自分勝手に感想文を

自分勝手に感想文を

2007年1月~4月まで



皇帝ペンギン

ドキュメンタリー映画です。
ペンギンの結婚、出産、そして子供達がある程度育つまでの映像をドラマティックな愛のナレーションで解説してくれています。
ペンギンもチューするんだって感じです。
映像はとても美しいです。
厳しい大自然の中で卵を産み、孵化させるペンギンの辛さが感じ取れます。
ドキュメンタリー作品が好きなら観て損のない作品です。
そうでないと、ただ眠いだけの作品になってしまうと思います。



私の頭の中の消しゴム

予備知識として、若年性アルツハイマーの話だと聞いていましたが、それ以上は知らずに観ました。

前半は出会いから結婚までの大恋愛を、後半は幸せな生活から一転、病気を告げられ悩む二人を描いています。

一応大泣きを期待して観たのですが、割とあっさりとした描かれ方だったので、大泣きなはしませんでした。

でも病気を知り夫のその後の人生を考え、自ら別れを選ぶ妻と、それでも妻を愛し、離婚はしないという夫の行動はとても良かったと思います。

既婚者ならば誰だって同じ選択を迫られる可能性があるんですもんね。
僕だったらどうしましょう?



メゾン・ド・ヒミコ

オダギリジョー主演なので、観ました。
柴咲コウの父親がある日家庭を捨てて、ゲイバーに転職してしまい、そのままカリスマへと上り詰めます。彼は引退後、ゲイ達のための老人ホームを立ち上げます。
彼は癌で余命は長くありません。彼に惚れているオダギリジョーは娘である柴咲コウを探し出し、老人ホームでバイトしないかと誘います。
父を恨んでいたのではじめは拒否していましたが、高額なバイト代に負け、バイトすることになりました。
そこで毛嫌いしていたゲイの方々との交流を深めつつ、父との関係も少しずつ修復します。

ホームで生活するゲイの皆さんが受け入れられれば、観ていてそんなに損のない作品だと思います。ちょっと間延びしているし、ラストがちょっと意味がわからなかったですけど。

結局オダギリジョーは普通に戻ったのでしょうか?それとも両刀になったのでしょうかね?






ソウ2

前作ソウ1はあっとびっくりの結末で衝撃を受けました。そしてかなり印象に残った作品でした。なのでソウ2もかなり期待をして見始めました。

でも・・・・
続編が最初の作品を超える事ってなかなか無いんですねぇ。
この作品も1ほどのインパクトはありませんでした。

屋敷の中でのびっくりどっきりがメインですが、かなり最初の方で怪しいヤツがわかってしまうのが一番残念です。

駄作とは言いませんが、別に見なくてもいいかなって思います。
ソウ1はお勧めしますけどねぇ

ソウ1


ソウ2


僕はまだ見てないけどソウ3



ドクター・ドリトル

2回目なんであっさりと書きます。
子供受けはいい作品ですよ。子供たちは飽きずに最後まで見ていました。
でもねずみが出てきますので、ねずみ嫌いにはお勧めできません。





アンブレイカブル

シックスセンスの監督の作品って事でやっぱりオチでびっくりはありました。
でもオチもよくわからないし、ブルースウィルスが何で不死身なのかとか全然説明もなく、この作品にはついて行けませんでした。
わかる人にはわかるって感じでしょうかね
僕にはさっぱりでした。




アレキサンダー

長かった。約3時間の作品です。
弱冠20歳で王位につき、父の夢を果たすために東へ東へと突き進んだアレキサンダー大王のお話です。

インドで象と戦ったあたりは面白かったかな。馬対象なら象の勝ちだよね。
この敗戦で遂に東は侵攻するのは辞め、国へと戻ったのです。

でも実はホモ物でなんだよね。






THE 有頂天ホテル

面白かったです。
豪華俳優陣達がショートコントを2時間繰り返しつつ、最後はそれなりにハッピーエンドというお話です。つまり本編に内容は何にもないのです。
でも大満足です。面白かったです。気に入りました。
久々にもう一回みてみたいなって思える作品でした。





