逆方向にある西の丸の化粧櫓へと向かいました。ちょうど僕がお城巡りを始めて2番目に来たのが姫路城で、以来いくつもお城を見てきましたが、西の丸にある百間廊下や化粧櫓だけ見ても、やはりこのスケールの大きさは大迫力のものがあり、その雄大さに圧倒されてしまいました。本当なら西の丸を抜け大手(表口)から天守へと登りたいところなのですが、いの門のところにある順路ではなぜか搦手(裏口)方面に矢印が向いてましたので、とりあえず順路通り進むことに。途中、埋門や扇の勾配の石垣などがありましたが、どうにも通路が規制されている上に行けない曲輪などもあったりして、かなり不完全燃焼になりながら天守のある備前丸に到着。前評判で修復してる様子を外から見ることが出来ると聞いていましたので、間近で破風やら鯱見れるものと期待して天空の白鷺に入りますと、いきなりエレベーターで8階に行ったかと思えばお城を見る展望スペースは他に7階だけしかなく、後は1階までまたエレベーターで降りるというあっさりしたもの。これはこれで得難い体験かもしれませんが、5重6階全てを外から見れると期待してた僕からすると激しく肩透かし。さらに驚かされたのが天空の白鷺から戻る順路でして、誰がそんなありえないのを考えたのか責任者に問い質したくなる、まさかの大手へと逆走するルート。お城の味わい方というのはいろいろあると思いますが、その中でも最たるものが築城した当時の城主の工夫を感じるべく、大手から天守まで自分が攻め入る気持ちで楽しむものなのに、タネも仕掛けもわかってしまう逆走ルートを順路にするっていうのはどういう了見なのか理解に苦しみました。当然名乗らんさんにしてもそんなルートで戻るなんてありえないわけで、どうせなら大手から天守までを堪能したいとそのまま来た道を戻っていの門まで行き、大手からのルートで天守まで行こうとろの門をくぐったところ、警備員がいて一方通行のためこちらからはダメと止められてしまいました。ルールはルールなので従ったのですが、残念に思ったのがあまりにも姫路城が観光地化しているところで、それが復興やら復元やら模擬天守ならともかく、築城当時から残る貴重な遺構が数多く残されているお城だというのに、それを見るルートまでが規制されるというのはバリアフリーなど通路の安全を確保するためと理解は出来ても納得出来ないところでした。当然見るなら大手からの登城、それが見れないのならもういいやと次に行こうと出入口である菱の門へ向かう途中、修理前から立てられているのか姫路城の見学ルートとして大手から天守までの順路が書かれている看板を横目に、西御屋敷跡庭園である好古園へと向かいました。まだ紅葉には少し早かったですが、あまりにも美しい景色の数々に心癒されてしまいました。どっちもどっちだなぁと思ったのは、あれほど姫路城に観光客がいたにも関わらず、好古園で僕らがすれ違ったのは5人くらいのほぼ貸切状態、おかげでのんびりまったり過ごすことが出来たので不完全燃焼だった気分が一気に吹き飛ぶくらい大満足に大満喫してしまいました。姫路まで出てきたので、他にもおいしいグルメをと高砂で寄り道してB級グルメであるかつめしを堪能したのですが、面白かったのはこのお店。見知らぬ駅で降りて夜道を名乗らんさんのナビを頼りに彷徨っていますと、遠目に光る電照の看板を見つけたのですが、そこにはすし・カツの文字が!店前のショーウィンドウにメニューの模型が並べられていたのですが、お寿司にカツが並べられていまして店に入ると一枚板のカウンターにネタが並べられたケースもあったりして、ホントのところどっちがメインやねんと突っ込みたい衝動に駆られたのは僕だけではなかったはずです。
2013.11.13
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ヤンキー君とメガネちゃん(1)あいつのせいでいろんなことを学んだあいつのせいでたくさんの仲間に出会ったあいつのせいで俺は…この学校に来てよかった……!!ドラマを見てハマって以来、いつか原作を読んでみたいとずっと思っていた本巻をやっと読むことが出来ました。僕は高校が男子校だったので、ロマンもへったくれもない学生生活を過ごしましたが、これほどまでに夢のある作品はないのではないかと思えるくらい、とても面白く一気に読んでしまいました。主人公の一人であるヤンキーくんは、無気力な学生生活を送っていたところメガネちゃんに巻き込まれることで受身ながらも行事などに参加していくことで、気付けば物語の中心となって仲間たちと出会うことになります。そのきっかけはメガネちゃんのはた迷惑な行動力だったのですが、それを実のあるものとしたのはヤンキーくんで、どうしようもない現状も自分の行動で変えることが出来るのだと教えてくれた気がします。正直なところ、この物語は完結しているのですが不完全燃焼な終わり方をしていて、いくつも伏線が回収されないままに終わっています。最終回ではまさかのありえない展開に、ヤンキーくんの受難がこれからも続いていくようで、それはそれでどうなるのか、続編が連載されるのを期待しながらそれまでは楽しみに想像したいと思います。
2013.11.11
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STEINS;GATE 無限遠点のアルタイルたとえ、何回、何十回、何百回ダメだったとしても……何千回、何万回、何億回と挑んで、何もかも全て救ってみせる。ラボで催されたクリスマスパーティーのさなか、突如発動したリーディングシュタイナーによって、岡部倫太郎は戦火に燃える日本を垣間見る。倫太郎が再び世界線を跳躍したことに気づいた鈴羽は、自分の使命に協力するよう倫太郎に迫るが、紅莉栖を助けられなかった絶望が、運命に抗うことをためらわせる。だが、世界は無情にも倫太郎を再び過酷な運命と導いていく。鈴羽、ダル、そして真帆。それぞれの思いが、閉ざされた倫太郎の心を揺り動かす。そして倫太郎をもっとも身近で見守りつづけたまゆりも、ある決意をその胸に宿す。かつてまゆりを救い、そして今に至るまでを導いた狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真。倫太郎の中で眠るその男を目覚めさせるため、まゆりが選択するものは。そして、世界はひとつの“執念”へと収束する――。このシュタインズゲートシリーズの作品を読んでいますと、目的としては過去改変した世界線を元に戻すだけでなく、さらなる高みにあるシュタインズゲートを開くという単純明快なものなのですが、そこに至るまでの過程にさまざまなドラマがあり深く考えさせられるものがあります。前巻から引き続きシリーズ最終巻となる本巻も、身も蓋もないことを言ってしまえばそんなシュタインズゲートに至るためのただの通過点でしかなく、こうした失敗の世界を経てより良い世界へと導こうとするのですが、それを体感出来るのはリーディングシュタイナーという特殊能力を持った主人公だけであり、他の人たちはそんな世界があることを願って今いる世界線を生き続けるというものです。つまりは、主対的に見るか相体的に見るかで物語の受け止め方は全く違ったものになり、アニメ版や原作が主体的に描かれているとすれば、本シリーズは相対的ないわば失敗した世界について描かれているという点では、物語としてまったく意味はなさないところに価値を見出すことが出来るというのはなかなか妙味だと思います。終わった世界、自分たちの理想が実らない世界を生きざるを得ないラボメンメンバーたち、結果はわかっていながらより良い未来がいつか訪れるために希望を見失うことなく、前を向いて戦い続けるその姿は、見ていて目頭が熱くなる思いにさせられました。
2013.11.09
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だいたい月1のペースでお城ツアーをしている僕としては、毎回綿密というほどのものではないですが、そのお城や周辺の見所にB級グルメ、さらにはゆるキャラを1週間くらいかけてリサーチするようにしています。せっかくその土地に行ったからには、見逃したりチェックし忘れたりするのはもったいないと思い、時間の兼ね合いから行ける行けないは別にして、最低限押さえるべきは押さえておこうと徹底的に調べるようにしているのですが。そんな僕なのに今回のツアーは一昨日日曜の晩に行こうかなとノリで決めた、思い付きのノープランでうどん県のお城に行ってきました。とは言っても、さすがに全く調べないというのはあまりに無謀なので、昨晩仕事から帰ってうどん県をリサーチしていますと気付けば途中で寝落ちしただけでなく目覚ましをかけるのを忘れて寝てしまい6時半に起床、それからバタバタ準備して7時半に車でゴー!電車だったら億劫ながらもマイカーがあれば思い立ったが吉日で気軽にどこへでも出かけられるものだと高速を走り続けること3時間半、初めて車で渡った瀬戸大橋にすごくでっかいなぁと感動しながら11時過ぎに無事丸亀市へと到着。うどん県に来たからにはうどんを食べねばと思いながらも、最近の丸亀市でムーブメントなB級グルメは骨付鳥らしく、無類の鶏好きな僕としてはまずはブレずに食べに行くことにしました。骨付鳥には噛めば噛むほど味が出る「おや」とジューシーで柔らかい「わか」があるそうなのですが、初心者の僕としては通好みの「おや」よりまずは「わか」を頼むことに。想像以上にがっつりな大きさと、何よりお味噌汁のお椀の大きさに驚かされながらまずは豪快に一口かぶりつきますと、そのスパイシーな中にもニンニクが適度に効いててホクホクの味は、車にも関わらず思わずビールを頼みたい衝動に駆られるクセになる大満足な味でした。