さすらいのダイバー しもちゃん旅行記

佐渡の日の、おいしいダイビング

佐渡の日の、おいしいダイビング

 期間:3月10日(日)                 意外ときれいでしょ?

 3月10日は「佐渡の日」なんだそうである。
 佐渡島のダイビングサービスからのメールで知ったのだが、観光協会に申し込んでおくと
 宿が¥3100円になったり、ジェットフォイルが¥3100円になったりと、特典がいろいろ。
 しかし、申し込みの期限があるのを知らなかったので、宿を予約しようかと思った時には
 すでに遅くて特典を利用する事ができなくなった。よって今回は日帰り~。

 佐渡観光協会ホームページ


 朝6時のフェリーに乗るために、2時間、高速を飛ばして新潟港にやって来た。
 さ~す~が~に眠いので (_ _).。o○ ベンチに座って寝ていると、声をかけてくる人が。
 寝ぼけながら顔を上げると、前回、佐渡で一緒に潜ったSさんとYさんだった。
 新潟在住の2人は、港まで15分で来れるそう。近くていいよなぁ~。

 新潟は佐渡島までは、フェリーで2時間ちょっと。ジェットフォイルなら1時間で着くが
 運賃が倍くらい違うので、のんびりフェリーで行く事にした。(2等片道¥2060円)
 さすがに冬の日本海は揺れる~。大きなうねりがゆっくり、ぐぅわ~~~んとやってくる。
 それでも、睡魔には勝てずお構いなしに眠ってしまった。(__)。。ooOZZZZ

 佐渡(両津港)にはダイビングサービスの車が、いつものように迎えに来ていた。
 サービスに着いて受付をして、さっそくポイントへ向かった。
 お客さんは、私も含めて7人。私以外は新潟県の人で、冬でもガンガン潜りに来ている
 常連さんなんだそう。こんな寒い海に毎週のように潜りに来ているなんて、
 みなさん強いやねぇ~。私は、冬は1回くらいでいいや。。。。

 エス・ワァルド ダイビングスクール


 今回潜るポイントは北小浦。
 コブダイという魚が餌づけされて多く集まっている、佐渡の名物ポイントだ。
 夏に来ると、沖縄に負けないくらい真っ青で透明な海が広がっている。
 しかし冬の海は、灰色の冬空を映したかのように薄暗い。しかも今日は北風も強く
 時々雨がぱらついて、あまりいい状況ではない。そんな中、全員で潜る準備を始めた。

 いつも潜るときには、自分のウエットスーツを着るのだが、全身が濡れてしまうので
 冬の冷たい海では体温がどんどん奪われてしまって、低体温症なってしまう。
 そこでドライスーツという、体が濡れないスーツを(頭と手は濡れるけど。)を
 無料レンタルして着込んだのだが、足元の空気を抜くフットバルブが無かった。
 このことが、後の大失態を引き起こすとは・・・。

ドライスーツで出港う~、寒い~(>_<)

 港から小さいボートに乗って、5分ほど行った沖で停泊して潜り始める。
 透明度は思ったより良くて15mくらい、水温は11℃(サウナの水風呂が約18℃)
 だが、ドライスーツのおかげでへっちゃら~。だけど魚はあんまり泳いでいない。
 夏に来ると、十数匹も群れているコブダイは2匹しか見つけられなかった。
 その分、岩や海藻にへばりついている小さな生物を探すことに集中できた。
 この日は、他にミズダコ・イカの卵・アワビ・サザエなど・・・んーおいしそっ (*^。^*)

 ところが、このダイビングの最中に思わぬ大失態をやらかしてしまった。
 ウエットスーツのつもりで潜ってしまったので、足元に空気が溜まってしまった。
 足は軽いので持ち上がり、頭や胴は重いので沈む・・・。そう、海中で見事に
 逆立ち状態になってしまったのである。例えるなら、台所用のゴム手袋を手にはめて
 水の中に沈めたような状態である。(かえって解りにくい?)
 こうなると、フィン(足ひれ)をいくら動かしても、どーにもならない。逆立ちしながら
 水底でただジタバタするだけ~。これって、かなりアヤシイ姿だな。(/--)/ 

 運悪く(運良く?)他の人からは岩影になって見られていなかったので、まず落ち着いて
 どうしようかと考えたあげく、「やっぱり、自分でなんとかするしかないか・・・。」と思い
 近くの岩を手だけでよじ登り、なんとか体を元に戻すことに成功した。
 しかし、この時に無理に体を動かしたため、首元から大量に海水が入ってきてしまい
 胸から股間にかけて、かなり濡れた。なんかお漏らししたみたい・・・。あー冷たい。

 失態はまだ続く。
 はしごを上って船にあがろうとしたときに、寒さのためか体が思うように動かなくて
 はしごの最上段に足をかけた時に後ろに重心がいって、ひっくり返りそうになった。
 「あっ落ちる!」と思った瞬間、真下に人がいるのが見えたのか無意識のうちに
 背面ジャンプをして海上に落下。下の人に当たらなかったが、私は口からレギュレータ
 (呼吸する道具)を外していたので、海水をしこたま飲んでしまった。
 よーするに、溺れかけちゃったわけです。

イカの卵ミズダコの足食堂のお昼ご飯

 気を取り直して、近くの食堂へ車で移動。
 トンネルのそばにある、小さくてボロくて某アニメキャラクターの絵が描いてある食堂だ。
 この食堂、数年前のダイビングで1回だけ来たことがあるけど、おいしかった記憶がある。
 冬の閑散期は店を閉めているそう。今日はダイビングサービスで予約しておいたので
 貸し切り状態。ちなみに店の中で干し椎茸が作られていましたが・・・(^_^;)

 運ばれてきたのは普通の定食なんだけど、これがめっちゃうま♪
 たらの芽の天ぷら・ホタルイカの煮物・ナガモのポン酢和え・ホンダワラのおひたし・
 アワビと椎茸の煮物など、旬の食材がいっぱい。特にナガモのポン酢和えは、
 とろっと粘りがあって山芋みたい。ご飯にかけて食べると美味しい~(*^。^*)
 他のみんなも同じだったようで、全員ご飯をおかわりしてポン酢和えにハマっていました。

 なんだか、ダイビングよりも、お昼ご飯が美味しかったという話がメインになってしまった
 気もするけど、佐渡島は夏だけじゃなく冬も良いというのが判ったので、もっともっと
 通ってみようかな?
 (なんか、秋冬には伊勢エビ祭りや牡蠣祭りもあるらしい。)←やっぱり、それかい(^^ゞ

 佐渡観光協会 イベント情報





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