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インシュレート(Insulate)社の樹脂製ハメ殺し(Picture)サッシですが、ガラスとガラスとの間のスペースに破片らしきものがたくさん落ちているのが分かりますか?これは、ペアガラスを接着して気密を保っているスペーサーと呼ばれる材料が劣化して剥がれて落ちた様子です。スペーサーが劣化しているということは、ペアガラスの内部に雨や湿気が侵入している状況ですから、ガラス内に曇りも見受けられます。こうなると、ペアガラスを新しいものに交換するしかありませんが、アルミクラッドの木製サッシのように建具(障子)ごと交換する必要はありません。ただ、交換用のペアガラスを海外メーカーに製作してもらう為には、正確なガラスの寸法を計測しなければなりません。ですから、私たちはサッシュのガラス押えを一旦外して、ガラス全体を露出させた上で採寸の作業を実施しました。輸入サッシのガラス交換は、手間の掛かる仕事ですので、私たち以外にやろうという意欲のある人間が少ないのが実情です。これでは、日本の住宅業界は育っていかないのではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月31日
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先日、輸入サッシのメンテナンスについて現地調査を行った際に、お客様からこんな相談を頂いた。それは、2階のベランダに出る為の輸入ドアで、ドア下の両サイドのフローリングが黒く変色している状態でした。お客様はドアやドア枠から雨漏れしているのではないかと考えていたようですが、黒ずんだ部分の上にある入隅の壁(室内)部分には縦方向に一本割れが入っています。長年の経験から、こういう状況の時はドア周辺ではなく、ドアの上にある外壁や屋根からの雨漏れではないかと直感しました。そして、ドアの外に出て撮った写真がこちらです。ドア上のコーナー部分に大きなクラックが入っています。また、パネル・サイディングのつなぎ目にも横方向に割れが見られます。こういう状況の時には、単純に割れの上から塗装をしたり、コーキングを打ったりするだけでは、またすぐに割れる危険性があります。出来れば下地にある防水シートや防水テープの施工不良を修整し、割れる危険性がある部分の外壁には割れのリスクを減らす下地処理をした上で復旧すべきと考えます。そろそろ雨が多くなる梅雨時です。皆さんのおうちでも窓やドアの近辺に雨漏れがないか、チェックしてもいいかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月30日
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昨日、岡崎市の輸入住宅の修理メンテナンスをしてきました。インシュレート(Insulate)社のシングルハング・サッシのバランサーを交換した他、掃出しサッシのゴムの戸当りの交換や室内ドアレバーのラッチ・ストライク(ドア枠側のラッチ受け)の交換などを行いました。そうした作業の中で今回ご紹介するのは、ポケットドアの取っ手です。ポケットドアとは、ドアを壁の中に引き込んで使う引き戸のことで、壁の中にドアがすっぽり入ることから見た目がすっきりする上、開き戸のように開く範囲の空間が必要ないというメリットがあります。日本の狭い住宅事情からすれば、然程場所を取らないポケットドアは、非常に使い勝手がいいと言えますね。今回交換した取っ手は、洗面の入口ドアに付けられた鍵付きの取っ手です。ドアを壁の中に引き込んでしまった時に、引き手板を穴から出してドアを引き出す仕組みのものですが、その細長い板が途中で折れて欠損していました。古くなって錆び付いていましたから、ゴールドの新しい取っ手に交換出来て少し気持ちのいい感じになった気がします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月29日
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足場屋さんから工事の最中に輸入サッシの網戸を壊してしまったとの相談を頂きました。網戸のスクリーンを破ってしまったり、落としてフレームが曲がってしまったりしたという話は多いのですが、網戸の固定ピンを欠損させてしまったということでした。サッシは、ハード(Hurd)社のものなんですが、そのおうちの方は窓メーカーは既になくなっていると思っていたそうで、非常に困っている状況でした。でも、ハードという社名はなくなったのですが、実際は大きな森林会社であるシエラパシッフィック(Sierra Pacific)の木製窓部門となったというだけなんです。ですから、現状ハードのサッシのメンテナンスに関しては、特に今後も支障はありません。今回相談頂いた網戸ピンについては、私たちが在庫しているマーヴィンのものと全く同じ部品だったので、それをハード用にお使い頂くことに致しました。輸入サッシの部品の多くは、どこのメーカーも同じ部品を使っているというケースは珍しくなく、部品メーカーからも直接購入することも可能です。ですから、輸入サッシの修理や補修でどうしたらいいか迷っている場合には、まずは私共のような専門家に相談してみることが大切です。殆どのケースで、ちゃんと部材を調達して直せるはずですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月28日
