しまねこしねま

2002.12

2002.12 鑑賞作品



12月中に観た映画です。わかりやすく★表示しました。

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●アイス・エイジ ★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...クリス・ウェッジ
◎出演...(声)レイ・ロマーノ、ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー
◎STORY...氷河期を舞台に人間の赤ん坊を拾った3匹の動物がくりひろげる愛と感動の冒険。
◎ストーリーには直接関係ないけど、アカデミー受賞作にもでているスクラットが冒頭やたまにちょろっとでてきたり、全体的に、ディズニーやスピルバーグの実写のごとき練れたアニメにはない雰囲気が新鮮なかんじ。でも背景や動物の毛なんかのCGはかなりすごい。古代の人間は、ほんとに動物と話ができたかもな~なんてふと、思ったりした。おまけ映像が多いので満足感アリ。



●陽はまた昇る ★★☆☆☆ビデオアイコン
2002.日本◎監督...佐々部清
◎出演...西田敏行、渡辺謙、緒方直人、真野響子、石橋蓮司、仲代達矢
◎STORY...日本初の「世界統一規格」VHS誕生の劇的な物語を、実話に基づき映画化。リストラ寸前の社員があきらめずに闘う姿を描く。
◎日本のトップクラスの俳優陣をそろえ、話も決して悪くないのだがイマイチ風格のようなものが感じられない、というか映画というかんじがしないんですね。シロウトがいうのもなんだけど、もうちょっと「絵」になるシーンみたいなのを、もう少し意識してほしいな~。渡辺謙がよかった。


●スコーピオン ★★★★☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...デミアン・リヒテンシュタイン
◎出演...ケビン・コスナー、カート・ラッセル
◎STORY...カジノ強盗をはたらいた5人の悪党たちの、大金を巡るジェットコースター・アクション。
◎これはもりだくさんでありました。エルヴィスマニアの強盗シーンは派手なアクション、はらはらどきどきだが、そのあとが大変ナノダ。カート・ラッセルとシビルの息子の道中はなんだかほのぼのとしたロードムービーの風情、母子がマーフィーに迫られるところなどは、ちょっとしたスリラーのようでゾッとするほどの迫力だ。最近ちょっと「かすってる」感のあるコスナー、気合の入った1作というかんじ。


●しあわせ色のルビー ★☆☆☆☆ビデオアイコン
1998.イギリス・アメリカ/◎監督...ボアズ・イェーキン
◎出演...レニー・ゼルウイガー、クリストファー・エクルストン、グレン・フィッジェランド、ジュリアナ・マルグリース、キャサリーン・シャルファン
◎STORY...ニューヨークのユダヤ人社会で敬虔なユダヤ教徒として生きるソニア。
家族が決めた結婚をし、子供をもうける。良き妻、良き母となったソニアだが、彼女は自分の生活に何か違ったものを感じている。ある時、義兄に才能を見出されて宝石鑑定の仕事を始め、新たな人生への一歩を踏み出す。自由で、自分らしい人生を歩もうとするソニアと、彼女に理解を示しながらも寂しさを隠せない夫は、しだいにすれ違った人生をたどる・・・。
◎鑑定の仕事を始めたあたりはおもしろいんだけど、それで話が展開するのかな、と思うとなんか不完全燃焼でおかしな方向に着地してしまうかんじがあって、ちょっとストレスのたまる作品だ。子供にたいしてさほど執着などなさそうなのに、へんなところで唐突に母性を強調したりするし、恋愛感情もあるんだかないんだかよくわからない。「ER」のキャロルがイジワル小姑で出演。


