青森県八戸市のリフォーム屋さん     リフォームしあわせ工房店長日記

リフォームのパック商品


一坪あたり20万円・25万円とか坪単価で丸ごとリフォームするパックを宣伝していますので耳にした方も多いかと思います。

しかし、大型リフォームパックでのトラブルも耳にしますので、このページで私の知っていることもご案内しておきたいと思います。

そもそも、このようなパック工事は
築20年以上の家なのでいっそのこと壊して建て替えるのか、全面改装のリフォームをしたほうがいいのかを迷っている、方を対象とした商品となります。

なぜこのような家一棟まるごとリフォームパック商品が増えたのか?
これはリフォーム工事というのは住宅によってかかる費用が全く違うので、
お客様から『こんなこと希望していますがいくらかかりますか?』と電話で問い合わせを受けても、その場で具体的な金額が答えにくいということでした。

「現地調査をさせてください」とか
「詳しく見積もりをしないと金額は分かりません」とか
言われると、なんか面倒に感じますよね。
そうするとお客様も逃げてしまいます。

そこで、カンタンに坪単価で出せるために、
工事個所と内容を標準的なレベルで“パッケージ化”することで、
お客様に即時価格を明示できるようにしたという具合です。
こうすることによって、業界側は宣伝でも楽になります。

わかりにくいリフォームの価格をパッケージ化して、
“商品”にすれば宣伝もしやすくなる という理屈になります。

その全面改装のパックを提供している会社といえば、不動産系の会社が有名で、最近はリフォーム会社や建築業でも打ち出しているようになっています。
リフォームパックの商品名は、『新築●●さん』『●●●新築くん』など新築を意識しており、親しみを持たせるために商品名に“くん”や “さん”をつけるものが多いです。

最近では、「たったこれだけで、家丸ごとリフォームできます」
と低価格をうたうものまで出始めています。
低価格でまるで建て替えたような快適さなどが味わえるということになっています。その価格は、チラシでは新築の半分でできると断言しているようにとられる広告があるが、本当にそうなのでしょうか?

そもそも新築の値段はいくらなんでしょうか?
新築の値段もあくまで自社基準であって、根拠の無い値段です。
広告で「安く見せる」トリックに感じます。

そして、ここが大問題になるのですが、
リフォームはそれぞれの家で全く条件が違います。築年数も違えば、間取り変更などのお客様の要望も違います。それらを、パック商品にして坪単価で見積もりを出すことはとても難しいことのように感じます。

壊してみたら予想以上に手間がかかる家だったり、
逆に予想以上に手間がかからなかったり、
現場ごとにコストが変わります。

しかし、坪単価の単一計算で出した金額でいけば、
そういった現場の事情は全く関係なくなります。
したがって、予算の無い家は「手を抜く」事に繋がりかねません。

完成直後の仕上がり具合は全く同じように見えても
下地の取り換えや補強などのさわる範囲や工事内容によって価格の差が当然変わります。こういった見えない部分が問題となります。
こういった見えないところは、手を抜く(業者からすればコストを下げる)ところになりかねません。

新築そっくりになる、といううたい文句なのですが、「見た目」の部分が大きいのかもしれません。この(一見)定額制でお得な家まるごと大型リフォームパックは、果たして理想の商品なのでしょうか? 

もちろんごくまれにだと思いますが、
工事が始まってから気づいた変更は一切受け付けてくれなかったとか、
後で手抜きの部分が見つかったとか、
クレームが業界誌に紹介されるようになってきています。

せっかくリフォームされるのでしたら、費用対効果がしっかりした提案でなければお金が無駄になります。きちんと業者の説明を聞いて、どのように生活がよくなるのかイメージを膨らませて行かれるべきだと思います。

1 標準価格でどこまでの工事範囲なのか? どこまで工事をするのか?
2 価格は本当に定額制なのか? 安いのか? 明朗会計なのか?
3 古い部分の構造などもしっかり補修や補強もしてくれるのか?別途なのか?

新築パックの会社さんだけでなく、合い見積もりも検討しながら、
費用対効果のあるリフォームを探されるべきだと思います。


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