倖せのカギは姿勢道!

 倖せのカギは姿勢道!

2009.12.05
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カテゴリ: 自己開示
今朝、携帯電話にショートメールが届きました。

「おはようございます。朝から哀しいお知らせですみません。
 おっしゃんが昨日4日朝亡くなられました。
 取り急ぎ、お知らせまで」

「おっしゃん」とは、
和尚さん、あるいは御師尚さんのなまりで、
長野・川中島平の方言です。

長野市篠ノ井にある曹洞宗円福寺
元住職:藤本幸邦(ふじもとこうほう:1910年生まれ)
老師は皆からおっしゃんの愛称で尊敬され親しまれておりました。


知る人ぞ知る『はきものをそろえる』の作詩者です。
2002年、友人からのメールで初めてこの詩と出合い、


  はきものをそろえると心もそろう
  心がそろうとはきものもそろう
  ぬぐときにそろえておくと
  はくときに心がみだれない
  だれかがみだしておいたら
  だまってそろえておいてあげよう
  そうすればきっと
  世界中の
  人の心もそろうでしょう


!!! だまってそろえておいてあげよう !!!
口には出しませんでしたが、
ほかの人のはきものをそろえる私の心の中は
いつも批判でいっぱいでした。

 “メール開け はきものをそろえる を読む
  心中に湧く 不遜を恥じ入る”

 “はきものをそろえながらも責め心
  その戒めに 調べ奏でん”

私同様、黙っていられない人へもこの詩よ届け・・・
という気持ちを込めて作曲し、
おっしゃんのもとをお訪ねしてから早6年半。

 “おっしゃんに調べ奏でん円福寺


ところが、詩作の経緯にとどまらず、
たった二人のために 何曲もの童謡を挿みながら
4時間ご講話くださいました。

あわや こちらの曲を歌い忘れそうなほど・・・
今にして思えば、

この詩のいわんとするところを
余すところなく教えようとして下さったのですね。

一期一会。
これほどまでに共にあるひとときを大切にして頂き、
感謝感激感動覚めやらぬまま帰路についたことが、
昨日のことのようによみがえって参ります。


つい6日前、
初めてお会いした方とおっしゃんの話をしたばかりです。

「このあいだ、秋葉原に行って来たんですけど、
 その時通りがかった公園でキリスト教の人たちが
 ホームレスの人に炊き出しをしてあげてたんです。

 田舎ではホームレスの人なんて見た事がなかったから
 珍しかったんですけど、
 キリスト教の人たち偉いなあと思いました。

 ほかの宗教はやらないんですかねぇ。
 仏教のお寺なら沢山あるのに・・・」

幾つ目かの世間話でしたが、
この話を聞いた途端、

雨風を凌げる建物と、
耕すことも可能な土地を持つ長野県下のお寺に
戦争孤児の里親になろう、

とのおっしゃんの呼びかけに誰も応じなかったので、
新婚まもない奥さんにどうか一緒に育てて欲しいと
頭を下げてお願いしたという、
愛育園誕生秘話を思い出しました。

60余年の月日が流れても相変わらず、
人類世界に救済の手を差しのべるお寺の少ないことが
残念でなりません。

心あるお坊様は数人存じておりますが、
どなたもお寺をお持ちでない方ばかり。
はたして因果関係があるのかないのか。

せめても、檀家の関係者だけでも、
それぞれ手を差しのべていただければ、

こんな時こそ、信仰者の生きる姿を見せていただければ、
信仰薄き日本人が
神様仏様に出会うチャンスとなるかもしれない、
などと秋葉原から帰った方と意気投合したのでした。


はきものをそろえる に出合ったことで、
脚下照顧の種を植えて頂いたのだと捉えています。

かの友人が、2006年8月5日mixiに
はきものをそろえる のコミュニティを作りました。



  趣味で「はきものをそろえる」運動をやっている人。
  これから、やっていきたいと考えている人。
  ささいなところに目を向け、
  「趣味なんですよ」と言いながら進めていきたいものですね。

コミュニティの呼掛け文です。
この“趣味で”という発想に感心しました。

私の51年の歴史の中でも
この3文字との出合いは屈指の影響力を持つことになりました。

最初は「なるほど、趣味でね。いいんじゃない」
くらいのインパクトでしたが、
いざ、数十足のめちゃくちゃなはきものを前にした時、
想像していなかったことが起こったのです。

「チャンスだ、やった~♪」予想外の喜びが溢れてきたのです。
そんな自分に驚きながら、
一足一足揃えていくのが、楽しくてなりません。
そろえた後の爽快感は、それまでとは比べものにならないほど
素晴らしい心持ちでした。

責め心は微塵もなく、
乱しておいてくれた人に感謝したい気持ちが湧いている。
自分自身に起こったことですが、
にわかに信じがたい心象でした。

今でも私にとって、
この“趣味で”の3文字は魔法の言葉です。

脚下照顧の種はこれから先どんな花を咲かせてくれるのかしら。
おっしゃんの思い出と教えを胸に、
大切に育て続けようと思います。

最後まで読んでいただき
ほんとうにありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。


おっしゃんのご冥福を衷心よりお祈りします。


            深謝  合掌





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Last updated  2009.12.06 01:05:50
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