腹ごしらえが終わったのでさっそく丸亀城へ向かうと、僕を迎えてくれたのはあまりに美しすぎる石垣の数々でした。天守へは大手門から見返り坂を通って行くのですが、途中にある三の丸の高石垣があまりに美しく寄り道してしまい、道なき道をずんずん進み石垣を満喫した後にいざ天守へ。最近は歴女ブームとはよく言ったもので、平日に関わらず年配の人たちに混ざって女性グループの観光客が数組いたのですが、僕の少し後に天守へ到着した数人の女性たちは天守の美しさより瀬戸内海を望む景色の美しさに感動したみたいで、天守そっちのけで風景の記念撮影していたのはいかがなものかと。また天守最上階まで登り景色を堪能し終え、次に行こうと階段を下りているところに別の女性2人組とすれ違ったのですが、その2人のしている会話が何とも残念でした。曰く、松山城に行ったときもだけど、わざわざこんな登りにくい階段を作らなくても普通の階段にすればいいのにとボヤきながら登っていたのです。いやいや、城の天守というものはそもそも城主が城を枕に討ち死にする場所なんで籠城することが前提だから、登りやすいのを作るとすぐに攻め落とされるでしょうと突っ込みたくなったのは僕だけでしょうか。お城は大満足なのに何だかモヤっとした気分になりながら、玄関先御門から見る天守の美しさに心癒され、次の目的地である高松城へ向かいました。大手の方から入りますとさっそく出迎えてくれたのは艮櫓でして、正直なところ天守のない海城跡の公園と書かれてましたのであまり期待せずに行ったのですが、逆にそんな期待を裏切るくらいにきっちりいくつもの遺構が残され、細部まで手入れが行き届いた見所の多いお城でした。今回のノープランな僕の予定ではこの高松城でお城ツアーが終了でしたから、時間的にかなり余裕があったので帰る前に桜の馬場でまったりしていますと、それまで音信不通だった名乗らんさんから連絡が。名乗らんさん的に、高松には三大名園より好きな栗林公園があるからぜひとも行くべしと言われたのですが、時刻はすでに16時過ぎ。スマホで調べますと、高松城から栗林公園へは車で10分もかからないところにあり、17時半までやってるみたいなのでそれならと急遽向かうことにしました。お城めぐりをするようになってから、姫路城へ行ったときに見た好古園の美しさにハマって以来、お城へ行くたびに庭園もチェックしているのですが、僕がこれまで見た中で一番美しいと心から思ったのは三大庭園のひとつの後楽園で、さすがにこれを越える庭園はなかなかないだろうと思いきや。街中にあるというのに、何この雄大な景色。園内に入ると60分コースの案内看板があったので、時間的にもちょうどそれがいいかなとその通りに歩いていったのですが、最初はいろいろな松ばかりでどうかなと思っていたところ、次第に池泉式の風景が広がってきましてその景色の素晴らしさに吸い込まれそうになりました。残念だったのは公園に到着したのが16時半前で、園内のお茶屋さんや休憩施設のほとんどが店じまいの準備をしていたため、落ち着いて詫び寂びを感じれなかったことです。わずか1時間ばかりの散策でしたが、また来てみたいと思えるほど充分すぎるくらいに栗林公園の素晴らしさは体感出来たので、教えてくれた名乗らんさんには感謝です。これにて本日の予定は終了しましたので、大阪へ帰ろうとしたのですが、ただひとつ心残りなのはうどん県へ来たというのに讃岐うどんを食べてないこと。このままじゃ帰れないと思いながら、スマホで検索しますと栗林公園から離れたところにお店があったりして、そこまで行くのはさすがに帰る時間がどんどん遅くなるため、高速のサービスエリアにないか期待して高松中央から乗りますと、四国最後のサービスエリアに期待通り讃岐うどんがありました!やはり本場のうどんはコシだけでなく、ダシまで味が違うなぁと味わってから、帰路に着く途中淡路のパーキングでちょっと一息。展望台のところにゆるキャラを発見したので、普通に撮影しても真っ暗で何もわからなかったためフラッシュで撮影したところ、思いの他キレイに撮れて満足したのですが。先日北ノ庄城跡で撮れた謎な写真は、てっきりフラッシュの兼ね合いとばかり思っていたのに、こうまでキレイに撮れるってどういうこと?ということは、やっぱりあの写真は…。
2013.10.29
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というわけで後半戦、たぶんこんなんじゃなかったかなぁと作られた復興天守である大野城のお口直しに、ダバダー♪と上質を知る人のネスカフェゴールドブレンド…、もとい城質を知る人の江戸期以前からある現存天守を見に行くべく、丸岡城へと向かいました。ちなみに名乗らんさんは丸岡城へ行くのは初めてでしたが、僕は以前に一人旅で行ったことがありまして、あの静謐な中にも威風堂々とした厳かな雰囲気を心ゆくまで味わえるのを楽しみにしていたのですが。どうしたことか、お城が近づくにつれて商店街の雰囲気が華やいでるだけでなく、そこらじゅうにのぼりなんぞも立てられてまして、嫌な予感を感じつつもまさか今日じゃないだろうと現実逃避しながら駐車場を目指したのですが、やっぱりといいますかお城の周辺道路は通行禁止と交通規制されていました。ナビの案内通りに行こうにも、あっちもこっちも通れないので警備員さんに誘導されるままに行くことで、何とか無事に臨時駐車場へ入ることが出来てわかったのですが、本日天主閣前広場で古城まつりが開催されていました。基本的に人が多い混雑するところが嫌いな僕と名乗らんさん、そんな僕らの目の前にいる人人人の人波に、ガビガーン!と顔に数えきれないくらい縦線が入る名乗らんさんに、この人波はお祭り目的だからお城は多分大丈夫と励ましながら本丸へ向かいますと、途中迎えてくれたのはゆるキャラの城丸くん。城丸くんの安定した不気味さに心癒されながら本丸へ登りますと、僕らのわずかな希望も空しく打ち砕かれまして本丸広場は天主閣前広場に引けを取らないくらい人だらけでごった返していました。そこいらを子供が無邪気に走り回っているあまりの光景に、絶望して吹雪の中に晒された表情をしている名乗らんさんと、一服してから気を取り直して天守を見に行くことに。僕と名乗らんさんに共通しているのは、写真を撮るときは風景を撮るのに徹することでして、タイミングもありますがどれだけ人がいようが限りなく他の人が写らないようなシャッターチャンスを狙うのがこだわり。祭りのためか今日は入場料が無料だったということもあり、天守はあまりにも賑やかで静謐な雰囲気はどこへやらとがっかりでしたが、こだわり抜いたアングルの丸岡城天守に石瓦、そして以前日記にも書きました名物ともいえるアスレチックな階段と、2回目にも関わらず思いのほか堪能してしまいまして、今回も越前おろしそばをおやつにいただきながら、また来たいと思いました。そうこうしているうちに古城まつりはいつの間にか佳境に入ったみたいで、車道を占拠してまで埋め尽くす人たちが音楽に合わせ丸岡音頭なるものをひたすら踊っていまして、あまりにも非日常的な空間に危険を感じてそそくさと脱出。そこから本日最後の目的地である福井駅へと向かいまして、まずは福井城址へ行ったのですが、駅前の地下駐車場から城址へ歩いていますと、だんだん近いてくるにつれ何だか騒がしい音がして、まさかここでも?と嫌な予感が。それが何なのかは城址前の御廊下橋そばまで歩いてきてようやくわかりまして、どうやら隣にある公園で何らかのイベントというかステージをやってるみたいで、城址内は音が聞こえてくるだけでまったく問題なかったので、今度はゆっくりと散策。現在の福井城址本丸内は県庁と県警本部でして、その中をじっくりと堪能した僕たちは、それから徒歩10分ほどのところにある北ノ庄城へと向かいました。ナビをしていた僕は以前見たので心の準備が出来てたのでそうでもなかったのですが、商店街を抜けたビル街の間に突然現れた北ノ庄城柴田神社の鳥居に、名乗らんさんが意表を突かれたのか度胆を抜かれてたのが僕の中ではツボだったりしました。さすがに10月半ばともなりますと日が暮れるのが早く、神社へ到着したときにはまだ夕暮れだったのに、あちこち写真を撮影していますと、18時前でしたがいつの間にかどっぷりと日が沈んで辺りは暗くなっていました。そのおかげもあったのか、以前に僕は気付きませんでしたが、神社横にある2階建てのビルが煌々と明るかったので名乗らんさんが何だろうとそこへ突撃しますと、何とそこは北ノ庄城址資料館でして、僕も便乗して館内を見学し終えた頃にはもう外は真っ暗。せっかくだからと、最後にフラッシュモードで柴田神社を撮影してみたところ…。社殿前には何もなかったはずなのに、どういうわけか謎な影?が。まぁ、たまたまだろうと気を取り直して神社内にあります、お市の方像を撮ってみますと…。どうしてこんな写真になるのか僕は何も知りましぇーん、しくしく…。福井県のB級グルメといえばソースカツ丼、時刻は18時過ぎとちょうど晩御飯時だったので食べて帰ろうと前にもお邪魔したお店へ行きまして、以前に来たときにメニューを見て興味があった、トンカツの代わりにメンチカツが乗ったパリ丼をいただいてから福井を後にしました。毎回名乗らんさんとお城へ行きますと何らかのトラブル(主に名乗らんさんが)に見舞われるのですが、丸岡城で古城まつりにバッティングしただけでそれ以外は大きなトラブルもなく無事終了。うん、他にトラブルなんてなかったはず…、柴田神社での写真なんて僕には何もわかりましぇーん!
