葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

奄美で人生を感じたこと


人であり、国であり、価値観や風習だ。

旅行をするとそういうものとの出会いがあり、異文化に触れることはできる。

しかし、それは触れただけ、いや見ただけ、写真に撮っただけで、理解したこととは異なるものだ。

理解は、経験し、話を聞き自分なりの形を作って初めて「あぁ、そういうものなのか」と、解ることだ。

理解ができてはじめてその出会いが自分に価値あるものとして残る。

今回の訪問は旅であり、到底理解はできていない。しかし、そのことに気付いたことは大きな成果である。

教育とは異文化を理解するスキルと能力を磨く営みだ。

今までは、自分がなれなかったものに教え子がなってくれたら嬉しいなどと高慢な態度であった。

これからの目的は、子供に異文化理解力を磨くことだ。今回の旅行はそのことに気付かせてもらった。

若者達の学びの場の理念は、ここにおく。

今回の旅からそう思った。
教育の目的は、人格を形成し、よく
働く意思や意思のない者はその価値観をもっていないのだ。

働くこととはどういう意味やよさがあるかが理解できていないのだ。
それをここで気付かせて、帰れるようにさせたい。
(2006年11月)



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