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神戸での封切り直後、入場を待って並んでいらっしゃる観客の数を見て、少々怯えていましたが、1週間たった劇場は10数人でした。ホッとして席について映画が始まりました。
「声」
の話で言えば、一番 「あっ」
という感じで納得したのは 安部聡子(柚原)
でした。
で、映画の話ですが、最初のシーンの 「セリフ」
で 村上春樹の原作
を読んだことがあることには気づきました。ただ、そのシーンの違和感のせいでしょうか、うまく入り込めなかった印象が強いのですが、とくに 「ワーニャ伯父さん」
の使い方に無理を感じました。
三浦透子(渡利みさき)
が運転し 西島秀俊(家福悠介)
が同乗している自動車の車内は、地下二階と現実の境界線の比喩なのだろうと思いましたが、そういう意味で、ヒロシマから北海道までの長いドライブのシーンで、二人の手が夜のなかに火のついたタバコを差し出したシーンは、何を表現しようとしているのか分からないのですが、わからないからこそでしょうね、ぼくにとっては 地下二階
を抱えながら か細く生きている人間
を感じさせて印象深かったわけです。
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