NARUTO小話(短編小説SS)
『ハロウィンな七班』(七班・ギャグ)※第一部設定
夜、子供たちは仮装して、お菓子を奪いに、いやもらいに行くのである。
ナルト、サスケ、サクラの三人は、夜仮装して集合した。
「ナルト、お化けの格好似合ってるわよ」
「サクラちゃんも魔女の格好似合ってるってば」
二人はにっこり顔を見合わせたあと、サスケに目を向ける
「……」
二人は固まった。
「どうした?」
サスケは不思議そうに首をかしげた。
サスケはドレスを着て口紅を付けていたのである。
「サ、サスケ君……その格好は…?」
「変か? ハロウィンというのは怖い格好をするものだと聞いたぜ」
確かに怖い。別の意味で。
「昨日見た夢に、こんな格好した男が迫ってきてな。あれは怖かった……」
そういう意味じゃないんだけど、と二人は思ったが、とりあえずスルーした。早くお菓子をもらいに行きたい。
行き先はカカシの家である。
トントン、トントン……。
ナルトがノックをしたが、返事はなかった。けれどカカシの家の窓には明かりがついている。
「バカね。こういうのは窓から忍び込むものなのよ」
そうなの? とナルトが思っている間に、サクラはしゃーんなろー的な感じで窓を拳で割った。ガラスはバラバラにくだけた。
「なーにすんの」
寝ぼけまなこでカカシが起きてきた。
「カカシ先生! 怖いだろ~怖いだろ~」
ナルトはうらめしやのポーズをとった。
「いやー、別に……」
ナルトはがっくりした。
「いーから菓子を出せ!」
サスケは一括した。
「怖っ!」
カカシは後ずさった。
「じゃあ先生、お願いね」
「はいはい」
カカシは奥へと入っていった。
「まずサスケ。クッキーね」
「オレは甘いもんと納豆はダメだぜ」
サスケはクールに決めた。
「あ、そうなの……」
仕方なくカカシは漬け物をやった。
「次。サクラ。チーズケーキね」
「私はダイエット中なのよ!!!」
「あ、そうなの……」
仕方なくカカシはこんにゃくをやった。
「最後にナルト。チョコレートだよ」
「オレってばラーメンがいいってばよ」
「あ、そうなの……」
仕方なくカカシはカップラーメンをやった。
三人は満足げに帰っていった。
「アイツら、ハロウィンをなんだと思ってるんだ?」
カカシは三人の背を見送りながら、一人つぶやいた。
☆あとがき☆
NARUTO世界にもハロウィンがあったら楽しいだろうな~と思います。他の班も楽しそう♪
カカシ『よく分かんなかったけど子供たちは可愛いね~』
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