sionMEWnoブロ愚

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第1章 記憶喪失 -序曲-



ここがどこかもわからない。
古い洋館の1室のよう。
…昨日のことが思い出せない。
「……ッ」
考えるだけで頭痛がする…あ、おなかへったミタイ…喉が渇く…

…コンコン

…キィ


「起きてらしたんですね。ご気分は?」
髪の長い女性が入ってきた。
今時珍しい、真っ黒な髪だ。
びっくりして声が出ない。
「…!?」
違う!声が出せない!!
「どうやら、脳に相当のショックを受けたようですね」
気づかなかった!ベッドの隣に白い服を着ている―多分医者だろう―人物が立っていた。
「昨日のこと覚えてるの?」
とりあえず叫びたかった。
あなたは誰なの?ここはどこなの?
…とりあえず首で否定した。

「スープお持ちしました。」
「あぁ、そこに置いといて。」
「かしこまりました。」
短い、赤茶の髪の毛…目の色はグリーンブルー…
メイドさんらしき人だった。
「これ、絶対飲んでくださいね。」
うなずくことしかできなかった。

…バタンッ

喉が渇いていたのでスープはすぐになくなる。

少しへんなことに気づいた。

窓に厚いカーテンがかかっている。
(…今何時だろう、…10時21分か
―その時ほんの少し開いていたのだろう―窓から朝の日の光が入ってくる…ん?

外は明るいのに、カーテンは閉まっていた。
わざわざ電気まで点けて。

胸騒ぎが止まらない…


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