sweet better~エレメンツ

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わたしは「うつ依存症」の女



ベストセラーの同名自伝の映画化。
名門大学に進学した19才の少女が充たされない家族関係、
母親の過度の愛情(が根本的な原因だと思うけど)
から徐々に精神不安定に陥り、その状況と精神の葛藤、立ち向かって
いくまでの過程を書く。

元々自伝を知っていて(しかもそれってむかーし楽天のどこかのページで
紹介していてそれで知っていたの)
少し興味あるけど本は難しそうと思っていたのだけど映画化
されたのを受けて鑑賞。

感想は…少し物足りないような、中途半端な印象。
精神不安定に陥った状態などはよく書かれていて
そういう経験や想像が出来ない人にはアプローチできたのかな?
と思うのだけど、深いとこまで「何故こうなったのか?」
とか主にカウンセリングと薬の処方(アメリカでは有名なプロザック
という向精神薬。アリーマイラブのアリーも飲んでることで有名)

も場面は出てくる程度だし、克服するまでどうなっていくのか
というところまでいくかいかないか?というところで
終わってしまっているから。

私としては主人公がどうなって(もちろん難しい病気ですぐ治る
過程はないと思うのだけど)回復していったのかが
すごく興味があったので…

ただこの主演をしたリッチの意欲?っていうのはすごく
買いたい気がする。出演者のインタビューで
とてもしっかり「うつ病」というものについてもっと社会は
考え、それに苦しむ人々を受け入れるべきだ
という意見をいっていた。

他の出演者もこのテーマについてはいろいろ云っていたけど
やはり主演のリッチが一番考えているナーと。

今まで子供の顔したちと個性的な子って印象だけ
だったけど、「この子はいろいろ考えていーなー」と思った。

それと本人も苦しいけど家族も対応が大変だと思う。
この話では愛する娘を持ちながら対応に苦しむ母親をジェシカ・ラング
がとてもうまく演じていた。印象的なシーンは情緒不安定で
家族にやつあたりするシーンでとうとう母親もきれちゃって
「治療費を払ってるのは私よ!」って請求の紙をぐわぁ~~~~!!
って出してきてまたそれをみてリッチが「ごめんなさいー!」
ってわんわんなくシーン…

なんかわかる…(T-T)
親子って、すごくありがたいってわかるのに、自分が苦しいともう
理不尽にやつあたりとかしちゃって…

でも全体的な出来はう~~~んもうひとふんばりだったね!


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