男たちの大和 YAMATO

子供の頃は戦艦大和ってだけでワクワクしたもんです。

なので感想にえこひいきは入っていると思いますが、悪くない作品だと思いますよ。メインである戦時中の話はね。

オープニングで現在のシーンがあって過去を語り始めるってのはいいのだけれど、要所要所で現在のシーンに切り替わるのは辞めて欲しかったです。
せっかくストーリーに熱中しているときに興ざめしてしまいます。

あとエピローグも長すぎです。大和が沈没した後の話はともかく、現代のシーンのエピローグが長すぎて、もう終わりにしないの?ってずっと思っていました。

もっともっと切りつめてあと30分短くすれば、最高の作品になったと思います。




オールド・ルーキー

実話らしいです。

少年時代から野球大好きだった主人公は一度はメジャーを目指しますが、肩を壊してしまい、引退。そして高校の教師になりました。
野球部の監督として指導していますが、部員達に先生も夢をあきらめるなよって励まされ、再度メジャーを目指すことになります。

理由はわかりませんが、若かりし頃は140キロくらいしか出ていなかった速球が、35歳の時点で155キロを超えるようになっていました。
速球を武器にトライアウトで合格し、マイナーから3ヶ月で遂にメジャーのマウンドへ立つことが出来たのです。

結局彼はメジャーで2シーズン投げて、引退したそうです。

とても淡々として、大げさでない作品でした。
野球好きならぜひどうぞ。




タイムマシン

リメイク作品らしいです。
主人公は恋人に告白した日に殺されてしまい、研究に没頭します。そしてタイムマシンを作り上げ、殺される直前に戻り、彼女を別の場所へと移します。
しかし彼女はそこでまた他の方法で死んでしまうのです。

「なぜ、彼女を救うことが出来ないのだろう?」

彼はその答えを未来に求めました。

そして80万年後の世界に到着します。
80万年後の世界に着いてからは、なんだか良くわかんない作品になってしまいましたねぇ。

そもそも恋人を救いたいのなら、未来ではなく過去に戻るべきだと思うんだけどなー

前半と後半のギャップが激しい作品でした。



こっちが昔のね




カントリー・ベアーズ

ディスニーランドのアトラクション、カントリーベアーズを映画化した作品です。
さりげなくエルトンジョンが出演していたりします。
内容はディズニー映画の中でもかなり低年齢層をねらっている感じですので、細かいことはいいっこなしにしないとダメです。
その場面その場面を楽しみましょう。
カーウォッシュのシーンは本当に笑えましたよ。
アニメをみるのと同じ感覚で、子供と一緒に見るのがベストではないでしょうか。



ALWAYS 三丁目の夕日

良い作品との評判を良く聞くのでみました。
良かったです。

僕は前半のにぎやかな感じからが良かったです。

吉岡君って北の国からとDr.コトーしか印象になからぼそぼそっとしゃべるって先入観がありましたが、この作品では「どこから声を出しているんだい、おまえ」って感じでそれが特に気に入りましたよ。
後半はかなりベタベタな展開になってしまうのですが、最後までにぎやかなだけじゃしょうがないですからね。

なんにしても、良い作品でした。




ホワイトアウト

昨年原作を読みましてね、とても面白かったんです。なのでこの映画は物凄く期待してみました。
いきなり結論を言うと、かなり微妙です。

あの分厚い原作を2時間でまとめるってのが辛いのはわかりますが、それにしても説明不足感が強いです。
僕は原作を読んでいるので、これはあの場面なんだなってとかそのシーンの意味なんてものがなんとなく想像できましたが、原作を読んでいない人だとついてこれないと思います。

日本版雪山でおきたダイハードなんだって割り切るなら、もう少しシンプルな人間関係にした方が頭空っぽでみても楽しめたんじゃないかな。
ダイハードが好きだし原作も良かったから期待が大きすぎただけかもしれませんがね。

あと松嶋奈々子さんがなんのためにいるのかが全くわかりませんでした。(これも説明不足なだけですけどね)




