通院している病院では体外受精の説明会に参加してからしか治療は受けられない。
病院の方針を納得してから治療をするということらしい。
しかしその説明会の予約が8ヶ月先というでないの!
そんなに待てないーーー
とダダをこねると先生は
「まともな体外受精をしているところは少ないです。もし待てないというならちゃんとした所を紹介します」
とおっしゃった。
今すぐにでも受けるつもりでいた私はがっくりしたけど先生に見てもらいたい
という気持ちが強く8ヶ月待つことにした。
8ヶ月間は毎月旅行へ行った。
子宝神社、子宝の湯、スキー&ボード
治療のことは忘れて。とはいかなかいけれど二人の生活を思い切り楽しんだ。
8ヵ月後の体外受精の説明会。
大事なのは卵の質でこれですべてが決まると言った。
良い卵を戻せば必ず妊娠するんだそうである。
「着床障害は?」
という質問が出たけれど良い卵を良い場所に戻せば必ず妊娠します。
着床障害なんていうのは今までに1,2件しかなかったと言った。
そして何度も何度も繰り返し体外受精をして妊娠したという話もあるけど
それはまともな体外受精をしていないからだと。
まともな体外受精をすれば1,2回で結果は出る。
それで妊娠しなければあきらめてくださいということらしい。
Sクリでは3回以上の体外受精はしてくれないということか。
先生の話を聞いているとなんだか妊娠できそうな気がしてくるから不思議。
着床障害がほとんどないということは子宮の大きな私でも・・と希望を抱いた。
しかし、後日先生にそのことについて質問すると
「あなたの場合は別です」
良い卵を普通の子宮の人に戻せば100%妊娠するとすれば
私の場合は良い卵を戻しても30%くらいの確率らしい。
まだ良い卵が出来るかも分からないのに妊娠するまでにいったいいくつハードルを越えればいいんだろう。
気が遠くなる。
それでもこれしか妊娠する方法はないんだから仕方ない。体外受精の準備を始めました。