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こちらは、ミルガード(Milgard)社製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のハンドル部分の写真です。当初お客様は、このハンドルの調達が出来ないかとのご相談でした。ですから、プラスチックで出来たハンドルが壊れたのだろうと思い、ハンドルの大きさや取付け穴の位置・寸法などをお伺いして、見積をお出しすることにしました。ただ、よくよく話を進めていくと、どうやらハンドルそのものの不具合ではなく、ハンドルに付属しているロック用のレバーが壊れてしまったということが分かりました。こちらのハンドルは、ハンドルセットとして購入出来ますし、ロックレバーだけでもアメリカから調達することは可能です。サッシの古いロックレバーは、鋳物で出来ている上にレバーの厚みも少々薄い感じでしたから、強い力でロックを掛けようとするとロックセットの中で折れてしまいます。輸入サッシの操作は、あまり力を入れずに出来るものですから、そういう場合は鍵のロックラッチの位置がずれていると考えて、ラッチの位置調整やドアの高さ調整をしてやれば直ります。何でも力づくでやろうとせずに、何でも専門家に相談することが大切です。因みに、今のロックレバーは、強度改善の為に厚みが少し増しています。壊れにくくなりましたが、その分ハンドルに少し干渉することもありますから、その点はご留意下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月27日
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そろそろ梅雨前線が南の海上に姿を現すようになり、1ヶ月も経たないうちに梅雨入りの声を聞くようになるかも知れません。さて、津島市のお客様からクレストライン(Crestline)社製ケースメントサッシの不具合についてご相談頂きました。社名は耳にしたことはありますが、あまり馴染みが少ない輸入サッシメーカーです。お客様から写真をお送り頂いたのですが、建具(障子)の吊元の辺りが黒く変色しています。また、その部分の腐食が激しく、窓を開閉する金物のビスが抜けて完全に建具から脱落している状態です。こうなってしまうと、窓の開閉が思うようにいかなくなり、窓が十分に開かなくなったり、しっかり閉じなくなったりします。また、アルミクラッドの木製サッシは、この木製フレームだけを外して交換するということは基本しませんから、新しい建具をメーカーに依頼して作ってもらわなければいけません。クレストラインは、国内に販売会社がありませんから、アメリカの本社に直接依頼をして送ってもらう必要があります。当然、また同じトラブルが起きないように、外装の防水処理や室内側の木部の防水塗装をこちら側でやってやることを忘れてはいけません。アメリカから調達可能かどうかは、一度問い合わせしてみないと分かりませんが、お客様からご依頼を頂きましたら、何とかメーカーと掛け合ってみたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月26日
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今回は、群馬県のお客様からの問い合わせです。ミルガード(Milgard)のボウウィンドウが施工されているらしいのですが、鋳物で出来たロックレバーの一部が欠損してしまったとのこと。このロックレバーは、輸入のアルミサッシに使われているケースが多く、樹脂サッシが主力となったミルガードとしては、比較的古いタイプの窓に取り付けられているようです。このロックレバーは、右勝手と左勝手の2種類があって、今回はそれぞれ2セットずつ調達して欲しいとのことでした。既にお客様からはご注文を頂き、アメリカ・サイドに手配を掛けました。送料の安い船便を使いますから、納期は2~3ヶ月程度掛かってしまいます。勿論、お急ぎの場合は航空便にも出来ますが、その分費用も嵩みます。海外からの輸入には費用も手間も掛かりますが、ちゃんと手に入りますから、それまで少々お待ち下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月25日
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クランクハンドルをクルクル回すと、徐々に開いていく輸入のケースメント・サッシ(ケースマスターとも呼ぶ)。でも、長年使っていると、窓を閉めようとしても建具(障子)が窓枠のどこかに当たってしまい、うまく最後まで引き込めないなんてことはありませんか?そういう状態の時に、無理にクランクハンドルを回したり、鍵を何とか掛けようと固いロックレバーに力を掛けたりしていませんか?実は、北米の輸入サッシの多くは、あまり力を入れない形で操作出来るように作られています。逆に言えば、力を入れ過ぎるとギアやハンドル、ロック部品が壊れてしまうと言ってもいいかも知れません。そうなると、更に窓が閉まらなくなってしまいますし、部品の交換も必要となります。サッシが閉まらない原因は、温度や湿度の変化によって建具の歪みや伸縮が発生したり、建具の重さによって窓が傾いてしまったりすることにあります。そういう場合は、無理に窓を開け閉めしないで、私たちのような輸入サッシの専門家に窓の調整をお願いして下さい。時と場合に拠りますが、意外と簡単に直ることもありますよ。サッシを壊してしまう前に、早めのメンテナンスをお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月24日
