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ぶーたさんの表紙のイラストが無茶苦茶良いのですが、最初あらすじ見たときは、自分のことを書かれているのかと、不思議な気分でした。 昔は吉田と名乗っていて、その頃の漫画。「FARAWAY」彼女の名前が偶然にも後藤さん。ニアミス。 今、下手に未成年を親の許可なく家に泊めたりすると、誘拐罪で捕まってしまうので怖い世の中になったもんですが。1巻では無視していたそこら辺の心配が、2巻では表面化して、読んでいてかなりどきどきさせられました。話の流れでは、沙優は、やはり、日常に戻らなければならないか。年上好みの吉田さんですが、個人的には、沙優と吉田さんが引っ付いて欲しいのだが、そうなる気配が見えますね。沙優ちゃん良い子だ。 視点は、ずっと吉田さんで固定かと思ったが、度々動いていて、神の視点でもないから、吉田さんの知らない話を、他のキャラが明かしてしまったりすると、ちょっと話の流れとしてどうかなと心配。 期待持たせたまま終わってもいい気がするけど、3巻が近々出るようなので、更なる展開を期待。 にほんブログ村 →トップに戻る
2018/09/24
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映画を見たけど、原作と違っていたのが残念。今の話ではなく、思い出話にしてしまいましたね。予告編で、結婚式の衣装の場面が出れば、原作どおりの期待をしますが、何故裏切るのか。メッセージが発見されるのも、十数年後の図書館の本の中からで、それだけ経てば、それまでに誰かが借りてて、手紙がなくなってるだろうという非現実な設定。それも、恭子の結婚式の直前で、これでは、桜良が何のために恭子と友達になってと主人公に言ったのか、意味がなくなってしまっているのでした。 浜辺美波は、原作の桜良のイメージどおり明るく元気な役回りで、期待どおりなのは、良かったです。 にほんブログ村→トップに戻る
2018/09/24
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表紙の橋は、福井の足羽川に架かる幸橋だとわかっているのに、映画(見てない。)のあの橋は何なんでしょうね。 「君の膵臓を食べたい 公開記念特番」というのがテレビであって、主演2人の映画のプロモーション活動を取材した番組だったのだけど、皮切りが金沢で、次は富山、肝心の聖地の福井には全く触れず。福井に行ってないのかと怒っていたのですが、「『君の膵臓をたべたい』浜辺美波&北村匠海が福井県で聖地巡礼」という記事を見つけ、実際には、キャンペーンのスタートが福井だったことがわかりました。表紙と同じ構図の写真もあります。 本のカバーでは、左右逆転しているので裏表紙になっているけれど、奥に見える鉄橋は、足羽川を渡るJR北陸線。 原作には、足羽川や幸橋は出てこず、これは、表紙イラストレーターの福井出身loundrawさんのイメージに過ぎないのだけど(「キミスイ」カバーになぜ足羽川 福井出身loundrawさん語る)、橋というイメージだけが、変に引っ張られて、映画のポスターにもなるし、でも使うんだったら、loundrawさんの言うように、「足羽川でロケをしてもらえたらうれしい」かったですね。 その後、橋のイメージは、ずっと引っ張られ、今回アニメ化が決まったようですがこっちの橋もなんだか変。原作にはない設定だから、こだわらなくてもよいのに・・・。 にほんブログ村 →トップに戻る
2017/09/09
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7巻あたりから、麻理の多重人格説が出てきた。 今、麻理の中の小森が、本当の小森でなく、麻理が自分で作り上げた別人格なら、いろいろな辻褄が合ってくる気がする。本物の小森の体の中に、ちゃんと小森がいること。1・2巻あたりで麻理の中の小森が、麻理が小森のことを知っていて謎に思っていたことも、自作自演だとしたら、そんなに不思議でもない。小森としての記憶も、あくまで、小森を観察していた範囲内での記憶なのだ、きっと。 以前、SFまがいの設定を考えてみたけど、きっとそういう心理的なものの説明で解決していくのだろう。1巻冒頭の、小森の視点からの物語の開始も、読者を欺くための手法で、あれもきっと麻理の視点であったのだろう。 にほんブログ村 →トップに戻る
2016/08/07
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連休なので、久しぶりに更新。 和泉正宗、紗霧兄妹の保護者、叔母の和泉京香さん初登場。思っていたより若い。もしかしたら、まだ20代かも。偶然か意図的か、名前が”泉鏡花”。冷たい印象の美人で、和泉兄妹と感情的にうまくいっていません。 ただ、所々で垣間見えるかわいい印象。和泉兄妹の母親と対立していたのは、和泉兄弟の父親に対する強烈なブラコン感情による嫉妬のためと思わせる記述もあり、『俺妹』同様、この叔母と兄妹の和解がシリーズの一つのテーマになっていくのかなと思わせます。 にほんブログ村 →トップに戻る
2016/07/18
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曲目タイトル:A1 ノックはいらないA2 トワイライトムーンA3 都会ロンリーA4 ハーフムーンA5 恋・イマージュA6 スニーカーポップA7 微風の告白A8 メランコリィブレイクA9 神秘の小箱B1 ポップチェイサーB2 ファーストステージB3 モア・キス・MeB4 パープルルージュB5 秋色メモリーB6 ペパーミントアイB7 ぬくもりTendarly ちょっと前に、NHK-FMの「アニソンアカデミー」に、作曲家の馬飼野康二さんが出演したとき、思い出して、「ぬくもりTendarly」をリクエスト出してみたけれど、採用されませんでした。 代表作紹介のとき、「ノックはいらない」は紹介されたようだったし、「たそがれロンリー」はかかったことがあるから、決してNGではなかったと思うのだけど。発売当時、「ノックはいらない」を歌う麻丘みなみさんが有名歌手の覆面じゃないかと話題になったこともありました。 実家に長らく放置してあったのを持ってきたけど、レコードなのでなかなか聞けないな。ジャケット見ると懐かしい気持ちになります。青春だったかね。 にほんブログ村→トップに戻る
2015/11/23
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通販生活2014年秋冬号の表紙で、「目からウロコ本」と紹介された本です。帯には、「日本はいま、民主制から独裁制に移行しつつある 著者初の本格的憲法論 グローバル化と国民国家の解体を許さない」とあります。 内容は、2014年5月3日に神戸憲法集会で行われた記念講演が基になっていますが、1年経った今、正に、帯に書かれているようなことが現出していると思わざるを得ません。憲法99条で、公務員には憲法尊重擁護義務があるのに、なぜ、日本国憲法はこれほど軽んじられるのか。この講演は、神戸市と神戸市教委から後援を拒否されています。しかし、著者は、自民党改憲案が制定され、新憲法発布祝賀会があれば、市長たちは着飾って出かけ、万歳を唱和し、護憲集会に公務員を狩り出し、提灯行列のための公費の出費を惜しまないだろうと想像します。自民党の改憲案は、憲法尊重擁護義務を公務員から全国民に拡大しており、これに異を唱える者は、憲法違反として抑圧されます。言論の自由もないので、憲法批判の自由は国民に許されなくなるという暗黒時代が訪れます。 著者は、憲法が軽んじられる理由を、敗戦時に、国家再建のための政治的基礎となるべき主体が存在しなかったためと考えます。ドイツもイタリアも、国内にヒトラーやムッソリーニの戦争責任を追及する勢力がいて、それが戦後の国家再建の足掛かりとなっている。ただ、ひどい負け方をし一億総懺悔してしまった日本では、このような主体が存在せず、憲法の「日本国民は」という主語を引き受けられなかったのではないか。大日本帝国の臣民の名において戦争責任を引き受け、戦争責任を追及することのできる日本人がいなかった。そして戦後70年、日本人の「日本国民」という空語を埋める努力にもかかわらず、憲法の主語はそれにふさわしい重みを獲得できなかった。神戸市の憲法集会の後援を取り消した公務員たちはたぶん、憲法前文の「日本国民」に自分が入っているとは思っていない。「他人の憲法」だと思うから不人情になれる。今の日本では公務員さえも自分を憲法の制定主体に参入する努力を止めてしまったと、著者は嘆きます。 そして、自民党改憲案の主語は、残念ながら日本国民ではない。国民は、この憲法の尊重義務を憲法で命じられるから。憲法前文の最初の文は「受動態」で書かれ、「日本国民」は、国民の義務を規定する文脈の中に初めて登場するという。「日本国民」は、「制定主体が命じる義務を従順に履行する人たち」とみなされている。改正案には、制定主体が存在していない。それは、現実的には一政党の一握りの「この憲法草案を起草した人間たち」で、超憲法的主体となっている。 最近、財界が求める「グローバル人材」。エリートとしての条件は、機動性の高さ。天変地異や戦争やテロでも、そこから逃げ出せる能力を持つ人間にとっては、致命的事態にならない。事前に情報を仕入れて自家用ジェットで飛び立つことのできる人々は、生き延びられる。国境線の外では言葉も通じないし、生計を立てる方法も知らないし、知り合いもいないという人間は、難民キャンプにとどまるしかないが、海外に住居があり、口座があり、ビジネスネットワークを持っている人たちは、祖国を離れても当面の暮らしには困らない。端的に言うと、国民国家への帰属度の低い人、依存度の低い人、自分の国の外でも暮らせる人、母国語以外でもコミュニケーションに不自由しない人、平たく言えば、自分の祖国がなくなっても別に困らない人。そういう人たちが、自民党改憲案では、日本の最上位に格付けされる。その証拠に、現行憲法では、「公共の福祉に反しないかぎり」と制限の付いている「居住・移転および職業選択の自由」が、あれだけ基本的人権を制約することをめざしている自民党改憲案では、限定条件が外され、無制限の自由が賦与されている。著者は、改憲案が憲法遵守義務を公務員から全国民に拡大しておきながら、その例外として「自由に国籍を離脱でき憲法遵守義務を免れるほど機動性の高い日本人」は憲法に束縛されないと看破しています。 自民党改憲案は、「グローバル人材」たりえない普通の日本人は、基本的人権を制限されてグローバル企業に奴隷のように搾取され、また、この日本列島に原発事故が再び起こり放射能汚染でたとえ住めなくなったとしても、愛国心でもって住む土地に縛りつけられ、国外脱出を許されないものです。一方、「グローバル人材」のエリートは、香港が中国に返還される際、大勢の富裕層が外国籍を取得し、香港から逃れたように、日本を捨てて出ていくことを是としています。 自民党支持層の人たちは、自分が人権を制限される側であるとの意識が薄く、支配者側と自分を同一視する勘違いが多分にあるような気がします。また、自民党改憲案は、彼らが主張するような愛国的なものでは決してなく、日本人をアメリカの奴隷にするような極めて売国的なものであるということを読み込んで頂きたいと思います。→自民党憲法草案の条文解説 にほんブログ村 →トップに戻る
2015/08/02