2013.10.13
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子供の頃、遠足などの前の日の晩に興奮したりテンションが上がってしまって、眠れなかったり目覚まし前に何度も起きたりしたことありませんでしたか?そういう話はよく聞いていたのですが、実際のところ僕は子供の頃にはそのような経験をしたことがなかったのに、遅まきながら30歳も過ぎてお城へ行くようになってからようやくそういう気持ちがわかるようになりました。今朝も寝付けなかっただけでなく、わくわくしてして6時起床の目覚まし前に何度となく起きてしまい、出発前から逆に疲れてしまったような…。僕がなかなか寝付けれなかったのはそれもそのはずで、今日は名乗らんさんと福井県のお城へ行ってきました。いつもなら電車か名乗らんさんの車で行くところ、今回は初の試みとしまして、僕のマイカー(軽自動車)での旅行。前回の竹田城へ行ったときに発覚したのですが、せっかくETC割で交通費はかなりお得になっているのに、名乗らんさんの流星号はスポーツカー仕様なのでハイオクしか受け付けないという超グルメっぷり。帰りの高速代にガソリン代を含めた交通費を精算しますと、どういうわけかガソリン代が高速代の倍ほどかかったのが納得いかず、だったら僕のマイカーのほうがガソリン代は安いだろうということで僕の運転で行くことになりました。僕個人としては運転するのは全然苦にはならないのですが、道中や旅行先ではアルコールを飲めないことに一抹の不安を抱えながら、集合時間の7時に無事集まっていざ出発!3連休の中日といえど、さすがに朝の7時からの出発ですと高速も順調に流れていまして、渋滞に巻き込まれることなく予定通り10時前に1つ目のお城である一乗谷朝倉氏遺跡へ到着。って、これのどこが城やねん!と思わず突っ込みたくなる写真ですが、実際カーナビが案内するままに運転していた僕ですら、ほんとにここでいいの?と不安になったくらいです。普通お城といいますとイメージするのはお堀がバーン!、石垣がズーン!、天守がドーン!という光景かと思いますが、この一乗谷朝倉氏遺跡はそんな想像のはるか斜め上をいくような、牧歌的な景色が延々と続くところでした。むしろ、山がなかったら地平線まで見えるんじゃないかと思えるくらいの、これほど広大で雄大な感じに保存されている遺跡のスケールの大きさに圧倒されてしまいました。が、基本的にお城にしか興味のない僕たちにとってそんな感動的な余韻に浸るのはさておき、さっそくスタンプがどこにあるのか探してみますと別料金である復元町並の入場入り口にあることが発覚、ちなみに入場料は210円。先にも述べましたように、基本的にお城にしか興味のない僕らにとって復元町並はスルー対象だったのですが、窓口に置いてあるのにスタンプだけ押して入らないというのはさすがに具合が悪いだろうということで、中へ入ることに。時代劇でよく見る戦国時代の町並みみたいだなぁ(棒読み)と華麗にさくっと見て回ってから、いよいよメインである一乗谷城入口である唐門へ。このお城の見所は何といっても室町末期に北陸の小京都として栄えた上方文化の名残りである4つの庭園跡と日本最古といわれる花壇跡。唐門をくぐるとすぐ、庭園の中では最大の敷地である館跡庭園が広がっていました。これだけじゃ全く何のこっちゃわからないと思いますので、高台から撮った別アングルで。この館跡庭園は、5代当主朝倉義景が住んだ館跡にあった庭園なので館跡庭園と呼ばれていまして、さすがに当主の館跡なだけに復元町並にあった普通の武家屋敷と比べると、そのスケールの大きさは雲泥の差でした。庭園内に義景公の墓があったのでお参りしてから、花壇跡はどこかなと探そうとしたら、たまたますぐ目の前に発見。うっわぁ、日本最古の花壇跡の遺跡なはずなのに、あまりに地味すぎて気付かず通り過ぎるところでした。っていうか、僕らの他にたくさんの観光客の方が来られていましたが、見ている限りほとんどの人たちが花壇跡はスルーしてたのでもったいないなぁと思いながら、テンポ良く遺跡内を見て回りました。湯殿跡庭園。諏訪館跡庭園。英林塚から南陽寺跡庭園まで歩いている道中たまたま通った堀切の跡っぽい自然道に、中世山城の雰囲気を満喫しながら1時間少々の散策で一乗谷朝倉氏遺跡、いわゆる一乗谷城が終了。時刻は11時を過ぎてまして、そろそろ腹ごしらえにいつものグルメということで、今回は大野城がある大野市を目指しました。福井県で有名なB級グルメはソースカツ丼ですが、カツ丼はカツ丼でも大野市にはSKで通じるカツ丼があるらしく、それを食べに行くことに。ちょうどお昼時だったせいか注文してから少し待ちましたが、じゃーん!と出てきましたのは醤油カツ丼、通称SKでして名乗らんさんからはソースカツ丼も省略するとSKやん!という突っ込みが。それはさておき、お味はといいますと、大根おろしに醤油とあっさりした和風味が絶妙にカツとマッチしているだけでなく、しそが絶妙なハーモニーとなってピリ辛さの中にほろ甘さを醸し出しましてすごく美味しかったです!おなかも満足したところで進路は大野城へ。車を走らせていますと、進行方向の小高い山の上に存在感のある天守を見つけたときには一気にテンションが上がりまして、どんなお城か期待しながらさっそく城門から登城。下調べしたときも特に注意書きがなかったので、てっきり天守までさくっと行けるかと思いきや、天守は亀山公園の頂上にあるらしく舗装されてるとはいえ、まさかの山…、というか丘登り。15分ほど登ったところでようやく天守に到着したのですが…、遠目からは雰囲気のある外観でも近づいてみますといかにもな雑っぽい作りにがっかりしながら、あっさりと大野城を後にしました。次は本物を見に行くからと、気を取り直して福井県にある現存天守の丸岡城へと向かったのですが…、続きはその2で。
2013.10.13
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一刀斎夢録 下死するは易く、生くるは難い。殺すは易く、生かすは難い。沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。土方の遺影を託された少年・市村鉄之助はどこに消えたのか――維新後、警視庁に奉職した斎藤一は抜刀隊として西南戦争に赴く。運命の地・竹田で彼を待っていた驚愕の光景とは。正直な気持ちを書かせていただきますと、僕は今までの人生でいろいろな本を読んできましたが、本巻ほど衝撃を受けた作品は初めてで、まさに荒れ狂う激流に呑み込まれたかのような読後感でした。どこからが現実でどこからが虚構なのか、自分で判断出来ないあやふやな世界へ放り投げられたまま最後まで読み切ってそのままここから抜け出せなくなっていたところを、山本兼一氏の解説にある一文に引っ張られて救い出された気がします。上巻から続くこの独特な世界観は、他のメディアでは真似することが出来ない、情景を想像しながら読む活字という媒体を最大限に活かした傑作でした。
2013.10.05
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その1から続きまして、お昼も無事に食べ終わったので心置きなく進路はいざ観音寺城へ!と思ったのですが、ふと近江八幡まで来たのならと思い出しナビで位置をチェック。僕はあまり滋賀の地理には明るくないのですが、彦根から走っている途中に何度も東近江の看板を見かけたのでお店を調べて見ると、ちょうど観音寺城とは対面になるのですが、お城へ行くよりは近いところに発見。というわけで、僕が担当していたお店のフロア長が4月に東近江の店へと異動されていたのがずっと気になっていたので、さくっと顔を見に行ってみますと入口ですぐさまお会い出来たのはビックリしましたが、さくっと世間話をして満足したところでいざ観音寺城へ。観音寺城へのアクセスは観音正寺の駐車場から徒歩で行くとありましたので、ナビに観音正寺をセットして向かったまではよかったのですが、道中ちらほら見かける観音正寺の案内板にまさかの林道通行止めの張り紙がされていてイヤな予感。とりあえず行くだけ行ってみようと突っ込んでみたのですが、やっぱりといいますか、観音正寺への林道は先日の台風18号の影響で土砂崩れが起きたらしく、通行止めとなっていましてゲートが閉められていました。他に道はないものかとカーナビで探しても同じところしか出て来ず、ここまで来たからには観音寺城へ登りたいと路駐してネット検索しますと、観音寺城がある繖山へが桑実寺からも登山出来ると見つけたので、さっそく桑実寺へ向かうことに。ゲートのところからうねうねと山道を下るとすぐ桑実寺に到着したのですが、あろうことか駐車場がどこにも見つからず、いくら人通りに車通りが少ないとはいえ、さすがに路駐するわけにはいかないので、今度は近隣で駐車場を探すハメに。