ほぼ日刊三浦タカヒロ。

「種まく毎日。」



アマガエルがケロケロ鳴きはじめるころ。
わが家では、4月14日に稲の種まきをし、プール育苗をはじめました。
今年はどんな天気になるか心配しながら、「段取り八分」「苗半作」の格言どおり、まずは目の前にある苗の温度管理などの作業をしています。
『苗半作』というのは、『よい米ができるかどうかの半分は、苗作りで決まる。』という意味です。農家の中には『苗8割』と言う人もいますし、それだけ良い苗作りが大事という事なんだろうと思っています。
稲作用の田んぼでは、この乾燥する時期に、掘り払いがあり、畦ぬりをし、田起こしという作業をしておきます。これから水を入れ、代かきの準備です。
桜も咲き揃いましたし、気温、水温もぐんぐんあがってきました。
このところ毎日、チドリやタシギが芹田に飛来して水生昆虫をついばんでいます。ツバメのつがいも田んぼの上を旋回しています。
水面にはニホンアカガエルの卵塊が散見しはじめ、オタマジャクシがちらほら見受けられるようになりました。このころにヤゴがでてオタマジャクシをエサにし、トンボになっていきます。
今年は、一年間芹田に水をはり続けてみます。どんな動植物の営みが観察できるか、いまから楽しみです。
畑では、堆肥などの基肥を入れ、全面耕耘をしました。
育苗用のハウスを中心に、仙台ちゃ豆、仙台長茄子など各種夏野菜の播種育苗の作業が、それぞれ「極早生種」からはじまり「晩生種」になるまで繰り替えします。
時には夏のような天気になるこの時期、気ははやるばかりです。
祖父の格言にならえば、八十八夜までは遅霜の恐れがあります。
慎重に温度管理しながら播種の作業をしているところです。


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