自分勝手に感想文を

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2007年



逆恨みのメネシス

遅くなりましたが、2007年ラストに読み終わった作品です。
超昔に新井素子さんの作品も結構読みあさったことがあります。内容は全く覚えていないですけどね。
この作品ももしかしたら読んだことがあるかもしれません。
星へ行く船シリーズの第4弾ですって。
年度末にさえないことに、この作品って完結してないんですよ。話の途中で終わってしまっています。それが一番残念でしたね。
正直言って、続きを読みたいわけではないですし。

1週間遅れですが、2007年の締めでございます。

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三毛猫ホームズの推理 赤川次郎

三毛猫ホームズシリーズの第一弾です。
この時はまだホームズは片山刑事の飼い猫じゃ無かったんですね。
妹さんに惚れいている刑事も登場していません。

内容は密室殺人です。推理の手助けを猫が手助けするのが特徴です。
最後の最後までトリックも犯人もわからず、ラストで一気に解決です。
コナン君なんかに近いノリです。

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三毛猫ホームズの駆落ち 赤川次郎

昔はやりましたよね、三毛猫ホームズシリーズ。
ユーモアミステリーってヤツです。設定はもはや漫画です。
内容も始めにトリックがあってそれにユーモアを絡めたストーリーをのっけていくって感じでしょうか。
犯人はかなり最後までわかりませんよ。

お気楽に読める作品です。

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ハムレットは行方不明 上・下 赤川次郎

割と面白かったですよ。上下巻に分かれているのでボリュームもたっぷりです。
ただ読み終わってしまうと、もうそれっきりでいいと感じてしまいます。
内容を思い返してみようとか、心に残るような何かがあるとか言うのは無いです。
読んでいる間だけ楽しいって感じの作品でした。

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夜 赤川次郎

橋一本でつながっている山の中腹にある小さな街、そこが舞台です。
ある日大地震が起きて、橋が崩落してしまい、街の住人達は閉じこめられてしまいました。
ほとんどの家は崩壊し多くの住人が犠牲になってしまった大地震。電気もなくラジオもないので他の街の様子すらわからない状態。
それだけでも大変なことなのに、巨大な人食い熊が現れてまたまた一大事に。
絶望的な状況に陥ってしまった人々の、それでもどうにか生き延びるために精一杯努力する姿を描いた作品です。

巨大熊の話がいらない気がしますが、読んでて先が気になる作品でした。

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天使に似た人 赤川次郎

この作品はどうやらシリーズ物です。でも1冊で物語が完結しますし、登場人物の背景などもそれとなしに説明されているので、前の巻を読まなくても楽しめます。
僕はこのシリーズはこの作品が初めてでした。

天使と悪魔が一緒に生活し、それぞれ目的は違うがとりあえず修行中って設定です。

見た目はうり二つの双子の青年がいて、片方が極悪人、片方が超善人です。二人が同じ場所をうたれて同時に死んでしまいました。
当然極悪人は地獄行き、善人は天国に行くはずだったのですが、あまりにも似すぎていて、どっちがどっちかわかんなくなってしまい、事もあろうか生き返らせてしまったのです。
二人とも見つけて素直に死んで貰うのが今回のストーリーです。

探す、見つけるまでの話は結構面白かったですが、二人をどう仕上げるのかなって思っていたら、極悪人が突然の心変わりで善人に。これは理解できませんでした。

ラストが都合良すぎです。

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ベビーベッドはずる休み 赤川次郎

もしかしたら、前に一度読んだかもしれません。
100ページ目くらいまで読んでいて、そんな感じがしました。結末とかはまるで覚えてなかったんだけど、ところどころ何となく覚えてる!って感じでした。

内容はコミカルなドタバタ劇です。登場人物はみんなドジ。ただコミカルに描いている割には、何人かは実際に死んでしまっています。こういう内容のストーリーなら出来れば大けが程度ですまして欲しかったかなって思います。

ラストの敵ボスとの戦いは拍子抜けもいいとこです。
盛り上がる前に終わってしまいました。

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クリスマスイブ 赤川次郎

クリスマスイブ直前から物語は始まります。
色々な複線が絡んでいき、クリスマスイブにあるホテルで全てが解決します。

ある女にだらしない俳優を懲らしめるためのどっきりイベントっぽいんですが、ラストの罠にはめたところがどうにもすっきりしない内容でしたねぁ。

友達の奥さんにまで手を出したことを週刊誌に掲載されそうで、家庭崩壊の危機があったのに、それをテレビで暴露されたのに丸く収まるなんて有り得ないです。

よく考えると矛盾の多い作品でした。

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魔女たちの長い眠り 赤川次郎

現代日本が舞台ですが、ある田舎町を吸血鬼が支配してしまい、それを退治するお話です。
肝心の吸血鬼たちとの戦いが、あまりにもあっさりしすぎで物足りませんでした。
なのでイマイチな作品だと思います。