そこいらを2周ほど流した結果、桑実寺へ行くには2つのルートがあるらしく、脇道からのルートだと参拝道入り口前には信長の館や安土城考古博物館の駐車場がありましたので、そこに駐車して登山することにしました。矢印通りに砂利道を進んでいきますと、しばらくしてから桑実寺の参拝客用駐車場を見つけてまして、こんなところわかるわけないやんと突っ込みながら、ぐいぐいと民家の横を通り抜け鉄板の橋を渡っるとようやく山門を発見。そこから石段を登ること約600段ちょっと、息も絶え絶えになりながらようやく本堂へ到着したのですが、目指すはまだまだ先の観音寺城ということで、本堂の横を通り過ぎ山道へと入っていきました。ひたすら山道を歩きながら思ったのですが、僕が今までいろいろと経験してきた中で自分との闘いである最たる競技って山登りだなと、しみじみ痛感しました。自分で歩かなければ前にも後ろにも進めないしどこにいるかさっぱりわからない、途中で止めようにもこれまで進んできた道を自分の足で戻らないといけない、さらには方向がわからずその道が正しいのか自分を信じて進まなければならないなど、これほど極限の自分と向き合うものって他にはないんじゃないかなと、まさに修行をしている気分でした。心も身体も折れまくり、もうダメだ、さぁ戻ろうと頭の中はリフレインしながらも、気力だけで頂上を目指しているうちにいつの間にかこれまで急な山道だったのがなだらかで平らな道に変わったかと思えば、目の前にはようやく念願の石垣が見えてきました。いざ本丸跡に入ろうとしますと、なぜか石垣の前でカップルがイエーイとピースして自我撮りの写真を撮っていまして、山登りだけで僕はMajiで倒れる5秒前にも関わらず、そんな爽やかな余裕があるってなんて凄いと唖然としながら見てますと、観音寺城跡の説明書き看板の前で寛いでいた2人組のおじさんたちに声を掛けられました。どこから登ってきたの?と聞かれたので、変わった質問だなぁと思いつつも桑実寺からですと答えますと、それはよく登って来られましたなぁと感心されてしまいました。いやいや、観音正寺の林道が通行止めになってるから城跡そばの駐車場はアウトだから、みなさんも麓から登ってきたんじゃないんですか?と聞きますと、おじさんたちは顔を見合わせて実は地元民しか知らない観音正寺への道があるんだと言われたのです。それを聞いて思わず僕はへ?と固まってしまいまして、トドメとばかりにカーナビならその道はおそらく検索されないと思うからよそから来る人はわからないと思うけどと言われてしまいました。別れ際、おじさんたちにあっちに行くとすぐ観音正寺だよと教えてもらい、どこから帰るの?と聞かれたので桑実寺のほうに車を停めてますので元来た道を戻りますと答えますと、おじさんたちは遠い目をしながら口々に頑張ってと励ましてくれました。繖山の標高は約433メートルで、本丸跡は395メートルのところにあり、付近の武家屋敷跡など涙目で石垣を見て回りながら、せっかくだから見て行こうとおじさんたちに教えてもらった道を歩いていきますと、ものの5分もしないうちに観音正寺に到着しました…。寺を見たとき思わず近っ!と叫んでしまいましたが、休憩所を見つけたので飲み物をゲットして寛いでいますと、さっきのカップルが休憩所にやってきまして、楽しそうに話しながら駐車場へと去っていくのを見送ったのには、虚無ってこういうことなんだと悟りを開いた気分になれました。観音寺城へと引き返し、桑実寺へと下山した頃には時刻はすでに16時半。14時前くらいに駐車場から出発したのでおよそ2時間半の行程でしたが、あまりの空しさにどっと疲れてしまった登城でした。空しい繋がりで言いますと、そもそも僕が観音寺城へ登城するのに駐車しているのが信長の館っていうのも…。これまで安土城には何度か登城したことはありますが、まだスタンプはもらったことがないのでそのうち来ようと思っていた目と鼻の先まで来るのと、目の前まで来るのとでは気分は大違い。観音正寺は西国三十三ヶ所中最難所の一つとして有名な寺だそうで、この空しさに打ち克ってこそ精神的にも肉体的にも強くなるべく、登城ではなくまさしく修行しに行ったような一人旅でした。
2013.09.23
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彦根城と安土城…、の隣のお城がどこかと言いますと関係者各位のみなさまに怒られそうな気もするのですが、佐和山城と観音寺城に行ってきました。というのもこの2つのお城、出発前周りの人にリサーチしたところ、城主である石田三成と六角氏の名前は出てもお城の名前まではあまり知られてなかったので、せめてどこにあるのかイメージ出来ればと思い、隣のお城にしてみたのですが伝わったでしょうか?。むしろそんな超一級のメジャーなお城のすぐそばまで行っておきながら、あえてマイナーな2つのお城へと登城した僕の変人っぷりが伝わったとかそういうのはナシの方向で。それはともかく今回はひさびさの一人旅ということで、6月に購入した新車で初攻城。しかし、その車でお城を攻めるには一抹の不安がありまして、それというのもどういうわけか少し前からカーナビの現在地が狂いまくり。気付けばいつの間にか大阪湾を爆走してるって、思わずチャラッチャチャラッチャッチャ♪とスーパーマリオのBGMを口ずさみながら、何回も現在地位置を修正するのですが何度やってもすぐ狂うのです。さすがにこれでお城攻めをするにはマズイということで、土曜にディーラーさんのところへ直してもらおうと持って行きますと、当日エンジンをかけたときには狂っていたのにお店に着く頃には正確な現在地になっているとは、土壇場での帳尻合わせが得意な持ち主に似たなのでしょうか。お店の前では正確な位置になったとはいえ、さすがにそこまでズレるのも大問題と無償で直してもらえることになったのですが、あいにくお店には部品の在庫がないとのことで後日改めて修理するとなっただけで、結局のところ不安は微塵も解消されなかったのが一昨日の話。まぁ、地図があればなんとかなるかと気を取り直して7時過ぎに自宅を出発、するとどういうわけかカーナビくんがそのまま機嫌良く大活躍してくれまして9時過ぎには無事に佐和山城へと到着しました。駐車場で佐和山城の看板を見るなり、ひさびさのお城巡りにヒャッホー!とテンション↑↑の勢いのままにさっそく登城しようと、ハイキングコースの入り口にもなってます龍潭寺に入りますと。左手にいきなり石田三成公の銅像を見つけましたので、登山と本日の旅行の無事を祈ってから、境内の横を通り抜けずんずんと登山道を歩いていきました。佐和山は標高およそ200メートル強の山でして、20分ほどで本丸跡に無事到着、ハイキングコースになってるくらいですから石段で整備されてるのかと思いきや、道中は急勾配あり自然道もありとなかなか登り応えのある山で、そうした苦労を乗り越えて見る頂上からの景色はまさに絶景。佐和山城本丸跡から見る景色は彦根八景のひとつでして、眼下には彦根城を含めた琵琶湖沿岸の広大な街並みが広がっており、この景色だけでも一見の価値があるものでした。佐和山城本丸跡からの景色を堪能した次は、まっすぐ観音寺城に向かうと見せかけて、佐和山へ行くならぜひともついでに寄っていただきたいB級スポット、佐和山遊園へ。僕もこの遊園、佐和山近辺に観光地は何かないかなと調べたときにたまたま見つけたもので、何でも地元の実業家の方が石田三成のテーマパークを構想して作り始めたとか。財団法人佐和山三成会の運営の下、1976年から着工されているのですが、諸事情により正式なオープンの日を迎えないまま無料開放されてまして、現在でもひっそりと増改築工事されているというフリーダムないわくつきのテーマパーク。入り口脇に遊園内にある展示品目の紹介がありましたのでそれを参考に見て行きますと、突っ込みどころ満載な数々の展示物が多々ありました。天守の高さがないせいか、それとも突き出した切妻破風のせいか、どうにもずんぐりむっくりでどことなくガンタンクをイメージしてしまう佐和山城天守閣。天守に引き換え、これでもかと無駄に堅牢豪華な佐和山城城門。石田三成といえば関ヶ原の戦いでの甲冑姿のイメージが一般的にも関わらず、いつの時代の姿なのかさっぱりわからない石田三成公馬上の像。雨風に吹きさらしで、とうていこの中で寛いでも全く休んだ気がしないだろうなぁという感じの石田三成の館。なかでも極め付けだったのは、これまで紹介したのはある意味実物大と言っても過言ではないスケールの展示物だったのに対して、あまりに小さくてしょぼすぎる伝島左近屋敷之門…、むしろ冶部少に過ぎたるもののひとつである島左近なんだから、せめて門だけでも豪勢なものと夢を持たせてほしかったです。あくまでここで紹介させていただいたのは佐和山城にまつわる展示物でして、他にも美術館や歴史館など施設としては充実しているのですが、国道沿いにあるにも関わらずこの遊園だけが世界から忘れ去られたような無人の廃墟でして、そこはかとなく漂う不気味な静寂さは肝試しをするのにはもってこいのスポットでした。