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豊田市のお客様からクローペイ(Clopay)社のガレージドアの不具合についてご相談を頂きました。2001年に施工されたとのことですから、既に17年が経過しています。ご覧の通り、室内のドア上部に設置されているトーションスプリングと呼ばれる大きなバネが中央付近で断裂しています。通常、トーションスプリングは10年程度で交換となりますから、17年というのは相当寿命が長かった気がします。大きなバネは、ドアの開閉に伴って常に巻き上がったり、戻ったりしていますから、どうしても金属疲労を起こしてしまいます。また、ドアの両サイドでドアを吊っているドラムワイヤーも徐々に伸びてしまいます。そういうことが重なって、ガレージドアの左右バランスが崩れ、ドアを持ち上げる際にトーションスプリングに余分な負荷が掛かってしまったりもします。17年という長い期間使えたという状況では、バランスを含めて他の部分に殆ど不具合がなかったのかも知れませんが、ここで一度ガレージドアやオープナーをメンテナンスするに越したことはありませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月23日
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パラペイントのティンバーケアでサッシ木部の防水塗装を行う際、上げ下げ窓については上窓(アッパーサッシュ)と下窓(ボトムサッシュ)との召し合わせ(上下の窓が重なる部分)の所は、窓枠から下窓建具(障子)を一旦外さなければ塗装出来ません。こちらは、先日防水塗装を行った際に窓枠部分を撮った写真です。この輸入サッシは、比較的新しいマーヴィン(Marvin)のダブルハングなんですが、建具を窓枠に内蔵されているバランサーに接続する為のロック・シューと呼ばれる部品に不具合がありました。コの字に明いた穴に建具のピボット・バーを差し込んで固定をすると建具の重さをバランサーが支えてくれるようになるのですが、鋳物で出来たこの字の部分が少し欠けて穴が広がった状態になっています。今回は欠けが少なくて何とか固定することが出来たのですが、これ以上穴が大きくなるとバランサーを新しいものに交換しなければいけなくなります。古いマーヴィンやローウェン(Loewen)のダブルハングでは、ここの部分がクラッチ(バランサー・ブリック)という部品になっていますが、基本的な原理は同じです。窓の上げ下げを軽くしてくれるバランサー。それを支える小さな部品ですが、なくてはならないパーツですから覚えておいて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月22日
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岐阜のお客様から修理交換をご依頼頂いた部品がメーカーから届きました。ペラ(Pella)社製アルミクラッド・ケースメントサッシ用のクランクハンドルとロック部品です。長い金属バーは、ロックレバーを1ヶ所操作するだけで、複数の場所のロックが掛かるマルチロックを実現する為のパーツです。クランクハンドルとロックレバーは、何故かセットになっていますが、悪い方だけを交換すればいいので、余った部品は在庫としてストックします。今回、私たちはそれぞれの部品を1個ずつ注文しただけなのですが、オーダーの間違いで2セット来てしまいました。まあ、こういうことも時にはあります。また、別のお客様の為に使えばいいですから、問題はありません。ただ、こんなふうに輸入サッシの修理用部品を個別に調達してくれる輸入住宅ビルダーは少ないでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月21日
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三重県津市の輸入住宅にお住まいのお客様から、玄関のドアにキーを差したままにしておいたら、誰かに持っていかれたので鍵を交換したいという相談がありました。輸入の玄関ドアに付けられたデッドロック(デッドボルト)と呼ばれる鍵は、カナダ ワイザー(Weiser)のもので、国内に在庫を持っている業者もなく、私たちもデッドロックについては持ち合わせがありません。ただ、北米のドアノブ(ドアハンドル)のいい処は、取付け穴の位置や大きさはどのメーカーのものでもほぼ同じということです。ですから、他のドアノブ・メーカーのデッドロックでも、形状さえ合えば交換しても比較的違和感はありません。お客様から写真をお送り頂いて、形状やサイズが最もフィットしたのは、写真にある2種類のクイックセット(Kwikset)製デッドロックでした。(つまり、玄関ドアが2ヶ所あるおうちです)ただ、写真左の台座が楕円形をしたものは、ハンドルセットにしか付属しておらず、デッドロック単体で購入した場合はまん丸の形をしたものしか手に入りません。