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さびしがり屋の死体 赤川次郎

5編の短編が収められている作品です。全部殺人に関する内容です。
その中でも一番最後の作品のラストの内容が納得いかなすぎて、1冊まるまる悪印象となってしまいました。
ちょっとひどいどんでん返しですよ。

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マリオネットの罠 赤川次郎

この作品は本格ミステリーですよ。赤川さんの得意なユーモアさは全くありませんが、その分読み応えのある内容となっています。
多少ご都合主義な面もありましたが、それでも読んで良かったと思える作品でした。

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幻の四重奏 赤川次郎

久々に長編を読みました。やっぱり僕は短編よりも長編小説の方が好きです。
赤川さんの作品も長い方が良作が多いんじゃないかと個人的には思っています。
この作品は赤川次郎作品には珍しく、話があっちこっち行かず、小さな複線を絡ませながらエンディングに向かっていきます。
なので読みやすいですね。
良作でしたよ。

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散歩道 赤川次郎

1冊まるまるショートショート作品がまとめてあります。1話あたり3ページくらいです。本当に短いです。僕はある程度長い方が好きなんで、とりあえずこの作品は読んだだけって感じです。

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上役のいない月曜日 赤川次郎

サラリーマンのありそうでなさそうな出来事をユーモアたっぷりに描いている作品が5編収められています。どれもお気軽に読むことが出来ます。

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十二ヶ月

タイトルの十二ヶ月というのに意味はありません。12種類の短編が収められていて、それぞれジャンルが違うってのが特徴です。推理小説、私小説、ファンタジー小説等々。
やっぱり得手不得手があるのか、良かった作品もあれば全然面白くない作品もありました。
後半になるにつれて面白い作品が減っていったように思いました。

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冒険入りタイムカプセル 赤川次郎

30年前に埋めたタイムカプセル。いよいよそれを開ける日が近づいてきた。
しかしそれを巡って、殺人事件が起きてしまうのです。
その原因は30年前におきた女教師殺人事件です。
30年前に一体何がおきたのか?タイムカプセルには一体何が入っているのか?
なぜそれが原因で30年後にもなって、また殺人事件が起きてしまうのか?
そんな話です。

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見える学力、見えない学力 岸本裕史

この本は1980年頃出版された作品なので、かなり古いですが、内容は小学校低学年までに勉強の習慣をつければ、後は子供が自主的に勉強してくれるので、学力的におちこぼれる事はないですよって事を書いています。
そのためにはどうしたらいいのか?って事を具体的に書いています。
今と時代が違いますが、参考になる点もありますので、小さなお子さんがいるご家庭ならば、読んでも損はないかなって思います。
そんなに厚い本ではないですしね。

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いつもと違う日 赤川次郎

5編の短編小説が収められています。推理小説ではないですね。
普通の日常からちょっとだけずれた、アレレって感じの日常を描いた作品が多かったですね。
暇つぶしにはなるかなって感じです。

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非常線 松波和夫

警察官が罠にはめられて同僚の刑事を殺した事になってしまいます。警察の捜査をかいくぐりながら、真犯人を追いつめていくという内容です。
なので細かい設定に違いはありますが、映画「逃亡者」と大体同じ内容です。
約600ページもある作品なので読み応えはあります。
読んでも損のない作品でしたよ。



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黒豹の鎮魂歌 大薮春彦

1980年の作品ですが、文庫化されなおかつ何巻かをひとまとめにしたものです。なのでページ数は約800ページ。読み応えありました。

両親をゼネコンと悪徳政治家のせいで自殺に追い込まれた青年がヨーロッパで特殊部隊には行って腕を磨き、復讐のために日本に帰って来るという作品です。
とにかく戦闘に関しては完璧な男で、巨大な組織をバッタバッタと倒していきます。
時には1ヶ月後に発狂するツボなんて、北斗の拳チックな技も使いますが、基本はドンパチで勝ちまくるって感じです。

松田勇作の映画「蘇る金狼」って作品を思い出させます。
というかたった一人相手に、暴力団や警察はいったになにをしているんだい?って感じです。

800ページもの作品なのに、ラストが物凄く性急で、読みながらホントに完結するのかいって思ったくらいです。最後は無理矢理終わらせていましたよ。

まぁ、ハードボイルドが好きなら読んでも損のない作品だと思いますよ。ボリューム満点なので、長持ちしますしね。

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夜会 赤川次郎

主人公は15歳の水泳選手。世界大会で決勝まで進み、それ以上は誰も期待していなかったのだが、なんと優勝してしまい、金メダリストとなってしまいました。
その日を境に彼女とその周りの生活が一変します。

それから3年経ち、彼女はなかなか調子が上がらず、すでに限界説も出ています。
煮詰まった彼女は一人東京へとプチ家出をしてしまいます。

そこでおきた奇妙な出来事がこの作品の内容です。

次々とおきる不思議な事件は結局は人間に変身できる樹木の仕業で、人間を養分にして生きながらえているってことだったんですが、スイミングクラブのコーチも主人公の父親も結局の所、メダリストを養分にして甘い汁を吸っているだけの樹木の妖怪と大差ないってことでまとめられています。

