イマ解きの眼

イマ解きの眼

2015年11月21日
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カテゴリ: 20世紀人間
 先日、”知っている人がテレビに”という文章を電子空間で上梓(当ブログのこと)した。 さるローカルの朝の情報番組のMC的立場のタレントが散歩の出会いのコーナーに登場した施設と人について特化した情報が本放送とその週の終わりにそれらの中から特選したものを再放送するというのがあった。 その中で取材対象地域を巡り偶々(たまたま)出会った?人に興味を示した人物に食いつきその話を興味深げに聞くというスタイルの番組である。 ある時その人物が徹底的に取材し、その人なりの編集方針で個人的に自費出版した。 世の中には同好の士がいて、たちまち初版の本が5分冊で一分冊が数千円するにもかかわらず完売したとか。 その興味を持つ人に取ってはこの上ない貴重本なのだそうだ。 さて、その価格でも赤字なので再版するのを拒んでいたところ、再版の要望があまりにも大きいので仕方なく5版まで重ねてしまったとぼやかれていた。 それでいて苦笑の中にそこはかとない満足感が見えるように思えた。 その時私もかくあれたら密(ひそ)かに思った。 テレビ放送で施設内におかれていたその本を紹介したところ、一週間のうちに二回も放送された影響で放送終了後の数週間にわたり連日、数十人が押し寄せたという。 私が再訪したときはその熱が収まりつつあった頃で一息ついているという状況だった。 その時その人物は別の番組の取材に応じ、別の現場にいたのでお仲間の人に私の初めての共著出版物の追加購入をお願いしていた。 なぜ購入するのかについては別稿にて報告しつつある。(当ブログ) この度の著書の購入は知人から求められたためである。 その時10部を購入しその重さを実感した。 300葉(枚)以上の貴重な写真を掲載するためにア-ト紙に印刷している今回の冊子は結構重い。 本当はもっと必要なのだがこれ以上は持って帰れない。 とは言えそれを背負い鞄(ナップザック)に収納していたら、彼の人が戻ってこられた。 疲れも感じさせずににこやかに応対してくれた。 かのテレビ放映の結果押し寄せた人々の要望により貴重本の6度(たび)の再版を余儀なくされたとこぼれ話を聴いた。 テレビの影響力のスゴさを実感したとも。 それなら、そこで私は思ったね。 ついでに同施設で出版の運びに至った私との共著も放送で紹介してくれていたら...と。






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最終更新日  2015年11月21日 00時02分07秒
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