スノー・ベル

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闇の王子~第二章~


ロアが生まれる前、城ではこんな予言が噂になっていました。
「この国に災いをもたらす闇の王子が誕生する」……。
この国に災いだと……そんな……。
魔道士よ……どうすればその災いを避けることができるのだ。

魔道士は、言いました 「王子を殺せ、さすれば災いは避けることができよう」
……王は、その言葉にそれしか方法が無いのなら……と承諾しました。
~~数週間後~~
王子は誕生しました……だけど
祝福してくれる者などほとんどいませんでした……。
なぜなら、あの予言通りならば
ほどなく王子は、殺される運命に立たされているからです。
王妃は、王子を城の地下深くにある部屋に隠し
王子を守ろうとしたのです。
唯一信頼できる侍女カタリナに王子を託し……
その後の王妃は国家反逆の罪で処刑されました。
カタリナは、このままではいずれこの場所も気付かれてしまうと思い
まだ幼い王子を連れて……国を出たのです。
闇の王子ロア
そして数年後……
ロアはすっかり大きくなって、今では
軽く復讐心の塊になってます……
カタリナから事情を聞いて……
ますます怒りが込み上げてきているみたいです。


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