思ったより遊園を堪能したせいか、いつの間にか時刻は11時を過ぎていましたので、次の観音寺城に向かう前にお昼御飯を食べることにしました。彦根市といえばやはり名物は近江牛ですが、さすがに一人旅のランチで贅沢はしてられませんので、B級グルメを調べたところ意外とメジャーだったのが近江ちゃんぽん。こってり派ですが無類のラーメン好きな僕にとって、ちゃんぽんはラーメンの親戚筋なのでぜひとも食べたいとチェックしますと、近江ちゃんぽん老舗のお店は関西で手広くチェーン展開されてるらしく、店舗案内を見ますとうちの会社のそばにもお店があるのを発見した途端にありがたみがなくなってしまい、他のグルメにすることに。それならいっそのこと観音寺城がある近江八幡市で調べてみますと、滋賀B級グルメバトルで第1回準グランプリに輝いた肉巻きふわっとろハンバーグと、聞くだけで美味しそうなお店を発見したので即決定。1日限定30食となっていましたので、ここまで来ておあずけされるわけにはいかないと焦りながらも12時過ぎにお店へ到着しますと、3連休最終日のおかげもあって店内は混雑しておらず、すぐに席へと案内してもらえたので、迷わず和牛肉巻ハンバーグを注文しました。いやはや、うれしがってチーズをトッピングしてしまったせいで写真ではまったく伝わらないと思いますが、「ふわっとろ」の名のとおりやわらかな食感でありながら、しっかりと肉の旨みもぎゅっと凝縮されている味は衝撃的。しかもハンバーグを肉巻しているというのに、おはしで簡単に切り分けることが出来るその絶妙な焼き加減、さらにはすだちポン酢でいただくことで濃厚なお肉の味もあっさりと口の中でまろやかに広がり、大満足なハンバーグでした。正直なところ、彦根から近江八幡までは結構な距離があり、途中こってりラーメンで済ませようかと何度も思ったのですが、我慢してまで行く価値が十二分にある味を堪能することが出来ました。腹ごしらえも済んだところで、今回の一人旅のメインスポットである観音寺城へいよいよ向かったのですが…、続きはその2で。
2013.09.23
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赤の他人だからいいのかもしれないわね…自分勝手じゃ生きられないから、お互い相手を思いやれる気持ちになれるわ正直なところ、四半期に一度僕の楽しみである新ドラマの紹介を読んでいたとき、疑似家族ドラマなんてと全く見る気がなかったドラマがこの「なるようになるさ。」でした。たまたま仕事から帰ってきてテレビを見ますとやっていたのがこのドラマでして、ちょうど見たのは第3話になるのですが、見ているうちにぐいぐいとドラマに惹き込まれてしまいまして、これは面白いと後で新聞で番組をチェックしますとまさかこのドラマとは思わなかっただけに驚きでした。なので当然ながら第1話から見ていないので、この疑似家族がどうやってこうして一つ屋根の下に集まることとなったのかはわからないながらも、この家の夫婦を中心にそれぞれが抱え込んでいる問題を少しずつ前向きに解決していく過程が素晴らしく、しかもそこには好意しかないところがすごく見ていて微笑ましかったです。冒頭の台詞はこの家の奥さんの言葉で、まさしくこの言葉が的を得ていると思うのですが、自分の身内にはそうはいかないですが他人だからこそ出来る手の差し伸べ方もあるという意味で、世間の風は冷たいけれどこの家でならみんなで暖めあって生きていける姿が描かれていたと思います。それまでの穏やかな流れから一転して、いかんせん最終回ということもあったのか、ラストは強引に片付けた感がありましたが、ある程度前向きに生きる道を見つけた人たちにとってその後のことを描くのはただの蛇足であり、こうしてスパッと潔く終わるエンディングというのもなかなかいいものだなと思いました。また違う悩みや問題を抱えた若者たちをこの家の夫婦がどのように手を差し伸べるのか、新しい救済の形のドラマをぜひ見てみたいです。
2013.09.20
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一刀斎夢録 上真剣勝負に名利は何もない。死にゆく者と生き残る者のあるだけじゃ。すなわち正々堂々の立ち合いなどあろうものか。おたがいひとつしか持たぬ命のやりとりじゃによって、卑怯を極めた者の勝ちじゃよ。「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」―――最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。新選組隊士吉村貫一郎、彼のことを知る人物たちを取材して話を聞いていくことで多角的にその人となりを現した名作「壬生義士伝」。その証言した人たちの中で一際異彩を放っていた斎藤一こと“一刀斎”が問われるがまま語るその激動の半生は、聞き手の中尉ではないですが読み進めて行くうちにまさにあの混乱を極めた幕末の時代を見ているかのような怖いくらいの現実味があるものでした。現代でこそ時代を経たことで発見された資料によりおそらく正しいであろう当時の状況を知ることが出来ますが、明治から大正へと移り変わる物語の当時には、勝者の都合を押しつけられた歴史教育と講談師の弁でしか知ることが出来なかった時代なだけに、当事者による語りの中に込められた、静かな中にも力ある魂の雄叫びを感じました。さらには御一新以前の武士の生き方や状況を、その時代の常識と照らし合わせて語ることによって見えてくる当時の姿は、真偽はともかくこれまで見知ってきた現代の歴史観すら一変させるような危ういものもあり、断片的な事実をいくら積み上げようと真実の姿は見えてこないということを改めて思い知りました。
2013.09.16
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今僕たちに出来るのは…、ひたすらオペを続けることだけです先日スペシャルでも放送された、「DOCTORS 最強の名医」の続編ともなりますと、どうしても前作が面白すぎたためかなり期待して見ていたのですが、その期待を裏切るどころかさらに斜め上の展開をいく面白さでした。物語としては単純明快で、自分のいる民間病院のレベルをもっと上げようと主人公でもあるドクターが、旧態依然としたエリート気質な同僚たちの意識を変えようと、あれこれ画策して自分の思うようにしていくという物語。勧善懲悪な感じではないですが、見ているうちに主人公であるドクターの手際と根回しの良さ、そしてものの見事に踊らされる同僚たちを見ていて爽快でいて痛快な気持ちになれるドラマです。しかし改めて思い直してみますと、主人公であるドクターは新しいタイプのヒーロー像であり、自分の力を隠すことなく最大限利用しながら力の限りに正義を体現しようと表や裏で果敢に立ち向かっていく姿こそ、閉塞した現実の中で殻を破ることの出来ない僕たちに可能性の道を示してくれているものだと感じました。ただ単に相手を蹴落とすのではなく、相手を活かしながら自分のビジョンを実現していくというのは、口で言うにはカンタンな理想ながらもなかなか現実として成し遂げることは出来ませんが、現状をより良いものに変革しようとそうした道を模索することこそ妥協案とまでは言いませんが、僕たちが折り合いを付けることの出来る最善案だと思います。目立ってナンボなプロトタイプのヒーローではなく、状況をコントロールすることで思うように推し進めていく、そうした現実的に自分でもやれそうな主人公だからこそ、よりリアルに共感出来る物語であったように思えます。まぁ、自分に力があってこそ初めてそう言えるのでしょうが、まだまだ主人公の野望は尽きることがなさそうなので、ぜひともさらなる続編を期待したいと思います。
2013.09.05
