葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

プロフェッショナル2


フレンチの料理人 岸田 周三さんを取り上げていた。
日本の三つ星レストランの最年少33歳だ。

 仕事への流儀。
1日16時間、厨房(ちゅうぼう)に立ち、ひたすら料理と向き合う岸田は、仕込みの合間、常に新作料理のことを考えている。旬の食材を使ってどんな料理を生み出せるか。
日々、新たな料理を生み出すことは容易なことではない。失敗することもしばしばある。
しかし岸田は、一つの言葉を胸に刻む。「昨日より今日、今日よりも明日」。例えわずかでも進化する自分でありたい。
この言葉は、パリでの修業先の師との出会いのなかで培われた。いま、日々の仕事のなかで、岸田の支えとなっている。「番組から」

 自分は、教育という仕事に、これだけの情熱を注いできただろうか?
自分がかなわない相手を前に「負け」から学ばず、逃げていなかったか?
2年前、二人の新たな仲間との新しい出発を前に、自分の位置が不満で彼等から離れてきた。

 「ふつうの教師」と言われてそれに反発したが、結局現実と向き合って壁を越えられずにいるのは「ふつうの教師」だから。

 番組を見て考えていたことは
「自分は何になりたいか?」ではなく、「何がしたいのか?」
を常に問い続けていくことだと。

 自分にはまだ時間がある。
 今日から新しい講座が始まる。

 子どもと向き合い、学び、育てる、自分の流儀を極める。

(2008年2月)


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