葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

設立趣旨書


思いです。


NPO法人「学舎KOCO(まなびやここ)」設立趣旨書

1 設立の目的 
NPO設立の17分野のうち、
2)社会教育の推進
3)まちづくりの推進
4)学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
5)こどもの健全育成に寄与する活動をしていくことを目的として設立する。

近年の急速な少子・高齢化という今までに経験のない時代を迎え、子どもを育てる環境が大きく変化してきた。
環境の変化は子どもの育ちに少なからず影響を与え、以前は考えられなかった事件や事故が多発している。それらの原因を探ってみると、子どもが子どもらしく素直で伸びやかに育っていくことができなかった様々な要因が、学校、家庭、地域の中に混在していることが分かる。その一つが、以前は家庭や地域の中で育まれてきた人と人がつながり、理解し合い、高め合うという関係が希薄になり、あたたかな人間関係が築けずに、孤立化しているという問題である。
一方、学校教育はというと、改革の名のもと、制度の改革に偏った子どもの育ちを軽視しためまぐるしい変化は地域・保護者からの十分な理解を得られず、一人歩きをしているように思える。変革したことが学校の改善には至っているというより、むしろ孤立化し、教育全体に閉塞感が生まれてはいないだろうか。

こうした学校、家庭、地域にある様々な子育て・教育に関する閉塞感を打開し、時代を担う子どもたちが未来に向かって明るく、健やかに育っていくために、地域教育から取り組みを始めていこうというのが「学舎KOCO」の考え方だ。

私たちは、子どもたちに、地域の中で、いろいろな世代の人々と地域の「もの・こと・人」との交流を通してかかわり方を学び、学ぶ楽しさ・生きるすばらしさを感じ、地域に生きる実感をもってほしいと願っている。
そのために、主に地域にある施設を使って、自然・文化芸術・スポーツに親しむ機会を提供していく。そして、それらの活動を地域住民とかかわり、世代間の交流を図りながら互いに学び合う喜びを味わい、子どもと共に大人も育っていくことができたら地域社会は大きく変わっていくだろう。

「KOCO(ここ)」のKOは「子ども」であり、COが「心・コミュニケーション」を表している。コミュニケーション力の低下から様々な現象が起こっている。私たちは子どもの心を育て、地域のコミュニティーをつくっていくための拠点となるような新しい学びの場の創設を目指している。学校・家庭・地域を結ぶコミュニティースクールとしての役割を担うべく、ここに特定非営利活動法人「学舎KOCO」を設立した。


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