出だしは岩崎恭子ちゃんを思い出しましたが、読み進めていくうちに内容はどこでもありそうな人間の汚さを描いている作品だなって思いました。

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真夜中の騎士 赤川次郎

この作品もシリーズものらしく、しかもこの作品はその第5弾という事です。
でも登場人物についての説明は随所でしてくれるので、前作を読んでなくても話はわかります。

この作品も赤川次郎さんらしく、突拍子もない設定と内容ですよ。
白馬に乗った騎士があくどいやり方でお金を稼いだ人たちを殺害していくと言うものです。世間では人殺しではあるが、それなりに支持者もいるってな感じ。
警察は一体なにをしているんでしょう?

それを一風変わった人たち(警官でも探偵でもない人たちです)が解決するって話です。

でもこの設定だとさすがにまとまりきってないなって感じです。
白馬の騎士が白昼堂々と悪人を斬るってのが大前提になっているようで、それをどうにか常識の範囲内での犯罪にまとめ、解決するってのは無理だったようですね。

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泥棒も木に登る 赤川次郎

妻は刑事で夫は泥棒という設定での短編集です。
ユーモア系とはいえちょっと内容が軽すぎかなって思います。
暇つぶし以上にはならないし、つまらなかったわけではないですが、もう一度読むこともないと思える作品でした。


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危ない会社の倒産信号はこう読め―経営数字スーパー解読講座 本田 開

この本は僕の仕事では全く関わりのない分野ですが、そんな僕でもかなりわかりやすく書いてあります。その分深みは無いようです・・・
まずはこの本を読んでおおよそのイメージをつかむって事でしょうかね。

読みやすい本なので、時々読み返してみるといいかもしれません。

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毒 poison 赤川次郎

毒を盛ってから死に至るまで1日の猶予があり、なおかつどんな検査をしても見つかることのない毒。つまり完全犯罪をいとも簡単にすることの出来る「毒」が見つかったという設定です。

ある意味誰でも欲しがってしまう「毒」を手にした者の人間を描いた作品です。

ある者は自分の保身のために、ある者は日本を立て直すために、その毒を使おうとします。
一つの物語が終わり、そしてまた次の人間へと毒は移り渡るのです。

もしこんな「毒」が手元にあったらどうしましょう。
いつでも人を殺せるって思いながら、生活するのってね。
神になったような気になるのかしらね。

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サラリーマンよ悪意を抱け 赤川次郎

サラリーマンをネタにした短編小説が6編納められています。もともと赤川さんの作品って軽く読める物が多いのに、短編なので更に軽くなっています。
作品ごとにムラはあるとはいえ、どれもそこそこ面白いので、ちょっとした暇つぶしには丁度良いかなって感じです。
もう一回読もうとは思わない作品ですけどね。

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たとえば風が 赤川次郎

読み終えた後の、おおざっぱな印象を言うと、「ゲームの達人」に似たテイストかなって気がします。この作品はもっとあっさりしているんですけどね。
舞台が大金持ち一家での話だったり、その家族達のダメさ加減だったり、いつまでもおばあさまが実質的に家を支配していたりするあたりが、何となくね、似た印象を受けたのです。
なかなか面白かったですよ。

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D―聖魔遍歴  菊地 秀行

1988年の作品です。
20年前に書かれたSF作品なので、今の立場で読むと色々な物の表現で楽しめます。
サイボーグ馬、ハイハー婆さん等々。
でも内容はあまり好みではありませんでした。

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消えた男の日記 赤川次郎

敏腕のベテラン警部が仕事上のミスから田舎町に左遷されてしまった。
その町で奇妙な少女と出会い、「父を捜して欲しい」と頼まれます。
その町の警察署の署長の様子もその少女の件になると急に怪しくなり、独自に調査することにしたのです。

手かがりはラテン語で書かれた日記だけ。その日記を巡って次々と殺人はおきるは家は吹っ飛ばされるは、ヘリは飛んでくるはで急にアクション映画状態になります。

失踪したお父さんが残した日記が相手組織にとってとても重要なものなのですね。

アクション映画やルパン三世が好きな人なら読んで損のない作品だと思います。

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真夜中の鎮魂歌(レクイエム) 栗本薫

80年代のクールでキザで観ている方がちょっと気恥ずかしくなるような邦画を文章にするとこの作品になるでしょう。
読みはじめは気恥ずかしくってなんだこりゃなんて思いながらも読んでいましたが、徐々にその世界観に引き込まれてしまいました。
400pを超える長い作品なので読むのは大変ですし、読み終わった後もすがすがしさはありません。ただクールで気恥ずかしかったなって感じです。
まあまあ良かったですよ。

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