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「どうすればよかったか?」 と 父親 に訊ねるシーンがあるのですが、そのとき、前の席の男性が スマホを開いたんですね 。大勢のお客さんが入るということはそういうことがあるということを、ここのところ繰り返し体験してはいるのですが、マナー云々を越えて、
「それはないやろ!」 という出来事でした。
我が家の25年は統合失調症の対応の失敗例です。 こんな言葉が踊っていました。何だか素直な問いに聞こえるのですが、
どうすればよかったのか?
このタイトルは私への問い、両親への問い、
そして、観客に考えてほしい問いです。 藤野知明
この「問い」に答えられる人はいるのでしょうか? まあ、無理やりですが、ボクの答えを、誤解を恐れずに書いてみます。、
「あなた」が、最初におかしいと思った、あの夜の翌日、あるいは、カメラを回し始めたとき、「あなた自身」がお姉さんを医者に連れていくべきだったのです。それ以外にはありません。 実際にそうできたか、できなかったか、こんなことを口にしているボク自身が当事者であればそうできたのか、と問い返されても答えはありません。ついでにいえば、ボクの答は善悪を判断してはいません。家族であれ、知人であれ、行きずりの人であれ、 病気だと気付いたら医者に連れて行く努力をすべきだ というだけです。
空前絶後ともいうべき映像を作り出してしまった! というのがボクの、この映画に他する感想です。
言葉を発しないお姉さん を辛抱強く映し続ける映像の迫力に文字通り絶句したボクは、あれから一か月、
ジッとこっちを見ているお姉さんの眼差し を繰り返し思い浮かべてはため息をついています。
「何が映したかったのだろう?」 お姉さん も お母さん も亡くなってしまった部屋で、おそらく 90歳 を越えていらっしゃるであろう お父さん に
「どうすればよかったのか?」 弟 が、そう、問いかけている、最後のあのシーンが、興味を失ってスマホを開いている観客の前にさらされている場にボクは座っていました。あの時、ボクは
どうすればよかった? のでしょうね。
余談ですが、この映画の 「鎖のかかったドア」
のシチュエーションとよく似た体験をボクは中学生の頃、自分の家で経験しています。「どちら様でしょう?」 と、最愛だったはずの孫に向かって挨拶をする 祖母の姿 が浮かびました。この映画は、ボクにとっては、そういう映画でした。正直、疲れましたが、公開した 藤野知明監督 には 拍手! ですね。
ホントウノコトを撮ってしまった監督 は、やっぱり、人に見せないではいられないし、
「どうすればとかったか?」 と問いかけずはいられないのでしょうね。
追記
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