スノー・ベル

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闇の王子~第六章~

ぐはっ……つ、強すぎる……この二人……バタッ (兵士全滅)
ふ~……やっと終わったか……
全く、いつまで続くのかと思ったよ
ロアと傭兵は一息ついていた……本来の目的忘れて
あのぅ……そこのお二人さん、できればこの縄斬ってくれません?
キルス王子……処刑台に張り付けられたままでした
ロアと傭兵は、ようやく自分達がキルス王子を救出に来たことを思い出しました
ああ……これで晴れて自由のみだ~ (キルス喜)
なんか、随分能天気な王子だな……あんたもそう思わねぇか?
僕等もあまり人の事言えない気が……さっきまで忘れてたし
…………せ…………ろせ………殺せ!!!!!!!
さっきロア達が倒した兵士がゾンビになってロア達に襲いかかりました
な……これは、どういうことだ!?なんで……兵士達が (キルス吃驚)
……まずいな、ゾンビ相手じゃ圧倒的に不利じゃねえか……俺達
確かに、この中に聖魔法使える奴一人もいないんだから無理もない
ロア達すっかり大ピンチです……が、しかし希望の光はまだ残ってました
それは、キルスが聖魔法が使える光の王子だったからです
あ……とりあえず、えいっ『ホーリー』!!!!
ぐああぁぁぁぁ…… ゾンビ達はうめき声をあげて消えていきました
なんか、あっさり勝てちまったな…… (傭兵唖然)
まあ……誰にでも一つくらい取り柄はあるってことだろ?
失敬な!!!! 振り向きざまにキルス怒る
まあまあ、ところで魔道士は何処にいるか分かるか?( (ロア真顔)
え……魔道士?そういえばあの魔道士……いえ居場所までは僕も知りません
ですが……あの魔道士、どことなく魔物の匂いが

魔道士ファイス
おや?やはり光の王子のことだけはありますね……ふふふ
ああ、これは失礼 名乗るのが遅れましたね
(魔道士微笑)
私は、人間ではありません……いうなれば魔物です。ふふふ
と、いってもそんじょそこらの魔物と一緒にされても困るんですがね

魔道士は不敵な笑みをうかべながらロア達の前に姿を現す


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