出来れば、原作を先に読んだ方がこの作品は楽しめますよ。

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映画ドラえもん のび太の恐竜2006

やっと観ることが出来ました。
僕が小学1年生の時に初めて映画館で観た映画が「のび太の恐竜」なので思い入れはいっぱいあります。
なので期待と不安がいっぱいあるなか観ました。

ドラえもんの声に違和感があって最後まで慣れられなかったのは仕方ないでしょう。
ずっと大山のぶよさんのドラえもんで育ってきたんですから。

ドラえもん自体観るのが超久しぶりなんで、まず驚いたのが、絵がリアルなことです。
ドラえもんの歯ぐきや時々見せる笑うセールスマンみたいな表情とか、昔では考えられません。ラストののび太君の泣き顔なんか、のび太なのに劇画チックです。

ストーリーも大体昔と同じで(昔のはウル覚えなんですが)安心してみていられます。

ただハンターとの戦いの後、タイムパトロール隊に送ってもらわないにも関わらず、あっという間に日本に着いてしまったのは、大人目線になってしまい、アレレっ早すぎじゃないって思ってしまいました。

でもピー助と別れてから、現代に帰ってきて余計なエピローグもなくすぐにエンディングってのは、すっきりしていた良かったと思います。

普段ドラえもんはほとんど観ない娘も夢中になって見た作品でした。
親子で観るのも悪くない作品だと思います。

ピー助くらい人になつくペットだったらかわいいだろうね。



エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画

アメリカでは州ごとに法律が違うのは知っていましたが、離婚に関しての法律も全然違うのですね。

主人公の職業は重要な書類を配達するメッセンジャーです。

お金持ちの男性から妻宛に離婚通知書を届ける仕事を請け負いました。
旦那から妻に届いた場合はテキサス州の法律が適用されるようで、離婚するのにほとんど慰謝料や財産分与をしなくても良いらしいです。

奥さんに書類を上手く届けたところで、買収されてしまいます。
奥さんから旦那宛に離婚通知書を送りつけた場合はNYの法律が適用され、財産は折半出来るそうです。メッセンジャーの報酬は妻の取り分の10%で100万ドルです。

俄然やる気を出した主人公は奥さんと二人で旦那の場所を探し当て、書類を配達しようとします。しかし会社や同僚は旦那さん側に付いているので、色々な形で妨害工作をしてきます。

ドタバタコメディーなんで頭を空っぽにして観ることが出来ます。
そしてとっても笑えました。
良かったです。

邦題のショボサさえどうにかすれば、もっと印象が変わるのにって思ってしまいました。



銀のエンゼル

大泉洋が出ているから観ました。彼は重要な役ではありましたが、主役ではなかったです。

北海道の田舎町にある一軒のコンビニを舞台にしたホームドラマです。
18歳の娘は東京の大学に進学したいが、そのことを父親には上手く話せずイライラ。
一緒に上京しようと思っていた友達も、長男だからってことで、やっぱり残ると言いますしね。

お父さんはコンビニの仕事で目一杯。娘ときちんと話し合う事が出来ません。
この親子の話がメインストーリーです。

そんなわけでタイトルの「銀のエンゼル」とそれに関わっている山口もえさんはいったい何のために出てきたのでしょう???って感じです。
彼女のエピソードは別になくても本編に何ら影響がありません。

それよりも北海道の冬は寒そうだったナー





天国の本屋~恋火

竹内結子さんの一人二役で頑張っているほのぼのファンタジー作品です。

ちょっとした事故から相手を死に追いやってしまい、ずっと後悔しながら生きている人たちに死者側はいつまでもそんなに悩まないでってメッセージを送っているのを、どうにか届けてあげるようなエピソードが二つあって、その二つのエピソードを絡めながら全体が進んでいくお話でした。

この世界観が納得できれば良い作品だと思いますし、納得できなければイマイチだと思うでしょう。僕はイマイチだと思いました。




DV ドメスティック・バイオレンス

内容は、普通の仲の良い夫婦だったのに、結婚して3年を過ぎてから突然夫が豹変しました。隠し持っていた暴力性が出てきたのです。
まずは妻の仕事を辞めさせるために色々な嫌がらせをし、妻も仕事さえ辞めれば夫も昔の優しい状態に戻ってくれると考え、辞めることにしたのです。