運のいいことに、私たちは以前交換用に取り寄せたハンドルセットに付属していたオーバル型のデッドロックを在庫として持っていました。そう、ハンドルだけが壊れたので交換したいというお客様の為に調達したセットの一部を残しておいたのです。そして今日、はるばる津市まで行ってこれらを無事取り付けてきました。ただ、既存のデッドロックが取り付けられていた穴の位置が正しいところでなかったので、穴の一部を削ったり、取付け部品を調整したりしなければいけなかったので、少々苦労しました。いい加減な施工をしている輸入住宅はよくあることですが、多分、商品だけお客様にお送りしてご自身で取付けしてもらうというやり方だったら、デッドロックの取付けは難しかったでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月20日
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知立市のお客様から輸入サッシの引き違い窓から雨漏れするので、見に来て欲しいという連絡を頂きました。丁度その日は強い雨が降っていて、私も一日会社でしごとをするだけという状況でしたから、その日の午後にお伺いすることにしました。問題の窓を見てみると、確かに建具のフレームなどは輸入のものを使っているように思いましたが、網戸の感じやサッシをロックするクレセントの形状、左右の建具の両方共が可動する点などは、国産のもののような気がします。お客様はこの家を築7年くらいの時に買われたそうで、その前かその時かに窓を業者の方がいろいろ触ったということでした。国産のサッシでもそうですが、通常サッシの窓フレームは、室内側にくる建具の内側にまで存在するものなんですが、ここの窓は写真のように室内側にくる建具用の引き戸レールのところまでしかありません。つまり、引き戸レールを境にして、樹脂の窓枠と木製の窓枠に分かれているという構造なんです。引き戸の場合、レールの上を戸車が載って窓を開閉するので、レールと建具との間にはある程度の隙間がなければなりません。ですから、吹き上がるような強い雨風の際には、雨がレールを越えて室内側に入ってきます。写真で言う網戸レールのところまで樹脂製の窓枠となっていれば、窓から雨漏れすることはあまりないでしょうが、この状態ではサッシから雨漏れするのは当然です。構造的に雨漏れを防止出来ませんから、この建具の外側に隙間を埋めるモール材を取り付けて、風の勢いを弱めたり、入ってくる水の量を減らしたりする対策を取りました。サッシのペアガラスも内部結露を起しているようですから、近いうちにガラスの交換やサッシの防水処理をするようご提案をさせて頂き、今回の調査を終了しました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月19日
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豊田市のお客様からご相談頂いたインシュレート(Insulate)社製掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)の不具合。ハンドルの台座部分とロックレバーを残して、ハンドル部分が欠損しています。ここまでになると、輸入サッシのハンドルを知らない人は、ハンドルかどうかも分からなくなってしまうでしょうね。ただ、こうしたハンドルは、形状やロックセットの金物が分かれば、代替のハンドル部品はアメリカから調達出来ます。こちらの輸入住宅は、この他にもサッシ・バランサーの破損や木製サッシの雨漏れなどといった不具合がありますから、輸入費用を出来るだけ抑える為にも全ての不具合部材を一度に調達したいと思います。それにしても、写真のハンドルは相当古くなっているようですから、不具合を起してから随分長い間相談先がなかったのでしょうねぇ。輸入サッシの不具合でパーツ交換をしたい方は、交換作業も含めてご相談頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月18日
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2018年04月、(株)エクセルシャノンは、国交大臣認定で国内初の”網”なしトリプルガラス仕様 樹脂製防火窓 「Type TG(遮炎性能)」を全国発売したとのこと。(このメーカーは、元々北米のサッシ技術を導入して製造・販売をしている会社です)ペアガラス仕様では、他社でも防火仕様のサッシが販売されていますが、今回は更に断熱性能の高いトリプルガラスです。2030年までに新築住宅外皮の断熱性能向上を政府が目標に掲げており、特に開口部の断熱化が要求されつつあります。樹脂製サッシで防火認定を”網なし”のトリプルガラス仕様で取得しているのですが、どうやっているのでしょうねぇ?すごい技術的な秘密があるんでしょうね。まあ、防火なんてものは、実際には多少延焼時間を遅らせるだけで、火災をシャットアウトするなんてことは不可能なことだと思いますから、防火・準防火地域で断熱性の高い樹脂サッシが使えるということに意義があると思います。防火認定取得は、費用も時間も手続きでも大変なことですから、輸入サッシ・メーカーがこれを敢えて取得することはあり得ませんが、性能の高い輸入サッシが国内のどこでも使えるようになるといいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月17日
