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人柱力
孤誅
暗い部屋の中を眺めるが、考える事は何もない
「いってきます・・・」
誰に言うわけでもない、ただなんとなく口からその言葉がこぼれる
金属加工でずっしりとした扉の取っ手を下げた瞬間、手に伝わってきたヒンヤリとした冷気はこの真夏の朝には天国だった
でもそれも一瞬で終わる。
すぐに重い扉を開けて、そのまま勢いで外に踏み出す。目の前には毎朝見ているいつもどおりの光景が広がっていて面白みのかけらもない
澄み切った青空の中にぽつぽつと真っ青な中で寂しげに雲が浮かんでいる。
上空では風が激しいのか、それが物凄いスピードで動いているのがまたある意味面白かった。
でもそんなものを何時までも見ている気に離れない。目に負荷を与えてくる太陽の光りが、のんびりとしたたそがれの時間を与えてはくれなかった。
速く行け、っとでもいうように激しく照りつける太陽。
その熱い日差しが肌をジリジリと焼くのを感じた。青い空を眺めてる時間が今はないみたいだと、彼、太陽光輝(たいよう こうき)は時計を眺めて思った
「おっはよーーーーー!!!光輝ーー!!!!!」
脱ぎ捨てた靴を片手で拾い上げ、それを自分の靴箱に押し込んでいる光輝に向けて、ガラス扉の向こう側から小走りで走ってくる人物がブンブンと手を大きく振って叫んでいた
彼の名前は狭間俊二(はざま しゅんじ)
こういう風に朝からハイテンションなのもいつものことだが、俊二の明るさには彼自身少し尊敬するものを感じることがあるくらい、コイツは底なしに明るくてクラスではムードメーカーのような存在だった
「朝からハイテンションだなあ・・」
「もち!!暗いと自分が損するぞっ!」
ここにくる途中遅刻を恐れて走ってきた彼のワイシャツは朝でビッショリぬれ、体力的にもあまり元気とはいえる状況ではなかった。
寝坊する自分が悪いのが事実だけど、それを言ってしまうと逃げ場がない
よくみれば俊二のワイシャツも光輝に負けずにビショビショだ。こいつも走ってきたのか?そのクセに元気なんてすごいな。っと心のそこから尊敬してしまった自分に気づき、なんだかどっと疲れが出た
「ん~~。でもこんなの話してる時間ないんじゃないの??
あと20秒でチャイムなるぞ」
「ま、たまには遅刻ってのもありだろ」
「そうか~?でもオレはお前と一緒ならOKかなっ?」
「へへ、光輝も相変わらずだな~」
そんな事を言いながら、上履きのかかとに親指を突っ込み紐をほどかず強引に掃こうとしている俊二を尻目に、後からはゾクゾクと「遅刻組み」が猛スピードで横を駆け抜けていった。
そんなに走るならもっと速く出ればいいのにな、っと客観的に捕らえてしまったが、そういえば自分も同じだったので彼は口に出さずにその言葉を押さえ込んだ
やがて俊二も靴をはき終えたが、それとほぼ同時に学校の所々に設置されているスピーカーからチャイムの機械音が流れ出した。
どうやら俊二は走るらしいので、光輝も重い足を動かし教室へと進んだ
「お~い光輝。さっさと行かないと遅れるぞう?」
朝のホームルームも終え、一時間目の国語を乗り切った後は眠気と脱力感に襲われて少し机でぐったりとしている光輝の元に立ったその人物は、妙にがっちりした体格で背も高く、どっからどうみてもスポーツマンのような男、橘雄介(たちばな ゆうすけ)だ
もちろん運動部に所属していて、野球部ではキャッチャーだ
そんな体型の男が教科書とノートを脇に抱えて立っている姿は妙に滑稽に見えた
どうやら二時間目は技術科で、しかもコンピューター室でやるらしい。
よくみると周りのヤツラはゾクゾク教室移動を始めている
思っていた時間より机でのんびりしていた事に築き、光輝はすぐに技術科の教科書を取り出して巽と一緒にコンピューター室へ向かった
そういえば俊二はしょっちゅう違うクラスに出かけているから「教室移動」の存在を知らない事が多い。
今もどこかで遊んでいるなら教えてやったほうがいいだろうか?
