シルバー父さんの牧場日記

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horse dog

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November 12, 2012
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カテゴリ: 出産情報

11月3日にドーベルの可愛いパピーが2頭生まれました。ブラックタンの牡とブルータンの牝。ブラックタンの子は男の子らしくガッチリした体躯で生まれたばかりですが将来有望な子であろうと感じています。ブルーの子は猫で言うロシアンブルーの様な色合いでとても綺麗です。

昔、私の友人が所有していたブルーの子がいてその犬は非常に大柄で競技会で素晴らしい出していました。ドーベルを過去に何十頭も手掛けてきたその友人曰く、青は黒より賢いと。。地元の知人に譲ったブルーの子も確かに覚えの良い犬で子供とも良く遊び家族思いなとても良い子に育っています。

犬の世界には科学的な証明のつかない、いわゆる迷信的な事柄も多く存在しています。例えばイギリスのケアーンテエリア、白の子が生まれると虚弱だと言うことで淘汰されてきましたがこれが後にウエスティーと呼ばれ独立犬種になりました。色素の濃いケアーンテリアと色素が抜けたホワイトテリア、いずれも何ら変わりない狩猟能力と強健な体、これらが後になって初めて証明され汚名返上となったわけですが、それまで忌み嫌われ殺されていった子達がいると思うと人間の思い込みの愚かさを感じずにはいられません。ホワイトシェパード(スイスシェパード)も同じようなものですが。。自然界で野生生物の白化個体が生まれると早い段階で外敵から狙われ捕食される為、生き残る確率がゼロに等しいと言われます、人々がその成体になった白化個体を見る事が無い為に長生きできない色・・がその内、「虚弱」と結びついたのかもしれません。殆どの方は知らない事だと思いますがドーベルも二昔程前まではチョコやブルーは生まれれば淘汰すると言う繁殖者が国内にも多くいました。25年ほどドーベルを見てきてチョコやブルーの犬も多く見てきましたがブラックとは何ら変わりない事を肌で感じています。以前、ダックスのブリードを手掛けた時、ダックスの中で最も薄い毛色とされているダップルは視力、聴力に問題がある、またはそのケースが多いと言う事がネットでも書かれていましたが100頭以上見てもその様な犬はおらず単なる耳学問で物を見る事の恥ずかしさを感じたものです。

掛け合わせで・・例えばダックスではダップル同士、ボーダーコリーではレッド&ホワイト同士、今回のお話のドーベルであればチョコ同士やブルー同士での交配は良いものだとは到底思えませんが両親のどちらかが色素を濃くする働きのある毛色であることを条件に交配するのならば良い事であると考えます。

なぜ、(我が家の様に)ブラック同士からブルーが生まれるの?と聞かれる事があります。また、ラブラドゥードルでもブラックの両親からブラウンの仔犬を出していますしね・・これはメンデルの法則の中で「分離の法則」と言われるものに相当します。爬虫類、特にボールパイソン、そしてコーンスネーク、ヤモリではレオパードゲッコウの品種作出に携わっている方が見たら今更分かりきった事と言われそうですが。。要は両親犬の表現がブラックタンであっても隠れた因子(ヘテロ=先祖から受け継がれた隠れた色彩)この場合ブルーをもっている(ヘテロ接合型)であると言うこと、片親がヘテロ接合型であってもその子にブルーは出らず両親ともにヘテロ接合型であって初めて4分の1の確率でヘテロが表現として現れる(ホモ接合型)としてブルーの子が生まれる訳です。チョコタンのヘテロも同じくです。但し3頭以下、5頭以上(4の倍数除く)の場合はこの確率に乱れがでます。今回2頭のドーベル(1頭黒、1頭が青)でしたがこれは2分の1の確率と思いがちですがそうではなく生まれたのがもし4頭であれば他2頭はブラックタンであったという事になり仮に7頭生まれれば1頭ブルー、残り6頭がブラック若しくはブルーが2頭で残り5頭がブラックである事は間違いありません。ヘテロの両親から生まれたホモ表現の子は他のどの配合方法(ブルー×ブルー・・ブルーの子が出る確率100%、ブルー×ブラック(ヘテロブルー)でブルーが生まれる確率2分の1)で生まれたホモ表現の子より強健だとされその確率は4分の1と・・少なくなりますが最良の方法だとされています。犬の交配では殆どのブリーダーがそれについて意識する事は無いでしょうしょうし説明が出来るかどうかは不明ですが哺乳類の中では猫のブリードをされている方の方がこの事にも精通しているかもしれません、特に多くの毛色が存在し、耳の形状も繁殖のキーとなるスコティッシュフォールドのブリーダーさんはかなり勉強されているのでは・・と思います。

遺伝学とは難しい用語も沢山ありますがそれを理解して自分の出したい色や新たな品種を生み出している国内外のボールパイソン、コーンスネークなどのブリーダーさんには脱帽します、この記事を見たそれらの方々が一介の犬のブリーダーが・・・と笑っておられるのかもと思ったりしますが・・

お問い合わせ お待ちしています。



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Last updated  November 13, 2012 02:42:59 AM
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Re:ヨーロッパタイプ・ドーベルマンと色の遺伝のウンチク(11/12)  
Jackie♪ さん
ご無沙汰しております、Jackie♪です。
来年5月に九州に戻られるとか?
ブリーダーはやめられるのですか?
ちょっと寂しい気がしますが、限られた時間、かわいいパピーちゃん達を育ててくださいね。
今回の記事、大変勉強になりました。
私の遺伝に関する知識は、高校の生物程度ですが...(^_^;
とてもわかりやすく、今まで疑問に感じていた『ホワイトカラー』に関する伝説?がすっきりしました。
ブルータンのドーベルの女の子、どんな子に育つのか楽しみですねっ! (November 13, 2012 12:02:56 PM)

Re[1]:ヨーロッパタイプ・ドーベルマンと色の遺伝のウンチク(11/12)  
Jackie♪さん
こちらこそご無沙汰しています、コメントありがとうございました。そうなんです、大分に戻る予定です。こちらほどのスペースの余裕もない地域ですから生き物を・・と言っても限られたものしか飼えません。だれも引き取ってくれないであろう老犬のみ連れて帰り最後まで見てあげたいと思っています。犬のブリードは今月交配分で終わらせる予定で、それが私の最後の仕事になりそうです。これまで応援してくださってありがとうございました、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
大分では生き物についてもう少し突き詰めた分野に身を投じたいと思っています、また九州の自然を自分のフィールドにして野生生物を身近に感じたいとも思っています。生物についてあらゆる分野を網羅したいのですが遺伝学についてはまだまだ勉強中みたいなもので偉そうに書いたことも本当は少し気恥ずかしいですよ。今回の子達、私が繁殖する最後のドーベルになりますが良い子に育ってくれる事を楽しみにしています。あと少しの間ではありますがどうぞ宜しくお願いします。 (November 13, 2012 11:55:52 PM)

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