機動戦士ガンダムSEEDMEMORY

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STARG38 飛び舞う焔



「プラントに行くの・・・嫌?」

「え・・・」

フォーンはしばらく黙り込む。そして、「分からない・・」と答える。リアナは「リン君と・・一緒ね」という。フォーンは「えっ?」といい、リアナを見た。リアナは前を見ながらフォーンに言った。その声は優しく、心に響く声だった。

「・・・ときには泣きたいときもある・・それが、複雑な心境である今・・でも、泣いてちゃダメ。前を見なくちゃ・・何も分からない・・自分で答えを見つけなきゃ」

そういうと、フォーンは「ありがとう・・」といい、微笑む。リンもそれを聞き、微笑む。そして、プラントにグラディウスはたどり着く。中に入るとデュランダル議長、自らが迎えた。デュランダルの後ろには兵が何人かいる、一応のことだろう。降りたのはリン、ミリアだけだった。デュランダルは「やぁ」と言う。リンとミリアは敬礼をする。そして、デュランダルはリンに向い手を出しだす。そして、「ディオキア以来だね」という。だが、リンは不機嫌な顔でデュランダルと握手を交わす。そして、デュランダルは「ここで話すのもなんだ・・私の部屋へ来るといい」というとリンとミリアは頷き、デュランダルの後をついていった・・・。そして、決断のときが訪れていたのだった・・・。



僕らが本当に目指す物は何だろう?

それは世界中の人々の心の中にもきっと在る

みんながそれに気付いてくれる時まで

僕らが今出来る事をしよう

Hope that the sun gave

小さな想いでも沢山集まれば、きっと宇宙(そら)にも響き渡るほどの力に成る

永久成る絆を胸に

世界の為にこの想いを捧げよう

きっと世界も変われると思うから

希望の火を守り通すのは僕らの役目なのだから




リン達は暗く、大きなモニターがある部屋に来ていた。デュランダルは椅子に座ると、リン達は立ったままデュランダルを見た。デュランダルはリンを見ると微笑む。そして、「用件は何かね?」と聞く。リンはデュランダルを見ると目線を外さず、そのまま言った。その目はもう迷いはなかった。

「・・・・あの、ラクス・クラインは誰ですか?」

リンは変に曲げず、直線でデュランダルに聞いた。デュランダルは微笑むと「それは誰も何も・・ラクス=クラインではないか?彼女以外に誰がいる?」という。リンはこめかみをピクッとさせると、怒らず、そのままデュランダルに向かい言う。

「んじゃ・・・なんで、アークエンジェルにラクス・クラインがいるんですか?なぜ・・彼女は狙われなくちゃいけない・・・答えてください」

「・・・」

デュランダルは立ち上がるとリンに向かい歩いていく。ミリアはリンの前に立つと銃をデュランダルに向ける。デュランダルはリンの前で立ち止まると微笑み、そして、言う。

「君には無論・・分かるだろう?今・・必要なのは私じゃない、ラクス・クライン・・・そう、偽者であれ、彼女が必要なのだよ。今の世界は、私たちだけでは封じきれない・・それより、怒り、憎しみ、殺意・・すべてが増幅し、やがて、それがヤキン・ドゥーエみたいな戦いになる。我々はそれを避けなければいけない・・だが、そこにはどうしても、ラクス・クラインが必要になる・・だが、もう一人のラクス・クラインがいたら混乱になる・・だから・・いっそのこと消そう・・そう思われないか?」

「そんなの・・あなたの理屈だ・・・邪魔だから消して・・なんの意味がある・・!そうやって・・あなたは戦争を長引かせて・・・自分の利益になるようにしてるんじゃないですか・・!」

「・・・・そういうことになるだろう。だが、私は誰よりも戦争をやめさせたいと思う。それは、誰も同じだろう・・先の戦いのようになってほしくない、だから、私は全力を上げていかなる方法でも止めようと思ってるのだよ」