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今日、最後の施工であるアルミクラッド・サッシ マーヴィンの木部防水塗装を行ってきました。大きめの輸入住宅でしたから、一日で窓を全部塗るのは難しいかも知れないと思っていましたが、夕方遅くなっても仕事をしてもらってもいいよと言って頂き、最後までやり終えることが出来ました。これで1ヶ月に亘る外装フォームの仕事が、全て終わりました。塗装工事としては、完璧だと自負しています。さて、そんな大掛かりな外装リフォームの仕事でしたが、珍しいこともありました。それは、台形出窓の軒天。家づくりをした際に、本来は塗装を行うべき場所でしたが、無塗装のコンクリートボードの状態で10年近くそのままでした。最初は目を疑いましたが、当然私たちはピュアアクリルの高耐久塗料で丁寧に塗装作業を行いました。手抜きか塗り忘れかどちらか分かりませんが、まあいいかという感じで今までそのままにしてきたお客様は、おおらかですねぇ。やっぱり、私とは人間の出来が違うと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月17日
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神戸のお客様から古いクイックセット(Kwikset)社の玄関ドアに付いているドアノブのラッチの調子が悪いので、交換したいというご相談を頂きました。クイックセットの製品に限らず、ドアラッチは製造時期や取付け方法、用途によっていろいろな種類のものが存在します。ですから、まずはそれらを1つずつお伺いして、適切なタイプのラッチをご提案しなければなりません。それを特定する為にお客様からお送り頂いたものが、この写真。ラッチ自体にも汚れやゴミのようなものが付着していますから、結構古そうな気がします。でも、ラッチに明いた穴の形状からすると、現行のラッチと基本的な形状は同じのようです。ただ、木製ドアに開けられた丸い穴と、ドアノブの台座部分の跡との位置関係を見て下さい。同心円でなく、両方の丸の中心が少しずれているように思いませんか。もしかしたら、この中心位置のずれがラッチに負担を掛けていて、不具合を起したそもそもの原因かも知れません。北米製のドアノブ用の穴は、ドアのエッジから60mm又は70mmのところに穴の中心が来るようにしなければいけません。写真を見ると、57mmくらいのところにセンターが来ているように見えますので、無理してドアノブを取り付けなければいけなかったような感じもします。(撮影角度によってそう見えるだけかも知れませんが・・・)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月15日
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4月中旬より、屋根・外壁・タイル・カルチャード・ストーンの塗装、アルミ雨樋への交換、輸入サッシの防水処理等の外装リフォームを行ってきた長久手市の輸入住宅。足場があって作業が行えなかった車庫周りを残していましたが、ほぼ全ての施工を完了しました。屋根の塗装が剥げてベージュに近いような茶色でしたが、濃いブラウンに塗り直され屋根の輪郭もはっきりしました。また、外壁も薄いベージュだったのを、ピュアアクリルのパラペイントで真っ白に塗り替えました。そして、外壁タイルやカルチャード・ストーンも少しツヤのある防水塗装を施しましたから、雨に濡れた時のように色が濃くなりました。そういうデザインアップの積み重ねが、新築時の美しさを超えるリフォームにつながります。どこまでやるかは、勿論お客様のご判断に拠るものですが、私たちがやれることを全て出し切ることを忘れてはいけません。そういうお客様と施工者である私たちとの気持ちがあってこそ、家づくりが素敵に出来るのではないでしょうか。そろそろ外装の塗り替えをとお考えでしたら、今の家のデザインを是非アップさせるように計画して下さい。家の価値は、デザインで決まりますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月14日
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私たち 建築業に携わる会社は、一定規模の工事をするに当たり国交大臣や県知事から許可を頂かなければなりません。そして、許可を受けてから毎年その年度の会計状況を報告した上で、更に5年毎に許可更新をしています。行政としては、大きな金額になる建築工事を行う会社に対して一定の信頼性を担保させる為に許可制を取っているのだろうと思いますが、実際には分譲を手掛ける建築デベロッパーが多額の負債や工事を残して倒産してしまうなんてことがありますから、本当に意味があるのかどうかは、ちょっと疑問です。まあ、そう言いながら行政に従ってホームメイドも許可更新をしてきているというのが現状ですが・・・。建築に携わる人は、どちらか言うと勉強よりも体を動かすことを得意としているように思いますから、書類手続きや簿記といった面倒な事務仕事は苦手なはずです。かく言う私も、大学では経営学科に所属していたとは言え、然程勉強もせずバイトや旅行に明け暮れていましたから、こうしたことをやるには重い腰を上げなければやれません。今年の4月に5年の許可が満了し、更新手続きをしなければならなかったのですが、なかなかやれずとうとう期限ギリギリになってしまいました。事業年度の報告(届)も出さなければいけなかったものですから、休みの日に会社に出てきて書類を一生懸命まとめました。ずっとやってきたことですから、やり出せば意外とスムースにやれるものですが、勉強と同じで溜めていると大変です。その汗の結晶が、この申請書と許可証です。一夜漬けでなく、今度はもう少し早めにやらないといけませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月13日
