Hush,Little Baby -保健師さんの育児ブログ-

細菌性髄膜炎

細菌性髄膜炎

原因  : 
 ・細菌感染によって脳を包む髄膜が炎症を起こす
  (インフルエンザ菌、肺炎球菌、ブドウ球菌、溶連菌など)
 ・新生児~3ヶ月:B群レンサ球菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、リステリア菌
 ・生後3ヶ月以降~幼児:インフルエンザ菌(ほとんどが ヒブ )、 肺炎球菌 、黄色ブドウ球菌
 ・年長児~青年期:肺炎球菌、インフルエンザ菌、髄膜炎菌
 ・成人:肺炎球菌、髄膜炎菌
 ・高齢者(50 歳以上):肺炎球菌、グラム陰性桿菌、リステリア菌

かかる時期  : 
 ・5歳未満の報告が多く全体の約半数を占め、それ以降の年齢では減少している。
 ・季節に関してはほとんど差異がみられていない。

感染経路と場所  : 
 ・多くの場合飛沫感染であり、原因菌が口や鼻から入り、血管から髄膜に到達する。
 ・新生児のB群レンサ球菌感染症の場合には、出産時の感染も考えられている。
 ・粘膜や皮膚に付着しているブドウ球菌が、点滴などの管を介して血管から入ることもある。

症状  : 
 ・多くは発熱、頭痛、おう吐などを示し、進行すると意識障害、けいれんなどがみられる。
 ・新生児や乳児では発熱以外の症状として不機嫌、食欲(哺乳力)の低下などが目立つこともある。
 ・項部硬直(寝てる状態から頭を起こそうとすると首が突っ張る)、
  ケルニッヒ徴候(膝を90度に曲げ急に伸ばされると、うなじに痛みや後頭部がのけぞる)
  などの髄膜刺激徴候が見られるが、新生児・乳児・幼児では明瞭ではない。
 ・熱が出たあとは大泉門(頭頂部)が張ってくる。
 ・発症すれば致死率は高く、また救命できても重篤な後遺症を残すことがあり。

治療  : 
 ・細菌性髄膜炎の疑いがある場合、全身状態が重篤な場合などには、診断がなされる前から
  抗菌薬療法を開始する必要がある。
 ・迅速な診断と適切な治療の早期開始が鍵である。
 ・検査で髄液を抜くと脳圧が下がり、症状が軽くなることがある。
 ・検査で細菌が特定できたらそれぞれの菌に有効な抗菌薬を使用する。
 ・おう吐が激しい時は点滴で水分を補い、脱水を予防する。

家庭でのケア  :
 ・高熱でぐったりしたら、すぐに病院へ受診しましょう。

二次感染防止と予防  :
 ・感染者からの伝播を避ける。
 ・一般的なうがい、手洗いの他、マスク着用し、患者との濃厚な接触をさけましょう。
 ・このたび日本でもやっと Hibワクチン が認められ、2008年12月19日から接種ができる。
 ・このたび日本でもやっと 肺炎球菌 ワクチンが認められ、
  2010年2月より接種できる。
sirinjitegakiakachan

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