ポプリローズフィールド From 真名 耀子

ポプリローズフィールド From 真名 耀子

Art in NY



 マンハッタンには美術館がたくさんある。私が今回の旅行のために買ったガイドブックには8つ載っていた。

今回の旅行では、一人時間がたっぷりあったので、その時間を私は美術館に当てる計画を立てていたんだけど、2つで精一杯であった。
 その2つはNYと言えば! の代表格ですね。メトロポリタン&MOMA。

まずは、お友達と待ち合わせの18時までの間じっくり3時間鑑賞したのがMOMA。
これは近代アートなので、いわゆる美術館とはまた違った趣向を持っている。フロアごとにテーマがあって、建築・デザインをフューチャーしたギャラリーがあったり、劇場があって、フィルムが見られたり、MOMAで販売している絵画集とかを図書館のように見られるスペースがあったり、パソコンで作品が見られるところがあったり。
 そして何より、MOMAそのものがアート。
改装をして2004年の秋に再オープンしたようなんだけど、建築家は日本人の谷口吉生さんとおっしゃられる方。

MOMA4MOMA 2

「いいなぁ・・・」と思ったのはそこで干渉する来館者そのものもMOMAの中でなんだかアートの一部に見えてしまったこと。思わずパシャリ、パシャリとしました。

MOMA3

 そう、日本だと美術館で、写真なんてありえないでしょ? 海外だと模写はするし、写真は撮るし、さらには、絵の横でニコリと微笑みポーズを撮る人もいる。(フラッシュはだめなんだけどね)
 MOMAは近代アートと言っても、1840年~1940年までの印象派などの作品もあって「あ、見たことあるー、この絵!」というような有名な絵画もいっぱいあるんですよ。私の本命はMONETの睡蓮。これは上の方の階なので、エスカレーターでぐんぐん上がってから、下のほうに降りていくことにしました。

睡蓮


さて、MOMAでおもしろかったのは、監視員さんのフレンドリーさなんですけど、私が日本人と思ってか「コンニチハー」と話しかけてきたり、別のフロアではピカソの前でいると「Do you like Piccaso?」と話しかけられ「Yeah…」と言おうものなら、僕もだよ~、になり、そうなんですか~、と返すと、自己紹介をされ、手を差し出され、はい、握手ですか・・・ということになり、握手をしようものなら、離してくれない・・・。やっと離れた!と思うと、そこの絵の前で写真撮ってあげよう。カメラ貸して、になり、あ、サンキュー&グッバーイを告げ、やっと逃れたと思っていると、金曜日はここタダになるんだよ、またおいでよ、僕は金曜日はこの下のフロア担当になってるから、となった。
 まさか行きませんでしたが、思わぬところで、情報を得ました。そうなんです、調査が足りませんでした。なんとMOMAは金曜日の16:00以降は無料らしいんです。普段は$20だからかなーりお得。しっときゃ良かった~~。
 ちなみにこの監視員さんは若い美少年、ではなくて、背の低いおじさん~おじいちゃんくらいの方でした。

シャガールin MOMAゴーギャンin MOMA

クリムトin MOMA

さて、MOMAでは珍しい経験をしましたが、また別の日にお友達とランチしてから、夜ステイ先さんが仕事帰りにマンハッタンに来て、待ち合わせするまでの長い間、どーすりゃいいのよ、私、というときにメトロポリタン美術館に行くことにしました。
 あまりにたっぷり時間があるので、まだ見たりてなかったデパートなどを見ることに。Blooming dales 目指して歩きます。ちょっと前にSAKS Fifth Ave.やヘンリベンデルを見て「ぎゃーーー、買えるものがない!」となったので、お買い物はあんまりしていませんでした。ブルーミーについて、うろうろうろ~と3周くらいしまして、ピアスを2コ買いました。お洋服はやっぱり高く感じて断念。
「さ、では行きますかメトロポリタン!」地下鉄に乗ろうとしたらH&Mの文字。
ここは、大量生産、大安売り、のようなお店なんだけど、トレンドを押さえているのが人気の秘密。ふらっと入ったら、あらあらあら、ええええ! 安い! 安い! やすいーーーー! 
ブルーミーでは買うのをためらったワンピースをポイっと購入。安くてかわいいってやっぱいいですね。

