☆三十路前(29歳)のひとりごと☆

☆三十路前(29歳)のひとりごと☆

社会人1年目



今まで実習だけでなんの知識も技術もなかった私は何もできないくやしさ・かなしさでいっぱいでした。



地元では比較的大きい病院で教育もきちんとされていると思っていたのに、

自分の病棟は人でも足りず、なおかつ忙しくて、プリセプターがいたものの、一緒に仕事をするのはまれで、

どうしていいか分からないことだらけの私は頼る人もいず、辛かったです。

今なら先輩に話し掛けて質問していけるでしょうが、なんせ世間を知らないがきにはとてもできませんでした( ̄▽ ̄;A



そうして1ヶ月すぎたあたりに、ミスをしてしまいました。。。


持続点滴の入れかえのセッティングを頼まれたのですが、

私は触ったこともなくて、どうしていいのか分からず、

薬液の入ったシリンジを持っていました。

つなぐことまでは出来たのですが、設置の仕方がわからず、

そのままの状態にして、その場を離れてしまいました。

そうしていたら、先輩ナースが薬液が増えているけど、多く入れ間違えたのではないか?ときかれました。

しかし、私は確認しながらしたので、そんなことは・・・といったのですが、

現に増えている。。。

他のラインとつながっていたので、それが入ったのかもしれないけど、わからない。結局始末書を書きました。


確かに自分が悪かったです。


でもその後のフォローが私は欲しかったです。

もともと仕事に行くのにおっくうになっていた時期だったので、ますますそれから行きたくなくなってしました。


学生のころから付き合っていた彼氏には毎日に泣いて電話していたのを覚えています。



ある日、ベッドが空いていたので、小児の患者さんが入院してきました。

小児と言っても中学生の女の子。

病気がてんかんでした。

コントロールの為入院してきたようでした。

彼女の発作の頻度は多かったです。



その度自分も体調が悪くなっていく気がしました。。。


嫌な予感がしました。


そう、発作を起こしそうになったのです。

前駆症状が出てきた時点で師長に伝え、休憩室で休みましたが、

その頃から緊張性の頭痛も出現、精神的にも不安定になり、食欲不振が出てきました。


6月に入る頃に入院をしてゆっくり休んだらと言われ、働いていた病院に入院もしました。

初めての入院でした。


特にすることはなかったのですが、倦怠感が強かったです。

頭痛も薬を飲んでも効かない・・・その時に血液検査をして『抗リン脂質抗体』が異常に高値を示していると医者から伝えられました。

特に症状はなかったので、内服などの治療はしていません。



2週間くらいして退院しましたが、それから一度も病棟に行くことなく、

7月末で退職してしまいました。



このことは今でも自分を責めています。

どうしてもっと・・・という思いでいっぱいです。

ここでふんばれていたら自分の看護師としての人生が全然違ったものになっていたと思います。

でも今の流れに後悔はしていません。

もともと体に無理が出来ないものだとわかったし、

そしたらどうしたらいいかも考えることも出来ました。



その病院を辞め、次に勤めた精神科では患者さんに対しての言葉づかいや態度の大切さを学びました。

それは今の職場でも役に立っていると思います。


ほとんど看護技術は私にはありません。


採血・注射くらいです。

清潔援助でさえ自信がない状態です。

そのなかで自分がどうしていくか考えないといけないことは確かです。

幸い、今の職場はそういったおむつ交換なども助手さんがしてくれます。



でもきっと困る時が来ると思います。


その時どうするか・・・


今まで楽してきたつけが回ってくるんですよね。


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