葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

根っこを育てる



文科省は「生きる力」として自ら問題解決する力、豊かな人間性、健康・体力
を挙げている。

私は、児童期を「根っこをつくる時期」と捉え、
感性、身体、道徳心この3つを創る時だと思っている。

これらは、子供の時にしか磨けない。
大人になってからこの3つを伸ばそう、高めようとしてもそれはできない。
適時性というものがある。

植物を育てる時のことと似ている。
肥料をやる時期、雑草を取る時期、水を控える時期など・・・
これを時期を逃していては多くの収穫は望めない。

しかし、今の子供たちは、子供の時期にしか身に付かない
「感性」「身体」「道徳心」を伸ばさずに、

数値学力を伸ばすことを大人から強いられてはいないか。

だから、心も体も頭も固まっている。

私が大切にしたい3つの力は、「あそび」の中でしか身につける
ことはできない。
経験して磨くしかない。

どうか、子供が自由にあそべる機会を作ってあげてください。

根っこをよりよく伸ばすには、よい畑を選ぶことだ。
これは、親の仕事だ。

もう一つの親の役割とは、
雨と太陽になること。

父親と母親がしっかり役割分担し、雨と太陽を使い分けることが
重要である。

(2008年11月)



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