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1984年1月から1986年8月まで『漫画の手帳』というミニコミ誌に連載された伝説のリレー漫画。執筆は、表紙にあるとおり、80年代に漫画趣味の人だったら納得の陣容。 表紙は、ふくやまけいこ先生で、SF作家新井素子先生が第1話で設定した主人公の女子大生、尚美なんだけれど、物語の進行上なぜかセーラー服に。かわいい。 『漫画の手帳』は、「ぬいぐるみ殺人事件」が目当てではなかったと思うのだけど、この時期ずっと買ってたことが、自宅の段ボール箱を開けてみて判明。最終回は知らなかったので、’86年の途中まで買ってたのかな。 連載されていた’84年から’86年がどんな時期かというと、’83年がDAICON4で、’84年では、「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」、「風の谷のナウシカ」、「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」、「天国にいちばん近い島」が公開。多分80年代のアニメ関係で一番盛り上がった頃。前年の「時をかける少女」でブレイクした「天国にいちばん近い島」主演の原田知世が執筆者のとり・みき氏やいづぶちゆたか氏などアニメ、マンガ関係者の間で大人気。この年8月には、執筆者の1人で漫画家としての将来を嘱望されていたかがみあきら先生が26歳の若さでアパートの自室で急逝。’85年、テレビアニメに陰りが見え始め、「幻夢戦記レダ」、「メガゾーン23」などOVAが発売され始める。’86年は、「天空の城 ラピュタ」が公開されアニメブームが衰退していく中、宮崎アニメはファミリー向けにコンスタントに公開され始める。’87年は、既存のアニメ誌が次々と休刊し、もう、アニメブームは終わったような様相。角川文庫の「機動戦士ガンダム」第2巻の岡田斗司夫氏の解説がその頃の気分をよく表現している。バブル景気が始まるのは、この後だ。 新井素子先生は、当時コバルト文庫竹宮恵子先生の表紙カバーで『星へ行く船』シリーズを執筆。ラノベという言葉はなかったけど、売り方は今のラノベと同じ。吾妻ひでお先生と角川の『バラエティ』誌で『ひでおと素子の愛の交換日記』を連載。吾妻先生の描く新井素子先生のキャラクターのかわいさもあって、漫画、アニメ、SFファンの間では、アイドル的な人気だった。これが、小説家なのに漫画家と一緒にリレー漫画に参加している理由。漫画との相性がとても良い人でした。 「メガゾーン23」で’80年代に似せて作られた未来都市(実は宇宙船の中)で暮らす主人公が、都市を管理するコンピューターになぜこの世界を20世紀の終わりに設定したのかと問いただすシーンがある。コンピューターは、その時代が人々にとって一番平和な時代だったから答え、主人公は、今が一番いい時代だったと語る恋人の言葉を思い出す。見ていた当時は、そんなことはないだろう、まだまだいい未来があるはずだと思っていたけれど、過ぎてみればどうですかね。失われたXX年とか言って、80年代を懐かしむ人ばかり。そして、安倍政権のもとどんどんおかしくなっていく日本。 この本は、今にして思えば日本が幸せだったバブル景気の前のオタクバブルな頃を思い出させる、そんな本です。 にほんブログ村 →トップに戻る
2015/05/24
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曲目タイトル:1. 泳ぐ人のバラード2. I.B.W-It's a Beautiful World-3. 45歳の地図4. 満月電車5. 完敗6. シンデレラちからいっぱい憂さ晴らしの歌 今夜はパーティー7. 女なんかなんだ8. KASHIWA マイ・ラブ9. リゾ・ラバ-Resort Lovers-10. それから11. 大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い GEOで中古販売していたものをGET。大ヒット曲「リゾ・ラバ」、「大きな玉ねぎの下で」を収録。 表題作「I.B.W-It's a Beautiful World-」は、北京の天安門事件を扱ったもの。1989年の発売だからあれからもう25年も経ってしまったとは驚きです。歌詞にあるとおり、中国の民主化を求めて天安門広場に集まった学生たちが、全世界にテレビ中継されている前で政府に弾圧されていったのは、衝撃でした。25年経って、香港でも学生たちが同じように民主化を求めて街頭を占拠しましたが、市民生活に影響が出て支持は今一つ。エジプトでもタハリール広場が占拠されたように、市民生活に影響の出ないどこか広場を占拠すればよかったですかね。 象牙狙われるアフリカゾウ、1世代内の絶滅の可能性も 2番目の歌詞で歌われているアフリカゾウの密漁も、上の記事を読む限りでは、何も変わらなかったということでしょうか。 後段のくだり、「放射能の雨降らしてくれ」、「毒をくわしてくれ」は、福島原発事故後の日本を予言していたかのようです。 自由を制限する世界、環境を破壊する世界を「美しい世界」(もちろん皮肉)と歌っているわけですが、どこかの国の首相は、歌手の皮肉など通じず、これこそが「美しい国」と秘密保護法を施行し、放射能汚染地帯に平気で人を住まわせているところ。 「KASHIWA マイ・ラブ」は、春には故郷に帰ってしまう大学生と柏市に住む女子生徒の甘く切ない恋を歌った歌。千葉県の一地方都市を舞台にした異色な作品でした。東京の人から見るとちょっと今一つねという地域をネタにこれだけ素敵な歌ができたのは素晴らしいところ。柏市も、今は、原発事故による放射能のホットスポットが心配なところ。 「リゾ・ラバ」って「リゾート・ラバーズ」の略なんだけど、ラノベでよくあるタイトルを4文字に略すやつ。もう、この時点で既に爆風スランプがやってたということに改めて気付かされます。 「大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い」。爆風スランプが、かぐや姫の「あの人の手紙」をカバーしたことがあって、玉ねぎの下で聴いていたのはかぐや姫のコンサートだったのかなと聞いていて思う。 にほんブログ村→トップに戻る
2014/12/30
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東京では、最終回になってしまいましたが、地元テレビ局で周回遅れで放送。追っかけて見ています。 原作者、島本和彦氏の自伝的マンガ「アオイホノオ」の実写ドラマ化。原作の方もしばらく積読だったので、これを機会に一気に刊行中の12巻まで読破。12巻の帯でホノオ君が「アニメ化はいいがドラマ化は……だいたい原作通りにならない!」とのたまっていますが、エピソードの前後はあるけど、だいたい原作どおり。大作家芸術大学が大阪芸術大学と実名で出てたりする御愛嬌も。原作でも、島本和彦先生が大学に通っていた当時の島本先生や庵野秀明監督などの当時の学生の映像作品などが登場するので、これは、アニメでやるよりは、実写の方が違和感なくてよかったねという感じです。ハーロック歩きも実写。 ホノオ君役の柳楽優弥君は、映画『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を取った人でしたね。家人に指摘されるまで忘れてました。矢野ケンタロー役の浦井健治さんや庵野ヒデアキ役の安田顕さんなど、みんな役がはまってます。安田顕さんは、庵野監督のやってたウルトラマンの形態模写もしなければいけないから、研究したんだろうなと頭が下がります。 「アオイホノオ」と連動している一本木蛮さんの「同人少女JB」も実写ドラマでやってくれないかな。主役は、ラムちゃんのコスプレが似合う人で。 にほんブログ村→トップに戻る
2014/09/29
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ボカロPな生活は、憧れである。仕事を辞めて引きこもってずっとボーカロイドで遊んでいたい気がするが才能もないので仕方がない。 実は、「初音ミク」も持ってるけど、DTM MAGAZINEを見ながら練習曲を一つ歌わせただけで挫折。この本は、とにかく隔週30号で1年掛けてボーカロイドをマスターし、動画投稿サイトにアップするまで頑張るというもの。週刊じゃきついかなと思うけど、隔週刊なら2週間余裕があるからこなしていけるかなと思った。 創刊号は、取りあえず必要なソフトをインストールするところまでで終わり。2時間ぐらいの工程でした。「MikuMikuDance」もあるので操作方法もわからずいじっていたら、なんと関節が360度ぐるぐる回って、絶対あり得ないポーズもできる。アイマスのPVとか見てて感じる違和感てもしかしたらこの関節のせいかなとも思った。 取りあえず、三日坊主にならないように続けてみましょう。 にほんブログ村 →トップに戻る
2014/09/23
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最近ブログが更新できないのは、安倍晋三が僕たちを忙しくさせているからだろうか。秘密保護法、原発再稼働、児ポ法改悪、解釈改憲、集団的自衛権行使容認、武器輸出3原則撤廃、オスプレイ配備、普天間基地辺野古沖移設。ボーっとしていたら日本がどんどん知らない国になってしまう。何が「日本を、取り戻す。」だ。アメリカの機嫌ばかり取って。昔は、もっとのんびり暮らせていたはずなのに、毎日毎日気に障るニュースばかりだ。 この本は、二人の愛国者が日本を憂えて、2013年1月と7月に対談した記録。対談から1年以上経った今読んでも違和感がないのは、大体このときに対談していた方向に政治が進んで行ってしまっているからだ。 対談は、「愛国」を名乗る人ならば日本の国土を汚す原発を認めることはできないはずだという共通の想いから始まる。君が代は、西洋流のハーモニーがついていて日本の伝統音楽とは、異なるものだから、本当に愛国と言うんなら君が代にも怒れと面白い方向に盛り上がっていく。右と左で標榜している主義は正反対のはずの2人なのに驚くほど想いが似ている。 鈴木さんは、右翼の重鎮のはずだが、なかなか自分の思いが周囲に伝わらないのが歯痒そうだ。「『道義国家』のように国家そのものが性格を持つ必要はありません。一人ひとりが自由で平和に生きられる国家であればいいと思います。」鈴木さんの理想だ。 にほんブログ村 →トップに戻る
2014/08/24
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表紙カバーは、いつもの種村さんの描くきらきらした少女ではなく、地味目の大人の女性で、しかも眼鏡。表紙に惹かれて買ってしまいました。表紙カバーのコピーは、「種村有菜が描く逆・変身少女」。 「人生にモテ期が3回来るのなら私の一度目は15歳の時だった気がする」 「委員長とかやっていたいわゆる優等生」 「卒業式にはたくさんの男の子に告白されたっけ」 「時は流れて16年」 「出口千影31歳」 「女こじらせてます」という出だしに、すごい共感してしまう。主人公、千影は、今では彼氏もいない超地味なOL。会社では、喪女だと陰口をたたかれてしまう。中学生時代に好きだったハル君に同窓会を機に告白しようと決めていたのに、ハル君には彼女ができてしまう。もう死にたいと自殺をしようとしていたところを同窓生の都北君に止められます。製薬会社に勤める都北君に、死ぬつもりならと提供されたのが、開発中止命令の出た若返りの薬「アイドリーム」。これで15歳に戻った千影は、街でモデルにスカウトされ芸能界に入ることに。 千影の「ツイッターのフォロワーボットしかいないの」「常に行動報告しかしてないし誰に呟いてんの?」という陰口がすごいイタいです。千影の設定、種村さんよくここまでできたなと感心しました。変身して芸能界に入るのも、「クリーミーマミ」の逆パターンだね、タイトルの「31☆アイドリーム」も「31アイス」のもじりかと思っていたら、全てあとがき漫画に書かれてました。千影の設定のアイデアは、編集さんのようです。 昔は、少女漫画を卒業したらレディースコミックなのかと思われてましたが、いまや超晩婚時代。千影のように、30台で同窓会に出ても、結婚していない人が大半なのかと思うと、30歳過ぎても、夢見る少女漫画のような話が必要とされるのだなと思う漫画でした。 31歳の地味で真面目な千影については、作中ではもててないけど、私も含めて、割とこの手のタイプが好きな人って、いそうな気がするけど。都北君の秘めた恋も成就するとよいですね。 にほんブログ村 →トップに戻る
2014/05/12
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テレビ東京系ドラマ24で放送中。こちらの地方では、放送していないので、ネットで見ています。 昔、NHKの少年ドラマシリーズでやっていました。石油コンビナートのタンク群を延々と空撮するOPが印象的で覚えているのですが、ドラマの内容の方は、ほとんど記憶が・・・。記憶にあるのは、第1話で停電でエレベーターに主人公たちと閉じ込められた転校生の山沢典夫が、パニックになってレーザー光線でドアを破壊しようとして、主人公たちを驚かせた初対面のシーンや転校生の一家を探っていた刑事が、一家の本籍地が東京タワーの住所になっていると、大騒ぎして飛び込んでくるシーンとか。(今だったら、個人情報保護で、アウトだ。) NHKの方は、ほぼ原作どおりだそうですが、ドラマ24の方は、だいぶ改変がある感じ。山沢君は、元居た世界では、王族に仕える侍従のような身分の人なのかな。山沢君が孫を偽装する江原老人を演じるミッキー・カーチスさんが好演。認知症を患っている日常と山沢君に操られてまともになっているギャップが絶妙。ヒロインの桜井美南は、芯がしっかりして雰囲気が戸田恵梨香のようで、将来が楽しみです。 ドラマの舞台となっている世界は、一見、我々の住んでいる世界と同じ見えますが、ショパンの雨だれがないという実は別世界という設定。 にほんブログ村→トップに戻る