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こちらのアルミクラッド・サッシは、サミット(Summit)という輸入サッシ・メーカーの製品です。後にウェンコ(Wenco)というメーカーと合併したのですが、更に統廃合されて今は存在しないサッシ・メーカーとなっています。施工された時期は20年弱だそうですが、ダブルハング窓の上窓(アッパーサッシュ)の一部が脱落してきています。こちらのメーカーの木製窓は、雨仕舞があまりいいとは言えず、何もメンテナンスをしないと雨漏れを起して木部が腐ってしまいます。こちらのサッシも外装アルミのつなぎ目やガラスの隙間から、恐らく雨水が建具内部に侵入し、徐々に木を腐朽させたのでしょう。早い段階でこの不具合に対処していれば、交換せずに使えたかも知れませんが、ここまでになってしまうと窓自体の交換も視野に入れなければなりません。勿論、他の窓メーカーの建具を代替に使うという方法もありますが、その為には綿密な調査とオーダーでの製作依頼をする必要があります。そのどちらがいいのかという問題は、費用や納期、今後の維持管理という点を考慮して判断しなければなりませんが、何れにしても大変な仕事になりそうです。こうしたことは、日頃のチェックである程度防げることです。勿論、すぐに適切に対処出来る輸入住宅の専門家がいることも不可欠だと思います。多くの輸入住宅メーカーや工務店は、そうした知識や経験がなく新築をしています。家のメンテナンスに関するトラブルは、建築業者や実際に住む皆さんの両者が一体となってこそリスクを減らせるものなのです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月12日
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こちらは、インシュレート(Insulate)社製シングルハングの樹脂サッシ。下窓(ボトムサッシュ)だけが可動する上げ下げ窓をシングルハングと呼びますが、10年以上使い続けると下窓の両サイドに隠れていた金属製のバランサーが、外れてしまうことがよくあります。こうなってしまうと、窓の開閉は難しくなり、常時閉め切ったままの状態で外の空気を入れられません。このようなトラブルの原因は、バランサーを吊っている糸(紐)が切れてしまったり、内蔵されたバネが錆びて糸を巻き取れなくなってしまったりすることにあります。他の種類のバランサーを含めて、バランサー自体の寿命は10年程度。バランサーは消耗品ですから、定期的に交換することでスムースな窓の開閉が可能となります。バランサーを交換したいという方は、まず写真にあるようにバランサーに刻印(又は印刷)された数字や文字を確認して下さい。勿論、全体の形状なども、写真でお送り頂ければ助かります。ご自身でバランサーを交換することが出来ないという場合は、出張費等の経費は掛かりますが私たちが交換に伺うことも可能です。輸入サッシの不具合は、適切な部品と適切な作業で元通りに戻ります。放置しないで、専門家に相談するようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月11日
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屋根や外壁などの塗り替えリフォームを行った輸入住宅の現場ですが、写真のように屋根と軒裏との接点の場所に穴が明いているのを見付けました。ゴルフボール大の結構大きめの穴でしたが、新築当初から明いていたものなのか、それとも何年か経ってから鳥などが明けたものなのか、はっきりとは分かりません。このままでは、コウモリや鳥などの動物やスズメバチなどの虫が屋根裏に入り込む恐れがあります。ただ、室内で発生した熱や湿気を逃がす場所が少ない構造のおうちですから、屋根裏結露の問題を起さないようにする為に、そういう空気を出すという点では一定の機能を果たしていたのかも知れません。現状、屋根や天井から雨漏れしたというトラブルはないようですから、余程の強い雨風がない限り外部からの雨水の侵入は起こらないでしょう。穴が明いていることのメリット・デメリットを天秤に掛けて、どちらがよりベターであるかを考えた時、やはり屋根裏に生き物が入り込む方が心配だろうと思い、穴を塞ぐことにしました。リフォームの工事を請け負った際にはなかった工事箇所ではありますが、見て見ぬふりは出来ません。少しの間、生き物の出入りがないことを見守って、穴の封鎖と防水の作業を行いました。こうした不測の事態は、リフォームや補修の現場ではよく起こることだと思います。でも、工事外だからと言って何もしないのは、施工者としての良心に反します。勿論、お客様にはその旨案内することは必要ですが、やれることは出来るだけやってあげないと、足場を取ってからでは遅いこともありますからね。(安いペンキ屋さんだと、ちゃんとやってくれないのでしょうねぇ・・・?)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月10日
