テディベアの誕生 ドイツ説


ドイツ南部、ミュンヘンから北西に100キロのところにある

ギーンゲンは人口約2万人。

静かなただずまいお見せるこの町は、

町外れにあるぬいぐるみメーカーで有名です。



テディベアのファンには言わずと知れた老舗

シュタイフ社がここにあります。



これまで工場から世界に送り出されたテディベアは

3000万体以上とも言われ、今も年間45万体が生産されています。



そして世界で最初のテディベアを作ったのが

この会社を起こした女性、マルガレーテ、シュタイフだと

言われています。



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建築職人の3女として生まれたマルガレーテは

幼いころに小児麻痺を患い、両足と右手の自由が利きませんでした。



しかし、持ち前の負けん気で訓練を重ね

針仕事を綺麗にこなすようになったのです。


ギーンゲンの町で最初のミシンも購入しました。



右手が不自由だったマルガレーテは

ミシンを左右に置き、通常右手で回す弾み車を

左手で回して縫うことを思いつきます。



こうした機転と努力でハンデを乗り越え

1880年に、ついに彼女はおもちゃ会社を起こしたのでした。


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