葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

国際比較・予算


経済協力開発機構(OECD)の調査から、我が国の公費の教育費は諸外国に
比べ、低いことが分かった。

95年からの03年の間の教育費の伸びを求めている

1) 総支出に対する教育支出の割合だ。
  OECD加盟国の平均が、1.3%増に対して、日本は0.4%減だ。

2) 対GDP比では、平均が0.2%増の5.5%に対して、日本は0.1%増の
  3.7%だ。

  この8年間の初等・中等教育の教育支出の伸びは、我が国がわずか6%に
対して平均が33%。英国は49%、アメリカは37%だった。

これは、驚きの数字だ。怒りさえ覚える。

アメリカはイランへの戦争の最中でさえ、教育費を増加させている。イギリスも
大きな教育改革が行われている。

我が国はどうか?
そうだ、大きな教育改革が行われたではないか。
・学校5日制
・40人学級
・総合的な学習の時間の導入
・学区などの規制の緩和
しかし、よく考えてみると、これらは全て「制度」が変わったに過ぎない。
本質への改革、予算の伴う改革が行われていないことがはっきりする。

もっと、お金をかけるべき。一人ひとりの教師のボランティア精神に頼って、
予算の裏付けを全くしていないことがはっきりする。

これで、学力低下だ、不登校対策は、十分に行われなくて当たり前。

諸外国の中には、大学卒業まで授業料がほとんどかからないところがある。

親の負担が減れば、子どもの教育に対してもっと余裕をもって、
のびのびと接することができるのではないか>
(2006年9月)


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