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外壁材として、メンテナンスがあまり必要ないと思われている窯業系タイルとカルチャード・ストーン(人造石)。窯業系タイルは、高温で焼かれていますから雨水が中に染み込むことは然程ありません。ですから、タイルそのものに防水塗装を施す必要はないと言えますが、タイル目地は透水性のあるモルタルの為、この部分にクリア色の防水塗装をすることは大切です。そして、コンクリートを成形して作ったカルチャード・ストーンやブリックの外壁は、モルタル同様透水性がありますから、全体に防水塗装をしなければなりません。こちらの輸入住宅は築20年以上経っていますが、カルチャード・ストーンの表面は簡単に削れてしまうくらいに風化し始めてきています。高級な輸入住宅では、こうしたタイル・ブリックや人工石が外壁に多く使われています。うちの家は塗り替え不要と安心しないで、目地の割れや劣化の点検と共にタイル張り・石張り自体の状況チェックも適宜行うようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月09日
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こちらは、バルコニー(ベランダ)の排水口付近の写真です。施工から時間が経過しているのか、小壁には緑色の藻のようなものも見受けられます。通常のオーバーハングの場合、排水口はバルコニーの床に穴を明けて施工するのですが、このお宅はバルコニーの下が部屋になっている陸屋根構造の為、横方向の壁に穴を明けて樋をつないでいます。ただ、横排水の場合は、ちょっとしたゴミや落ち葉で排水面を塞いでしまう為、雨でベランダ内がプールのようになってしまうリスクが多少増えてしまうかも知れません。実際にこのおうちでもそういうトラブルに見舞われ、溜まった雨水が防水層を越えて下にある部屋に雨漏れをしたそうです。家というものは、上から降る雨には万全の構造になっているのですが、下方向から入ってくる水には弱いのです。(それなら、そこも塞いで防水構造としてしまえばいいという意見もあるでしょうが、そこは構造内の湿気や水分を逃がす通気経路となっていますから、むやみに塞ぐことはよくありません)こうしたトラブルは、毎日バルコニーの様子を把握していれば、簡単に防げる問題です。また、そういう時にベランダの床防水の状態もチェック出来ますから、必要に応じてFRP防水の再塗装も適宜行うことが出来るはずです。新築したら家は何もしなくても大丈夫なんていう考え方を多くの人が持っていますが、それはどこから来るのでしょうか。そんな原発神話のような迷信は捨てて、何年かに一度は家の補修やメンテナンスも行うようにして下さい。そうすれば、きっと長く家を愛していけるはずですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月08日
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こちらは、長久手市の輸入住宅で取り換えたアルミの雨樋の写真です。以前、長さ19mの一本物の軒樋という記事を書きましたが、その樋を取り付けた状況写真です。19mも向こうだと、樋の奥の方は写らないんですね。でも、この耐久性の高いアルミの雨樋は、長さだけが自慢ではありません。軒樋に雨染みが付いて、汚れてみっともない状況を防いでくれる「雨染み防水材」を追加しているんです。軒樋の上端にL字の金物を取り付けているだけなんですが、これがあるだけで雨だれの汚れが樋の表面に付かなくなるのです。こうした気遣いがされたアルミの雨樋は、なかなか見掛けないと思いますから、是非ご近所の雨樋とも見比べてみて下さい。そうそう私共の雨樋は、樋の内側も念入りに焼付け塗装されていますから、更に耐久性が上がっていることも付け加えておきます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月07日
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こちらのユニットバスは、何年か前に改修して新しくしたそうですが、その時から浴槽の排水が殆ど流れなくなったとのこと。今回、家の外装や窓のメンテナンスを行うに伴って、そんな相談を頂きました。ユニットバスを設置した建築業者さんは、下水への排水管の勾配が規定ギリギリという状況ではあるが、原因がよく分からないと言ってそのまま様子見となったようです。それから何年もの間、バスタブに溜まったお湯を桶ですくって、違う排水口から流していたということですが、そりゃ結構大変だったのではないでしょうか。そこで先日水道屋さんを連れて詳細状況を確認したのですが、10分もしないうちに原因は特定出来ました。その原因は、ダブルトラップ。トラップというのは、下水管にいる虫やねずみが排水管を伝って侵入することがないように、U字やS字に排水経路を曲げてそこに水が溜まるようにする仕組みです。また、そうすることで、下水のいやな臭いも室内に上がってこなくなりますから、快適に暮らす為にはトラップは必要不可欠です。