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2024.12.06
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マキシム・ラッパズ「山逢いのホテルで」シネリーブル神戸
 上の チラシ の写真を見ていて、
​​「なんや、めんどくさそうやなぁ・・・」​​
​ ​ とは思ったのですが、
​​「でも、まあ、舞台がスイスとかみたいやし。」​​
​ ​ で、見ました。
 見終えた最初の印象は ​​
​​「なんで、こんな写真をチラシのメインにしたのかな?」​​
​ ​​ でした。 
​​​ 確かに、 ジャンヌ・バリバール という、なかなか個性的な女優さんの、まあ、所謂、 官能シーン というか、 濡れ場 というかはあるのですが、この映画って、
​​そこなんですかね見せ場は?​​
 ​​ という感じです。​​​
​​​​​ 中年のシングマザーの クローディーヌ は村で 仕立て屋 として生計を立てていて、 息子 はもう大人の年齢のようですが、 障碍者 で、 の世話になって暮らしています。​​​​​
​​​​​ で、 彼女 は、 息子 に旅を続けている 不在の父 、つまりは からの 虚構の手紙 を捏造することで​
​​母と息子の平和な日々を演じて暮らしています。​​
​​​​​​ ​​​ 昔、 「妻と女の間」 とかいう小説がありましたが、映画は
​​母と女の間を揺れ動くクローディーヌの姿​​
​ ​ を追うとでもいう展開でした。​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ゆっくりと登って行く 山岳列車 、2000メートルを超える 美しい山々 巨大なダムと貯水池 、ダムの底から見える貯水池の 何億トンもの水。 で、 ハイヒールでそこに立つ中年の美しい女。 どれもこれもが、まあ、これでもかというくらい シンボリック で、チョーメンドクサイ 暗示 に満ちているのがこの
​​​ 映画の作り手、だから監督かな?の若さ ​​​
​ ​ が溢れていると思いましたが、予想通り 女性版「仕立て屋の恋」 が始まります。
 で、どうだったか。 が生活を忘れて、思わず本気になり、あとを追おうとする 男との出会い です。
​フーン!?!?​
 ​​ と思って見ていましたが、しかし、 に出来たことは を売り払い、 息子 を施設に預ける 決心だけ でした。結局、何も起きませんでした。もちろん殺人事件なんてありません(笑)。​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​ ところがです、見ているボクは、 ラストシーン で、不思議な声で 笑い声 をあげて、いったいどこに行こうとしているのかがわからないまま、歩み去っていく 女の後ろ姿 に、
​ちょっとカンドーしたのでした(笑)。 ​​
​​​​ ​​​​​  彼女 は、
​母でも女でもない自由を見つけた!​
 ​​ のではないでしょうか。 彼女 の心にわだかまっていたのは 「母と女の間」 から抜けられない 抑圧 だったんじゃないでしょうかという感じでしたね。​​​​​
​​ 予想を越えて、
​​一歩、深いところへ歩み始めたクローディーヌ!​​
 ​ 拍手! でした。​​
 まあ、キライじゃないのですが、それにしても、意味ありげというか、思わせぶりというか、少々めんどくさい映画でした。

監督・脚本 マキシム・ラッパズ
脚本  マリオン・ベルノー
撮影 ブノワ・デルボー
編集 カロリーヌ・ドトゥルネー
音楽 アントワーヌ・ボドソン
キャスト
ジャンヌ・バリバール(クローディーヌ)
トーマス・サーバッハー(ミヒャエル)
ピエール=アントワーヌ・デュベ(バティスト)
ベロニク・メルムー(シャンタル)
アドリアン・サヴィニー(ナタン)
2023年・92分・R15+・スイス・フランス・ベルギー合作
原題「Laissez-moi」
2024・11・30・no155・シネリーブル神戸no282
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最終更新日  2025.09.02 00:02:21
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