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何があっても歴史を変えてはならないタイムワープ技術を使って教科書に載らない真実の歴史を記録していくタイムスクープ社。そこで働く時空ジャーナリストの沢嶋雄一は、混乱が続く“本能寺の変”直後の京都で取材を開始する。やがて、幻の茶器“楢柴”を持つ商人と彼を博多まで護衛する名もなき侍の旅に同行する沢嶋。ところがその道中、一行は“未来の武器”を使う謎の山伏に襲われ、楢柴は滝壺へと消えてしまう。それは別の時代の人間による明らかな歴史への干渉であり、このままでは歴史が変わってしまうことを意味していた。この一刻を争う緊急事態に、沢嶋は補佐役の新人ジャーナリスト細野ヒカリとともに、すぐさま歴史の修復作業に取りかかるのだったが…。正直なところ、これまで地上波放送でタイムスクープハンターを見たことがない僕にとって、どういうシリーズものなのかさっぱりわからないながらも、タイトルに安土城がある以上は「お城を知ろう倶楽部」のメンバーとして要チェックな作品だったので、公開初日の今日にさっそく見に行ってきました。下準備も事前調査もなく、ほんとノリと勢いで見に行きましたので映画が始まるまでパンフレットを買って読んでいたのですが、かなりディテールにまでこだわった設定に感心しながらも、主人公が歴史の教科書に載らないような対象を取材するという第2調査室所属ということに一抹の不安を覚えながら、映画がスタート。見終えた感想としましては、軽自動車のCMの裁判長のように「よそでやれ!」と突っ込みたくなるものでした。タイトルに「安土城最後の1日」と銘打っていながらも、実際安土城が出てきたのは後半も後半でただの決戦の舞台としてでお城としては全く見せ場もなく、わざわざ安土城にしなくても微塵も問題ないような。お城好きの視点からすれば、安土城焼失の真相に迫る新資料か有力な新説が出てきたためこの事件をスクープするものだと期待していたのに、むしろこれまでにないトンデモ仮説を提案してたりします。タイトルに「安土城」とありますのでどうしても期待が大きくなってしまいますが、安土城を抜きにしますとこの映画はこれまでの作品と違い市井の人の視点で描くからこそリアルな姿が浮かび、違う意味で戦国時代というのはこういう時代だったのかとカルチャーショックを受けました。ストーリーとしても歴史のミッシングリングを繋ぐ的な、よく練り上げられた構想となっていて充分楽しめるもので、ただ物語に安土城を絡ませたことですべての印象が台無しになった気がする作品でした。
2013.08.31
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いつも僕の拙い日記である「灰色の空のむこうには…」をご愛読いただき、本当にありがとうございます。本日めでたく36歳となったのを区切りとし、日記のほうの更新を今後見直しさせていただきたいと思います、って止めるわけではないのであしからず。僕が楽天さんで日記を始めて早いものでもう9年ちょっとが経ちました。そもそもこの日記を始めたのは、日々の忙しさにかまけて記憶に残らない毎日を過ごしていることに違和感を覚えまして、小さくてもいいから毎日1つでも楽しいことを探してそれを日記に書こうとしたのがそもそものきっかけ。この日記のタイトル、「灰色の空のむこうには…」の三点リーダの後には、「光り輝く明日がある」と続きまして、小さくても楽しいことの積み重ねでよりよい明日を過ごすことを祈ってこれまで書き続けてきました。まぁ、そうそう毎日楽しいことがあるわけでもなく、ネタがないときは映画やテレビ、本などの感想に逃避したこともありましたが、よくもここまでやってこれたなと自分でも思います。ただ最近気付いたのですが、こうして日々書いている日記の質がいつからか下がってるなというのが自分でもどうにも我慢出来なくなってきまして。この日記を書き始めた頃はまだ、言葉なんて泉のように自然と湧き出てきてそれを僕が書ききれなかったような感じでしたが、最近ではなかなか言葉も出て来ず言葉の泉が枯渇してしまった気がします。今日まで突っ走ってきましたがこのままの状態で日記を続けるということは、自分でも気に入らない質の低いネタをみなさんに読んでいただくことになるのは大変失礼だと思い、これからは書きたいことを書きたくなったときに書こうという気まぐれ更新にさせていただきたいと思います。僕の日記を毎日楽しみにされている方がおられましたら誠に勝手な話ですが、僕のわがままをご理解いただき、気まぐれですがご満足いただけるようなネタを書き続けていきますので、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
2013.08.27
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僕が担当しているお店に、入社3年目のやんちゃな社員さんがいます。まぁ、この社員さんがいろいろと問題児なのですが、僕はお店に行くたびに全然違う担当者にも関わらずわざわざ会いに行ってはいじってストレス解消したりしています。先週に新商品が発売されましたので、今週も引き続きその展示をしに店回りをしていまして、ちょうどそのお店へ行ってどたばたしようと販促物を倉庫へ取りに行きますと、その途上でその社員さんを発見。なぜだか売り場でぼーっとしていたので、サボってるとこごめんねと声をかけますと、すぐさま仕事してるんですとの返事が。正直なところ、新商品の展示巡回は時間との戦いなのであまりゆっくりはしてられないのですが、たまには気分転換ということでその社員さんをいじりながらいろいろとしゃべっていますと、しばらくしてから突然その社員さんから1つお願いがあるのですが…、とのこと。なんじゃかんじゃとお世話になったるので、そう改めて言われますと期待に添えたいと思い、何のお願いなのか聞きますと、お願いですから早く帰って下さいと極悪な一言。いやいや、今来たばっかりだから帰りたくても帰れないのよねーと言いながらまたしばらくいじってから仕事に戻りましたが、これまでお店の方からいろいろなお願いをされてきた中で帰って下さいと言われたのはさすがに初めてでした、しくしく…。
2013.08.26
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うちの会社では毎年8月の第4日曜日に、組合の集会があります。今から遡ること20数年前の8月にうちの会社で組合が発足したことを記念して、以来毎年8月の第4日曜に前年度の活動と来年度の予定を発表するというものがあり、組合員は全員参加なので行ってきました。本社での集会となっていましたが、仕事とは違って車で会社まで行けるのは大きく、本社までの途中に住んでいる柏原くんを拾ってスタートの20分前に無事到着。本社は5階建になっていまして会議室は5階にあるのですが、その1つ下の4階が休憩室になっているのでそちらに行きますと、先に来ていた人たちがわんさか休憩していたので、僕もその中に混ざって寛いでいますと、辺りを見回した際にふとエレベーターのドアが開いたかと思いますと、中からカエルが出てきました…。いや、カエルはさすがに言い過ぎですが、よくよく見ますとそれは乙女先輩でして、どういうわけか頭に白いターバンを巻いていたのです。ちょうどその結び目がおでこの辺りにあり、それがカエルの大きな目に見えたのでカエルが出てきたと思ったのですが、いくら最近はいろいろなファッションが流行ってるからとはいえ、あまりに奇抜なファッション。あまりの奇抜っさぷりに固まっていますと、乙女先輩を見つけた女性陣から先輩に何でタオルを巻いてるんですか?という質問がすかさず飛びますと、先輩はあっさり風呂上りと答えていました。いや、エレベーターからは先輩と一緒に何人か女性が出てきてましたので一緒の車で来たんだと思いますが、いくら何でも風呂上りっていうのは。というか、今風のファッションなのかな?と思った僕は論外にしても、ノーメイクを超越してそんな格好で組合の集会に参加する乙女先輩はやっぱりさすがだなぁと、改めて感心してしまいました。
2013.08.25
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先日の日記にノリと勢いで「お城を知ろう倶楽部」、通称「城知ろ部」を作ってみたいと書きましたが、あれからいろいろホームページを調べたりして何とか僕の想像していたサイトが出来そうだったので作ってみました♪「お城を知ろう倶楽部」まぁ、本音をいえば日記に書いた時点では見切り発車もいいところだったのですが、まさかあれよあれよという間にこんなに早くさくさく作れるとは自分でも思ってませんでした。とりあえず部員は僕と名乗らんさんだけのこじんまりした倶楽部ですが、地味に活動を頑張っていこうと思いますが、ここで問題が。僕のこの日記は、ありがたいことにグーグルさんやヤフーさんで検索するとあっさりヒットするのですが、残念なことに「城知ろ部」のサイトはヒットどころか三振状態でどこで検索してもヒットせずという前途多難状態。そもそものスタートとして、会員制のコミュニティサイトという閉ざされた人たちの中ではなく、もっと広く門戸を開放された中でのコミュニティサイトをやってみたいと作ったのに、検索で見つけれなかったらどうすることも出来ないのが悩みどころ。インターネットに詳しい方がいらっしゃいましたら、どうやって検索にヒットするようにすればいいのか、その方法をご教授願いたいです。そして…、って改めてここで宣伝するのも気恥ずかしいものがありますが、僕の日記をご覧いただいてる方でお城に興味がおありな方がいらっしゃいましたら、ぜひとも「城知ろ部」への入部をお待ちしております!
