ほどほどにがんばってます、私！

父へ

昨日父が急死しました。

突然のことだったので本当にびっくりとしか言いようがない。

こんな時に日記を書くなんてと思う人がいるかと思うが
生きている間に父にいえなかったことがたくさんありすぎて、
今思ってることを素直に日記に書き残しておきたかったから。

実は父の死因は「不詳」です。
死亡届にも死因は「不詳」とかかれてます。

１５日の朝６時半ぐらいに母に突然起こされた。
父の具合が悪いみたいだからちょっときてみてと。
隣の部屋で寝ている父の所にいった時はすでにもう言葉もでず、
母が「大丈夫？！」と叫んでいる言葉に頭を横に振って「ダメだ」とゆう合図だけをしていた。
私は電話で「１１９」を押した。
意外と冷静で１１９と１１０を間違えることなく押せたのにびっくりしたほど。

しかし父の容態はますます悪くなっていき、
私はパジャマだったので慌てて洋服に着替え、財布などの用意をして
救急車を待ったり父の様子を見たり・・・・

電話してどのくらいたったのか憶えていないけど
救急隊員の人がうちにきたときには父の心臓はすでに止まっていた。

口から管を通して空気を入れる機械をつけたり、
救急隊員の人が心臓マッサージをしたり・・・・

救急隊員の人が心臓が停止しているが脈が少しあると言っていたのは憶えている。
私は父と父を助けようと一生懸命の救急隊員の人を見ていたら涙がポロポロでてきた。
父にがんばってほしかった

そして救命救急センターに救急車で運ばれた。
病院に到着した時には先生やら看護婦さんが待ち構えていた状態でした。
担当医の先生がとりあえず受付を済ませてからまたこっちのもどってきてくださいと説明してくれた。
その間に父の処置が行われていた。
受付が終わり待合室に戻って少しした時に担当医の先生がきてくれて
現在の状態を説明してくれた。
「可能性は低い」とゆうことだった。
しかしもう少しがんばってみますといって先生は戻っていった。
どのくらい待ったのかあまり憶えていない。
少ししてからまた担当の先生が戻ってきた。

言葉なくても先生の顔を見ればわかります。

処置室に入った時は先生と看護士さん数人がこちらをむいて立っていました。
父は診察台の上に寝たまま動いてません。
口についてる管の先にももう機械がついてないし
先生もこの管からも息が出てません。モニターにも心臓打つ波がありません・・・
等など説明を受けた。

「死亡時刻７時５９分です」

死ぬことってあっけないなー。
昨日まで生きていた人、数時間前、数十分前、数分前には生きていた人が
今は死んでいる。

その場に立ち会ったのは救急車に同乗した私と母だけ。
姉夫婦は後から来ることになっていたが間に合わなかった。
あの時立ち会えただけでもよかったと今は思える。

霊安室にうつされたが、父は家で心臓が止まったので病院からは死亡診断書が出ない。
なのでこれから警察がきて検死するとのこと。

その後警察の人が数人来て父の写真をとったり、事情聴取したり。。。。

そして父の遺体は警察署へ向かった。

結局警察では検死結果がわからず解剖することになった。
なので監察医務局（だったかな？）とゆう所にまたまた移動することに。
ここで１時間ぐらいかかった。
外傷では死因がわからないので細胞をとったりして検査するらしい。
この結果はなんと４０日ぐらいかかるとのこと。

そしてようやく父の遺体は家に戻ることができた。
しかし家の入り口が狭いことなど問題があり、とりあえず今日は葬式の斎場に父は行く事になった。

一日がとても長く、疲れた。

父の死は突然だったが、私にとっていい方向にもっていってくれた気がする。
姉夫婦と一緒に住んでいたが実は私だけみんなと距離をとっていた。
ご飯も一緒に食べないし、顔なんてほとんどあわせない生活を送っていたから。
でもこれがきっかけで1年以上ぶりにみんなでご飯を食べる事ができた。
そして義兄からも「これからもずっと一緒にご飯食べよう。仲良くしようね」といわれた。
これは父が私にくれたチャンスだと思う。
だから私も大人になってみんなと合わせようと思う。

一緒に住んでいるとなかなかいえないことってあるし、
感謝する気持ちとかが薄れている気がした。

もっと私が大人になって素直な気持ちで父に接すればよかったと今さら後悔してます。
だって父と話したのなんていつだったかな？ってぐらい本当に話してなかった。
私が避けてたから。
嫌いだ！とか死んじゃえ！って何度か思ったことあったけど
実際に死んでしまうと「生き返らせてください」と神様にお願いしたくなる。

私はただただわがままに生きてきただけだったのだ。
自己中心的だったなーと反省するだけ。

父がいたから私がいまいるわけで、父がいたから私がここまで育ったわけで。
何度も怒鳴られたことはあったけど、殴られた事はなかったし。
それは私を思ってくれたからかな？と改めて感謝している。

死んでしまった後も体を切られたり、写真をとられたり・・・・
しょうがないと分かっててもやっぱり辛い。
かわいそうだな。。。

父よ、今までありがとう！！
そして私は父の分まで精一杯生きていこうと思うぜ！！！！

あばよ、ジジ

この気持ちが薄れていかないように、
時々この日記を読み返してみようと思う。

と、今日はちょっと真面目な日記になりました。

ＰＳ．父は死ぬ2日前に自転車で転んで足の骨にヒビがはいってました。
　　　そのため家で安静していたのに、、、
　　　そのヒビから雑菌が入って全身にまわった可能性もあると言われた。
　　　しかしまだ検死結果がでないので原因は不詳です。
　　　病気だけでもなく怪我からも死に至ることがあるので気をつけてください。

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