2014/02/11
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帯にもあるとおり、現役キャリア官僚の暴露本として、極めて有名です。 「原発は、また必ず爆発する!」との帯の言葉どおり、物語は進行します。福島原発事故後、原発推進派は、息を吹き返し、脱原発勢力を次々に陥れ、原発再稼動への布石を着々と打つ。だが、福島の事故後、事故原因の究明や事故対策は、電力会社のコストを抑えるため、おざなりのままで、外国と比べても、事故対策設備が不備な日本の原発は、やがてこの国際情勢の中、テロの標的とされ、易々と外部電源を喪失。再びメルトダウンを起こしていくのである。 虚実皮膜というか、フィクョンの体裁をとってはいるものの、現実に起こっていることとオーバーラップしているので、どこまで現実でどこまで虚構なのかわからなくなって、小説の中のことが既に真実になってしまっていないか心配になってしまいます。公安警察により経産省前テントひろばは、撤去。金曜日の官邸前デモの参加者たちは、軽微な犯罪で次々と逮捕され、萎縮した一般の人達の参加が激減、衰退していきます。新潟県の泉田知事をモデルにした、新崎県伊豆田知事は、前福島県知事佐藤栄佐久氏よろしく、国策捜査により収賄の罪を着せられ投獄。原発再稼動阻止を唱える勢力がどんどん切り崩されていく様子は、いつ起こってもおかしくない風景です。逆に、ここまで書いてくれていれば、原発推進派がこのシナリオどおり事を進めるのは、やりにくくなっているような気もします。 良質な経済小説を読んでいるような感じで、原発事故自体が、小説の中の出来事ではなかったかと錯覚しそうなくらいです。(本当にそうならよかったですね。)作者は、官僚より小説家になりたかったのではと思ってしまいます。まあ、官僚辞めたら内部告発という小説のネタもなくなってしまうのは、作者も自覚しているようです。 にほんブログ村 →トップに戻る
2014/02/02
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曲目タイトル:ディスク:11. prelude to Act 12. Scaena felix3. Postmeridie4. Conturbatio5. Puella in somnio6. Salve, terrae magicae7. Desiderium8. Gradus prohibitus9. Credens justitiam10. Sis puella magica!11. Inevitabilis12. Pugna cum maga13. Vocalise Op.34 no.1414. Umbra nigra15. Venari strigas16. Agmen clientum17. Signum malum18. Serena ira19. Incertus20. Ave Maria21. Decretum22. Anima mala23. また あした24. and I’m home25. コネクト -ゲームインスト-ディスク:21. prelude to Act 22. Amicae carae meae3. Clementia4. La Fille aux Cheveux de Lin5. Pugna infinita6. Confessio7. Cor destructum8. Terror adhaerens9. Symposium magarum10. Numquam vincar11. Quamobrem?12. Surgam identidem13. Nux Walpurgis14. Sagitta luminis15. Cubilulum album16. Taenia memoriae17. Pergo pugnare18. コネクト19. Magia20. Numquam vincar (Live ver.) 「魔法少女まどか☆マギカ」の音楽集が何故かずっと出ていなかったのだけれど、昨年12月25日に発売され、偶然にも発売日当日、店頭で見かけたので買ったもの。「ツバサ・クロニクル」の音楽も手懸けた、梶浦由紀さんが音楽担当だったので、欲しくて探していたのだけれど、Amazonで検索をかけても出てこないし、随分不思議に思っていたものです。これは、ライナーノートによると、完全生産限定版BD&DVDの特典に音楽集が付いていたせいのようで、今回改めて全曲まとめて提供されるに至ったようです。 ツバ・クロのBGMでは、どこの国の言葉かわからない言語で歌っている女性のボーカルが印象的でしたが、まどか☆マギカでも、マミさんの戦闘シーンのBGMなど、同じような曲の使い方があって、梶浦由紀さんがBGM担当であることを印象付けていました。言葉のように聞こえるのだけれど、全然意味のない言葉の羅列だそうなので、ツバ・クロのBGM集では、意味がないので解読しようとしないでくださいとの梶浦さんの注意書きがありました。 OPの「コネクト」やEDも収録されており、「魔法少女まどか☆マギカ」の世界に浸ることができますよ。 にほんブログ村→トップに戻る
2014/01/26
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曲目タイトル:・春子の部屋(instrumental)/大友良英・まっ赤な女の子/小泉今日子・セーラー服と機関銃/薬師丸ひろ子・時をかける少女/原田知世・卒業/斉藤由貴・銀河鉄道999/ゴダイゴ・君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)/YMO・イスクールララバイ/イモ欽トリオ・い・け・な・い ルージュマジック/忌野清志郎+坂本龍一・飾りじゃないのよ涙は/中森明菜・TVの国からキラキラ/松本伊代・青いスタスィオン/河合その子・涙のリクエスト/チェッカーズ・モニカ/吉川晃司・こっちをお向きよソフィア/山下久美子・炎の聖書(バイブル)/クラッシュギャルズ・不思議 Tokyo シンデレラ/セイントフォー・Forever-ギンガム・チェックStory-/少女隊・六本木純情派/荻野目洋子・チェック・ポイント/藤井一子・春子の夢(instrumental)/大友良英 「あまちゃん」は、見てなかったのだけど、関連商品で、こんなもんが出てるんですよね。話の内容は、よく分からないのだけど、脚本の宮藤官九郎の趣味かで80年代のネタがよく出てきて懐かしいんだとか。 セーラー服と機関銃/薬師丸ひろ子、時をかける少女/原田知世、卒業/斉藤由貴と続くと、懐かしさがこみ上げてきますね。青いスタスィオン/河合その子も久しぶりに聞きましたよ。 これは、ビクター編だけどソニーミュージック編というのもあります。「80’s HITS」というから、みんな懐かしいかというとそうではなく、こんなの聞いたことないぞというのもあって、ソニーミュージック編よりは、ビクター編の方が知っている曲が多かったかなというところ。 「あまちゃん」は、先日テレビで総集編をやっていたのを録画してあるので、時間があるときには、見てみたいです。何がそんなに人気だったのか? にほんブログ村→トップに戻る
2013/11/03
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誤植や誤りが多く、散々な評判ですが、品切れになるくらい売れているようです。誤りを修正した重版が出るようですが・・・。 まだ出たばかりの先週、ネットの通販でも売り切れのようなのでリアルの書店に行く。陳列棚に何冊も置いてあるので、1冊つまんでレジに持って行くと書店員が「これ、誤植とかいっぱいあるそうですよ。」「え、そうなんですか?2版で直るからそれまで待てと?」「それは、わかりませんが。知りませんでしたか?」とやおらネットを操作して角川のサイトのお詫びのページを見せるのであった。売りたくないようなもんをなんで店頭に並べておくんや?とも思ったけれど、店員さん、あんた書店員の鑑やね。 初版に誤りは付きものということで、購入の意思表示。本マニアは、こんなことでは、動じない。「誤りが多いからといって、交換はできませんので。」と念押しされて買ったのでした。 内容は、Amazonのレビューでも酷評されているとおりで、艦娘の紹介ばかりで他の内容はちょっとだけ。ゲームの内容の解説も期待していたのですが。 「島風」が表紙で話題のフェブリVol.19を立ち読みすると、ゲームのガイドが載っていたので、これを買う。ゲーム画面は、操作方法など、必要最低限の解説しかなく、自分で調べないとよくわからない機能などが付いているのだ。 1週間後の件の書店では、まだ大量に販売をしている様子だったが、人気商品なので一人一冊までと購入制限の告知がされていたのでした。 にほんブログ村 →トップに戻る
2013/10/27
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「大阪ルール」や「名古屋ルール」といった「**ルール」シリーズで、書店の陳列棚に並んでいるのを見付け、新刊と思って買ったのですが、2011年12月の刊。 観光客として外から眺めた京都ではなくて、住んでいる人の実感で選んだ、こんなことあるあるといったルールが列挙されています。パラパラ見て、買うほどではないと思ったのですが、「『天一』&『王将』の”行きつけ”がある」というのがツボに来て買ってしまいました。やっぱ、天一北白川店か。観光客はまず行かないしね。京風ラーメンと京都ラーメンの違いの説明も納得。京風ラーメンて、京都にないよね。あれは、外からのイメージか。京都のラーメンというと、やっぱり、こってりの「天一」かと思いますね。 全部のルールがそうそうと思わないけど、「祇園祭も葵祭も行かない人もザラ。」というのを読んでやはりそうだったのかと妙に納得。 にほんブログ村 →トップに戻る
2013/10/13
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「艦隊これくしょん」始めました。サーバーが最近混んでいて、時間制限で開放しているのだけど、数回のリロードでスムーズに着任できました。平日だと、アクセスできないですけど、土曜日に開放してくれて助かりました。毎日、8千人に開放しているというから、先週6日で計算しても4万8千人が登録。既登録者も含めると何人になるのかわからないけれど、ものすごい人数の人が参加していることになるんですけど、本当にこんなたくさんの人達が「艦これ」やってるの? 「艦これ」が流行ってるのは、ゲーム自体ほとんど課金がないからだという分析がありました。キャラクター商品とかそういうところで儲けるのね、角川さん。ゲームを提供しているDMMも、元々DVDレンタルや通販のサイトだから、ゲームで儲けなくても会員が増えれば商売になるのだね。 最初のチュートリアルは、「吹雪」でした。指示どおり任務をこなすとひと通り操作方法がわかります。が、細かいところは、画面の説明にしても公式サイトに載ってなく、結局まとめサイトをのぞきながらの運用になりそう。いつか一番人気の「島風」に出会えることを願って。 オンラインゲームは、震災前までは、「桃色大戦ぱいろん」という麻雀ゲームを寝る前の30分ぐらいやってたのだけど、震災後は、ツイッターとかやり始めたりして、時間取れなくなってしまいました。全体順位が3000位ぐらいだったから、精進して上げる努力をしていたのですが。昔は、PCゲームも、CGコンプリートしようと頑張ったもんですが、これもすごい時間がかかるので、放置中。「艦これ」は、最初は、ちまちまとレベル上げしないと、出撃してコテンパにやられてしまうので、短い時間でちまちまとできたらなと思います。 にほんブログ村→トップに戻る
2013/10/06
