葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

プロフェッショナル4



いや、子ども自身の中にあるパワーを引き出すことなのか?

もちろん、後者。



子どもには、伸びる力がある。

可能性という言葉が好きだ。


しかし、今日、すこしこの考えが違っているという

認識をもった。


7歳児に対峙していると何もかもがシンプルになる。

いけないことをしてしまった!!

心に広げたくない考え方、それを正す場面のことだ


これまで、自分の心を育てるのは自分自身だと

教えてきた。

教育者は、心にある怠け心、正したい考え方、それを指摘する

ことはできる。

しかし、それを正すのは自分自身の自浄能力だと

話してきた。

しかし、それは教師のプロとしての「逃げ」なのではないか?

プロならば、その心の変化を促す具体的な技術があるだろう。

それがある者を「プロフェッショナル」と呼ぶことができる。


NHKの「プロフェッショナル」という番組を見ていてそう思った。

臓器移植外科の加藤氏は自らの技術で不可能を可能にしている。

我々教育者も人の心の変化を当人の努力に期待するのではなく、

プロの技術で変容させることができてはじめて一人前なのではないか?


心の洗濯と言う言葉がある。

心の洗濯は、崇高な心に寄り添うことである変化が

起きることを意味するのだと悟った。

自浄努力ではなく、そうある場を設定し、そこに十分身を置くことができる

ようにすることが治療に似た「指導」という手法なのだろう。


この域に達するにはまだまだ力不足だ。

しかし、このことを悟ったからには、明日からの

自分の言動が変わってくるだろう。
(2010年1月)



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