 お買い物も楽しみやっとメトロポリタンへ。で、大失敗。
 美術館とは早く閉まる。17時半には閉まってしまうのに、私はたっぷりと買い物に時間を費やしてしまったために、何時間も鑑賞するつもりがもう1時間半しかない。こっちに先に来て、後から買い物するんだった! 何時間見ても来館料は変わりません。もっと満喫したかったなぁ。ところでこの来館料。昔は最低金額(といってもすっごい小額なんだけど)任意のドネーション金額で、来館できた記憶があるんだけどなぁ。どんなシステムだったのかな。昔、むかーしの出来事過ぎて忘れてしまいました。

さて、あの広大な美術館で1時間半しかありません。絶対に見たいところにまず行くことにします。
 私は絵画が好きなので、そちらのセクションへ。このときの大本命はゴッホ。

ゴッホ in mettoMonet in mettoMonet in metto

 メトロポリタンも一部を除き、ほとんどが写真撮影できます。間近で見られて写真も撮れるなんてやっぱり来た甲斐があった! ゴッホ、ルノワール、モネ・・・あ~来て良かった。そしてヨーロピアン19世紀美術のコーナーでは、歴史的なのだろうなぁ、という宗教画や肖像画などが所狭しと並んでいる。

模写中絵画と男

「一つ一つがすごいものなんだろうなぁ」となるんだけど、全部が全部そうなわけだろうからじっくり見ようものなら時間がいくらあっても足りません。音声ガイドを買わなかったけど、これで何十倍もその絵の意味や価値を感じることができただろうに・・・。また今度ね。今回はゴッホを見れただけでよし、としましょう。
 さ、せっかくだからここのコーナーも見てみたいな~、と思ったのが楽器を展示しているというところ、メトロポリタンに展示されるとはどんなものかしら??と思って、監視員の人に「ミュージックインストリューメントコーナーはどうやっていけばいいの?」と地図があるのに分からない私は聞きました。丁寧ですが機械的な監視員さん。MOMAの監視員さんだったら、手を引いて連れてってくれそうです。は、ともかく、私は少し先に行くと、また違う監視員さんに聞き、やっとつきました。
 と、そこは閉鎖してました・・・。
 丁寧に場所を教えてくれたのはいいんだけど「現在準備中になってますよ」とか言ってくれればいいのにさ! ロボットのような監視員さんに冷たい目を向けたい私でした。

メトロポリタンの展示物の多さは半端じゃありませんが、彫刻が林のように立ち並んだところも圧巻です。その中にたたずむだけでも来た価値があるのです。

metto 2metto4

 その中で、私はひと気のないエリアに迷い込みました。一人で鑑賞していると寂しくなってきます。そこで、人もあまりないことを良いことに、展示物&私、という写真を自分撮りしていきました。そんなことをしている間に閉館に時間です。どんどんどんどん出口の方に追いやられ、持ち場をクローズにした監視員さんたちが、入り口にわわわーと大集合です。時間に厳しい人たちです。ギフトショップも閉められてしまい、ここでのお土産は撮り納めた写真となりました。

館内を出ても、すぐに街に戻る気がしません。メトロポリタンにて芸術鑑賞した余韻のようなものをかみ締めつつ、メトロポリタン前の階段でしばらく足を休めます。
 なんせ、歩き通し、立ち通しでしたからね。セントラルパークに隣接しているメトロポリタン。少し足を休めてからセントラルパークを少しお散歩。のどかです。
 のどかだなぁ・・・と思っていたら、携帯に向かって怒鳴りまくるヒッピー風の男と、ヒッピー時代のオノヨーコさんのような女のカップルが。
「どのストリートにいるか言えってんだよ!」
「なに? 自分がどこにいるのかもわかんねえのかよ!」
「だ・か・ら! どのストリートだって言ってんだよ!」
「チキショー! おまえはバカか?」
 すごい興奮気味です。
 いつもオロオロ道に迷ってしまう私には耳が痛いです。
「おまえ、ぜってーそこから動くなよ! ぜってー動くなよ、俺行くからな!」
 そう言うと、ブンブンと髪を振り乱し二人はセントラルパークを出て行きました。電話の主とちゃんと会えたのでしょうか。会えたときも怒鳴ったのでしょうか? それともやっと会えてハグなんてしちゃったのでしょうか? それは永遠の謎です。

 私の携帯がそこで鳴りました。
「今どこ?」
「メトロポリタン見終わったところ。セントラルパークにいるの」
 ちゃんと言えました。
 さ、ここから移動せねばなりません。NYで鍛えられた方位磁石が正しく働いてくれることを祈り、地下鉄に向かいました。待ち合わせはいつもドキドキです。私は会えたらハグします。

metto


 NY 紀行  終わり



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