そう思ったがいつもどこにいるのかわからないそいつを探し出すのは難儀だと思い、光輝は巽とともにいくことにした
思った通り俊二が教室に突入してきたのはチャイムのなった2分後だった。
当然の事だがクラスの女生徒は笑い、彼を見て何か色々と話していたし、男友達は直に肩を叩いたりしてぎゃーぎゃーわめいていた。そんな中で教師は鋭い目を向けていたが、その視線に気づいているものは居ないだろう
「え~。今日は、進路について調べてもらおうと思う。
まだ中三になったばかりだと安心していると、あとあと後悔する事になるぞ」
技術の教師が低めの妙にたくましい声でそう言い放った
技術科の教師は妙にたくましく、プロレスラー体型なので、学年で恐れられている教員の一人だ。
その上顔までいかついせいで激しく「恐怖」のオーラを振りまいている
やはり中学三年になったばかりというだけあって進路には全く意識がないようだ、ほとんどの生徒はパソコンのボードを押しまくったり、マウスをいじって遊んだりして興味のない事をあからさまに示している
クラスの中で、俗に言う「がり勉」と呼ばれる数人の生徒しか、今ではその教師を見ているものは居なかった。
だがその教師も生徒のざわめきを無視して話を続ける
「とりあえず今興味のある学校名を入れて検索をしてみてください
まだ興味のある学校がない人は、知っている学校の名前をなんでもいいから調べてみなさい」
「ん~・・・興味のある学校名・・・学校名・・・」
光輝の横で呪文のようにそう唱えているのは俊二だ
チカチカと光るパソコンの液晶画面を真剣に眺め、不慣れな手つきでキーボードを打つ姿はどこか愛敬がある。
光輝自体高校なんて全く興味がなく、学校名すら有名な高校のものしか知らないため調べることがない。気がつけばいつも見ているゲームの攻略サイトだとか、漫画の公式サイトなどを検索してそれを見つめていた。
もちろんこんなものを技術科の教師に見られたら成績ダウンの元になりかねない。それでもコンピューターを使うときはそんなスリルを味わいたいのがこの年代の本性だろう。
「光輝ぃ~。お前またそういうサイトばっかみて・・・
成績下がるぞ?」
「?!・・・・ツキかあ・・・びびったあ・・・」
前の席でぼーとしている教師の目を盗んで側までよってきていたのは築山 雪崩(つきやま なだれ)だった
顔は結構イケメンで、光輝の視点からみてもかなりかっこいいけどあまり女にはもてない。その理由は強いて言えば「背が低い」ことと、少しおかしいほうに興味が強い事だろう
光輝「ツキだってどうせ・・・・また変なサイトみてたんじゃないの??
学校で見ると更新履歴に残っちゃうからばれちゃうよ」
雪崩「オレがそんなヘマするわけないだろ~??もちろん更新履歴も何もかも証拠隠滅完了してるからな」
光輝「(見てたのか・・)」
俊二「だ~めだっ!!高校なんてまだわかんないっつーの!」
さっきまで横で真剣に画面とにらめっこしていた俊二が突如声を上げて伸びをした、伸びた腕が光輝の顔面に突撃してきたところを、光輝はなんとかかわす事に成功した
こいつの横は本当にヒヤヒヤする
この前も弁当中にいきなりビンの牛乳を勢いよく倒すもんだから、あとちょっとで牛乳まみれになるところだった
光輝「ん~??もうあきらめちゃうの??」
俊二「ぜんっぜんだめ!。高校のことなんかノーサンキューだな。
光輝なんて攻略サイトばっかみちゃってぜんぜんやってないだろ~」
光輝「高校かあ・・・・考えるだけで眠くなっちゃうなあ(何故)」
雪崩「眠気覚ます方法教えてやろっか?」
光輝「遠慮しときます(ニヤけすぎだ)」
雪崩「・・・」
「そういえばさ、最近なんか問題になってるサイトしってる?」
また別の人物のご登場。
薄めの茶髪、金色っぽい髪の毛のボサボサ頭、夕陽大樹だった。
こいつはおかしいところだらけの正体不明な奴だ。目立って変なところと言えば、オレンジの色彩を持つ異様な瞳の色と何より尋常離れした足の速さだった。
本気で走れば異常な速度で走りまわることができる、学校一か、軽く都大会で優勝できそうなレベルだった。(もっと上かな)
でも2年になってから本気で走っているところを見た事がない。
よくみれば技術の教師はパソコン越しに前の机で爆睡している。道理で周りが騒がしいはずだった
雪崩「ん??アダルト?」
大樹「違う! なんか変な同盟みたいので、かなり行方不明者が増えてるらしいよ」
俊二「・・・?、同盟で行方不明なんて出るのか?」
キーボードを放置して、マウスの内部に入っていたボールのようなものを、分解して取り出し、机の上で転がして遊んでいた俊二がいきなり興味を示して疑問をぶつけた
誰もが気になる点ではあるところだ
大樹「だから問題なんじゃないの??。同盟って感じに収まってないんだってさ。小規模な集団になってるらしいよ」
光輝「そんなのネットで公開できるのかあ?」
和哉「あ!!それオレも知ってるぜ!
かなりアブナイ集団だよな」
続いて大道寺和哉(だいどうじ かずや)だ。
がっちりした体格で、いつも夕陽大樹、築山雪崩、それと今はいないけれど、大地陵(だいち りょう)って奴と絡んでる人物だった
野球部に入っていてピッチャーを務めているだけあって肩幅がかなり広く、異様な威圧感を放っているせいか光輝は和哉のことが少し苦手だった
橘とならぶやつだけど、こっちのほうがリーダー格と言えばそうなるだろう
大樹「名前なんていったっけ?」
和哉「ん~。確か『弧誅』じゃなかったっけ?」
雪崩「へへ、ちょっと調べてみよっか?」
そういって体を乗り出した雪崩は、パソコンのキーボードを操作して検索を始めた
『孤誅』
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