空まで届け豆の木さん

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茄子へたの事





インド原産で、今日では食卓に欠くことにできないもののひとつです。紫色の美しい、光沢のあるものを選んでください。

茄子はインドの原産でなす科の植物です。種類も多く、夏から秋までの野菜として欠くことのできないもののひとつですが、今日では年中、どこの店先でも容易に求められるようになりました。求める時は紫色が美しく、光沢のあるものを選びますと、皮が柔らかく、種も少なく、味も良いものです。色の悪いもの、曲がっているものは種が多く味は劣ります。また、へたにトゲの少ないものは種が少ないようです。

なすはビタミンA、B1、B2、Cを多く含み、たんぱく質、カルシウムはトマトより多く含まれています。また、ビタミンP、つまり紫の色素は毛細血管の破裂を防止するとともに血圧を低下させると言われています。茄子の葉や、へたは干しておいて、たくあん漬けに使用しますと、甘味を増し、味も一段とよくなります。へたの黒焼きは、ひょうそうの時などに胡麻油で練り、患部に塗って包帯をして、乾いたら繰り返し取り替えますと痛みも取れ、治ってしまいます。痔などの時も、これを塗りますと痛みが取れ、治ります。腹痛、下痢や血便の折には、黒焼きにした粉を一回に5グラム位を重湯で飲みますと効果があります。口内炎などにも黒焼きをすりつけると良く効きます。心臓などには、へた20グラム位を1リットルの水に入れ、中火で20分位煎じ、食前に湯飲み一杯程飲み続けますと効果があるといわれます。肌荒れには、へたの切り口で擦りますと数日ですべすべになります。魚の目はとても痛いものですが、へたの切り口を患部に当て、一日2~3回、2~3分擦りますと、1週間ほどで落ちてしまいます。痔には、皮ごとすり下ろし、その汁を患部に一日3~4回塗りますと治ります。切り傷などで痛みがひどい折には、へたの陰干ししたものを甘草と共に煎じ、飲みますと痛みが癒されます。はしかなどで、咽の粘膜が腫れている場合には、茄子の漬物の汁を搾り飲みますと楽になります。黒焼きの作り方は、茄子のへたを陰干しにして、鍋に入れて蓋をして火にかけます。煙が出なくなったら火から下ろし、すり鉢ですりつぶします。


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