「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

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17 『緊張』の夏。私の『うつ』。

「うつ」人の考察:『緊張』の夏。私の『うつ』。

平成18年7月31日の日記「「うつ」人の考察:「中東問題」について考える。」 「うつ」を連れてきました。
 久しぶりに 調子に乗って、資料を当たりながら作成した ため、 3時間以上パソコンを睨みっ放し です。
日記をアップして暫らくすると・・・。

頭の奥底 「キーン」という金属音が共鳴しています。
動けない訳ではありません。

身体 から 『意識』が、スッポリと抜け出し ます。
「起き上がる」「歩く」「昇る」「降りる」「お茶を飲む」 など 『何でもないこと』 を、 『脳』 「一々判断して身体の部位を動かすのを、その『意識』が認識」 しています。

 そして、 頭の奥底 『「キーン」という金属音の共鳴』 が、 徐々に大きく なっていきます。
「動くたびに頭が後ろに引っ張られる」 ようになります。
嘔吐感を抑え ます。

『精神』はパニックを起す直前 です。
「意識は完全に覚醒」して いて、 「『自分の事』が酷く現実感を失って」いき ます。

『恐怖』 です。
「うつ」の視点から考察するのには、モッテコイの状況ですが・・・。
『精神』が耐えられません。

このまま放置したら?
この状態で思索したら?

完全な『恐怖』 です。

「自分が完全に『虚無』と化すのを、『意識』が冷静に観察している状態」』
言い様もない『恐怖』に混乱 します。

『覚醒した意識』 が、 「この状態は、非常に危険だ」 繰り返し忠告 します。

結局、私は回避してしまいました。

通常の倍 「抗うつ剤」を飲み 、パソコンから離れます。
 そして、読みなれた比較的簡単な『本』を読みながら、 「抗うつ剤」が効いてくる のを、 只管に待ち続けます。

11時半に眠ることが出来ました が、 『是ほど完璧な恐怖』=『虚無に繋がる恐怖』に恐慌 をきたします。
十数年前 『ツウェラトウーストラ斯く語りき』 を読んで、 便所の中 数時間煩悶したことがあります。
それ以来、絶えて無かった事 です。

私は「辺見庸」には成れません
ドレほど偉そうな事を言って も、 「自らの精神を変革するかもしれない恐怖」 から 逃げ出してしまいました。

恥ずかしく、情けない思いで一杯です。

 その後は、 完全に「うつ」症状 です。

一切、動けません。

平成18年7月31日午後11時半に眠って から、 1日の朝9時に眼を覚ます まで、 夢も見ずに眠り続けます。

8月1日 は、 食べる時間以外は、眠り続けます。
 ただ、 7月31日とは違い、1~2時間毎に眼を覚ます断続的な睡眠 です。
午後11時、午前1時、午前3時。
それぞれに眼を覚ます のですが、 一切何も出来ず に、 再び眠ってしまい ます。

頭を占める のは、 7月31日の『恐怖』だけ です。
それだけで身体が竦んで しまいます。

「情けない思い」と「ようやく精神が落ち着いてきたという安堵」 心が乱れます。
8月2日午前4時の状態 です。

午前6時。
久しぶりに犬2匹と2時間弱の散歩 をして、 シャワーを浴びます。
『最大級の「うつ」症状』から少し抜け出したよう です。


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