青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2020.10.04
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脳梗塞で倒れた母は、最初は意識があったものの
鼻から管を入れ栄養を入れる事でぐったりし、
胃からの逆流と思われる誤嚥性肺炎も起こし
朦朧としてしまいました。

最初の半年位は寝たきりで自分で体を動かせず
体の下に三角のクッションを入れて
数時間おきに体位を変えなければならないような状況でした。

ぐったりとしている事が多く
脳梗塞による失語症で言葉もうまく出なかったので、


病院の医師は
結果が芳しくなさそうな、返事もできないような高齢者に
はなから興味がないようで
早期退院の話しかしなかったのですが、
朦朧として治療もリハビリも受けられないまま中途退院したら
あとはその状態のまま
施設か自宅で寝たきりですごすしかないので
回復を目指して出来る限りの努力をしようと心に決めました。

幸いなことに病院の看護師や理学療法士に理解者がいて
諦めずにサポートしてくださったおかげで、
ささえれば歩け、介護食が食べられ、簡単な会話もでき

意思を伝えられ、生活を楽しめるようになりました。

家族側が積極的に働きかけずにほおっておいたら
意識が混沌とした状態で寝たきりのままだったと思います。

当時は脳梗塞で重度の後遺症がでている高齢者に関する情報が
全くと言って程なく、とても心細く


今も状況はあまり変わっていないと思いますので、
朦朧としていた母に
少しでも安心してもらい、回復してもらう為に行っていた
様々な工夫を
同じような状況で大切な人を支えようとしている方のために
少しづつ書いておきます。

今回は母に安心してもらう為に持ってもらった
ぬいぐるみの話です。

母が入院中、声かけや自主リハビリのために
できるだけ毎日お見舞いにいっていました。

仕事が終わって病院に直行しても着くのは夜7時過ぎ。
そこから9時頃まで付き添い
母が眠ったところで帰宅したいと思いましたが
沢山声かけして、手を動かす等の運動をした後なので
なかなか寝付けないようでした。

急に消灯になるし、急に私が帰ると不安になるようなので
少しでも安心してもらえれば、と
帰り際、やわらかいぬいぐるみを手に持ってもらい、
お休みなさいと声をかけてかえりました。

安心してもらう為と、指の委縮を防ぎ、汗をとるために
柔らかい軽くて小さな赤ちゃん用のぬいぐるみを
握ってもらっていました。

退院したあとも、夜寝る前には
そのぬいぐるみを手に持ってもらい
柔らかな感覚を感じてもらっていました。

小さな事ですが、今考えても
持ってもらって良かったなと思います。

他にも母に安心してもらうための工夫がいろいろあるのですが
まだ気持ちが落ち着かずに、簡単には書けないので
少しづつ書いていきます。



どれも赤ちゃん用に作られた洗えるぬいぐるみ。
上はオーガニックコットンで舐めても安心。

ぬいぐるみの形は手足が出ているほうが
持つ人の手が不自由でも手や指にかかりやすくて
持ちやすいようです。

下も洗えるタイプで添い寝枕にもなるタイプ。
赤ちゃんや子供の形だと認知症の方が落ち着きやすいとの話も
ありますよね。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2020.10.04 15:17:27
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