-鈴白の自由詩-

ランプ






小さく震える手にはマッチ今にもランプに火を灯す
とまらぬ泪を乾かすタメようやく振ったなけなしの勇気
思いつく限りの夢や理想を残らずポッケにつめこんできた
ポッケに開いてた穴を見つけて泣き出す瞬間呼びかける声

「ハロー、ハロー、気付いておくれ 君の中で待っていたんだよ
大丈夫、大丈夫、僕は君のハートに住む情熱のランプだよ」


落とした夢 理想の類 それを探しさまよう道を
照らしだすよハートのランプ今まで気付かなかった誇れるベストフレンド


もらえる限りの愛や安心を入れたカバン大事にしてきた
そいつも誰かにひったくられてくたばる寸前呼びかける声

「ハロー、ハロー、聞こえるだろう? 君の中にずっと居たんだよ
大丈夫、大丈夫、いつも一緒だよ 君と生きる情熱のランプだよ」


失くした愛 安心の類 それを探し凍える道を
温めるよハートのランプ今まで気付かなかった頼れるパートナー
「君が強く望みさえすれば
照らしだそう 温めよう 歩くタメの勇気にだってなるよ」


約束しろよハートのランプもう一度僕を歩かせてくれ
「ヘンだな僕は、君自身だよ自分が信じれないのかい?」

小さく震える手にはマッチ今にもランプに火を灯す
闇に凍えるこの身を救う最後の術はこの身の中に
夢や理想 愛 安心の類 それを手にするチカラが情熱
小さく震える手にはマッチ僕らが僕らに呼びかける声


ようやく聞こえたやっと気付いた泪を乾かすチカラ
当たり前の事に気付いた自分自身知らなかった自分自身
落としたモノ 失くした類 探す道を歩ける勇気
僕の中の情熱のランプ今にもマッチは芯に触れる

今にもマッチは芯に触れる






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