2013.08.24
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今日もいつものように店回りをして会社へ帰ってから内勤をしていますと、僕より先に帰っていた隣の乙女先輩が何かごそごそと作業をされていました。先輩が机で作業するのも珍しいなぁと思いながら横目で見ますと、何か厚紙をハサミで切っている様子。うちの会社では商品の演出などにそうした小道具を使うことがあったりするので、その関係のものを作っているのかなと思い気にせずに仕事をしていますと、しばらくしてから隣から出来た~♪との声が。さすがに何が出来たのか気になったので声がしたほうを見ますと、何やら小さな箱みたいな形のものを輪ゴムでいくつも重ねたものを作っていたみたいで、完成したものを見ても何かわからなかったのですが、先輩がえい!と言ってその箱みたいなものを押してぺったんこにしたかと思えば手を離すなりそれがびよよーんと飛んでいきまして、どうやらびっくり仕掛けを作っていたみたいです…。どこからか小箱を探してきてそれの中に入れて開けてみたときの完成度が高くて満足したのか、今度は厚紙にテープを貼り出しただけでなく、伸びきる先にはテッドを印刷した画像を貼りつけ、最終的には小箱をラッピングするという徹底ぶり。たまに気晴らしに違うことをしていると、いつの間にやら遊び心に火が点いてしまい全力でやってしまうことってありますが、今回の先輩がそのパターン。あまりにも手が込みすぎていて誰にその小箱をプレゼントするかわかりませんが、もらう人はまさか先輩がそんなびっくり箱を作るとは間違いなく想像しないので、驚くこと間違いなしだと思います。
2013.08.23
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最近では楽しみにしているドラマくらしかあまりテレビを見なくなりましたが、そんな滅多に見ない僕にも関わらず頭の中をヘビロテしているCMがあります。それがSPAMのCMで、「好きにして~」から始まるこの歌というかフレーズがずっと頭から離れず、気付けばつい口ずさんでたりします。申し訳ないですが、これまでの人生でSPAMなるものを見たことがなかったので、最初は何のことかと思っていたのですが、どうやら挽肉の缶詰のことというのを初めて知りました。まだ食べたこともないのですが、そういう意味では僕のような全然商品のことを知らなかった人間が認知するほどインパクトのあるCMだと思うので、コマーシャル効果がかなりあるのではないかと思います。「ピクミン」の歌もそうですが、どうにもこういう自虐的健気系?な歌っていうのは印象に残ってしまうものです。もちろんその歌のノリというかテンポもあるとは思いますが、わずか15秒から30秒の間でどれだけ見てる人にインパクトを与えるかに勝負をかけるって、これまで放送されてきた印象に残っているCMを含めて、すごいものだと改めて思いました。
2013.08.22
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ついつい歩きながら他のことをしてしまうってことはよくありますよね。歩きながらすることで思いつくといったら、会話するや電話する、それにゲームするなどありますが、上級者ともなると食事をするっていうのもあります。最近では見なくなりましたが、僕がまだ子供の頃のマンガには、よく食パンを咥えながら学校へ登校するシーンがありまして、現実にはあまり見たことありませんが。いろいろと歩きながらしていることってあると思いますが、今日会社へ出勤している途上で歩きながらしていることで衝撃のものをみてしまいました。歩きながらしていることで衝撃のもの、それをしていたのはおそらく20代前半の女性だったのですが、驚くことなかれなんと化粧をしていたのです。化粧といっても軽めのものではなく、コンパクトを片手にパフを片手にパタパタと顔に当てていまして、まさかのがっつりメイク。電車の中で化粧をしている光景はよく目にするのですが、よもや歩きながら化粧する光景に出くわすとは、さすがの僕でもその姿を見たときには言葉を失ってしまいましたが、まさに事実は小説より奇なりを地でいくような、異様な光景でした。
2013.08.21
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先日の日記に「古墳でコーフン協会」の話を書きましたが、そのネーミングのあまりのインパクトと、協会サイト内で視聴出来ます「箸墓古墳の歌~卑弥呼★ShiningStar~」が頭から離れなかったりします。その日の日記にも書きましたが、やはりお城巡りが好きな僕としては「古墳でコーフン協会」のような趣味を共有することが出来る場というのがあれば参加したいなぁと常々思っているのですが、なかなかこれだと思うところがなかったりします。僕の理想としては管理人さんが一方的に情報発信をするのではなく、みんなが好きに投稿出来るようなサイトがあればいいと思うのですが、SNSのコミュニティではそういうところはあっても普通のインターネットでは個人情報保護の問題から限界というか制限があるのか、それとも利用用途のツールが違うのか見つからず。もし見つけることが出来たらすぐにでも参加するのですが、SNSのように限られた人が利用している閉ざされたものでなくインターネットのように広く門戸が開放された中でこれだけ探しても見つからないということはおそらくないかと思われますので、なかったら作ってみようと思うのが僕の悪いクセで。自分の好きなものをみんなに聞いてもらいたい、自分の感動を伝えたい、素晴らしい景色を見てもらいたいというのは誰もが持つ心情ですから、僕の場合はお城と限られてしまうのですが、一応は承認制にはなると思いますが手を挙げて参加したいという人が個々に投稿出来る、誰もが閲覧できるサイトを作ることが出来ればなぁと思います。ただ悲しいかな、僕はネット関連の知識が全くないのでどこまで出来るかはこれからの試行錯誤ですし、間違いなくどこかのサービスを利用するかと思いますが僕の想像しているものが出来るかどうか…。出来ればつぶやき機能も欲しいですし、掲示板もあったり誰もが気楽に参加出来てドヤ顔でアピール出来る場を作りたいものです。これが実現するかどうかはともかくとして、一応僕の中ではその集いのネーミングは決まっていまして、名付けて「お城を知ろう倶楽部」、略して「城知ろ部」にしようと思っています。そのうちひょっこりと出来てるかもしれませんが、まずは決意表明まで。というわけで僕のお城仲間である名乗らんさん、ひょっとしたら投げっぱなしになるかもしれませんが全面協力をよろしくお願いいたします♪
2013.08.20
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今日もいつものようにウォーキングして帰っていたときの会話で、最高気温が体温より高いから余計暑さを感じますよねと話しますと、乙女先輩がそういや人間の正常な体温って知ってる?と聞いてきました。そのときの並びが両端に僕と乙女先輩、真ん中に柏原くんだったので自然と質問されたのは柏原くんになったのですがどうやら知らなかったみたいなので答えなかったら、今なら微熱になるけど実は37度くらいが本来の正常な体温なんやでと言われました。僕はちょっと前に冷え症について調べたので、人間本来の体温は36.5度というのを知っていたからうんうんと頷いていたのですが、さすがに知らなかった柏原くんはちょっと驚いていました。乙女先輩は前にそのような話をお連れさんと話したことがあったそうで、ドヤ顔で説明したらなんかみなさんの反応が悪かったらしく、しまいには相槌も打たれないようになったそうなのですがめげずに言い切ったんだそうです。反応が悪いのはまだしも、相槌も打たれないのはおかしいと思ったそうで、何でかな?とそのときの会話を思い返すと、本来の体温を37度と言うつもりが27度と10度も少なく言ってたのに気付き、さっきと同じように微熱云々も話してたから会話が意味不明で相槌も打たなくなるわなと言ってました。まぁ、気付いた頃にはもう後の祭りだったのであえて訂正もしなかったそうで、トークに必要なのはネタと勢いとドヤ顔で何とかなると、言い切っていました。
2013.08.19
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ニュースサイトをいろいろ読んでいましたら、ご当地キャラ総選挙2013で優勝した今話題の船橋市非公認ゆるキャラ「ふなっしー」についての記事がありました。ふなっしーのことは以前から地味に応援してたので、総選挙で優勝したと知ったときにはとてもうれしかったのですが、さすがにここまでビッグになってしまったらもうこれ以上のネタは打ち切りと思いきや、また新たな、しかもふなっしーらしいニュースが。なんでもふなっしーのテーマソングが今話題になっているそうで、非公認なのにテーマソングは作ってもらったの?と思ってましたら、どうやら4月にふなっしーの作詞作曲として発表されたものらしいのでどんなものなのかさっそく動画をチェックしてみました。正直ゆるキャラのテーマソングといえば「ひこにゃん音頭」のような可愛らしいのを期待してみたのですが、まさかここまで予想の斜め上をいくものだったとは。むしろギターを叩いて奏でるという、これまでにない画期的な演奏法に唖然としてしまいました…。それはともかくとして、初見はどうしても固まってしまうテーマソングですが、よくよく歌詞を聞いてみますとこれがかなり素晴らしく勇気づけてもらえるものとなっていまして、ふなっしーの日常を表していながらもみんなにも当てはまる絶妙なフレーズ。このオリジナルをもとに編曲してちゃんと歌として公開してくれた職人さんのものを見ますと、映像はともかく歌は心に響く名曲となりそうな気がしないでもないので、ゆるキャラ総選挙優勝だけに留まらず、これからも何かとふなっしーにはみんなを笑顔にさせてくれるような話題を、いろいろと発信してもらいたいです。
