ある障害者の独り言

ある障害者の独り言

DVD作成3


叩き台のつもりで作っているので、ここから直したり足したりして、一つの形に仕上がって行くのだ。見た最初の反応は、「いいんじゃないですか?」と言う物だったが、こちらから問題提起を幾つかすると、堰を切ったように次々と意見が出だした。自分でもどっちにするか迷っていた部分で、やはりこっちの方がいいとか、スライドショーを分けた方がいいとか、コンテンツの順番を変えた方がいいとか、沢山の意見が出てきた。中で一番苦慮しているのが、BGMの問題だ。著作権の問題があるので、CDから曲を入れるわけには行かない。ビデオクリップから音声を抜き出すのだが、スライドショーの時間に合わせるのが難しい。最後はクリップの終わりに合わせて、バッサリ切るのが楽なのだが、そこをフェードアウトしてくれと言われた。となると、音声ファイルをスライドショーの長さに合わせて、編集する作業が出てくる。話が進んでそう言った事を説明して行く内、時間が余るのならさびの部分だけ使えないかと、究極の我儘な意見が出た。そりゃ俺だってそう出来たらいいなとは思うよ。でも実際の作業を考えたら寒気がする。タイムラインをにらみながらメモを取って、切り取って見てクリップに被せて確認する訳ね。1発で決まればなんて事ないが、実際に音声ファイルの編修をして見たら分かるけど、映像と違って見えないので、やってみて確認の繰り返しなんだよね。ともあれやって見ないと何ともいえないので、新たに足すクリップの取り込みと、音声ファイルの作成は教頭先生にお願いして、俺は全体の編集に専念させてもらう事になった。
その後も、DVDを配布するためのダビング作業の打合せや、ラベル印刷の問題など細かな問題が山積で、これだけの大きなプロジェクトはやはり大変だ。それにしてはスタッフが少ないような気がするが。特にサポートスタッフが足りない。企画に関わるスタッフが作業まで担当するのは、負担が大きすぎると思うけど。去年は娘の学級に配るだけだったので4~5人で足りたが、今回の規模ならやはりその4~5倍のサポートスタッフが必要だ。ダビング・ラベル印刷が一番時間と手間が掛かるので、地域一丸となって取り組むぐらいの覚悟が無いと。自分も含めて何人かの人に、おんぶに抱っこになってしまう。
今月中に最終版を完成させなければならないので、データが来たらすぐに取り掛かろう。イメージは掴めたので、後は俺の技術力次第だ。


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