「だからって・・・ラクス・クラインが戦争を止められると思ってるんですか?こんな・・こんなときなのに・・!」

「こんなときだからだよ、リン君」

デュランダルがそういうと、ミリアは銃を降ろす、リンも呆気をとられた。デュランダルはモニターを見ながらリン達に背を向けたまま云った。

「君が生きていたのはありがたいことだ・・君こそが戦争を終わらせる鍵だろう・・。正直に私は思ってる・・が、キラ・ヤマト・・彼がいる限り戦いは終わらないだろう」

リンは後ろから睨む。そして、「キラたちが・・間違ってることをしている・・ということですか?」と聞く。デュランダルはモニターを見たまま言った。政府の状況・・街の被害・・それらがモニターに映る。

「彼らは・・まだ気づかないのだよ。先の戦いでは多くの犠牲を払いながらも戦争を終結に導いた・・・だが、今回はどうだ?国家元首をさらい・・そして、参加しなくてもいいという戦いにも参加した。そのおかげでいらぬ犠牲も出た。ハイネ・ヴェステンフルス・・フェイスでありながら・・そして、優秀な一材でありながら・・彼を失ったことはあまりにも大きい・・君がもし・・アークエンジェルの味方をする・・というなら・・我らの敵ともなるだろう・・」

二人はデュランダルを見つめる。そして、ミリアは少し考える。リンもデュランダルを見ながら考えていた。デュランダルは振り返るとリン達の前へと歩いていく。そして、手を出す。握手を交わしたらアークエンジェルを敵にまわす・・だが、断ったとしてもザフトに攻撃される・・その選択はまさに最悪だった。ミリアはリンを見つめた。託されたのはリンの決意だった。リンは顔を上げるとそのままデュランダルに向い行った。

「僕は・・アークエンジェルと同じ道をとる・・それが、間違いと気づくのは・・ザフト・・地球・・貴方達です」

そういうと、リンは振り返り歩いていく。ミリアは敬礼をし、出て行く。デュランダルは微笑むと2人が出て行った後、モニターを見た。そこには踊っているミーアの姿があった。それを見、少し目を瞑ると机の上にある書類を見る。そこにはリンの写真・・・そして、キラの写真があった。デュランダルはそれを見ると微笑む。

「果たして・・これは運命か・・キラ・ヤマト・・・そして、リン・アーカー・・そして・・真実を知るのも己らというわけか・・」


そういうと、デュランダルは微笑む、その微笑みは何かを隠し、その真実を知っているかのようだった。








リン達はグラディウスに戻る。ミリアはリンとは別にディルノたち、パイロットに説明をしていた。説明が終わるとフォーンはショックの色が隠せなかった。

「ということなんだ・・・だから、もうザフトは敵と思ってくれないか?」

リンがそういうと、フォーンは部屋から出て行く。ディルノたちは呼び止めようとしたがリンが止めた。フォーンはグラディウスから出、ゆっくりと移動していた。そして、リンは追いかけてきてフォーンの手を引っ張ると自分の顔に近づけさせた。そして、「どうしたの?」と笑顔で言う。フォーンはリンの胸元で泣く、リンは優しく抱く。そして、しばらくし、フォーンはリンと共に動きながらリンに向い行った。

「私ね・・ザフトに一度、戻ろうと思うの・・もちろん、グラディウスに戻るよ?でも・・議長の口から真実を聞きたい・・だから・・お願いできる?」

そういうと、リンは「うん・・」という。そして、リンはフォーンと唇を重ねる。フォーンは一度大きく目を見開いたが、静かに目を瞑り頬を染めた。二人はしばらく、長いキスをするとゆっくりと唇を離す。そして、フォーンは顔を赤らめる、リンも顔を赤らめた。そして、照れながらフォーンに向い言った。

「ずっと・・・フォーンが帰ってくるまで・・・待ってるよ」

そして、お互いに別れる。そして、しばらくし、グラディウスはプラントから発つ。何も起きないことを誰もが願った・・だが、一応戦闘準備をしていた。そして、プラントが見えなくなってきたとき、多くの熱源が探知された、アージェンが振り返りミリアに向い言う。