●ザ・ワン ★★★☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...ジェームズ・ウォン
◎出演...ジェット・リー、デルロイ・リンド、カーラ・グジーノ、ジェイソン・ステーサム
◎STORY...留置所からでる囚人ロウレスを謎の男が襲った。ロウレスはその場で殺され、犯人は逃走する。だが、男を追っているのは警察だけではなかった。 多次元宇宙捜査局(MVA)の捜査官ローデッカーとファンチは、別次元へ逃げようとする男=ユーロウを捉えた。ユーロウは元MVAの捜査官だったが、宇宙に125あるというパラレル・ワールドを移動し、それぞれの次元の自分を殺し、この宇宙で唯一の全能の存在=<ザ・ワン>になろうと企んでいたのだ。一人また一人と殺すうち、ユーロウには彼らのエネルギーが流れ込んだかのように超人的な力が備わって行く。別次元のロザンゼルス郡保安官ゲイブの前にユーロウは現れた。妻TKと平和に暮らす彼こそ、ユーロウが殺すべき最後の一人だったのだ!
◎ユーロウのときのジェットの演技が、何か昔なつかしい「エースの錠」かなんかみたいでちょっと「ぷっ」としちゃったりして。すでに殺された別次元のユーロウたちの顔が出る場面もちょっとおかしい。金髪のカツラつけてたりして妙にかわいらしい・・。なんかメカのデザインなどが全体的にゲームっぽいというのか、ちょっとちゃっちいんですね。それもまた楽しい。ジェットのアクションはかっこいい。ラストもはっきりくっきりで、よかったです。


●嵐を呼ぶ男 ★★★★☆ビデオアイコン
1957.日本(日活)/◎監督...井上梅次
◎出演...石原裕次郎、北原三枝、青山恭二、小夜福子、岡田真澄、芦川いづみ、笈田敏夫、金子信雄
◎STORY...国分昭一は銀座界隈でも評判の暴れん坊。敏腕の芸能マネージャー美弥子のリードでジャズ・ドラマーとして売り出すが、ライバルとのドラム合戦を前にトラブルに巻き込まれる。
◎裕次郎カッコイイ~。つうか、イカス~。(笑)すっごい大根なんですが、魅力があるんだね。冒頭の銀座のネオン風景、昔のニューヨークみたいでかっこいい。ああして日本は一生懸命、ひたすらアメリカを追っかけてきたんだな。おどろいたのは美弥子の家・・1957年といえば、昭和32年。なのに超モダン。大きな冷蔵庫やコーヒーメーカー、トースターにブレンダー。やっぱり都会のおしゃれなお金持ちはちがうね・・・。


●スター・ウォーズエピ2クローンの攻撃 ★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...ジョージ・ルーカス
◎出演...ヘイデル・クリステンセン、ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー、サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リー
◎STORY...エピソード1から10年後、後にダースベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーがダークサイドに落ちていくプロセスとともにアミダラとのロマンスも。
◎戦闘シーンの特殊効果はさすがに他をよせつけない感じ。オビ・ワンが入り込んだクローン工場と、アナキン&アミダラのレトロで妙に美しい湖水の山野風景が交互に現れて、対比させているのかもしれないけどあまりにちがいすぎてちょっと違和感を感じた。ヨーダの動きが可愛い。


●アンカーウーマン ★★★★★ビデオアイコン
1996.アメリカ/◎監督...ジョン・アブネット
◎出演...ロバート・レッドフォード、ミシェル・ファイファー、ストッカード・チャニング
◎STORY...ダサいが野心だけはある地方出身の女の子、タリー。キャスターを夢見てただひとつ受かったマイアミの局から第1歩を踏み出す。そこでであったウォーレンに鍛えられ、公私共にコンビを組んでついにアンカーウーマンに・・
◎タリーが命がけのリポートを終えてウォーレンの胸に泣きながら飛び込んだときの表情、それは満ち足りた仕事を終えた満足感と子供が親のもとに戻るようななんともいえない安心感が感じられたのでした。セリーヌ・ディオンの曲をバックに、二人が海辺ですごすシーンが素敵。この世の楽園というかんじ。ひさびさにうっとりさせられました。