ただ、これが排水経路に2つ連続して存在すると、トラップ間が注射器の口を塞いだような状態となり、浴槽のお湯が排水管を流れようとしても押し戻される現象が生じます。こうしたことは、新築時よりもリフォームする際に発生することが多いかも知れません。それは、既設のトラップがあることを把握せずに、新しい別のトラップをユニットバスや洗面台、キッチン、トイレ等の水回りと一緒に設置してしまうことで起こります。(勿論、新築の際に排水管を設置する業者と住宅設備を設置する業者が別々の場合にも、余分にトラップを付けてしまうかも知れません)こういう時の対策としては、どちらかのトラップを撤去して排水経路を正常化することや、トラップ桝などフタがあるものならフタに穴を明けてトラップの機能(気密)をなくすことで、この問題を解消出来ます。ただ、トラップ桝のフタの穴がゴミや落ち葉で塞がれてしまえば、また同じトラブルになりますし、虫等の侵入にも注意して下さい。何れにしても、ちゃんとした専門業者に相談・調査をお願いすることをお忘れなく。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月06日
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こちらの建物は、一見するとヨーロッパの美しいお城のように見えますが、実は茨城県結城市にある結城病院という医療施設だそうです。このロケーションと言い、建物のゴージャスさと言い、日本ではないみたいな風景ですね。この建物は、NOBU ARCHI DESIGN株式会社の代表 成ヶ澤伸幸氏がアメリカの輸入建材をふんだんに使って設計したものだそうで、そのことをアメリカ大使館・領事館からメールでご紹介を頂きました。病院のHPも見ましたが、内部の装飾も病院じゃないですよ。まさに、お城や博物館といった域です。まあ、こういうすごい建物に携わるような機会はないかも知れませんが、一度はこんな建物を手掛けてみたいものですね。何れにしても、こういう情報に触れさせて頂くと、私自身もインスパイアされていい刺激になります。興味のある方は、是非「結城病院」で検索して見てみて下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月03日
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こちらは、輸入樹脂サッシのミルガード(Milgard)に使われている網戸です。窓から落下させてしまったのか、網戸のフレームが曲がってしまい、夏場を前に網戸を調達したいという相談を頂きました。写真をよく見ると、フレームだけでなく、プラスチック製のコーナー部品も黄色く変色してきていますから、破損しやすくなっているかも知れません。そういう状況ですから、グラスファイバー製のスクリーンもきっと交換時期ではないかと思います。輸入網戸のフレームは、サイズや形状も様々ですから、既存のものの詳細を正確にお教え頂き、それと同じものを新たに作ることとしました。勿論、サッシ・メーカーのミルガードにお願いして作ってもらうことが一番楽なんですが、国内に代理店もありませんから、部品だけを個別に調達して、私共の方で加工・組み立てを行うこととしました。そうすれば、切り間違いをしない限り、既存のものと同じ網戸が製作出来ますよね。つまり、どの輸入窓メーカーの網戸でも製作OKということです。ただ、いちいちアメリカから輸入して部品を揃えなければなりませんから、その分手間暇と費用は掛かってしまいます。でも、網の交換を除き、一度作ってしまえば網戸は一生使えます。窓を開けて清々しい風を室内に入れたい季節ですから、是非輸入網戸のメンテナンスもして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月02日
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名古屋市天白区にある輸入住宅について、メンテナンスの調査を行ってきました。こちらの輸入樹脂サッシは、下窓だけが開閉するシングルハングと呼ばれるものですが、窓が開けられなくなって困っているとのことでした。この窓は、ユニットバスに取り付けられているものですから、湯気や湿気に常に曝されてきました。ですから、窓を開閉する時に助けてくれるバランサーと呼ばれる部品が、錆びて脱落してしまう状態になっています。また、写真のように、サッシの両サイドの枠に付いている金属製のテイクアウト・クリップという部品が真っ黒に錆びていて使えなくなっていました。普段はこの部品は何の役目も果たさないことから、ケアすることを見落としがちになりますが、実はこのパーツがないとバランサーを交換することが出来ません。つまり、バランサーを交換する時にだけ必要となる部品なのです。そういった意味で、新しいバランサーを調達するだけでなく、テイクアウト・クリップも一緒に調達してあげないといけませんね。尚、この部品は樹脂製のものもありますが、紫外線等で劣化しますからどちらにしても定期的な交換が必要です。あと、浴室窓のペアガラスは、内部結露で曇る不具合が起きやすいですから、ガラスを拭いたり常に乾かしたりする習慣が大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月01日
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