「熱源探知・・数・・200!?機体、ジン、ザクウォーリア、ザクファントム、スラッシュザクファントム、ゲイツR、バビ・・・です!」

それを聞くと全員が目の色を変える。ほかにも操縦士のオーブ・クレスチャーズ。同じく操縦士のエール・D・バスターが振り返る。ミリアは舌打ちをすると、「コンディションレッド発令、各自、戦闘準備に入る」という。それを聞き、アージェンは繰り返す。リン達はボタンをほぼ同時に押す。そして、OSがかかれていく、そして、まずは進路クリアとされると、アオイ ジュンのMSが出る。

「アオイ・ジュン・・・アクアパレス・・・出るぞ!」

そういうと、グラディウスからアクアパレスガンダムが飛び出す、フェイズシフト装甲が発動し、色が変わる。そして、次にプライドレイヴンガンダム(機動性を重視したエールストライカーなどをつけたMS)が出撃完了となった。そして、リアナはレバー押す。

「リアナ・クラシス・・プライド出るわ!」

そういうと、グラディウスから出、フェイズシフト装甲が発動し色が変わる。そして、次にイーゼルが出る。だが、いつものヴォエルスガンダムではない、そう・・あのナイツオブデスティニーガンダムに乗っていた。色が変わっただけで性能そのものはかわらない。個人の意思で乗ることになった。だが、力が強くなったのは決定的だ。そして、イーゼルはレバーを押す。

「イーゼル・クラウ、ナイツオブ、行くぜ!」

そういうと、グラディウスから飛び出し、色が変わる。そして、ディルノもOSがすみ、進路クリアとされ、出撃ができるようになった。そして、ディルノはレバーを押す。

「ディルノ・シバ、ヴァイン、出る!」

グラディウスからヴァインセイバーガンダムが飛び出す。フェイズシフト装甲が発動し、色が変わる。そして、最後にエターナルメモリーガンダムが出撃可能となる。そして、リンはレバーを押すと前を見ながら言った。

「リン・アーカー・・エターナルメモリー、行きます!」

そういうと、グラディウスからエターナルメモリーガンダムが飛び出し宇宙という空に向け羽を広げ飛んでいく。ザフト軍にはユミも混ざっていた。そして、ジンの一発のビームライフルがエターナルメモリーガンダムに向けられ、放たれる・・・が、エターナルメモリーガンダムは回避し、ビームソードを抜くと回転しながらジンのビームライフルを切り裂く、そして、ルプスビームライフルでゲイツRのビームライフルを撃ち落とす、そして、同時にバビの顔を撃ち抜く。

「な・・・なんだと・・・!?」

そして、アクアパレスガンダムはビームライフルを装備するとザクウォーリアのコクピットを撃ち抜く、そして、アクアパレスガンダムをビームホークで攻撃しようとザクウォーリアをナイツオブディスティニーガンダムはビームソードで切り裂く。そして、お互いに「ナイス!」というと、次々に倒していく、プライドレイヴンガンダムもビームライフル、そして、ビームソードを使い、次々に消していく。それをフォーンは窓越しに見ていた、デュランダルは「やぁ」といい、手を少し上げる。フォーンはふりかえると敬礼をする。デュランダルは「そう、かしこまらなくてもいい」という、「そして、何用かな?」と聞く。

「あの・・議長とお話がしたいんです・・お願いできますか?」

そういうと、デュランダルはしばらく考え「いいだろう・・立ち話もなんだろう。私の部屋に来なさい」という。フォーンは頷き、デュランダルに肩を抱かれる。そして、歩いていく・・・フォーンは窓からリン達を見た。相変わらず戦っている・・そして、フォーンは連れていかれた。その、一方戦いは終わる気配はなかった・・・。



『Our eternal bonds』

涙の奥に眠るもの それは一体何のか?

暖かい眼差しの先に いるのはあなた

時々淋しくなるこの気持ちはどうすればいいのだろう?

昨日と違う態度が私を辛くさせる

遠い想いが  いつかあなたに届くと信じて

戦う者よ 今こそ守り通せ 永遠と云う名の希望を輝かせる為

今こそ剣を握り 戦え

永遠と云う名の希望を輝かせる為 

絆という名の力がきっとあなたを未来へ繋がるから




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