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今、「惡の華」(読んでない。)で有名な押見修造先生の本です。本屋で1巻を見てから気になって仕方ない。 引きこもりの大学生、小森功には、午後9時に決まってコンビニに現れる女子高生、吉崎麻理に憧れていた。ある日、いつものように帰り道に彼女のあとを付けていると、彼女が微笑みながら振り向いた。翌朝、気が付くと、吉崎麻理になった自分が・・・。 ここまでだとただの性転換モノかと思うのだが、自分が吉崎さんの体に入ったことで本物の吉崎さんがどこに消えたのかわからない。自分と入れ替わったのか疑うのだが、自分の中には、吉崎さんのことを忘れた自分が。それでは自分は誰なのだ。吉崎さんのストーカーのような同級生、柿口依にせっつかれて本物の吉崎さんを探すことに。 他人の体と入れ替わってしまう話では、長野まゆみ先生の「あめふらし」がある。この話では、タマシイが体を次々と乗りかえていく能力を持った人物が登場した。乗りかえられた人物は、既に死んでいて、死んだ瞬間にタマシイが入れ替わって他人になってしまうのだ。 さかいともこさん著の「ふたりめの蘭子」という本がある。これも自殺した和宮蘭子を助けようとして死んだ主人公、高岡卓のタマシイが、蘭子に移ってしまい、女子として生きざるを得なくなった話だ。根っこがBL小説なので、女になったとはいえ元々男の高岡卓は男と恋愛し、卓自身は女になってしまったことに対する葛藤があまりない。元の蘭子のタマシイは、弾き飛ばされて、植物人間状態だった小学生の男の子の体に入ってしまっている。 最初は、この話も、小森と麻里さんの体が入れ替わってしまった話かと思ったけれど、どうもそうではないらしい。小森の体には、なぜかまだ別の小森がいるのだ。柿口依のあまりのストーカーぶりに、彼女も元々麻里さんが好きな男子であったのが今の体に乗り移ってしまったのかと疑ったこともあったけれど、これも違うようだった。絶望して死を覚悟していたとき、麻里さんに抱きしめられてそれ以来のファンなのだ。 2巻でいろいろ謎が提示された。なぜか大事に保管されている、午後9時のコンビニのレシート。そして麻里さんの自室の押し入れに隠されていた大量のエロ本。最初は、「俺妹」の桐乃と同類かと思ってしまった。だが、これは、小森が古本としてショップに売ったものだったのだ。実は麻里さんが小森のことを知っていたのだと喜ぶ小森。だが、小森が古本を売る現場を麻里さんが毎回押さえられるのか?カウンターを見ずに、何の本を売ったのか把握できるのか?もうひとつ気になるのが、麻里さんのお父さんだ。麻里さんは、いつも午後9時過ぎまで出歩いている。お父さんは、午後10時にならないと帰らない。お父さんが部屋を覗きに来る場面があるが、これは時間が午後10時であるということを示すだけの演出なのか。気のせいかなんだか気になる。 麻里さんと小森が入れ替わったのでなければ、ヒトのタマシイを取り込む能力が麻里さんにあるのかもしれない。小森が最後に見た麻里さんは、笑っていた。こうなることを分かっていたようにも思える。小森が売った古本を買えるのも、妖怪の「さとり」のように人の心が読めるからかもしれない。ただ、そうとしても、なぜ小森の体にはまだ別の小森が残っているのか。麻里さんは、そういう能力があった上で、術の失敗で自分を小森と思い込んでいるだけという可能性もないか? もう一つ、別の可能性。小森は、柿口依により完璧に吉崎麻理を演じられるように鍛えられた後、「まどマギ」のほむらのように過去にタイムリープする。そして自分の体に戻るために、過去の小森のあとを追い続けるのだ。多分自分の体に戻るチャンスは、自分が麻里さんに取り込まれたその日。保健室で、柿口依を待っていたのも、彼女に重大な使命があるからで辻褄が合う。この説は、どうだ。 小森は、キモオタでニートでエロ本やエロビデオとか見てるのに、体育の時間の女子の着替え姿に免疫がなく卒倒してしまう。また、麻里さんに義理立てして、お風呂や着替えも目隠しをして、決して麻里さんの裸を見ない憎めない性格だ。もし、麻里さんが小森のことが好きなんだとしたら、こういう純粋な性格が分かっていたのかもしれない。そういうことなら、体が元どおりに戻った時には、小森は麻里さんのためにニートをやめ更生するという結末が見える。 小森は、自分が女性の体になってしまったことに、かなり葛藤がある。2巻の最後に生理が始まるのだが、これも結構悩むんだろう。(連載は話が進んでるよね。)最近読んだ漫画だと、長月みそか先生の「のぞむのぞみ」も女体化の話だったが、主人公が女装趣味なせいかおしっこするときに不便だとか女になってしまったことがばれないかというところに心配がいってしまっていて、女性の体になったことに男としての葛藤があまりない。「かしまし」のはずむ君も、草食系男子というか元々女性っぽい男の子だったせいか、女性の体になったことに自然と馴染んでた。小森は、まだ男を捨ててないので体は女性でも男としての行動がどうしても出てしまいいろいろと不自然だ。 押見修造先生の絵は、いわゆる萌絵ではなく劇画に近いので、あまり綺麗でない。ニートの小森の汚い部屋の描写が逆に上手いくらいだ。それでも、小森が中に入って僕っ子になった麻里さんは、小森の不自然な行動もあってか、かわいく感じてしまう。2巻の表紙カバーのバックをピンクに塗ったせいもあるのか、これははた目にもかわいい。 にほんブログ村 →トップに戻る
2013/08/25
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先々週の『宇宙戦艦ヤマト2199』第17話「記憶の森から」で、古代守の愛読書として登場した「中原中也詩集」。その代表作として、唱われていたのが、この詩集の表題にもなった、「汚れつちまつた悲しみに・・・・・・」。 真田の回想の中、まだ地上に構造物があった頃の地球で古代守と見上げる、曇った薄暗い空。ガミラスの遊星爆弾は、地球各地に落ち始めているようで、「核の冬が来るかもしれない。」と心配する真田。折しも空から雪が降り始め、「・・・・・・今日も小雪の降りかかる」と回想に続けられる。 真田さんは、遊星爆弾が核と認識していたのだろうか?かつての放射能除去装置コスモクリーナDに名付けられたコスモリバースシステムという名前。地球環境を再生するシステムというのだが、一体どうやって、あの赤茶けた大地を再生するのか?ガミラスやイスカンダルの位置すらわからないまま、意識不明のユリーシャの記憶だけを頼りに闇雲にマゼラン星雲へ飛ぶヤマト。リスク高すぎないか、ヤマト。どうせ戻れなければ、地球は再生しないと思って、一か八かの作戦ばかりとる病気の沖田艦長もどうかと思うぞ。 遊星爆弾は、冥王星前線基地で小惑星を破壊して地球に向け飛ばされていたのですが、ワープでもさせない限り、地球に着くのに10年、20年とかかりそう。核装備をどこでしているのか?やはり、通常の隕石が落ちてくるだけなのか?福島の事故が起きてわかったことは、原発は、事故が起こって止まったあとも、人間が燃料棒を冷やすなどお守りをしてやらないと、メルトダウンを起こすということ。遊星爆弾で、地上のありとあらゆるものが破壊された地球は、当然、原発のお守りもできないので、原発跡地では、方々でメルトダウンが起き、仮に遊星爆弾が普通の隕石に過ぎなくても、地上は深刻な放射能汚染にさらされていて、やはり、コスモクリーナーDが必要な環境には変わりがないようです。 さて、当の中原中也ですが、巻末の解説や年譜によると、少年の頃は、神童と言われながら、文学に熱中して落第。17歳で女優と同棲、小林秀雄と三角関係。日大予科に入学するも、親に黙って中退。父親が死んだ時も、喪主でありながら帰省せず。とかなりな破天荒。文学者なんてこんなもんだと思うが、教育改革に熱心な自民党のセンセイ方は、どう思うのでしょう。 この本は、巻末に、秋元康が中原中也への想いを語った一文を載せているところが他社の中原中也詩集と違うところ。中原中也にまつわる、高校時代のリリカルな思い出話です。 にほんブログ村→トップに戻る
2013/08/11
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地上波でテレビ放送が始まって、毎回見てます。 冥王星前線基地の反射衛星砲の話とか見ると、旧作にもこんなのあったなーと思い出しました。ドメルが初登場時に戦っていた相手も「さらば・・・」のガトランティスか。懐かしいですね。旧作は、ほとんどテレビ放送見てないので、多分私の旧作の記憶は、テレビ版をダイジェストした劇場版と松本零士先生の漫画版によるのではないかと思いますが、それでもツボなエピソードは憶えているようです。CMで使ってましたが本作では使わなかった、旧作の沖田艦長の名台詞「バカメと言ってやれ。」とか。アステロイドベルトで小惑星を遠隔操作してリングにしてバリアに使ったエピソードは無くなってましたね。 旧作と少しずつ違う。ガミラスの描写も庶民レベルの生活感を描いているので、旧作のようにヤマトにガミラスを滅ぼさせていいものか物語上難しくなってますね。戦争を始めたのも地球側という設定になっているので、なおさらです。本作のガミラス帝国は、ローマ帝国のように従う星には市民権を与えて版図を拡大しているようですし、本星だけ叩いても、とてもじゃないけど滅ぼしたことにならない気がする。だいたい、補給線のないヤマトが、物量ともに勝るガミラスを滅ぼすという旧作の設定に無理があるという感じ。最終回は、旧作とは違った展開になりそうです。とすると、「我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。…愛し合うことだった。」の古代守の名台詞も無くなりそう。宇宙愛でしたよね。 だいたい宇宙愛もそうなのだが、戦争やっているという緊迫感がヤマトにはなさすぎる。旧作のガンダムの矛盾点を描き直そうとした「機動戦士ガンダムORIGIN」とは、同じリメイクでもここが違う。メルダも捕虜だから易々解放したらだめですよね。いまだにガミラス本星の位置すら分かっていないんだから引き出せる情報は引き出さないと。人類初めてのガミラス人との接触だから、ガミラスの社会、歴史、言語、自然、侵略の目的、なぜ地球人類と遺伝情報が同じなのか、聞きたいことは山のようにあるのだと思うのだけれど。メルダもガミラス側に失踪中のことは話したがらなかったとスルーされているけど、これも軍事上だと、兵士の行方不明中のことは徹底して尋問されているはずだと思うのだけど。伏線としては、メルダのように地球人と分かり合えるガミラス人が仲介になって和平が結ばれるという方向なのか。 森雪がサーシャとそっくりなのは、旧作では、松本零士先生が女性キャラを描き分けられないことからくる御愛嬌(鉄郎のお母さんとメーテルもそっくり)だったけど、今回は、それを逆手にとって森雪=サーシャという設定みたいですね。地球人としての知識をどうやって身に付けたのかと疑問でしたが、それも第14話で少し明らかに。 ドメルのペットが、松本零士キャラのトリさんだったりして、DVD5巻のパッケージにまでなってます。これは、意外な。出渕監督のオマージュでしょうか。企画からは、松本先生は、外れているようですが、DVDパッケージにも登場するぐらいだから、当然許可もらって使ってるんでしょうね。 遊星爆弾がもたらす毒が、放射能ではなくなんだかよくわからないものになったおかげで、ガミラス人の生息環境も放射能を含む大気下ではなく地球人と同じになったため、放射能汚染の危険がなくなり、地球人とガミラス人の接触が可能になっています。メルダのエピソードもそのひとつか。旧作では、ガミラスを滅ぼされたデスラー総統が、ヤマトを追撃しデスラー艦で体当たり、放射能ガスをヤマト艦内に流し込み白兵戦に挑む。艦内の放射能汚染を除去するため、森雪がまだ稼動テストされていないコスモクリーナーDを動かし、身を呈してヤマトを救うといった最終回のエピソードもあるわけですが、今の設定だとこれもなくなりそうですね。「地球か、……何もかも皆懐かしい。」もあるのかどうか。追記 本作の「艦長」ということばのイントネーションにすごい違和感があるのだけど。「かんちょう」じゃなく「かんちょう」って言ってない?(伝わるかな?)自衛隊も含めて、今は、これが普通なの? にほんブログ村 →トップに戻る
2013/07/07