●タイムマシン ★☆☆☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...サイモン・ウェルズ
◎出演...ガイ・ピアース、サマンサ・マンバ、ジェレミー・アイアンズ、オーランド・ジョーンズ、マーク・アディー、シエナ・ギロリー、フィリーダ・ロウ
◎STORY...1899年冬・ニューヨーク。恋人エマを失ったその日からアレクサンダーは、食事も満足に取らず、着替えもせず、憑かれたように研究に没頭する。彼が研究していたのは、「あの日」に戻って過去を変えるための“タイムマシン”だったのだ…! もともとタイムトラベルが可能であることを証明する研究に従事していたアレクサンダーは、4年の歳月をかけてついにタイムマシンを作り上げる。しかし過去に戻っても同じ様に命を落としてしまう彼女。「千回戻れば千通りの死に方を…?」答えを得るために、アレクサンダーは未来へ旅立つのだった…。
◎ちらほらと小耳にはさんではいたが、かなりやられたというかんじ!よかったのは、タイムトラベルのときまわりの風景がどんどんかわっていくかんじが「らしい」ところかな~。2030年のとこでタイムマシンをカプチーノマシンにまちがえた女性はどうみてもエマと同一人物だと思うのだが、あんなにエマを助けたい一心でタイムトラベルまでして、そっくりな女性をみて無反応なのはおかしいよなあ。まあ、いいだせばきりがないです。この映画は。(笑)


●トータル・フィアーズ ★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...フィル・アルデン・ロビンソン
◎出演...ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェームス・クロムウェル
◎STORY...全米最大のイベント、スーパーボール会場で核爆弾が爆発、20万人が犠牲になる。爆弾の出荷元はロシア、米国は報復体制に突入。警戒レベルを上げていく両国。だがCIA職員のライアンは、黒幕は別にいると主張、全面戦争防止に奔走する。
◎ベン・アフレックに博士という知的な役は荷が重い、という評もみかけたけれど、なかなか熱演してたと思ったです。大きかったのはモーガン・フリーマンの存在でしょうか。ベンのキャラだけではちょっと弱いんだけど、モーガンのサポートでお互いにひきたっていました。


●レイジング・ブル ★★★★★ビデオアイコン
1980.アメリカ/◎監督...マーティン・スコセッシ
◎出演...ロバート・デ・ニーロ、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ
◎STORY...NYサウス・ブロンクスのスラム街からはいあがり、不屈の闘魂でプロ・ボクシング世界ミドル級王座(’49~51)に君臨したジェイク・ラモッタ。その彼の栄光と破滅の人生を描いたボクシング映画の傑作。
◎モノクロが美しい。スコセッシの映画はほんとに映像がアーティスティックで、どのシーンもきりとってちょこちょこっと文字を入れたらしゃれたポスターになりそうだ。
この作品でデ・ニーロはアカデミー主演男優賞をとっているが、じゅうぶんうなずける。ウィル・スミスもデンゼル・ワシントンも、この映画をみたあとではちょっとかすんでしまう。そのくらいこのヒトの役作りは徹底している。現役の前半後半、そして引退すぐと一番最後。まったく別人のごとき細かい体型の変化。恐れ入ります。まさに「役者バカ」(笑)ここ最近、デ・ニーロがこういう見応えある作品にめぐりあっていないことが残念。


●キス・オブ・ザ・ドラゴン ★★★☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...リュック・ベッソン
◎出演...ジェット・リー、ブリジット・フォンダ、チェッキー・カリョ
◎STORY...中国人ギャング逮捕のためパリにきた刑事が悪徳警部の陰謀で殺人犯に仕立て上げられる。偶然知り合った娼婦も警部に愛娘を人質としてとられ、無理やり言うことをきかされていた。
◎ちょっと前に見た「ザ・ワン」に比べるとジェット・リーのアクションのキレがもひとつよかったように思える。リュック・ベッソン~、映像はキレイなんだけど、やっぱりあるねえ、あちこちにへんなのが。警察の中にカラテの稽古場が!?日本語ではりがみ「術と心」ってなんじゃらほい?笑わせてくれるよ。今回ジェットの武器はカンフーと並んで重要なのが「ハリ」。そこからこのタイトルもきているわけで、こういうヒトが味方にいたらさぞかし便利だろうと思う。しかし無理のあるストーリー展開ではあった。しょうがない、ベッソンだから。





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