2013.08.18
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世の中「自動」と名の付くものが広まっているおかげで便利な生活が送れるようになっていますが、たまにこの「自動」が牙を剥くときがありまして、そんなときテンパってしまいます。まぁ、牙を剥くという表現はかなり過剰で、本当のところは自動で動いてくれないというほうが正しいかもしれませんが、当然のように通り過ぎている自動改札でアラームが鳴った時や、トイレが終わった後に自動水栓で水が出なかった時などどうしたらいいものかと。そんな中での一番の難敵は自動ドアでして、こいつは自動のようにみせかけて手動でしたというフェイントをしたりする場合もあったりしますが、よくある厄介なことはセンサーが感知してくれないでドアが開かないというものです。自動ドアは当然ながらガラス張りになってるところが多いためどちらからでも見られるので、これが起こったときはかなり恥ずかしく傍目から見るとただの変な人に思われるという罰ゲーム的な事態に。今日も自宅から徒歩1分のところにあるスーパーへ買い物に行き入り口から入ろうとしますと、自動ドアの前で戸惑っているおばさんがいました。お買い物カートを押して中に入ろうとしていたみたいですが、どうやらセンサーが反応せずに立ち往生していたのです。遠目から見えたところ、ああでもないこうでもないとカートを前後に揺らしてセンサーに反応させようと挌闘していたにも関わらず、無情にもドアは開かなかったのです。さすがに後ろに並んだ僕も入れないというのは具合悪いので、横からセンサーに向かって手をかざすとあっさり開いたためおばさんからは感謝されてしまいましたが、いつ僕も「自動」に牙を剥かれるかわからないので、用心することにします。
2013.08.17
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僕も気付けば30代半ばになってしまってまして、自分としては付いていっているつもりなのですが、最近のいろいろな流行りというかルールに疎くなってしまっています。ちょうど今日、こういうシチュエーションのときってどうするのか、そもそもこれってどういうときに使うのかということがあったのが、いいね!ボタンの使い方。今のご時世、大半の人がどこかのソーシャルネットワークサービスを利用していると思うのですが、楽天さんではナイス!ボタンになってますが、投稿された記事に対してお手軽に評価出来るいいね!ボタン。いつの間にやらこのいいね!ボタンが一般に浸透し、ありがたいことに毎日気ままに書いている僕の日記も評価していただいたりすることもあるのですが、これって投稿された記事は秀逸でも内容がネガティブだったりした場合どうしたらいいんでしょう?というのも、某コミュニケーションツールの記事に旅行先で事故に遭遇したというのを投稿された友人がいたのですが、旅行の内容はすごく秀逸で事故に関しての一言もその人らしいことが書かれていたのですが、とても内容としてはいいね!っていうものではないような。その方は事故に巻き込まれず無事だったので、その記事を読んだ僕としては一安心だったのですが、何とかそれを端的に伝えようにもどうしたものだか。コメントを書けば簡単な話なのかもしれませんが、それはそれでなかなか書きづらいものがあり、そういうときにこそこのいいね!ボタンはあると思うのですがそれを使うには難しく…。その記事を読まれた他の方も僕と同じ意見なのか、いつもならいいね!ボタンやコメントがたくさん寄せられるのに、誰からも反応なかったりしてますので、そうした端的に評価できるツールというのは、それこそ楽天さんの日記へ投稿する際の気持ちみたいに、もう少し種類を増やして細分化してもらうと気楽に使えるのになぁと思いました。
2013.08.16
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いつものように仕事で店回りをしてから会社へと帰社したとき、たまたま社内の廊下であった先輩からお前を見ると湿度が10%増しになるからしっしっと、追い払われてしまいました。確かにかなり痩せたとはいえ、それでもまだまだ暑苦しい体型なだけでなく、異常なくらいに汗をかくためそう言いたくなるのもわからないでもないですが、それでもひどいこと言うなぁと思ってますと、そこでふと違和感が。そういえば、朝出勤してロッカー室で制服に着替えていたときにもその先輩と会ってまして、そのとき確か湿度が20%増しと言われたような。すかさずその違和感を先輩にぶつけてみますと、朝は通勤で駅から歩いてきて今以上に汗をかいてるからプラス10%増しやとしれっと言われてしまいました。まさか朝とそれ以降では見た目の体感温度も変わるとは…、僕個人としてはわからないものなので興味深いところもあったりしますが、そこまで言うとはひどいを通り越して何だかトドメを刺されたような気がします。
2013.08.15
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人にとって痩せるというのは永遠のテーマとも言えるものであって、次から次へと新しいダイエット方法が出てきては消えていくのを繰り返しています。たまたまネットでニュースを見てますと、また新しいダイエットの紹介がされていたのですが、食べて痩せるというこれまた画期的なダイエット。しかもこのダイエット方法を考案したのがボクシングジムの会長で選手に実践させても太らなかったというのですから、なかなかの説得力です。この食べて痩せるダイエットというのは餃子ダイエットだそうです。そもそもジムの会長が餃子に着目したのが現役時代にライバルのところへ泊まり込みの合宿へ行ったときに、そのお母さんが選手たちに餃子を振る舞い、一人平均30個くらい食べていたのに太らなかったということに気付いたときからだそうです。調べると餃子は栄養バランスが抜群にいい完全食というのを発見し、これを毎晩食べることでダイエットになると紹介されていました。ちなみにダイエットとしては2種類のコースがあるのですが、そのうちの1コースが紹介されてましてこれが至ってカンタン。晩御飯を餃子2皿(約300グラム)と水分(約500グラム)にするだけでオッケーで、分量さえ守れば水分はビールでも大丈夫という夢のダイエット。食事量に物足りなさを感じる方には、餃子と水分の量を入れ替えても問題なしというのですから、ダイエットしているのに食べれるだけでなく、飲めるなんてまさに夢のようなダイエットです。ですが、この記事を読んでこんな画期的で楽なダイエットでも問題を見つけてしまいましてこれが出来るのは限られた人しかいないと思ったのが、毎晩餃子を食べるということは翌日の口臭ってすごいんじゃ…。メタボ腹がみるみる凹む「餃子ダイエット」(1)メタボ腹がみるみる凹む「餃子ダイエット」(2)
2013.08.14
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楽して痩せる!これこそ誰もが待ち望んでいる究極のダイエットだと思うのですが、いつものように運転しながら店回りをしている途上に聴いていたラジオで、そんな夢のようなダイエットの紹介?がされてました。というか、むしろクイズ形式だったような気がしますが、イギリスのウェストミンスター大学と映画レンタル会社が行なった研究でホラー映画を見ると予想以上にカロリーを消費することがわかり、研究によると90分の映画で30分のウォーキングに匹敵するんだそうです。その研究の中でも一番消費カロリーが多かった映画は次のどれでしょう?という四択の問題でして、1位は僕はまだ見たことのない映画ですが「シャイニング」という作品だとか。それにしても驚きなのが、ホラー映画を見てるだけでそれほどまでにカロリーを消費するということで、僕はどっちかといいますとホラーは苦手なほうですからそれほど見たことがありませんが、確かに見終えた後は疲れるといえば疲れますが…。今回の研究はすべてのジャンルの中でホラー映画が一番消費カロリーが高かったというのではなく、ピンポイントで調べたっぽいですから他がどうかはわかりませんが、僕的にはアクションというかサスペンスもなかなか消費カロリーが高いような気がします。一時期ハマっていた「24」なんて次から次へと次回へ続きそうなときに事件が連続して起こったりして、手に汗握る展開が延々と24時間続くものですから、ラストまで一気に見たときには疲れを通り越してぐったりしてましたので、他のジャンルの映画でもぜひとも研究してもらいたいものです。それはともかく、ネットで調べますと他にも消費カロリーの高い映画が紹介されてましたが僕はそのうち2つしか見たことがないので、ぜひとも1位の「シャイニング」をはじめ他の映画も見てみて楽してダイエットしてみたいものですが、レンタルし行くまでかなり抵抗がありそうな。
2013.08.13
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