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曲目タイトル:1. 青春2. 雪が降る日に3. あの唄が想い出せない4. 僕は何をやってもだめな男です5. 加茂の流れに6. 好きだった人7. ひとりきり8. マキシーのために9. 雨が空から降れば10. 離婚歴三回11. じんじろ橋12. あの人の手紙 ブログの更新が滞ってます。時間がなくてほとんど週末しかパソコン触れない。記事を書いてみても、タイムラグができて、タイムリーではなくなってますね。 「安倍首相、南こうせつさんとデュエット」という記事を新聞で読んだ日、偶然にも地元のコミュニティFMの音楽番組で特集されて放送されていたのを聞きました。 第2期かぐや姫デビューの70年安保の終わった1972年発表のアルバム。まだ、安保の影響が残る歌が多く、「僕は何をやってもだめな男です」の主人公は、何もしないのに機動隊に小突かれたりします。「マキシーのために」のマキシーは、番組パーソナリティさんの解説によれば早稲田界隈で当時有名な安保闘争の闘士だったそうです。自殺してしまったマキシーを悼んで作られた歌で、「青山にでっかいビルを建てておかしな連中集めて自由なお城を作ろうと」夢見ていたじゃないかと歌っています。 そして、最後に「あの人の手紙」。聞いたとおりの反戦歌で、番組パーソナリティさんは、この曲は、意図的に最後にもってきて、アルバムを聴く人に訴えたかったのではないかと推測していました。 好戦的な安倍総理がこうせつとデュエットとは、違和感があるわけで、飛び入りと言いつつ、当然、事前にこうせつ側の事務所なりにオファーがあったはずで、大人の事情で断れなかったのか?清志郎だったら断っていたはずと思うと・・・。 安倍晋三首相、南こうせつ氏のコンサートでデュエットに対する声 にほんブログ村→トップに戻る
2013/06/30
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新聞の番組欄で冨田勲と初音ミクのコラボというETV特集を見付けたので見た。最近発表された宮沢賢治の世界を表現した「イーハトーヴ交響曲」のことだ。 冨田さんは、もう80歳ということだが、いまだに創作意欲が衰えず、初音ミクといった新しいものを取り込むところも、年齢を感じさせない。シンセサイザーを日本で音楽に取り入れた先駆けの人で、個人的にはホルストの「惑星」のシンセ版が好き。 今回、初音ミクをオーケストラと共演させるための苦労が語られる。初音ミクは、パソコンソフトなので、規則正しいテンポで歌うことはできても、指揮者の指揮に合わせて歌うことはできないからだ。ミクのコンサートでは、演歌歌手よろしくバンドの方がミクに合わせてるわけだ。オケと共演させるために、なんと指揮に合わせてテンポを変えるためのソフトの開発が、演奏会直前まで続けられたのだ。 ということで、「イーハトーヴ交響曲」は、単に初音ミクが歌を歌ってるだけではなく、すごい手間が掛かってます。 今日はFMでも、「音の魔術師 冨田勲の世界~初音ミクとのコラボを終えて~」という番組をやっていたということを、ツィッターでフォローしている人のタイムラインで番組が終わってから知り、とても残念でした。こんな曲も冨田さんの作曲かというのもあり、聞きたかったですよ。 にほんブログ村→トップに戻る
2013/02/11
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明けましておめでとうございます。 この本は、9月に出てるんですが、前回の日記の更新から大分経ってしまいました。 今回は、恭介の昔話。昔は良かった桐乃と京介の仲が、悪化した原因追求編といった趣ですが、因果関係をはっきりさせるために、少々説明っぽくなって、くどくて、読んでて恥ずかしいところも。大体、中高生になれば、兄妹といえどもそれぞれの付き合いの方が、ウエイト重くなって、小学校のときのようにべったりというわけにはいかなくなるのは、自然の流れという感じもするので、ここまで説明されるとかえって違和感を覚えてしまいました。 巻末に12巻のプロローグが載っていて、とうとうこの物語も終わりを告げるとの予告がされています。次の巻で終わりだと読んだとき思ったのですが、よく見ると「あと数ヶ月」と書かれてあるので、この数ヶ月がまだ何巻にもなる可能性もあって、12巻が最終巻じゃないかも知れません。それでも、物語上は、京介の受験の終わる3月辺りで終わりそう。多分、話の中では、震災も原発事故も出てこない、3.11以前の穏やかな日々のうちに終わるのでしょう。心配しましたが松戸に引っ越した黒猫も放射能に苛まれることもなく。 京介が、櫻井秋美に語った「好きなやつ」。これも最終話で明らかになりそうですが、常識の線から行くと麻奈実?これだと麻奈実ファンが喜びそうですが、気になるのが、12巻プロローグでの桐乃の宣戦布告。ブラコンとして禁断の一線を越えんとするのか?待て次巻。 にほんブログ村 →トップに戻る
2013/01/06
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相馬高校放送局の女子高生たちによる創作演劇。「イメージ.福島」という福島を中心に開催する映画上映&トーク・プロジェクトの一企画。東日本大震災と福島第一原発事故後の福島に生きる高校生のやり切れない思いを率直にぶつけた。 放課後たわいない会話をする帰宅部の女子高生3人。そんな会話の中でも、震災と原発の話題は「地雷」だ。だれがどんな経験をし、どんな思いを胸に抱え込んでいるか分からないから。前日まで明るく振舞っていた一人が突然自殺する。津波で家族と家を流され、放射能汚染で苦労する酪農家の親戚の家で暮らしていた少女は、ネットの書き込みで「放射能、うつすんじゃねーよ!」などと中傷を受けていた。死んでから初めてそれらの事情を知る2人。友人の死を契機に、抱え込んできた気持ちを語り始める2人。 上演後の座談会では、出演者3人に脚本を書いた2年の簔野由季さんも登場。メガネがなんとなく長門の雰囲気。各人の被災時の状況をインタビュー。皆さんの自宅は、原発から30キロ圏外で劇中ほどの深刻さはなく、1年生の荒優香さんは、卒業式の後、自宅でお菓子作りをしていて震災にあったということで聞き手のやまのべみみさんからも思わず、「可愛いー。」との声が。顧問の渡部義弘先生は、放射能による子供たちの健康被害を心配しており、行政の不作為や福島県内で安全キャンペーンを張る放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一福島県立医科大学副学長に対する批判を一くさり。右の写真の天井からぶら下がっている人形(ひとがた)は、相馬で亡くなった458人。 過日、この演劇の動画がネットで流れ、海外にも広く紹介しようという動きがあったようですが、ネット上での誹謗中傷を心配する渡部先生の要請により削除された模様です。削除されたことを報じるブログの記事をツイッターでRTしていたところ、渡部先生から返信がきました。拡げてくれる人がいるなら著作権なんてことはこだわらずに広めてもらえばと提案したのですが誹謗中傷に晒されてまで広めたくないそうです。分かる人にだけ分かってもらえればというのでは、今の福島の問題解決にはならないと思うのですが、ここは棄民になってる福島県の難しいところ。 上演に先駆けて福島中央テレビ報道部記者の村上雅信氏から、「福島の今」と題して報告。なんで福島中央テレビがとも思ったもんですが、福島第一原発3号機の爆発シーンを撮影したのは福島中央テレビだと自慢はするのだけれど、その後映像を隠蔽し批判を浴びたことには一言も触れずじまい。当日も地元の取材は置いといて「イメージ.福島」に同行取材したというからどことなく胡散臭さが。もしかして監視なのかと勘ぐってしまうが。 新聞報道がありますので、詳しい実況についてはこちらを。 ・震災を経験 私の声聞いて 福島の女子高生が演劇上演:石川 ・【映画】福島の女子高生の劇「今伝えたいこと(仮)」と映画「少女ムシェット」 抵抗の物語に宿る始まり:北陸文化:北陸中日新聞から ・福島・相馬の高校生ら慟哭の舞台「今 伝えたいこと(仮)」 にほんブログ村→トップに戻る
2012/09/16
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8月11日に最新作「望郷編」が、YouTubeにアップされていました。 原発反対を唱える怪人が20万人にも増える中、スイシンジャーは、脱原発アイドル藤波心を寝返らすこと成功。保育園のちびっ子たちの前で、原発推進のプロパガンダに励むのであった。 そこへ保育園を襲う怪人反原発男。東電レッドの必殺技、原発マネーに目がくらみそうになる。弱いぞ!反原発男。金に負けてどうする。 一度は、反原発男にやられそうになるスイシンジャーであったが、原発の再稼働エネルギーを得て復活。反原発男を追い払うのであった。 YouTubeのコメントにも載っていましたが、出演したちびっ子たちのフォローは大丈夫?と突っ込みたくなるくらい、子どもたちが元気ですね。教えたセリフなのか、地なのかなんだかよくわからない状態。このまま、スイシンジャーが正義の味方に思われそうですがアンパンマンの真似と子どもに指摘されていたところも痛い。 にほんブログ村→トップに戻る
2012/08/16
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表紙カバーの幼女は誰かと思ったら、理科のようだ。ブリキさんの絵は、同一人物でも、絵が安定しないので、誰だかわからくなることがよくある。口絵の「まごうことなき正統派美少女」が理科なので、表紙も理科と推測できる。よく見ると、背景に白衣。右手には、眼鏡。7巻の終わり方といい、理科フラグが立ったのかと思いましたよ。これもまた、9巻に持ち越しですね。隣人部崩壊の危機で、大分終わりに近付きつつある気がします。平坂さんも、友達が少ないと言っていた割には、どんどんリア充になっていく主人公。 話の始まりからすると、夜空がメインルートのヒロインだった気がするのですが、最近ちょっと影が薄い。星奈の設定が強力過ぎて太刀打ちできなくなっているのと、過去の思い出に引きずられすぎて、理科のように突破力がないのも一因か。小鷹は、このまま理科に引きずられて理科ルートに入ってしまうのか、夜空ルートに戻るのか、星奈ルートに回収されるのか。8巻の幸村の所業から幸村ルートも残されているという混戦状態。ギャルゲーだったら、全てのルートの結末を用意できるところを小説なので、最終的には、どこかにけりを付けなければいけないところが悩ましいですね。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/08/05
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今日は、「さようなら原発10万人集会」が開かれていたので、載せるにはタイムリーだったかもしれない。でも、実際には昨年末に出ている本だから、感想はちょっと出遅れか。 これは、「ロッキング・オン」の渋谷陽一さんが雑誌「SIGHT」掲載された原発問題をテーマにしたインタビューをまとめたものです。渋谷さんと言えば、音楽評論家と思っていたものだから、こんな本が出ていたのは、意外でしたが、「SIGHT」は、以前からあるんですよね。教授、坂本龍一氏のインタビューから始まっていて、分厚いですがすんなり読んでいける内容です。 今は、大飯原発再稼働で世の中騒然としていて、原子力ムラの巻き返しも激しく、一向に国民の声を聞こうとしない野田政権に、脱原発もかなり悲観的なムードですが、この本のインタビューの頃は、まだ稼働中の原発もあり、これから原発を止めていこうという流れで、皆さんかなり前向き。当時と現在を比べれば、一旦原発ゼロを実現できたこともあり、状況としては、悪くもないかもね。教授の言うように「1基や2基ぐらい再稼働されてもへこたれない」ことが大事でしょう。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/07/16
