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韓国旅行記★４日目（前編）★

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　　　　　　　　　　　　　　　　～韓国旅行記４日目～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　９月２５日（前編）

　今日はイテウォンという街に行った。

　気まぐれでヤクスという駅で降りて、てくてく歩いていると、戦争記念館を発見した。

　ここはとっても広く、昨日の王宮なんて「め」ではなかった。

　戦闘機や戦車なども置いてあり、嬉しくなって写真をバシバシ撮った。

　タクシーに乗り（一人１００円程度）イテウォンに着くとさっそくご飯を食べた。

　もちろんプルコギである。

　３人で６人前食べた。

　石焼ビビンバも食べたのでかなりお腹一杯になった。

　食後は、疲労からかミョンドンに帰りたがっているKさんを説得したり、

　高校時代のクラスメイトの名前を思い出して懐かしがったりした。

　キムチもたくさん食べたが代金は３人で８万ｳｫﾝ程度であった。

　お店を出ると方々から客引きの人に声をかけられた。

　「プラダあるよ」とか「鞄あるよ」「財布あるよ」などといいながら気軽に話しかけてくるのである。

　なぜか日本語で話しかけられるとかなりの警戒心をもってしまうのはぼうやだけだろうか。

　Mさんが早速プラダの鞄を求めて鞄屋さんに入ったのだが、そこには全くプラダの鞄なんて

　置いていないのに店員のおばちゃんは、「なんでもプラダにしますよ」と言ってきた。

　最初はなんのことかわからなかったが試しにやってもらうと、おばちゃんはおもむろに

　もともと付いているタグをはずし箱の中からプラダのタグをとりだしその鞄にとりつけた。

　あっというまにプラダのできあがりである。

　これはかなり面白かった。

　その後Mさんは屋台でプラダの財布を買った。

　ぼうやもプラダの財布が欲しくなり、いろいろなお店

　（いきなりマンションの２階の個室に案内されたり、「ハイレベルな偽物あるよ」というおっちゃんの呼びかけにはまってノコノコついていったりもした）

　をまわったが、どうしてもMさんのような手頃なサイズがなく困っていた。

　しかしとっても日本語のうまい店員さんのいるお店に入った時、

　その店員さんがいとも簡単にMさんの偽物プラダを見破り、さらに本物にはMさんの

　持っているようなサイズの財布はないといったので、ぼうやはMさんの持っている

　プラダ財布に対し興味を無くし、小さいサイズの本物そっくりの偽物プラダを購入した。

　それはA級品とB級品の間ぐらいのできなのだそうで、お値段は２８０００ｳｫﾝとかなりお安かった。

　そのお店でMさんもプラダのA級品を買い、Kさんは何故かビタミンドリンクをもらったが、

　プラダ等には興味がないということでなにも買わなかった。

　Mさんが鞄と財布を変更したいというので、またまた元の屋台と鞄屋に戻ったが、

　屋台では変更すると値切る前の値段になり、鞄屋ではどれとでも変更できたが、

　結局元のが一番プラダらしかったので、変更も返品もしなかった。

　Mさんが鞄屋でよりよい鞄を探している間、ぼうやとKさんは雑貨屋の屋台に買い物に行った。

　そこで２０００ｳｫﾝの数珠をみつけて１５００ｳｫﾝに負けてもらい、

　Kさんとあわせて２つ買ったのだが、なぜか屋台のおっちゃんは１つ１０００ｳｫﾝでいいと言いだし、

　結局１つ１０００ｳｫﾝで買うことができた。

　しかもぼうやが後で数珠の中にいるブッタの所に気泡が入っていると言って

　換えてくれるように頼むと快く変更させてくれた上に２００ウォン返金してくれた。

　なんていいおっちゃんなんだろうか。

　ひととおり買い物を済ませるとソファーふかふかの喫茶店に入り、

　ドリンク１杯で１時間程休憩した。

　みんなが寝ているあいだ、ぼうやは韓国の週刊誌をみていた。

　結構日本の漫画（クレヨンしんちゃん）も載っており、そこそこ楽しめた。

　しかしよくわからない漫画も多々あった。

　そのお店ではなんとコップを落として割ってしまい一時はどうなることかと心配したが、

　なんのことなはい日本同様特に、グラス代を請求されることもなく

　愛想のよい素敵な店員さんがやさしく寛大にぼうやたちを慰めてくれた。