認知症在宅介護中ぽよよ~ん

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2021年10月18日
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カテゴリ: 認知症在宅介護

私のブログにようこそ♡ありがとうございます。(^O^)



おばはん おかん(主人の母親)は、ひとつ何か気になると
周りが見えないようだ。

高齢者のお世話は、何かと時間がかかるのである。

トイレひとつとってもそうだ。

足がよぼついては、トイレにひとりでは、なかなかたどり着けない。

おかんに、トイレに行きましょうと言って、スッと立って

ハイハイ行きましょうとはならない。

「今は行きたくない」「今は出ない」など一悶着がある。

やっと、立ち上がってくれたかと私は油断する。

おかんは、通り道にあるテーブルの傷が、やたら気になるのだ。

傷を、なんどもなんども擦る。

私が、なんどトイレを済ましましょうよと言っても

テーブルから離れない。

手を引こうが、私が催促しようがテーブルから離れようとしない。

傷にこだわり、「今それどころじゃない」と

言わんばかりに擦りつづける。

私は、いつ尿がもれるのか、気が気ではない。

しかし、じっと待つしかないのである。

今までの経験上、これ以上強引に、トイレに連れて行けば

沼底に突き落とされる。

おかんは、一心不乱にチリ紙で傷をふく。

これでもか

これでもかと

傷をこするのである。

おかんは、ふっと顔をあげ私をみる。

「なんで、これ(傷)は、とれないんや?」と私に問う。

私が「これは傷ですよ。」と伝えると

「そうなのか、どうりでとれないと思うたわ」

ようやく私の声が聞こえるのだ。

そこから、また「トイレにいきましょう」を始める。

まだトイレにも、たどり着いていないのに

時間だけは過ぎるのである。

いつになったら、傷だと覚えてくれるのだろう。

おしまい。

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最終更新日  2021年10月19日 20時47分11秒
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