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最近は、なかなか更新できないですが、4月に出た10巻の感想。 京介は、桐乃との仲を両親に勘繰られて、次回模試で志望校A判定を出すのを帰還の条件に、一時的に一人暮らしをする羽目に。その世話役にあやせが桐乃から任命されて・・・。最近は、だんだん桐乃の出番が少なくなって、番外編のようになっていますが、これも、あやせメインの話。あやせファンも多いので、皆が待ち望んだ結果かも。ちなみに表紙カバーは、こうなることかと期待しましたが、桐乃の妄想です。加奈子といい沙織といいあやせといい、お兄ちゃんは、エロゲの主人公のようにどんどん彼女志望者が増えていってるぞ。いいのか、桐乃。 転校した黒猫の制服がブレザーからセーラーになったのだけれど、口絵に載っている絵がまた色っぽい。ブレザーの方が大人っぽく見えるはずなのだが。京介もエロ猫って言ってますね。黒猫は、白猫とか、神猫とかいろんなバージョンもあるのだけど、これも一バージョンとしてフィギュアとか出るんだろうかと期待。 黒猫の転校先の松戸は、放射能汚染が懸念され、五更3姉妹をこんな所に住まわせていいものかと思いましたが、物語の中では、まだ受験も始まらない秋口。作中では、ひたすら事故は無視で行く(ということは、2011年以降に時計の針は進むことはない、又は、全くの異世界の話にしてしまう。)のか、それとも事故は起こって、桐乃と京介は黒猫3姉妹を松戸から脱出させるべく手を尽くすという物語が書かれるのか。3.11以降、終わりなき日常は、終わりなき非日常になってしまい、日本で暮らすということは、放射能汚染と向き合わざるを得なくなっています。ラノベだけじゃなくて、日本文学というものは、物語の中に原発事故を織り込むのか、無かったものとして空想もしくは3.11以前の過去の日本の中で物語を進めるのか、本当は結構きつい課題を背負わされていると思うのだけれど・・・。見た感じ、余り気にしていない感じですね。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/07/08
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曲目タイトル:1.サヨナラは言わない2.irony(*TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」OPテーマ)3.恋磁石4.メモリー5.nexus(*小説「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」テーマソング)6.flowery7.コネクト(*TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」OPテーマ)8.プロミス9.graduation10.treasure11.ナイショの話(*TVアニメ「偽物語」EDテーマ)12.zutto TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」OPテーマ「irony」、TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」OPテーマ「コネクト」を含む現役女子中学生アイドルClariSの1stアルバム。 ClariS(クラリス)というと、往年のアニメファンは、「カリ城」と反応してしまいますが、ユニット名は、2人の名前、クララとアリスからだそうです。 現役女子中学生ユニットということで売り出してますが、上手過ぎて中学生という感じがしないです。低音のハーモニーが気持ちいい。電波系と言う感じで癖になりそうな曲が続きます。絶対可憐チルドレンのOP「My Wings」を歌う「可憐Girl's」だと、本当に中学生ユニットという感じですが。 TVアニメのOPが続くので、ちょっと気が付いたこと。曲が始まってしばらくしてから番組タイトルを画面に立ち上げるため、アニメのOPは、前奏に当たる部分で一気に曲を盛り上げてるなーと。盛り上がったところで、ドーンとタイトルの表示が。「irony」だと、「そんな優しくしないでどんな顔すればいいの積み重ねた言葉で見えないよ君の横顔」、「コネクト」だと、「交わした約束忘れないよ目を閉じ確かめる押し寄せた闇振り払って進むよ」で一気に盛り上げ。ほかのアニメにも大体当てはまるなーと思いましたよ。 にほんブログ村→トップに戻る
2012/06/03
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毎朝の6時57分から放映されている1分間のアニメ。ZIP!とタツノコプロのコラボ作品。 『科学忍者隊ガッチャマン』のほとんど動いてない、ゆるゆるの、パロディギャグアニメ。大鷲の健が一人だけまともなのか、他のキャラがぼけててつっこみまくり。例えば、南部博士は、歳のせいか物の名前がなかなか出てこずに「あれあれ」と言っていろいろ説明。すごい単純な言葉が出てこずに、説明の方が難しい言葉を多用して、健は切れまくり。 レッドインパルスの隊長が健の生き別れのお父さんという原作ネタもあり。『北の国から』のパロディで、健のことを「ジュン」と呼び、ジュンはこっちと白鳥のジュンを指して健につっこまれると、ジュンには「蛍」と呼びかけます。 こんな朝っぱらから、一体どんな視聴者層を想定して作っているんだか。やっぱり、元ネタをリアルタイムで見ていた40~50代の人たちなのでしょうか。子供が喜んで見てますけどね。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/05/13
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元祖ヤマトのリメイク版と言われています。古代進が弱々しい、松本零士色がないと、方々から批判されているようですが、キャラクターデザインといい、出渕裕が噛んでいることといい、どことなく『地球へ・・・』と似てるなーと思っていたら、やはり同様の制作スタッフが関わっているようで。 先日、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の記事を書くときにウィキペディアを調べていたら、気になる記載が。「ガミラスが地球汚染に用いた物質を変更。」地球を汚染しているのは放射能じゃないってか?これが元ネタか。→ http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY201202260125.html 出渕さんは、「『テラフォーミング』つまり環境を改造しようとしてそれが地球人には有害」とさらっと語っているような記述になっているけど、え?そうなの?そんなよくわからない「ガミラス毒(仮)」のために、地球人類は地下に居住を余儀なくされたり、滅亡まであと1年になっていたり、はるかイスカンダルへ「放射能除去装置コスモクリーナーD」ではなく「地球再生システム」というよくわからないものを命懸けで取りに行く羽目になってるんですか?余計に設定に無理がかかってない?本気で考えてそうしたの?そうでなかったら、空気読み過ぎでない?それとも、原子力ムラがここにまで暗躍して、設定の変更を余儀なくさせているのか? 著作権の関係で、松本零士先生の名前が全く出てこないのも寂しいですね。佐渡先生なんか見るからに松本キャラなのに。アナライザーがあんなメーターだらけのデザインなのも松本メカだからだし。髪やまつ毛が長い細身の女性キャラも元々の松本女性キャラの特徴ですよね。漫画の方では、古代守がキャプテンハーロックで、ほかの松本作品とも平面的につながっていく展開だったのに。ここらへんは、出渕さんもどう思っているのかな?元作の当時のファンなら、松本零士ファンといってもいいような状態だったと思うけど。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/05/06
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家の者が、宇宙戦艦ヤマトは、何のためにイスカンダルへ行ったのかと言うので、放射能除去装置を取りに行ったんだというと知らなかったなどと言うので、お前らそういう基礎知識も無かったのかと愕然としてしまい、そう言えば先日録画した実写版があるから見てみよう言ってみんなで見ました。 木村拓哉主演ということで、キワモノという印象もあったのですが、他の人のブログでもなかなか評判が良かったので、多少期待。オリジナルのストーリーをかなり改変しているのではないかという危惧もあったのですが、多少の設定変更はあるものの元作へのオマージュという印象でした。 設定の変更は、森雪がレーダー手ではなく戦闘要員だったり、佐渡先生が女医さんだったり、ガミラスが地球人とは全く違うタイプの異星人であったり、スターシャ、サーシャの姉妹が出てこなかったりなどなど。 森雪の艦内での業務については、オリジナルがレーダー手だけではなく看護師、生活班長までやっているのは現実的に無理があるということで今度の「2199」ではレーダー手のみにするという見直しを図ったそうで、その線で行けば、実写版で業務内容を変えてたのも自然な流れかな。 あのふざけた佐渡先生が女医さんだったせいで、アナライザーとの掛合い漫才がなくなってしまい、アナライザーは、最初はデータチップみたいな姿でした。後半、変身してロボットになってましたが。 ガミラスが地球人とは全く違うタイプの異星人というのも、実写ならそのほうが自然ですね。地球人類と姿形が全く同じっていう方が不自然。 サーシャが出てこなかったので、イスカンダルからはデータの入ったカプセルのみが地球に送り届けられました。このカプセルに導かれてヤマトは放射能除去装置を取りにイスカンダルを目指すことになるのですが、これには元のアニメと違って重大な秘密が。 アニメでは、すぐ壊れるけど翌週にはすぐ復活すると揶揄された第3艦橋も、実写では古代進が艦長代理として辛い決断を下すシリアスネタに。 音楽も別の人が担当なのですが、宮川泰さんのオリジナルをベースにしてアニメのヤマトのイメージが踏襲されています。 話全体としては、オリジナルの最初のヤマトに「愛の戦士たち」も加えたような展開で、良くできていたな思いました。家の者は、こっちが真剣に見てるのにどうも興味が薄いようで、世代が違うのかな。「GANTS」とか一生懸命見てるくせに・・・。 これを書くのにウィキペディアとか見ていると、「2199」ではガミラスの遊星爆弾は、地球の大気を汚染してはいるけれどそれは放射能汚染ではないそうですよ。一体どういうことだ。「2199」では、ヤマトはイスカンダルに放射能除去装置を取りに行くのではないのか?一体何しにイスカンダルまで行くの?今の日本に必要なのは、放射能除去装置ではないのか?これも、どこかから圧力がかかってるの?旧作のリメークと言いながらとんだ食わせものかもしれん。ストーリーや登場人物の大本の設定は松本零士先生なのに、著作権訴訟で負けたせいでスタッフ名には松本先生の名前も載ってないし。 にほんブログ村→トップに戻る
2012/05/04
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【速報】TVアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の第2期製作が決定! 4月1日決定です。 ネットで「TRUE ROUTE」をやって、テレビと最終回が違ってますが、2期は、この後の話から?原作でいくと、6巻からか。ブリジットちゃんと加奈子のからみがー。沙織の正体バレやリアが遊びに来る話など、内容的には盛り沢山だけど、原作足りるかなー。既刊の9巻まで使い果たしそうです。 製作決定だから、放送はまだ先ですね。今から楽しみです。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/04/01
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放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログで紹介されていた、放射能汚染がれき広域処理反対の歌です。 「だっげらいよん」は、木下氏のツイッターのアイコンにも使われているので、どうも「だっげらいよん」=「木下黄太」のイメージが。 歌は、つまんなかったら聞くのやめようかと思っていたのですが、初音ミクが歌って、とてもいい感じに仕上がっています。動画も、静止画をズームしたり、ひいたりして、うまく作ってあります。 がれき広域処理は、政府が15億円かけてキャンペーンを行なっているせいか、(これも、電力会社から広告収入が減った電通とかの救済ですか?)手を挙げる自治体が日毎に増え、不安を煽られる毎日です。(自民党主導で手を挙げてる。まさに利権。) 新聞アンケートでは、広域処理に賛成の人が多いように報道されてますが、賛成というか、特に反対していない人たちっていうのは、聞いてみると無関心がほとんどで、まさか自分たちの周辺が放射能に汚染されるなんて思っても見ていないらしく、基本的に知識不足で想像力の欠如。その証拠に、ネットで情報入れてる人へのアンケートだと、ほとんどの人が反対という結果。 広域処理の問題点は、多々挙げられているのに、一向に解決せず、お涙頂戴の浪花節で訴える政府。それに呼応する自治体議会や首長も本当にどうにかしてくれという感じです。ちゃんと現地で必要な措置がされて復興が早く進みますように。くだらない全国行脚で無駄な時を過ごさないでください。 にほんブログ村→トップに戻る