しかしこれが逆効果でした。

どんどん夫の暴力がエスカレードしてきたのです。
妻が夫の薦めの通り退職したことで、夫にしてみれば、妻の事を自分の手足と同じで何でも言うことの聞くものと判断したんですってさ。

妻は怖くなって警察に行っても、夫婦げんかは警察は関与しないと言われたり、病院へ行ってもグーならDV、パーならちょっと手荒い愛情表現ですなんてのんきなことを言われてしまったりしてね。

夫も落ち着いているときはとても優しくて、一生一緒に暮らしていこうなどと優しい言葉を書けたりしてね。

どうして夫がこんなに暴力的なのかというと、子供の時に自分自身が殴られながら育ったから、それが正しい家庭なんだって信じ切っているんですね。

結局夫は捕まってしまうんだけど、最後まで自分は正しいことをしたと言い張っていましたし。

奥さんが殴られているシーンは痛々しかったけど、ただ観ていて痛々しいだけでなく、ちゃんと考えさせられてしまう作品でした。

口よりも先に思わず手が出ちゃいそうな人はこの作品を一度観てみてはいかがでしょうか?




ルパン

アニメのルパン三世ではなく実写版のルパン一世の話です。にもかかわらず、ルパン役の俳優さんがアニメのルパン三世に似ている気がするのはなぜでしょう?
作る前に日本のアニメでも観たのでしょうか?フランス映画なのにね。

ストーリーはカリオストロ伯爵夫人とルパンとルパン父の戦いを描いた壮大なものでした。
ルパン幼少の時から始まりますが、父が死んだところで一気に時が進み、青年となった怪盗ルパンの登場です。

ミステリーありアクションありで楽しめる作品でした。

ただ欠点も幾つかありまして、まず格闘シーンですが、ボクシングを教わったのになぜかカンフーですししかもカンフーが遅い。
あと天才ルパンのはずなのにずいぶんとへまをやらかします。しかも凡ミスが目立つのです。

謎なのがカリオストロ伯爵夫人の存在です。あの人は本当に魔女なんでしょうか?結局最後までわかりませんでした。

そしてクライマックスが終わった後だらだらと続いてしまったことです。
続編の含みを持たせるためのようですが、スパッと終わった方が、すっきりして良かったと思います。

欠点を色々書きましたが、それ以上に良かった点も多く、気に入った作品になりました。

ルパン三世カリオストロの城を見てから、こっちを見ると、おっ同じ名前がいっぱい出てくるって感じで楽しめますよ。







ビヨンド the シー 夢見るように歌えば

ボビーダーリンという実在したミュージシャンの話です。子供の頃15歳までしか生きられないと医者に宣告されたボビーですが、青年となりミュージシャンとして大成功を収めます。

観る前はラバンバのような作品を期待していたのですが、ちょっと違いました。
ラストがしんみりしていないんですよ。

そこを受け入れられるかどうかで評価が違ってくると思います。

僕はしんみりしたくて見たので、肩すかしを食らった印象でした。



本物のボビーの作品らしいです


こっちはサントラ



偶然の恋人

主人公が空港である男にチケットを譲ったら、その飛行機が墜落してしまいました。
自分のせいで彼を殺したという罪のため、酒におぼれてしまった主人公ですが、1年後に彼の家族の元へ罪滅ぼしをしようと出かけ、そこで残された奥さん(未亡人ですね)を見かけ、接していくうちに、お互いが恋をしてしまうという話です。
奥さんは亡くなった彼のことを心から愛していたことがよくわかり、主人公はなかなか真実を打ち明けることができません。
ついに先に打ち明ける前にばれてしまうのです。
そこで一悶着あるのですが、奥さんは主人公のことを許し、死んだ夫のことは思い出としてとっておき、新しい人生を歩むのでした。

結構複雑な心境を語らなくてはいけない内容の割に、ふつうのラブストーリーでした。全然深みがないっていう感じ。

未亡人役の方がとても美人に見えたり、全然そうは見えなかったりと、すごく不思議な方でした。






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