韓国で働くママのあれこれ

韓国で働くきっかけ~私の場合~



私の場合、夫の待つ韓国への引越がきっかけで、こうして韓国で
働くようになったわけですが、こちらに来る前からほぼ就職が
決まっていたので、他の方より恵まれていたといえるかもしれません。
現在勤務している会社は、日本で私が働いていた韓国企業の本社です。
韓国へ行くことを上司へ報告したところ、本社で働いてみては
どうかというお話をもらいました。
日本の現地法人で8年弱の経験があるということ、専門知識が
ある程度あるということ、そして日本語ネイティブかつ韓国語での
業務が可能だということなどが武器になったと思います。

ビザについては、現在は F-2-1 (韓国人の配偶者)のビザを
持っていれば、外国人でも韓国内での就業に問題はありません。
(昨年(2005年)の9月の法改定の前までは、F-2-1ビザを
保有していても資格外活動許可を別途申請する必要がありました。)

さて、勤務先の私の仕事は、鉄鋼貿易に関する諸業務です。
メーカですので、商社などから受注した契約分製品がきちんと
生産されるか否か、船積のタイミングと兼ね合わせ問題点はないか
チェックし、出荷指示をするというもの。
それから、日本語ネイティブということで、翻訳などの仕事も。

韓国語についていえば、単なる一般的な会話力だけではなく、
鉄鋼や輸出業務関連の専門用語なども知らないと仕事をするには
正直きついです。
そもそも外国人として採用されてませんので、周りの韓国人社員と同じ
ように仕事をしないといけません。
あと、大事なのは、私自身日本人ということで、最低限の日本の常識、
特に会社関連の常識を聞かれることです。
たとえば、日本から重要取引先が韓国に来たときの接待の仕方、礼状を
初めとした重要ビジネス文書といったことから、細かいことでは
日本人の名前地名の読み方などなど。

仕事以外の会社での人間関係で感じることは、日本に比べて食事を
大事にするということです。
残業があるときなど、皆必ず残業に入る前にしっかり夕食を食べます。
また会食なども多いです。
私は日本に住んでいるときも韓国企業勤務ということで、少しは韓国の
企業雰囲気に慣れていると思っていましたが、やはり現地に来るとまた
違うなぁと感じることも多いです。
何はともあれ、日本人としての特色を生かせるような仕事をしていきたい
なと思っています。

【2006年2月現在】




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