2012/03/25
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まだ、全部読んでいないのですが、子供でも読める平易な文章で、もんじゅ君が、原発と放射能のことを教えてくれます。なんせ、本屋さんに探しに行くと、子供の本のコーナーにあり、なかなか見つからなかったですよ。 ツイッターでフォローもしています。ただ、タイムラインがザーッと流れていくので、気が付いたら読んでいるという感じですね。ツイッターというメディアも、なかなか水物なので、後に残りにくくて、書いてることが伝わってるだか伝わってないんだか。 楽天ブログも、あしあとなくなったら誰が来てくれてるのか、わかりにくくなりましたね。 最後に、もんじゅ君の「はじめにはじめに」の言葉を。「福島をはじめとして事故のために避難をされてつらい思いをしている方、避難せずその土地でなやんだりくるしんでいる方が、ふさわしい補償と、まわりの理解や支援をえられますように。子どもたちが病気になることが、けっしてありませんように。」 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/03/18
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画集は単体の絵師さんのものが好きなので、あまり、この手の雑誌は買わないのですが、付録に、べっかんこう氏のイラストを収録した冊子「Polar★Star 電撃べっかんこう」が付くというので、本屋さんでとりあえず確認。本誌の方も、割りと好みの絵師さんが多く、これは、よいわーと思い購入。 表紙は、「画集 おとなの萌王」カバーも描いてる涼香さんですが、今回は特集なので、巻頭から大量収録。可愛いですね。「画集 おとなの萌王」は、本屋の店頭で確認できなかったのだけど、評判が良かったので、ネットで表紙買いをしたのですが、必ずしも好みの絵師さんばかりでなかったので、個人的には、失敗。やっぱり、買い物は、中身を見て買いたいですね。 べっかんこう氏がイラストを担当するオーガストのPCゲームは、購入しても時間がなくてできそうもないので「月は東に日は西に」の体験版をやったっきりなのですが、設定集だけは、まめに持っていたりして。やれないのに、ネタバレになると思ってじっくり見てなくて、本棚に飾ってあるだけというのがなんとも。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/03/04
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ステルスマンとは、ニコニコ大百科(仮)によると、「2011年6月23日午前3時30分に現われた『パレード・パンクの期間労働者』を名乗る、目的不明のモノマネアーティスト」だそうだ。 「けいおん!」平沢唯の名前の元ネタになったP-MODELの平沢進氏が、2011年6月23日3時半にフォロワーを起こそうとしていた時に、いきなり背後から鈍器で殴られ、気が付くと、彼は縄で縛られていてデスクトップの壁紙に「ス」と描かれていたそうだ。ステルスマンは、平沢氏の気絶している間に、オフィシャルサイトに進入して自身の主張を世に知らしめようとしたらしく、自らの意見に賛同してくれた人間に対して編曲「原子力」を無料で配布したというのがこの曲なのだそうだ。 歌詞も配布自由ということなので下記に転載。P-MODELの「BOAT」という曲が元ネタだそうですが、聞く限り「原子力」の方が圧倒的に良い。歌詞の力か。 6月に配布されていたようですが、先日「絶対原子力戦隊スイシンジャー」をDLするまで、知らなかったですよ。■原子力■ by ステルスマン1)手間ひまかけて受け継いだ 国や命が壊れてく地球のためと教えられた その名も輝く原子力段取りだんだんコケてく 博識センセイは答えてよ地球のためより誰のため?Say No! Say No! 汚れた電気Say No! Say No! 核種とりどりSay No! Say No! 積もるアトムは子孫の代まで2)プルトニウムのお弁当 核種とりどりのデザート愛のレシピで君を失う ごらん風上の原子力段取りだんだん逸れてく わけ知りTVは答えてよ暮らしのためより誰のため?Say No! Say No! 汚れた電気Say No! Say No! 核種とりどりSay No! Say No! 雨降るアトム孫子の代まで3)広島 長崎 福島 歴史の見出しに「被曝」の字懲りない国の津々浦々で 見渡す日本の原子力段取りだんだんバレてく ものしり新聞は答えてよ日本のためより誰のため?Say No! Say No! 汚れた電気Say No! Say No! 核種とりどりSay No! Say No! 積もるアトムはSay No! Say No! つけにまわしてSay No! Say No! 汚れた電気Say No! Say No! 核種とりどりSay No! Say No! 雨降るアトム 孫子の代までCopyright 2011 e-License. にほんブログ村→トップに戻る
2012/02/26
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2.11さようなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京の藤波心さんの動画がYouTubeにあるので、アップ。同じものが何本かあがっているので、比較的解像度の良いものを。スピーチの後、「故郷」を歌っています。童顔なので、もっと幼い感じの子と思っていたのですが、しっかり自分の意見を主張し、15歳とは思えないくらい、大人の雰囲気です。4月から、高校生ですからね。心ちゃんというよりも、心さんという感じです。中日(東京)新聞「こちら特報部」でも紹介されていました。記事によれば、お母さんが難病で、下半身麻痺。命懸けで生んだ一人娘が心さん。同様な病気を心さんが発病することを恐れて人一倍気を付けて心さんを育てたそうです。インスタント食品やファースフードを避けて育った心さんにとって、放射能を避けるのは、自分の身を守るためには必然のことだったようです。内部被曝を心配して、食べて応援に反対しています。「食べて応援しようなんていう人の命の重さを無視した無責任な国をあげてのキャンペーン」ああそれなのに、農水省ときたら・・・。震災復興で農水省 ミスキャンパスを応援大使に任命2月15日の記事ですよ。あれだけ批判されているのに、まだ方針転換ができないなんて。動画の再生回数がまだ少ないようなので、見ていただければうれしい。↓こちらもいいですね。 にほんブログ村→トップに戻る
2012/02/18
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その昔、うる星やつらのラムちゃんのコスプレで一世を風靡した一本木蛮さんの、当時を振り返る漫画。一本木版「アオイホノオ」ですな。島本和彦先生も大絶賛。 舞台は、1982年というから、もう30年も経ってしまったんですね。10年ひと昔と言うが、3昔ぐらになってしまいました。でも、おたくな人たちのやっていることって、あまり変わらないような気がする。「アオイホノオ」と違って、当時の風俗に注が結構入るので、そう言えばそんなこともあったかと思い出したりできます。蛮さん日記でも付けてたんでしょうか。 のっけから、「アウシタン」と「ろーでぃすと」の話が出ますが、コントなんかの文章書いてる人がどちらかと言うとアウシタンで、イラスト描く人はろーでぃすとのような気がする。「マイキャラ」のコーナーとか人気でしたからね。私は、ろーどを読んでいたのですが、そのうち、編集部に出入りする常連の人たちの内輪受けが鼻に付くようになって、やめちゃったかな。1巻では触れられてないけど、主人公はこの後、「ふぁんろーど」でコスプレが取り上げられることになるはず。 主人公の十兵衛のアニメ、漫画に対する反応がとてもいいので、登場人物の一人で同人誌を主宰する副田くんは、十兵衛のことが「欲しい!!」と思ってしまいます。彼女にかと思ったけど同人誌の描き手として十兵衛のことを欲していたのです。このへんの純粋さも時代かなと思う。でも、十兵衛見てると、おたくな彼女が欲しいと思うでしょう。雑誌に載せる同人誌販売のお知らせも個人の住所・氏名がだだ漏れだった時代なのですが、悪いことをしようと考える人は、まずいなくて、社会の抑制が効いてた時代でしたね。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/02/10
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素人さんが作っているんでしょうけど、上手いですね。 『愛国戦隊大日本』を思い出してしまいました。そのときもそうでしたが、皮肉の通じない人もいるもので、素で受け取ってしまって、非難集中。 全国的に災害がれきの受け入れが問題になっています。環境省は「安全」と言っていますが、その根拠は薄弱。同省は昨年6月、実際のデータがないまま、災害がれきの焼却処理方針を決めていたとのこと。 【特報】「見切り発車」の災害がれき処理 また、公共事業と同じで、一度決めたことは、問題が出てきても方針転換できないという悪い官僚体質がぶり返しています。今朝の中日新聞で森口祐一東大教授がインタビューで、「広域処理は安全の証明にコストがかかりすぎる。・・・逆風の中で広域処理を進めるべきか、疑問を抱いています」と答えていましたが、全く同感です。このままでは、普天間基地問題同様膠着状態が続き一向に被災地のがれきの処理が進みません。ここは、広域処理をやめ、被災地内で処理できるよう焼却炉増設など体制を見直したほうが早道のような気がします。もうすぐ、震災から1年。政府の危機意識のなさ、説明責任のなさ、意思決定の遅さで、復旧が遅々として、進んでいないような気がしますが。 がれき問題については、これまで放射能汚染など考えていなかった地域にまで明日は我が身という喫緊の課題を突きつけています。焼却灰により汚染地域が広がれば、日本全体、汚染地域から逃げる場所がなくなる、汚染されない食料がなくなるということで、まずこれを阻止せねば。 にほんブログ村→トップに戻る
2012/01/22
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小林よしのり責任編集ということで、本屋で見ました。福島原発について、やっと語り始めたかという感じ。 教科書問題とかもあったのでわかりますが、元々小林よしのりは、保守な人で、薬害エイズ事件に取り組んでいた時から自分でカミングアウトをしていました。薬害エイズ事件を糾弾することは、国家のためになるという視点で、共産党系の団体が取り組んでいたのを承知で、これに協力したのでした。事件に取り組む姿は、被害者の川田龍平氏も嫉妬するぐらいのかっこよさだったのです。 その後、薬害エイズ事件から離れて、教科書問題や従軍慰安婦問題など保守の観点から論陣を張ってきたのは周知の事実。ただ、自分の姿を醜悪に描くこともあって、かっこいいという感じではなくなってしまいましたが、ネトウヨの人たちには歓迎されていたようです。 原発事故が起こって、そろそろ1年。今も日本は、未曾有の危機にさらされ、福島周辺には、避難せず放射能汚染に日々さらされている人々が大勢います。こんな国家の大変なときに、小林よしのりの声は、あまり聞こえてこない。しばらくは、原発支持でいたようです。今、やっと福島まで行って、放射能が危険だということを語り始めたのだなと思う。 自分としては、薬害エイズ事件の時のようなかっこいい小林よしのりをもう一度見てみたい気がするのだが、期待してもいい? にほんブログ村 →トップに戻る
2012/01/15
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平坂読さんの『僕は友達が少ない』のアンソロジー本。平坂さん他4名の書き手による競作です。 しかし、キャラが立つというのか、キャラクターの設定がしっかりしていて、どの作品を読んでも、平坂さん本人が書いた作品と全く違和感がない。逆に、元作の設定を無視して描いた平坂さんの作品「魔法少女うんこ☆マリア」が、浮いてる感じです。これは、マリアが小鷹の妹で、本来小鷹の妹であるはずの小鳩は悪い魔法使いという設定。小鷹は、作中でマリアのことを故意か誤りか小鳩と呼び間違えるし、誰が書いたんだと確認したら平坂さん本人ではないですか。 各話各話で、執筆者の趣味が出ていて面白いです。「三二四躯」とか、どうしてこうも昔のネタで・・・。挿絵もそれぞれブリキさんとは別のイラストレーターが担当。表紙は、『変態王子と笑わない猫。』のイラストのカントクさんです。夜空と、星奈がかわいいですね。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/01/08
