キリギリスなアリ

キリギリスなアリ

言葉。




 何を隠そう、私の小学校の卒業文集に載せた作文のタイトルは『言葉』だった。

 今思えば、もっと素直で可愛らしい話があっただろうと思うけど(笑)

 だけどそのときの私は、なぜかめっちゃ難しい文章を書いた。

 なんでだろ?

 なんか人とは違うことがしたかったのかもなぁ。



 『自分』の心を洗う手段として、私はよく文章を使う。

 なんて言うか、私は話すのがとてもヘタだ。
 口から出す言葉は重いと、ちゃんと知っているはずなのに、私はやはり軽グチを叩き、いつも一言多いし、ホントにロクでもない。


 『文章』は、私の心を一番ストレートに表現できるところ。

 ちっとも客観的じゃない、めちゃめちゃ主観的に、自分勝手に自分を表現できるもの。


 もっと上手くしゃべれる人だったら、こんなに文章は書けなかったかもしれないなって、時々思う。

 もっと世渡り上手だったらなって、こっちの方はよく思う。

 『文章』は読まれ方次第で全然私の印象が変わってしまうけれど、どうなんだろ?この『パソコン』と言う物を通して見られてる私は、一体どんな感じなんだろう?

 いつか文字としてじゃなく、ちゃんと口から放つ言葉で、自分をまっすぐに表現できるようになりたいなぁ。


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