道のりは険しい?

道のりは険しい?

彼女との別れ



our sky


気付いてしまった。

自分の本当の気持ちに。

毎日、毎日、自分に対して相談したよ。

すごく悩んだ。いっぱい考えた。

付き合っている、彼女のことも いっぱい考えた。

もちろん空ちゃんのことも。

実は空ちゃんは、年は若いけど結婚している。

主婦なのです。自分には付き合っている彼女がいて、

好きになった空ちゃんは結婚している。

毎日、頭がぐちゃぐちゃで割れそうだった。

常に熱が出ている状態。

普通なら、空ちゃんのことを諦めるんだろうね。

もしくは、彼女と付き合いながら空ちゃんとも・・。

友達にも相談したけど、自分で納得できる答えは帰ってこなかった。

バレンタインが終わって、しばらくして彼女に打ち明けた。

「好きな人ができた。でも彼女は結婚している。まだ自分の気持ちは

 打ち明けていないけれど、打ち明けないかも知れないけれど、

 本当に大切にしたい女性なんや。

 酷い事を言っていると思う。最低なことを言っているとも思う。」

彼女に思いっきり打たれた。

その後に、僕が毎日 どこか変なことに気づいていたらしい。

毎晩のようにうわ言の様に何かを叫んでいたらしい。

そう、言われた。

そして、彼女は去っていった。

三田に在る彼女の実家にも足を運んだ。

当然のように、ぶん殴られた。

当たり前だね。本当は、このまま死んでしまいたかった。

でもね、僕にはもう出来ないんよ。その彼女を幸せには。

気付いてしまったから。空ちゃんの存在を。

いっぱい、血が出た。

いっぱい、涙も出た。

痛いから出るんじゃない、悲しいから出るんじゃない。


最後に、彼女のお父さんにこう言われた。

「これで、太陽君もどこかすっきりしただろう。娘の事を引きずらなくても

 良いだろう。本当は分かれようが、付き合おうが大した問題ではない。

 むしろ、正直に足を運んでくれて感謝をしている。

 だが、もやもやした気持ちのままだと空さんには

 何も打ち明けられない。だから、君を殴った。 許してほしい。」

本当に彼女のお父さんには感謝をしている。

それは今でも。その彼女も、先月に結婚しました。

僕と別れてから、お付き合いした彼と とんとん拍子に話が進んだ。

彼女が結婚する前日にメールを貰った。

そこには、「幸せになります。太陽も幸せになってね」と書かれていた。

悲しみとかは無い。

嬉しさでも無い。

彼女との2年間は楽しい思い出も沢山ある。

同じぐらい、こんなもんかなって妥協(今思えば)もある。

でも、彼女との2年間は失敗ではない。

自己中心的な言葉かも知れないけど。

彼女には、「今までありがとう」と言いたい。

彼女のお父さんと色んな話をした。

正確に言えば、話を聞いてくれた。

空ちゃんが結婚している事など。

「自分で考えて、決して後悔の無い様に

 行動すればよい。

 あとは、自分の誠心誠意をもって

 そして、そこには自分の想いや、多少の自己中心的な想いが

 あっても良い。

 空さんに対して、隠し事をすることなく接していれば

 良い。普段の太陽君で良い。」

そう言われた。

空ちゃんに自分の気持ちを伝えます。


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