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「僕はともだちが少ない」を思い出してしまうが、冒頭の「便所めし」のところで、俺妹の黒猫を思い出してしまった。「友達がいないということ」という題から、何か、解説や分析を期待していたのだが、友達が少ない筆者の友達という視点からの読書録のような感じ。友達作りのHowTo本なども、友達のいない者の視点から書かれていないと批判し、最後は、友達ができないのはあきらめるしかないと締めくくっている。 私も友達というものが少ないのだが、一人で生きることに慣れてしまえば、さほど苦しいわけではない。子どもの頃は、他人指向型で人からどう思われているとかいうものが気になって悩んだりもあったものであるが、大人になってからは、ほとんどそのようなことはない。人生相談で、公園デビューしたいが友達がいないとか、保育園のママ友の輪に入っていけないとか悩む人がいるが、人の噂話とかで時間を費やすような皮相な人間関係ならば、一人で自分のしたいことをした方がいいのである。 本文中、イプセンの『民衆の敵』という戯曲が紹介されているが、「良心的な医師が、町の水道に毒物が入っていることを指摘するのだが、街の繁栄を願う者たちはその事実を隠そうとし、医師を攻撃して、遂に、『民衆の敵』として孤立させてしまうという話」だそうである。ちなみにウィキペディアの解説では、水道ではなく温泉となっている。どこかで聞いたような話ではないか。放射能の危険性を訴えると、激しく攻撃されるという。 呉智英の「知の顕密体制」というものの紹介があったが、これも面白い。「密教」というものを「知識人だけが知っている(ないしは、大衆も知ろうと思えば知り得るが、信じたがらない)」と表現している。放射能汚染の実態を表しているようで、偶然にしてもうまくできている。 とにかく、本のタイトルズバリを解説したものではないので、読書メーターの感想は、散々なものであった。 にほんブログ村 →トップに戻る
2012/01/01
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随分読むのが遅れてしまいましたが、最近読了。 3.11以来、既存のメディアがあからさまに真実を伝えないことが分かり、頼みの綱は、ネットのクチコミかフリーランスのジャーナリストかというくらい、自由報道協会が重いものになってしまいました。 設立したのが、今年、1月27日。今年という年が、まさかこんな年になるとは、誰も予測だにしていなかったでしょう。そして、震災後の政府とマスメディアの対応も、こんな、北朝鮮か中国か崩壊前のソ連かと思うくらい、統制されたものになろうとは。一応、自由主義国家だよね、日本は。 先日も、フクイチの冷温停止の大本営発表。 年間20ミリシーベルト以下ならそこに住めという。あの、人権感覚に問題ありかと思われていたソ連でさえ、住民を避難させたというのに。日本政府は、ソ連以下か。これでは、今後とも汚染地域からの避難というのを国に期待するのは、無理そうです。県外避難者支援のための賃貸の家賃免除の打ち切りを各県に要請した福島県は、反対多数により要請を撤回、制度が継続されることになったので、当面、これを活用するしか。 ふくしま集団疎開裁判も却下されましたしね。 政府が、公に認めたデータをもってしか、判断の材料にしてないから、それ以外の研究データや報道は、考慮されず、ひたすら安全キャンペーンが張られています。それをマスメディアがそのまま垂れ流すもので、ネットに接続して自分で情報を集めている人と、マスメディアの報道を鵜呑みにしている人との間で、現状認識がどんどん離れていってしまっています。 政府が、自分の認めたデータの範囲内でしか政策を打てないのなら、それこそ、政治主導で打破していくべきはずなのに、野田政権は、ほとんど過去の自民党と同じく、官僚の立てたストーリーのとおりの動き。よく、民主党政権だから震災対策がうまくいかないのだという自民党支持者らしき人たちのコメントもあふれていますが、でも、原発自体は、元々自民党が推進してきた政策だし、自民党政権なら、今以上に官僚寄りで、民主党になってから少しずつ情報公開の方向に向いてきた時点でのこの隠蔽政策だから、自民党政権だったらもっと情報が隠されて、逆に隠されていることすらわからないくらい情報が漏れてこなかったかもしれないのだと思うと、自由報道協会が活動できている今の方が少しはましなのかも。 自由報道協会は、記者クラブ制度により政府の情報操作に加担する大手マスコミに対抗すべく、フリーの記者や編集者たちが集まった団体で、奇しくも、震災直前に設立したのが神の意思であったかのごとく、原発事故については、東電や政府の隠蔽や嘘に対抗して、真実を伝える努力をしてくれています。この本では、今回の執筆者のプロフィールも見ることができますが、メンバーは、比較的若い人が多いく希望が持てます。また、後進のためにインターン制度も取り入れており、既存の記者クラブへ対抗できる人材が着々と育てられている気がします。 最近、ツイッターで原発関連記事を拡散しています。ツイッターって登録した頃は、フォロワーなんてろくにいないし、こんなところに書き込んで、誰が読むっていうのだろうと思って、使い方もよくわからないものでした。鉢路さんが辞任したときに、何かしなくてはと、新聞記事に批判の書き込みをしてからずるずると。続けてると、少しずつフォロワーも増えてくるし、@ツイートの見方もやっとわかるようになりました。新聞か何かの記事で読んだけど、情報拡散に使っている人がほとんどだそうなので、まんざら間違った使い方ではないようです。 にほんブログ村 →トップに戻る
2011/12/18
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作品全体も佳境に入ってきた感のする7巻でした。 冒頭から、タイトル「僕は友達が少ない」を否定するような理科のモノローグ。 「だって理科たちは、もう友達じゃないですか」 そして、あとがきの終わりに平坂さんが言うには、 「迷走しがちだけど懸命に駆け抜けていく小鷹たちの青春に、もうしばらくお付き合いいただければ幸いです。」 「もうしばらく」 もう、ゴールが見えているんですね。夜空と星奈の折り合いをどう付けるのか。それと、理科の気持ちも無視できなくなってきている気がするのですが。でも、こんな時期に新キャラを2人も出して、その後どうするのだろう。 今回は、夜空のダメっぷりが際立ってしまった巻でした。星奈が前向きで立派でしたね。 星奈は、小鷹に対する自分の位置が、夜空と比べて優位にもかかわらず、夜空との関係、隣人部を優先させている感じがする。小鷹よりも小鳩LOVEのせいもあるかもしれない。夜空よりは、小鷹に対する執着がない。 夜空は、小鷹と幼なじみだったという過去にとらわれそれを回復したいという思いで気持ちに余裕がなくなっている。 これに、理科が絡んで、理科も当初は隣人部が大事だったんだろうけど今は、小鷹の想いをはっきりさせたがっている。 小鷹が望むのは、今のまったりした隣人部がいつまでも続くことだ。 「だって理科たちは、もう友達じゃないですか」 そんなことは、とっくに分かっていたことだろう。でも、わかって、先を進んだら隣人部の存在自体が怪しくなってしまう。転校が多く、今まで友達らしい友達ができなかった小鷹にとって、隣人部を失うことは辛いことだ。だから、いつまでも友達がいないふりをして、今を続けなければならない。 そうそう、159頁の隣の県にある大きな遊園地『横縞ワンダーランド』は、三重県の遊園地・ナガシマスパーランドのようで、やはり、永夜市=名古屋市のよう。アニメは、高崎とか使ってんの? にほんブログ村 →トップに戻る
2011/12/11
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曲目タイトル:1. ぼくたちの失敗2. 蒼き夜は3. 雨のクロール4. 蒸留反応5. 哀悼夜曲6. 孤立無援の唄7. さよなら ぼくの ともだち8. 逆光線9. サナトリウム10. 男のくせに泣いてくれた11. 春爛漫12. G線上にひとり13. ラスト・ワルツ なんでも鑑定団に京本政樹が出演していて、50歳を過ぎた今でも、デビュー当時のルックスを維持しているのは、1日1食を実践しているからという話をしていたのですが、そんな彼が、鑑定依頼をするというので、どんなオタクグッズが出てくるかと期待したら、普通に花瓶であったので拍子抜けでした。70万円の良いものですが。 京本政樹といえば、テレビの「高校教師」で、持田真樹演じる女子生徒が自分に好意を持っていることを逆手に取り肉体関係を迫るというダーティな教師役で好演したのですが、相手役の持田真樹については、イメージから、もっと明るく元気な役をやらせてやってくれーと当時は思ったものです。 そんな「高校教師」の主題歌で有名になったのが、森田童子の「ぼくたちの失敗」なのですが、多分多くの人と同様、私も、森田童子は、「高校教師」の主題歌を歌っていた人程度の知識。このアルバムは、廃盤になっているようですが、またTSUTAYAで借りてしまいました。 歌詞カードには、劇団黒テントで歌っていたこと、東京でテントを張り公演できる場所がどんどんなくなっていくのと同時にそこで歌っている自分も消えていくのだというふうなことが書かれ、事実、森田童子は、多くの人に知られることもなくひっそりと消えていったのでした。 知人に森田童子のファンの人がいて、「ぼくたちの失敗」が流行る以前から彼女のことは知ってはいたのです。レコードジャケットは、カーリー・ヘアにサングラスというスタイルで、井上陽水を思わせるような身なりのながら、外見からは想像もつかないくらいの少女の声で、「ぼく」のことを歌う。とても不思議な存在でした。 にほんブログ村→トップに戻る
2011/11/23
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今回は、いつもの京介目線ではなく、各登場人物から見た、短編集になっています。 桐乃のモノローグもあって、もう、お兄ちゃん大好きがにじみ出てるから、妹と兄の絆の復旧を目指す物語であった「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は、ある意味、もう終わっているんですよね。だから、次は、各登場人物にスポットを当てていくか、京介と黒猫の物語に持っていくしかないかと・・・。 表紙の桐乃を抱いている男性が最終話を読むまで、誰だかわかんなかったけど、京介です。新キャラかと思っちゃったよ。 最終話は、桐乃目線の話だけど、とてもいい話。本文中の桐乃&京介の挿絵も好きです。 あんなにきつかった桐乃がいつの間にか大人になったなと思わせる話でした。 口絵に描かれていたのは、巻末の種明かしで来栖彼方。誰の姉かはっきり書いてないけど、コメントの口調と名字からして来栖加奈子ですね。ルックスも加奈子似。 すごいいろんなところに人脈を絡めているけど、この設定もどこかで使うのかな。 来栖姉妹、とってもいいです。 前の8巻での失敗は、黒猫を松戸に引っ越させてしまったことでしょう。まさか、ホットスポット(というより放射能汚染地域か。)になってしまうとは。千の葉が舞い飛ぶマッド・シティが放射能舞い飛ぶマッド・シティになってしまった。まさか、黒猫は、妖気の膜を張っているから放射能は平気よというわけでもあるまい。桐乃はどうする。京介はどうする。 彼らの性格からして、放射能汚染地域に黒猫姉妹を放置しておくことは、きっと心苦しく、あらゆる手を使ってでも黒猫姉妹を松戸から脱出させるに相違ないです。 それとも、原発事故はなかったことにして話を進めていくのか、はたまた、1巻が始まったのは、2008年だから、ハルヒみたいに原発事故前の過去に話にしてしまうのか?(ハルヒの時代設定はたぶん1990年代。) たぶん、このままスルーでは、心苦しいことに。 にほんブログ村 →トップに戻る
2011/11/14
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